編集者:Karusiumu、カタワレ
「怪異課」ー普通の警察などでは対応できない怪異、心霊現象、未確認生物、UFO、都市伝説などへの対応の際に出動する。その存在は表には出されることはなく、当然努力は表に出されない。
警告:ここから先は、警視庁の⬛︎⬛︎⬛︎階級の者以外が閲覧をすると、⬛︎⬛︎の処置が取られます。
メンバー↓
遠藤類千:48歳男性。償業:息子を自殺させた犯人と予想した⬛︎⬛︎小学校の児童を撲殺。死刑宣告が宣言されるが、過去の経歴から、退職=死にはなるが怪異課で働かないか、とスカウトされ、働き始めた。
八蘭墓羽者:36歳男性。償業:高校生の頃に⬛︎⬛︎⬛︎を用いて交通事故を起こし⬛︎⬛︎⬛︎を殺害、その後彼の日記を見たクラスメイトから通報を受け、怪異課が対応。彼が所有する⬛︎⬛︎⬛︎は怪異課の捜査に絶大な影響があるとし、スカウトされた。そして、表では行方不明という虚実を作り、怪異課で活動している。
沖田社人:年齢不詳、男性。償業:不明 警察では裏の顔である怪異課と表の顔で巧みに変えることができる、「ポーカーフェイス」。そのため、怪異課と表との仲介役となっている。
ERROR:怪異がデータ内に侵入しました。緊急時専用の情報を開示します。
黒い契約業者:八蘭が加入した頃から報告されるようになった恐らく男性の者。スーツを着用し、ネクタイを締め上げ、常に並行世界の別個体(契約業者の可能性は0)とリンクしているトランクを持っている。
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目次
怪異課異聞録①:しずく
エラー修正中…2%
…10%
不正なアクセスを認識しました。人事ファイルを!:%〜-
黒井堂記
享年31歳、住所:⬛︎⬛︎⬛︎市⬛︎番地⬛︎⬛︎-⬛︎⬛︎⬛︎、死因:不明
「すみません、最近、何かが見えるんです。」八「あぁ、はいはい。そんなことは警察にはできませんよ。」電話を置く。八「怪異課って、なんで表には出ないんですか?」遠「そうか、八蘭、お前はかなり新人だからわからないだろうな。」八「結構僕入ったの17歳ぐらいの頃からですよ!?」突然、扉が開く。沖田だ。
沖「おーい、新しい依頼が長官様様から来たぞー、ん?八蘭、そんな顔してどうした?」八「いや、あのですね…怪異課って表に出た方が動きやすいし、その方が負担とかも軽減できると思うんです。なのでその…普通に表に出た方がいいんじゃないかなって…」沖「んー、まあそんなことよく考えるさ、俺はあれだな、一部の陰謀論者…陰謀論過激派みたいな奴らが『うおー!やっぱりそうだ!政府がUFOを認めるように警察にもそういうとこはあったんだ!』ってなるからそれを避けるためだと思うな。」八「えぇ…」遠「沖田、とりあえず依頼ってのはなんなんだ?心霊か?」沖「忘れてた、依頼の内容としてはだな、依頼者は鳩波雫ってやつだ。どうやら、最近ストーカー被害に遭ってると表に言い散らしてた奴なんだが、警察が雫から許可を得て雫をストーカーしてストーカーの正体を暴こうって話になったんだが…どうもそのストーカーがおかしいらしい。雫と一部の警察にしか見えずに、それを取り押さえようとしても物理的な反応がなくてだな…そういうことで怪異課に回されたってわけだ。雫には事前に怪異課のことは伝えている。後は待ち合わせ場所に行くだけだ。」八「今から行くんすか?」沖&遠「当たり前だろう!?」
怪異課の、一般の車に上手く溶け込んだ車に乗り込み、待ち合わせ場所に着く。
雫「お待ちしておりました、わざわざ来ていただきありがとうございます。」八「よろしくお願いします」遠「まずド直球に言わせてもらう。追尾させてくれ。」(遠藤さんそれ問題発言じゃないですか!?)雫「…いいでしょう。お願いします。では、明日の午前2時、ここで会いましょう。」沖「え、あ、はい」車で帰る。
遠「はあ?なんだよあの野郎」沖「あっさり言いやがりましたねぇ」八「お、お二人まさか雫さんに不満が…!?」遠「違う、あっさりとネタバレしたことが許せねぇんだよ。」八「え?」遠「お前はあんまリスクのある怪異課への依頼に参加したことないからわからんだろうが、長年やってくるとこういうちっせえことでも『うわ、面白そー』のノリで参加するんだ。なのに、雫はどうだ!午前2時に外出歩くとかどういうことだよ!そんな時間にストーカー来るとかむしろ尊敬に値する!こうなるんだ。」八「駄目だ…言い返せない…早口すぎる…」沖「それじゃあ、見ますか。雫のファイル。」八「え?ファイル?」遠「えーっとだな、ファイルってのは特定の人物について調べたものを整理した書類なんだ。怪しまれないようにファイルって呼んでる。本部でもファイルって呼んどけ。」八「え、あぁ…はい」沖「それでは雫についてのを読む。
雫には、交際していた彼女が居たらしいが、すぐに別れた。」八「もしかして、その別れた彼女さんがストーカーなんじゃないですか?」遠「ちょっと黙っとけ。」沖「続きを読む。どうやら、その別れた彼女は別れて以降ずっと…なんだこれ?びょうみブログ?」八「病みブログのことですか?」沖「ああ、なるほど。病みブログを毎日更新しており、最後の更新されたブログには、『私はただ、生きていたい。でも、貴方が彼岸を作ってくれるなら…ビジネスフレンドさんが、私のひがんをかなえてくれるなら…このぶろぐが、びじねすぱーとなーさんにとどいてくれれば』という文章のみがあった。その更新から数時間後に彼女は自宅で自殺した。そしてだが、そこのコメントには、『あれはいい取引でしたよ。あなたは冥界行きになりましたが、私は全ての次元、全ての並行世界を行き来できる。さあ、賭けなさい。あなたに、精神力はあるか?』というものがあったとのこと。」遠「怪異事案だな。」八「もしかして、ビジネスフレンドっていうのがそのコメントを書いた人なんじゃないですか?」遠「ビジネスフレンド…いい取引…この二つの表現は、とても結びついている。点と点が線で繋がったな。」八「決め台詞みたいに言わんでください」沖「では、一つずつ整理するぞ。遠藤、よろしく頼む。」遠「あいよ、久しぶりに能力使ったぜ。」八「能力…?」次の瞬間、遠藤の頭から大量の鎖が出てきた。見てわかったが、物理的には存在していない。沖「思考の鎖、シンキングチェーン。この能力は、発動すると発動者の視覚のみが遮られるが、その間は発動者は自分が思ったことを『思考の鎖』として、物理的には存在しないが具現化させる。そして、この能力は怪異課の捜査には大きく関わっている。」沖田は、淡々と遠藤の超能力を説明した。
遠「よし、とりあえず整理しよう。まずは、一番大胆に考えるんだ。」八「一番大胆に…じゃあ、まず依頼者の雫さんはストーカー被害に悩まされている。そして今はもう別れたが彼女さんがいた。」遠「それでは、今の私たちの目的はなんだ?」八「えーっと、ストーカーを捕まえることですかね?」遠「もう一つ」
八「ストーカー…特定…ですか?」遠「その通りだ。まず、ストーカーについて考えてくれ。」八「えーっと、ストーカーは以前の雫の尾行をした際は、雫と一部の警察にしか見えなかった…ですかね?」遠「その通りだ。だとすると、ストーカーは生きているものだと思うか?」八「思えませんね…まさに怪異事案、幽霊ですね。」遠「ははは、そうなるだろうな。では、次はそのストーカーの候補について考えてくれ。」八「ストーカーの候補は、雫さんが別れた彼女さんの幽霊か、彼女さんのブログにあった『ビジネスフレンド』か…ですかね?」遠「その通りだ。そこでだが、この二つの内、どちらが怪しいか?理由を添えてくれ。」八「うーん、尾行の時は、雫さんと一部の警察にしか見えず、そのことから超常的な存在が雫さんのストーカーをしているということですから…本当に彼女さんの幽霊がやったか、ビジネスフレンドはコメントに『私は全ての次元、全ての平行世界を移動できる。』と書いていたから…!?ビジネスフレンドは次元と平行世界を移動できるけど、霊感みたいに別次元ではその位置にいる、別世界線ではその位置にいるっていうのが把握できるのなんて無い!つまり…彼女さんの幽霊が一部の霊感のある人間には見えたっていうことだ!」遠「つまり、彼女の幽霊が犯人…!!」
沖「待て」
沖田が、突然喋り出す。
沖「お前らの話を聞きながらファイルを見ていたんだが。」遠「?」八「¿」
沖「どうやら、雫は多重人格…解離性同一症らしい。」八「それはつまり…」沖「ああ、そうだ。」
八「雫は過去にえげつないことをされていた!?」沖「雫の言うストーカーは一部の警察との口実で産んだ架空の者だ!!」遠「待ってくれ、思考の鎖が追加されやがったぞ。」八「追加されるんですかそれ!?」沖「待て、ビジネスフレンドに俺、遭遇したことがある。」八「はぁぁぁぁぁぁ!?」遠「詳しく聞かせろや吹き飛ばすぞ」沖「街中を歩いてたらいきなり人が全くいなくて風景は同じなんだがなんか色が変なとこに居たんだよ。そこで、いきなり前から黒いスーツに黒い手袋、黒いネクタイ、黒い帽子の体格的に男がいたんだ。多分そいつがビジネスフレンドだろうな。それで、ビジネスフレンドは俺にこう言ったんだ。『取引をしませんか?』ってさ。速攻で拒否ったよ。知らんとこにいたし知らんやつにいきなり取引持ちかけられたんだからな。恐怖心よりも『なんだコイツ!?』だったよ。それで、ビジネスフレンドは『そうですか。残念です。』つって、いつの間にか普通の街に戻ってたんだ。」八「つまり…ビジネスフレンド…いや、黒い男は全ての次元や世界線を移動できるだけでなく、それの複製とか、そこに誰かを巻き添えにすることができるんじゃないか?」遠「おお!点と点が」沖「そうかもな…だとしたら、とっくの昔に雫は黒い男に話しかけれられてるし、あの出来事以降は黒い男に遭遇してないんだ。だから、ちゃんと本人が嫌なら諦めるような奴が、別世界に誘拐できるようなやつがストーカーなんかするわけがない。」八「ということは…幽霊…!?」
沖「待て、作戦がある。」
午前2時
雫「ありがとうございます。こんなに遅い時間に来ていただき。」遠「はぁ、別にいいですけど」雫「では、適当に散歩するので通行人のフリをしてください。」
沖「さて、雫が歩き始めた。いいか、雫がストーカーがいるという合図をしたら、すぐに取り押さえろ。」雫は、適当に歩いている。雫は、歩き、また歩いている。雫は、左右の足を交互に前進させている。
雫は、パーの手を出した。
八「どぉぉぉおおぉ」バッタンっ!大きな音を立てて、3人の男に雫はとりおさえられた。
雫「ちょっ、ちょっとう、あ、やめt…」遠藤が、後頭部を軽く叩く。
雫は、突然記憶が抜けたように周りを見渡していた。
雫「うっ…ここ…は…ど…こ…」沖「尋問室だよ。」雫「じ、尋問室?わ、私そんな事しましたか!?」遠「あんたは悪くない。あんたの別の人格が問題なんだ。」雫「別の人格…そんなの知りませんよ?」八「あなたは、自分がストーカーに追われていると気づいた時の周りの風景を覚えていますか?」雫「あ?あ、あぁ…ん?おかしい…そこだけピンポイントで覚えていない…」沖「その時は、『あなた』は眠っていて、代わりに鳩波雫の中にいる『あなた』とは異なるもう一つの人格が悪さをしていたんですよ。」雫「ま…まさか、私はそんなに迷惑をかけてしまったなんて…すみません…」遠「大丈夫だ、あんたが罪に問われる事などない。だって、あんたの別人格がやったことを、あんたの頭の中では自分に起きたことだと思ったんだからな。『精神異常者』ってことで済まされる。」雫「ほ、本当ですか…ありがとう…ありがとうございます!」
後日談
八「あーーもう昨日は疲れたなあああ」遠「俺は楽しかったぞ?」沖「お前の基準ではな。ちなみに、俺も楽しかったぞ。」八「被害者を擁護する共犯者って何ですか?」遠「いやーにしても、結局なんだったんだ、もう一つの人格ってのは。そいつが動いてる時に関する報告は特に無いし、そこの記憶だけは本人もピンポイントで抜けてやがる。」沖「結局こじつけで脳筋解決しちまったよなあ」
八「なんか、スッキリしないんですよ」沖「ん?何がだ?」八「いやあ、あの、雫さんの彼女さんは黒い男と遭遇していて、実際に彼岸、ひがんという何かの取引をしていたんですよね。ですけど、そのひがんっていうのは何だったんでしょうか。それに、『わたしのひがんをかなえてくれるなら』も謎なんですよね…」遠「ちょっと電話が来た。沖田、出てくれ。」沖田が電話を手に取り、沈黙が流れる。
沖「は…?え?あ、あぁ…はい。」沖田は返事をし、電話を置いた。遠「沖田、今のは何の電話だ?」沖「また長官からの依頼だ。しかし、もう一つある。」八「もう一つ…?」
沖「あぁ。どうやら、黒い男を確保したらしい。」遠「う、嘘だろ!?」沖「そしてだが、先程言った依頼というのも、黒い男の要求らしい。」八「黒い男…確保されてるのに依頼を出すなんて…」遠「そうだ、その依頼にリターンはあるのか?」沖「どうやら、顧客情報というものを提出するらしい。」八「顧客情報…黒い男と取引を交わした者の情報ですよね…」遠「ど、どうするんだ?協力した方がいいのか?」八「そうだ、そこらへんは長官から指示はあったんですか?」沖「特に無かった。」遠「にしても、顧客情報なんて人間の会社じゃ漏らしちゃ速攻で死刑宣告レベルのもんだぞ。なのに、黒い男はなんでそんなものを…?」沖「どうしようか…」八「そうだ、怪異課って私たち3人だけじゃ無いんですよね?」沖「ああ、怪異課の条件は、死刑宣告を受けた上で、超能力を持ったものだ。」
終幕
沖「死刑宣告に加え、超能力者という条件だ。当然難しく、国内には我々を含めても11人ほどだ。」八「つまり…我々を除けば8人なんですね」
遠「おい、今俺たち以外の一人目が来たらしいぞ。」
こんにちは、Karusiumuです。サスペンスは久しぶりに見ました。では、カタワレさんから聞いた次のエピソードの予告を。
怪異課異聞録②、黒い男の要求、そしてもう1人の怪異課メンバーとは…。最後には、顧客情報によりとある事実が判明します…お楽しみに。
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