編集者:みーこ
大好きな異世界ゲームの世界に転生したミュー。
でもゲーム内だとわかるまでには長い道のりがあって!?
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
伯爵令嬢です
私は伯爵家の令嬢のミュー・マラゲッツ。
5歳。
さっき前世を思い出した。
きらめいた人生などではなく、ずっとゲームをしているオタク生活。
そして、特に好きだったのは異世界ゲームの「|王宮婚約者《キラキラパートナー》」。
今思い返してみると何であんなダサい名前のゲームを買ったのだろうか。
そして、そのようなことは正直どうでもいい。
そう、前世がオタクだったから、私は、モールス信号が使えるようになりました!
ただそれだけ。転生したのは確かだけど、この世界にモールス信号があるかどうかわからないし。
本当に、きらめいていない。
転生したら普通庶民か悪役令嬢(公爵令嬢)じゃないの!?
伯爵家とか聞いたことないんですけど。
あ、でも一回電子書籍で読んだあのよくわからないシリーズのマンガの主人公は伯爵家の次男だったか。
じゃあ伯爵家の長女の私より人生輝いていないわね。
て言うか輝く輝かないなんてどうでもいい。
少しは収穫のある一日でした。
どうも、新垢作りました、みーこです。
これからよろしくお願いします。
スキル習得
魔法とかスキルは使えるかよくわからないけれど、試してみる価値はある。
まずスキル。
オタクが転生したら一番ほしいと思うのは鑑定スキルよね。
でも失敗したら奈落に落ちそうだし試すのはやめておこう。
ではまず『ガス漏れ』から習得することにしよう。
……マイナーですもんね。
勿論使えた感覚がなかった。
『火球』とかもかっこいいかな。
……できないか。
考えたくもないけれど、『触手』とか……。
よかった、できなくて。
そういう感じでひたすら自分の知っているスキルを片っ端から使っていった。
鑑定スキル以外。
私は自分のベッドにどさっと座り込んだ。
――……鑑定スキル。
天井に向かってそう声に出す。