閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
いち
「 おはよう … って誰も来てないな 」
「 早く来すぎたかなぁ 、 」
そう1人でつぶやいて 、 楽屋の椅子に腰掛ける 。
「 んー 、 」
意味もなく言葉にならない声をあげる 。
やたらと広い楽屋に1人でいると 、 なんだかつまらない 。
いつも騒がしいからこそ 、 余計に 。
「 本でも読むかぁ 」
と 、 阿部に借りていた本をバッグから取り出してぱらぱらとめくる 。
少しの間読んでいると 、 だんだん眠くなってくる 。
「 ん 、 ふぁ … ねむ 、 」
寝ぼけ眼でソファに移動する 。
そして 、 そのまま俺はソファで寝てしまった 。
「 … ぁぁう 、 」
『 国王様 、 ちっちゃくなった件につき 。 』
に
渡辺side
ども 、 渡辺翔太でth 。
今日は珍しく早く起きたから楽屋向かってまth 。
「 ふぁ 」
小さくあくびをして 、 楽屋のドアを開ける 。
そこにいたのは 、 どう見ても幼稚園生くらいの男の子 。
ソファにもたれかかって寝ている 。
「 は ? 」
思いっきり大声で心の声を出してしまい 、 慌てて口を塞ぐがもう遅い 。
??「 ふ 、 ぇ … 」(泣
「 え 、 いや 、 ちょ 、 ごめ 、 」
「 誰まじで 、 え ? 」
なんかもう俺もパニックだしこいつ泣いてるし 。
まじどーしよ 。
佐久間「 おはようピーマーン 、 っておよ ? 」
佐久間「 誰ぇええ !? 」
「 まじでわからん 」
「 朝来たらいた 」
佐久間「 今すんげぇ泣いてるけど 」
「 俺がびびって叫んだら起きて泣いた 」
佐久間「 じゃあ佐久間さんがいってあげましょう !! 」
??「 ふぇ 、 … 泣 」
佐久間「 ぼくー 、 名前言えるぅ ? 」
??「 ふ 、 … うわぁあん 、 泣 」
佐久間「 あーごめんごめん 、 いきなりびっくりしたねぇ 」
佐久間「 俺 、 佐久間大介だよぉん 」
??「 … しゃくま 、 … ? 」(グス
佐久間「 うんうん 、 さくまだよー 」
こんな具合にいい感じに泣き止ませる佐久間 。
俺には真似できない 。 絶対 。
と 、 突然佐久間が俺を指差して男の子と話し始めた 。
佐久間「 あそこのおにーさんいるでしょ ? 」
??「 おにーさ 、 ? 」
佐久間「 あの人はね 、 渡辺翔太って言うんだよぉ 」
突然話題にされて俺は硬直 。
いや 、 いきなり名前言ったところで 。
??「 しょーた 、 」(グス
突然の「 しょーた 」 呼びに驚いてしまう 。
でもくそかわいい 。
佐久間「 おぉ 、 そうそうえらいじゃーん 」
佐久間「 じゃあぼくの名前いえるぅ ? 」
そこで 、 男の子は爆弾発言をする 。
??「 おりぇ 、 ? 」
??「 みやらてりょーた 、 」(グス
佐久間 & 渡辺「 … はぁあああああ !?!? 」
さん
俺らが声を揃えて叫ぶと 、 びくっとした直後 、 顔を歪める 。
宮舘「 っ 、 ふぇ … 泣 」
佐久間「 あぁあ 、 ごめんごめん 、 うるさかったね 」
佐久間「 え 、 えっと 、 宮舘涼太 、 であってるんだよね ? 」
宮舘「 うゅ 、 おりぇみやらてりょーたらよ 、 」(グス
佐久間「 えっねぇどゆこと ? 」
「 俺が分かるかよ 、 もう来たらこうだもん 」
佐久間「 意味わかんないけどかわいい 」
俺らがヒソヒソと話していると 、 こてっと首を傾げて俺らを見上げる涼太 。
いやこいつが涼太とか信じられなさすぎるけど 。
深澤「 あァァい !! 」
ラウ「 きゃははははァ !! 笑 」(超音波
岩本「 ねぇ朝からうるさい 笑 」
阿部「 他の人の迷惑になるよ ? 笑 」
目黒「 はーねみ 、 」
向井「 めぃめぃ元気ぃ !? 」
目黒「 … なんか眠すぎて夢かな 」
目黒「 ちっちゃい子見える 、 」
深澤「 え 、 どゆこと 、 って … ええ !? 」
向井「 ほんまや !! 」
阿部「 佐久間と翔太もいるね ? 」
「 ちょ 、 静かに 、 ! 」
宮舘「 ぅ 、 ぅわあぁあん 、 泣 」
宮舘「 ふぇ 、 ぅう 、 泣 」(グス、ヒック
佐久間「 あー泣かないで 、 ね ? 」
佐久間「 ねんねしよ 、 ほらここ ! 」
宮舘「 うゅ 、 」(グス
宮舘「 りょたねぅ 、 ! 」
佐久間「 ん 、 えらいじゃーん 」
宮舘「 んん 、 … 」(スゥスゥ
「 寝んの早 」(ボソ
やべ 、 心の声漏れちゃった 。
佐久間「 説明するね ? 」
佐久間「 単刀直入に言うと 、 あれは涼太 」
スノ「 … はぁあ !?!? 」
佐久間「 しっ 、 起きちゃうよ 」
宮舘「 んん 、 」
宮舘「 … んにゃんにゃ … 」(スゥスゥ
佐久間「 なんか翔太が来たらもうちっちゃかったらしいんだけどね 」
向井「 えぇ 、 なんでこうなったん ? 」
阿部「 俺らのことはわかってるの ? 」
「 いや 、 覚えてないっぽい 」
「 よくわかんないけど 」
佐久間「 とりあえず病院行った方がいいのかなー 、 って 」
佐久間「 心配じゃん ? 」
深澤「 そだね 、 病院行くか ! 」
深澤「 全員で押しかけるのもアレだし 、 俺と翔太と佐久間で行くわ 」
「 なんでふっかもいるんだよ 」
深澤「 別にいいだろ ! わら 」
深澤「 ふたりだと心配だからに決まってるだろ 」
佐久間「 佐久間さんふっかいた方が心配ぃ 」
佐久間「 ねー涼太 」
宮舘「 んにゃ 、 」(スゥスゥ
阿部「 すご 、 寝言で返事してる 笑 」
佐久間「 ほらぁ 、 涼太もそうだって 」
深澤「 なんでだよっ ! わら 」