編集者:殺意の波動に目覚めたわん太
何故か知らないけど博麗の巫女になった拓也
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目次
拓也vsセックスマシーン千手観音
境内に張られた結界の前で、二人は向かい合っていた。
一方は、無数の機械腕を背負う異形の闘士――セックスマシーン千手観音。
もう一方は、赤白の巫女装束をまといながらも、どこか妙に貫禄のある男――博麗の巫女の拓也さん。
「この結界を越える者は、誰であろうと止めるっす」
拓也さんは御札を構えた。
千手観音は腕を広げる。
ブオオオオン――
数百本の腕が回転を始めた。
「行くぞォ!」
地面を砕きながら突進。
普通の相手なら一瞬で吹き飛ぶ攻撃だった。
だが拓也さんは動かない。
ただ一枚の御札を投げた。
ひらり。
御札は空中で回転し、結界を形成する。
ガギィィィン!
無数の腕が弾かれた。
「なにっ!?」
千手観音が驚く。
拓也さんは静かに言う。
「力が強いほど、結界への反動も強くなるこれが調教師の力だよ」
さらに御札が飛ぶ。
一枚。
二枚。
十枚。
百枚。
九百三十一枚。
夜空が紙吹雪のように埋め尽くされた。
千手観音は腕で迎撃するが、御札は破っても破っても増えていく。
やがて巨大な陣が完成した。
「博麗式・激エロ反転封魔陣」
地面に光が走る。
千手観音の腕が一斉に停止した。
腕そのものを封じたのではない。
腕を動かそうとする意思だけを反転させたのだ。
前へ動かそうとすると後ろへ。
右へ動かそうとすると左へ。
数百本の腕が互いに邪魔をし始める。
「ぐおおおおっ!」
腕同士が絡まり、暴走。
ついには巨大な結び目のようになってしまった。
拓也さんは近づく。
そして静かに最後の御札を額に貼った。
「勝負ありだぜ お前を芸術品にしてやんよ」
カッ。
光が広がる。
数秒後。
そこには地面に座り込み、完全に調教さへた千手観音の姿があった。
「負けた……」
拓也さんはうなずく。
「強さは十分だった」
「だが腕が多すぎたな」
「一つ一つ考える前に増やしすぎた」
「堕ちたな」
千手観音はしばらく考えた後、苦笑した。
「確かにそうかもしれねぇ」
満月が二人を照らす。
戦いは終わった。