明「人を信じても、どうせ裏切られるんだよ。」
魔理音「うちもみんなと暮らしたいよ…」
霊菜「愛されなかっただけですからお気になさらず(ニコッ」
妖梨「一回でいい、誰かと一緒に眠りたかった、、」
胡桃「自分って何でしょうね?」
夜無「人は思っているより簡単に命を奪われていく…」
檸檬「私を見てくれたら何をされても良かったの!」
瑠璃「私は一切こんなもの望んでなかったのです。」
誰にも救ってもらえなかった少年、少女たちの物語。
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𝒆𝒑𝒊𝒔𝒐𝒅𝒆1
mob「あれ、あなた、1人ですか?」
明「……それが何か?」
mob「っ…心配して言ってるのにどうしてそんなことを言うんですか」
明「どちみちあなたには関係ないです…」
mob「いや、あなたみたいな小さな人が1人で歩いてたら危ないですよ」
明「危なくないので大丈夫です」
mob「いや、ダメです、交番まで行きましょう」
明「だからいいですって…」
mob「なんでですか?せめて理由を教えてください!」
明「っ…………教えることなんてないですよ」
mob「教えてくれたら何か力になれることがあるかもしれないですよ」
明「……………」
mob「なので、教えてください」
明「だから無理ですって!」
明「どうせあなたに話したって何もわかることなんてないですよ!」
明「あなた、いいとこ育ちなんですね!その服を見ればわかります!」
明「そんな奴に、私のことがわかるわけないだろ!」
mob「っ!?そんなことっ!」
明「もういいです、さようなら。」
mob「あっ……」
昔から人を信じることができずに育った。
親はいなかった。気がついた時には、1人で生き抜かなきゃいけなかった。
頼れる親族もいなかった。
自分が誰なのかすらわからない。
どうせ誰もわからない。自分は1人だ。
手を差し伸べてくれる人なんていないんだから。