ほしつきよのあけぬせかいで。
記憶を失った画家と、人間不信の辺境伯のお話。
掌編まとめ。時系列はバラバラ。
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目次
懐かしき記憶は夢の中
鍵に載せた即興を載せてます。なので雑かもしれませんが。
ご飯を食べてお腹いっぱいになったエディア。どうも眠くなってきたらしい。
「おいしかった」
「……そうか」
皿を片付けていたら、彼女は眠ってしまっていた。幸せそうな顔だけど、涙を流していた。
「おかあさん……」
失った記憶は朧気な夢の中。
ベッドに運んで抱き締めた。いつか家族になれる日を望んでいる。
彼の母を偲ぶ
子供たちから大層可愛がられていた犬がいた。
しかし、彼女は毒餌を食べて死んでしまった。
それを哀れんだ子供たちは木の下に彼女を埋めたが、
忘れることを恐れた。通りすがりの画家はチョコレートを二粒受け取ると、絵の具に変えた。
在りし日の彼女を描いた画家は、絵を渡すと森へ帰って行った。
懐かしき記憶は夢の中
ご飯を食べてお腹いっぱいになったエディア。どうも眠くなってきたらしい。
「おいしかった」
「……そうか」
皿を片付けていたら、彼女は眠ってしまっていた。幸せそうな顔だけど、涙を流していた。
「おかあさん……」
失った記憶は朧気な夢の中。
ベッドに運んで抱き締めた。いつか家族になりたいと望んでいる。