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目次
流れ星ときみ。 1
人気っぽかったらシリーズにします
夜空に光るお星様。
綺麗だななんて、人の魂見てさぁ。
「今の、誰…」
一人で部屋の窓から夜空を眺めていたら、ふとそんな声が聞こえた気がした。
気のせいだと思った。
なんかの幻聴だって。
受験勉強が最近まで忙しかったからそのストレスだって思ってた。
でも、1回じゃ終わんなかった。
「流れ星に3回願いを告げられそうなときは「こっちに落ちてくるな」っていいな。」
「オーロラは空の上から見た方が綺麗だよ。地面に這いつくばって見るな。」
怖かった。だいぶ。ううん、めっちゃ。
だけど、疲労が取れればと思って我慢するほどに声がはっきり聞こえてくるのが分かった。
こういうときに相談する相手がいないのが私だ。
「はぁぁ」
ため息をつきテレビをつけた。
「なんでやねんっ!「「「あははははは」」」」
静かなのが嫌いだ。
もしかしたら、あのときの願い…?
ご自分で想像したいならどうぞ。
続き読みたいならファンレターおねがいします
流れ星ときみ。 2
シリーズものです。
ファンレターくれたかたありがとうございます。
ー最近声が、幻聴が聞こえてくる。
「私だけ?」
ただ呟いただけなのに返事が返ってくることだってあった。
「お前の願いのせいだろ」
夜も想像するほどに声が聞こえてきて眠れない。
クマもできているのに、いい加減黙ってほしいのに。
いつからこの声が聞こえ始めたのかもう覚えていない。
「お前の願いのせいだろ」って急に言われたって、覚えてないよ
---
次の日、部屋を掃除していたら、黄色い短冊が出てきた。
そこには、「誰かに必要とされますように 寂しくありませんように」と書かれていた。
いつ書いたのか分からない。私が書いたのかも分からない。
クラスのみんなにも必要とされずに生きてきた。
生まれてから人一倍寂しさを味わってきた。
そこで何かの記憶がよみがえってきた。
---
「千春また怒られてる~」
「千春赤点だってさ」
「千春っておかしくない?」
「自分から輪の中に入っていけばいいのにね」
「そうそう、自分で壁つくってるからさ、壊せないんだよ」
幼い頃からたくさん言われた悪口や陰口。
友だちや親友なんて呼べる人はいなかった。
家族だって、私のこと捨てたようなもんだった。
姉はいつも賢くて優しくて文句などない子だった。
自分が悪いのは分かっていた。
---
「いい加減気がつけよ」
なんて声がしたけど、私には全く声の主が誰かなんて分からなかった――
毎回続きを想像して楽しめるようにしています。
前回と同じように想像したければこのまま閉じて大丈夫です。
続きみたければ…、ファンレターまってます。
流れ星ときみ。 3
本当に本当にありがとうございます
私もう泣いてます
まじでありがとうっ…
「誰?」
何度も何度も心の中で問う。
そのたびに「気がつけよ」しか言ってこなかった。
でも、今日は様子が違った。
「誰?」
返答がかえってこなかった。
なんで?なんで?
私は声の主との生活が習慣になっていたようで寂しく感じた。
---
気がついたら、私の周りには人が集まっていた。
今まで言われなかったような言葉がたくさん言われるようになった。
「千春ちゃんすごいね!」
「千春って頭よかったんだ~!今度勉強教えてよ~!」
「中村さんって可愛いよね」
今まで散々言われたとげのような言葉がなかったかのように。
みんな先生に怒られたの?どうしたの?
しかもその日からあの声が聞こえなくなるなんて。
私はどうしちゃったんだろう。
「寂しくありませんように」
え…?
「お前そう願っただろ?」
声が聞こえた。彼の声。どこかで聞いたことがあるような、この声。
いつもより落ち着いていたけれど、すぐに分かった。
―私は、寂しくなくなったんだ
家族にもなぜか褒められるようになった。
勉強もなにもできないし努力もしていないのに。
「頭いい」だなんて。
嬉しくて、嬉しくて、涙があふれた。
あの日、言葉のナイフをたくさん刺されたとき、兄が励ましてくれた。
兄は私ばっかに手をかけてくれた。
だから、兄が事故に遭った時、兄は好かれてたから私に攻撃が飛んできたんだ…。
「お兄ちゃん…」
「早く気がつけよ。ばーか。やっぱ毒舌演じてもばれるよなぁ」
「お兄ちゃん!ねえ!お兄ちゃん!」
その日からまた声は消えた。
私の肩に被さっていたものが取れた気がした。
想像難しいですよね、ごめんなさい
こっから先はまた明日更新します。
ファンレターまってます。あとありがとうございます。