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目次
第一話 「時空創造防衛部」
静かな放課後、廊下を走り抜ける音が聞こえる。
麦茶色の瞳に、黒色の髪。
彼女は、街埜エマ。
彼女が走っている理由は、世界を救うためでも、危機が迫っているからでもない。
ただ、教室に水筒を忘れたというしょうもない理由だ。
エマ「まだ学校に人いてよかった…。」
エマは教室の扉を開けた。
そこに居たのは、みたことがない男性だった。
この学校の教師だろうか。
彼ば私に近づいてきて、時空創造防衛部を知らないかと尋ねてきた。
なにその、厨二病全開の部活は。
??「このままだとこの部活は廃部になってしまう。そこで君だ!!時空創造防衛部へ…。」
嫌な予感しかしない。
エマ「え、遠慮しておきます!!」
私はそう言って、校門へ一目散に走り出した。
しばらく走り後ろを振り返る。
追いかけては来ていないみたい。
でも、明日も同じことをしてきたらどうしよう…。
そんなことを考えながら私は家に帰った。
自分の部屋に入る。
……するとそこに、あの男性が立っていた。
エマ「…は?なんでここに…ってかこれって不法侵入じゃ…。」
??「不法侵入ではない!透通だ!」
トーツウ?なんなんだそれ。
??「あぁ、すまない。まずは私の名前を紹介しよう!私は、時空創造防衛部の顧問である透架賢太だ!!」
随分と元気な人だな。
エマ「取り敢えず私も自己紹介を……。」
賢太「その必要はない!君は中等部2年生、街埜エマだろう!!」
エマ「なんでそれを…。」
賢太「心を読んだ…と言いたいところだが、普通に机の上のノートの名前を見ただけだ。」
…色んな意味でヤバすぎる、この先生は。
賢太「エマ!君の日記、拝見させてもらった!誰かを助けてみたいと書いていたな!」
うわ、日記に書くんじゃなかった…。恥ずかしい。
賢太「そこで!!!時空創造防衛部だ!ここはな、個別に与えられた能力を駆使して、人助けをしたり戦ったりする部活さ!!トップ4である四天王もいるぞ!!」
本気で厨二病全開。
四天王までいるんだ。
でも、ゲームが大好きな私にとってはドキドキする設定だな…。
賢太「そして!!私の能力は、「透」の能力!!人の心を読む、透視、物の物体概念を透明化して通り抜けるなどの能力だ!!」
エマ「普通に強…。」
普通にチート寄りだ。なんでこんな奴が明らかに強そうなんだよ。あ、顧問だからか…。
賢太「最初に言っておく、君は能力戦闘員としての素質がある!!!」
エマ「またまた…。」
賢太「冗談ではない!!君の能力は「草」だ!エマの場合だとな……。茨を操れるぞ!」
エマ「もしまして、家でバラを育てたり、小学生の頃、園芸委員に所属してたのが関係して…。」
賢太「それ以外何かあると思うか?」
…地味に煽り性能高いな。
エマ「入部やめよかな。」
賢太「待て待て待て!!いいか、君なら必ず強くなれる!!強制だ!!」
健太は無理やり入部届を突きつけてきた。
私は流れで結局入部することになってしまった。
これから部室に案内されるらしい。
どんなところなのやら……。