"どうやって世界の平和を取り戻すのか"
"本当の平和とは何なのか"
"闇に染まったこの世界を__"
"救え"
この世界には、炎、水氷、風、雷の4つのエレメントをそれぞれ操ることができる人物がいる。
それは、この世に選ばれた4名のみ。
彼らは『エレメンター』と呼ばれ、この世界に起こる異変を解決していく役目があるが..........
その世界の平和を脅かす強大な影が_______。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
本編はこちら!
➔1章https://tanpen.net/novel/series/d660e995-20f2-4814-b66a-8f9b0bb6b71d/
➔2章...これです。
「エレクロ 色々データ・用語集!」こちら!
➔https://tanpen.net/novel/series/0feeca01-503a-4dcd-8e30-54f3fb8c6486/
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
エレクロ 本編 第16話「学年旅行」
2期エレクロOP曲
➔https://d.kuku.lu/mjwm7csuf
※イヤホン推奨※
※フルで約3分半あります※
**本編 第16話「学年旅行」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
レッド「ひ〜まー!!」
学校が休校になってからもう数ヶ月が経った。
誰もが喜ぶであろう休校というものも、以外と退屈なものなんだなぁ、
__と床に大の字で寝転ぶレッドは感じていた。
何もしないまま時間が過ぎていくと、家のベルが耳を介して頭に響く。
レイラ「レッド〜、ドアあーけて!」
レッド「....うう....まぁ、暇だったし」
そしてレッドは玄関を開け、家の中にレイラを招く。
今日は親が用事でいないので、レッドの部屋ではなくリビングに集まった。
レイラ「何もすることないから来てみたけど、ここに何もないから早く帰るね☆」
レッド「何も無いって言うな。一体何しに来たの?」
レイラ「とりあえず、明日から学校がまた始まるから忘れないでねってことだけ」
レッド「そんなこともうわかってるのに...」
レイラ「まぁいいや! ジュースおかわりー!」
レッド「はいはい。 (――これで、また普通の学校生活が....始まるかな...)」
その後、短い雑談を交えて、レイラは帰っていった。
明日からの学校、何も起こらないといいな...そう、レッドは願う。
不安な気持ちがありながらも、今日はベッドの中でその夜を過ごした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日の朝、何事もなく学校へ登校し、いつものように授業を受ける。
そんな中、レッドたち1学年には大型イベントの1つ、学年旅行というのがある。
普通にただの宿泊行事だが、もうそんな時期が来たようだ。
今日の午後はその説明会をするそう。そしてしばらくすると、説明が始まった。
先生「それでは! これからもう来週迫った “学年旅行” について話します!」
生徒たち「はーい!」
先生「持ち物とかの細かい話は後に、まずはどこに行くか皆さんは知ってますか?」
生徒A「最近話題の、『ネアロニホン』とか?」
生徒B「おぉ! ネアロニホン!」
先生「そうきましたか〜。ネアロニホンいいですよね。でも違うんです」
レッド「 (ネアロ....ニホン....?) 」
行き先の話で挙がった『ネアロニホン』を聞いて、レッドは頬に手をついた。
有名そうな場所だが、それを知らないレッドはあくびをして続きを聞く。
一体どんな場所なんだろな、歴史に出てきた「日本」という言葉が入ってるけど...
__と頭の中で思い浮かべる。まぁ、いつかは行ってみたいな。
そんなことを考えていると、いつの間にか本当の行き先について話されていた。
先生「はい、今回私たちが行く場所は、**『ゼログランド』**という場所です!」
生徒C「ゼログランド?」
生徒D「なんか聞いたことあるような...」
先生「歴史とかで出るかな? そこは別名`〝無の荒れ地〟`と呼ばれています」
生徒A「なんでそんな聞いた感じ怖そうな場所に行くんですか?」
先生「旅行という形ですが、本来の目的はこの世界と触れ合うこと、ですから、
こういった歴史ある地も見てみようというわけです」
生徒E「荒れ地ってことは、なんか汚いってこと?」
先生「いや、別名が無の荒れ地になってますが、皆さんが想像している
荒れ地とは違って、周りの土地とは違うよ、という意味合いに近いですね」
生徒E「へぇ〜、面白そう!」
先生「そして、このゼログランドができた理由も...知っていたらすごいですよ〜」
生徒F「確か、《Code 0.0 ZERO》によってできたって歴史の先生が言ってました!」
先生「その通り! このゼログランドはコードゼロによって誕生したと言われています」
レッド「 (....コードゼロ....か) 」
先生「先生は歴史専門ではないので詳しくはわかりませんが....
ゼログランドの場所はコードゼロの起きた中心地、またはその影響を
強く受けたエリアにできたらしいです。詳細は歴史の先生に聞いてみてね!」
レイラ「とにかくなんかすごそう....!!」
生徒D「事前に色々調べておこ」
生徒A「楽しみ〜」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして、学年旅行の説明が終わり、今日の授業も全て終了した。
予定では4泊5日でゼログランド巡りやその周辺で色々するらしい。
まず1~2日目あたりで自分たちがやる観光祭とやらで出店など行うんだとか。
というのも、ゼログランド周辺そのものがリゾート地なのだそう。
そのエリア一帯が**『カラミティアルランド』**という名称であり、
自分たちはそちらに向かうというのがわかった。
1人で下校中のレッドは、そんな行き先の考え事をしながら歩いている。
その空に広がる淡いオレンジ色は、薄く伸びた雲をスクリーンにして、
遠くの建物の輪郭を綴るように、ずっと果てしなく映り続いている。
レッド「何気に学年の一大イベントだし、普通にしてるか」
レイラ「あぁ! 見つけた! おーい!」
振り返ると、夕日に照らせれできた長く伸びる自分の影の先には、
手を振ってこちらに走るレイラの姿があった。
その風になびかれた髪が夕日の光に照らされ、ブロンドのように輝いている。
レイラ「1人で帰るなんて珍しいね。どうしたの?」
レッド「特に意味はないよ。ただ1人でいたかっただけ。そいうお前は?」
レイラ「えへっ、準備遅かったら置いてかれちゃった☆」
レッド「で、なんで俺のところに? 結構寄り道してるはずなんだけど」
レイラ「レッドが通りそうだな〜ところをあちこち歩いてたら見つけた〜。
それにきっとぼっちなんだろうなって思ったから!」
レッド「はっ、レイラよりかは友だちいるぞ?」
レイラ「そんなことないでしょー!?」
レッド「それもわかんないじゃないか」
レイラ「ねぇぇぇぇええ!!!」
学校生活での久しぶりの大型行事、その日の間だけは普通に楽しもうと、
レッドは思っていた。いつもの平和な日常、いつまで続くかはわからない。
危険と隣り合せのこの〝|役《エレメンター》〟背負ったとしても、自分の生を全うする。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
レッドたちが下校している時間と同じ頃、駅の改札を降りてパンフレットを
見ている女子高生がいた。書いてあったその内容は、観光特集について。
??「あっ、これ...」
その少女が目を運んだ見出しの1つに「高校生たちによる観光祭」とある。
そしてそれを行う高校の写真には、レッドたちの高校が載っていた。
??「カラミティアルランドで一般参加型のイベント...? わぁぁ...!」
少女の顔には、秘密な喜びが、おりから吹きだした明け近い風のように、静かに、
ここちよくあふれている。そして、そのまま小躍りしながら駅から出ていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
扉の先に光はなく、窓なんか1つもない、密度のある暗がりが
重なり合うようにさらに奥へ続いている、とある基地内。
かすかな電灯が、暗い壁に、1人の漆黒の影を落としている。
?R「なるほど、“学年旅行” ね」
そこには、1枚の書類を見つめる女の姿があった。
そしてその書類には、なぜかレッドたちの学校の情報が記されている。
すると、その場にエリックがやってきた。
エリック「へぇ、もうそんな情報まで掴んだのか。情報部はすごいな」
?R「いいエサだよって言ってたのは、こういうことなのね」
エリック「それより忘れてないだろうな? 今日は俺たちの集まりだぞ」
?R「はいはい、今日一体なんですか」
そうして2人は、少し開けた薄暗い場所の中心に、丸く囲えるような
机がある部屋に向かう。そのまま2人で残りのメンバーを待っていると、
扉は音もなく開き、新しくこの場にに浮かぶ、別の闇が広がった。
そしてその扉から表れたのは、また〝あの〟人物だった。
?W「おっ、先にいるとは、君たち2人は流石だね。関心関心」
エリック「....残りの人員はまだですか?」
?W「うん、任務に行ってたりして、少し遅れるんだ」
エリック「そう、ですか」
?R「早く来すぎちゃったみたいね」
?W「ともかく、まだ時間はたっぷりあるんだ。残りの子たちを待とう。
今は情報も少ない中だが、どうせ|やつら《エレメンター》なんか、一捻りで始末できる__ 」
---
--- **「我々、`【ゼノカディア-XenoCadia- 】`の手にかかれば――」** ---
---
**本編 第16話「学年旅行」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「ねぇレッド、これからバーに行かないか?」
レッド
「え、なんで、、」
作者
「辛いこと忘れて、バーで “バァーっ” と飲もうよ。バーだけに、ってね!!」
レッド
「.... (可哀想な子豚を見る目) 」
◇ついでにレイラも連れて行った◇
店主
「いらっしゃい! あれ、いつも1人なのに....もしや、
“ぼちぼち” 友だちができて、“ぼっち” 卒業か?」
作者
「ははっ、悪いけど1人で “墓地” には行けないよ?」
レッド
「ってなわけで、今日は個室空いてますか?」
店主
「もちろんさ少年、個室に “固執” するんだね?」
レッド
「いやいや、こちらも “皇室” のように丁寧に使わせてもらうよ」
作者&レッド&店主
「wwwww」
レイラ
「....えマジで何してるのこの人たち怖い....(困惑) 」