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目次
プロローグ
始まりは踏切だった。
ガタンゴトン
電車が来る。
私は、君に向かってほほ笑んだ。
なんとなく書いてみました。
コメント待ってます!
出会い
朝。
カーテン越しに感じる朝の陽ざしが私を照らした。
「おはよう」
目の前のその人に言う。
私は、その人との出会いを思い出した。
「桐原さん。そろそろ時間じゃない?」
先生が言った。
本から顔を上げ、慌てて時間を確認する。
確かに完全下校時刻が迫っていた。
私はいやいや準備を始める。
๑‧˚₊꒷꒦︶︶︶︶꒷꒦︶︶︶꒷꒦๑‧
少しだけ出るのが遅くなってしまった。
だけど、私はそれでよかったと思っている。
なぜなら.........
その時、君に出会えたからだ。
私の家は踏切を渡ってすぐのところ。
私は帰るのが嫌なので踏切はゆっくり歩いていた。
出来れば途中で電車が来て、
―――引かれたかった
「ねぇ、君。」
声をかけられた。
見ると、背の高い人が目の前に立っていた。
「君、帰りたくないんでしょ」
鳥肌が立った。
どうして.........
どうしてこの人は帰りたくないことを知っているの........
私の家はとても厳しかった。
とくに母親が。
私の母親は気に食わないことがあるとすぐに取り乱す。
それが嫌だった。
「わかるよ」
その人が言った。
もう一度、
「わかるよ」
と。
私は聞いた。
「何が?」
少し考えてから、私を見た。
そして言う。
「君が帰りたくないこと。ねぇ、うち来る?」
気づいたら答えていた。
「うん」
その人の家は踏切のすぐ先だった。
いつも渡るのが億劫だった踏切が今はすんなり渡れる。
私は聞く。
「名前はなんですか?」
「その前に君が名乗るべきでは?」
めんどくさい人だ。
と子供ながら思った。
しぶしぶ言う。
「|桐原のどか《きりはらのどか》」
「俺は|川上優馬《かわかみゆうま》」
その名前を聞いて驚いた。
私がさっき読んでいた小説の作者だったのだ。
『月の光 川上優馬』
川上優馬の新作だ。
「あの.....なんて呼べばいいですか?」
「俺の方が年上だからね。川上さんとか?」
「じゃあそうします。」
そんなやり取りが終わった時、家についていた。
川上さんの家は思ったより広かった。
これが........
川上さんの家.......
「何か食べる?」
川上さんが聞く。
おなかはすいていない。
だが、ここで迷惑をかけるわけにはいかない。
「はい」
その一言で、川上さんは何かを作り始めた。
しばらくして、突然振り返る。
そして言う。
「アレルギーは?」
「特にありません」
川上さんはまた何かを作り始めた。
๑‧˚₊꒷꒦︶︶︶︶꒷꒦︶︶︶꒷꒦๑‧
あれからどのくらい時間がたったのだろう。
気が付けば寝てしまっていた。
「できたよ」
川上さんの声がする。
おそるおそる目を開けると、テーブルの上には焼きそばがあった。
焼きそばを見ると、おなかがすいてきた。
私はおとなしく焼きそばを食べる。
川上さんが作る焼きそばは、とても美味しかった。
そして私は、一番気になってたことを聞く。
「どうして私が帰りたくないってわかったんですか?」
「なんとなくかな。俺、小説家だし。」
小説家......か。
私の母親も小説家だった。
そのことを思い出すと息苦しくなる。
果たして私はこの人の家にいてよかったのだろうか。
はがき
今回短いです。
そんな時、川上さんの机にハガキがあることに気づいた。
デスゲームと書かれている。
私は、川上さんが寝たことを確認してから、こっそり書いた。
本当はダメだとわかっていた。
だが、書くのをやめられない。
それがこんなことになるなんて思いもしなかった。