『また君に会えたなら。』をまとめています。
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目次
また君に会えたなら。
BL作品ですので、苦手な方はブラウザバックして下さいませ!
※段落の使い方や言葉選びなどがとても苦手なので、よければ優しく指摘してくださると助かります!!!
◆
「ねぇ、いっしょにあそぼーよ!」
一人で砂場に座り込んでいる、きれいな黒髪の男の子に好奇心で声を掛けたのがはじまりだった。
「れおくんっていうんだ!ぼくはなおと!よろしくね?」
「うん…」
出会った日から毎日のように公園に通い、遊ぶようになった。
砂場遊びに、ブランコに、すべり台に、鉄棒。
どんな遊びでもレオとすると楽しかった。
ワクワクした。
ドキドキした。
その頃は幼かったから分からなかったが、後から気付いた。
僕はレオに恋をしていたのだと。
◆
「またあの夢か…」
ピピピピピ_という電子音で現実に引き戻される。
どうやらまた幼少期の夢を見ていたらしい。
今、レオはどうしているのだろう。
生きているのか、死んでいるのかも分からない。
出会ってから約一年後、レオは公園に来なくなった。
引っ越したのか、はたまた僕を嫌いになったのか。
真実は定かではないが、「またね!」といって別れたあの日を最後に二度とレオと会えることはなかった。
「また会いたいな」
また会えたなら、あの頃の気持ちを伝えたい。
きっと会ったら恥ずかしくなって伝えられないだろう。
でも、きっと笑い話にできるはずだ。
初対面の同性に一目惚れをしたなんて。
レオに話したいことはたくさんある。
レオと別れた後のこと。
小学生時代にあったこと。
中学時代にあったこと。
高校時代にあったこと。
大学時代にあったこと。
社会人になったあとのこと。
色んな話がしたい。
またあの頃のように話をして、楽しい時間を送りたい。
きっとあの頃と同じように笑って無邪気に話ができるはずだ。
そう思って、毎日を過ごしている。
またレオと会ったときに話す土産話を探しながら生活をする。
未だに幼い頃のことを引きずっているなんておかしいのかもしれない。
それでも、あの頃を忘れるなんて僕には無理だ。
人生の中で一番大事な時間だった。
人生で一番何かに夢中になれた瞬間だった。
毎日が楽しくてたまらなかったのだ。
今でも思う。
あの頃に戻れたらどんなにいいかと。
初めての小説投稿ですので、不慣れな点もあるとは思いますが温かい目で見守って頂けると幸いです。
たくさん応援して頂けると狂喜乱舞しますw!