ある日突然存在を忘れられた少女。 その子の名前は… --- 早乙女　陽真莉---

その子は明るく、元気のいい子だった。 陽真莉「みんな〜！早く早く！」 蓮「陽真莉は足が速いな」 陽真莉「みんなが遅いだけじゃん！」 けれど突然、人々が少女を忘れた。 陽真莉「みんなおはよ〜！」 陽真莉「？みんな？」 陽真莉「あっ｜星《せい》ちゃん！」 星「…」 星は、口を開けずに通り過ぎた。 陽真莉「なんでみんな無視するの…」 その時、なんだか胸がザワザワした。 そして、下を向きながら、教室を出て、外に出た。 陽真莉「なんで…ドッキリはやめてよ…！」 陽真莉「私，疲れてるのかな。あはは。」 ？？？「可哀想だね。」 陽真莉「え？」 ふと後ろを見ると天使の輪をつけて、見慣れない服装をしてる人がいた。 陽真莉「…。誰ですか…？」 天「僕の名前は，｜天《てん》」 陽真莉「天さん…。ちょっと聞いてもいい…？」 天「いいよ。」 陽真莉「本当ですか！なんで私は無視されるんですか？それと、」 なんであなたは私を無視しないんですか、？ 天「…。」 天は黙って考え、答えた。 「「君がそれを知る必要はないよ。」」 陽真莉「天さん、ちょっとまっT」 「ヒュ」 風のように、一瞬にして消えた。