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目次
雨に負けないように傘を差し上げます
この話は、高校一年 バレー部セッターが、耳が聞こえなくなる物語・・
俺はこの物語の主人公の親友枠らしい
そして俺の親友まあ、主人公はとても明るい性格だった。
一人だった俺を見捨てず助けてくれた、一緒にいてくれた。感謝してもしきれないくらいに
でも突然悲劇は来た。主人公が僕の前で叫び始めた まるでドラマの様だ。
「だ、大丈夫か?!」
今君にかけれる言葉はこれしかない。「大丈夫」と聞いても決して苦しみが抑えられるはずはないのに
そして主人公は耳が聞こえなくなった。主人公は優れた人だった
「聞こえなくなったのが俺だったらよかったのに」
俺はそう言い続けた。何日も何日も。
主人公は、一年生が終わるころくらいまで部活に来なかった。
迷惑をかけたくなかったのだろう。クラスでいじめられているのは、薄々分かった。
主人公はあまり喋れなくなった
そして、主人公の笑顔は消えていった
最後に俺の名前は「新井 光」
主人公の名前は「天嶋 臣」
雨に負けないように傘を差し上げます
ガタン
その音が体育館中に広がると共に前視線が体育館のドアに向いた
僕は見た瞬間に思い出したあの顔は「天嶋 臣」だと
そして臣は一つの紙を出した
『練習に混ざっていいか』
と書かれていた紙を
臣は耳が聞こえない。「そのまま続けるのか?」俺はそう聞いた。
口で分かったのか、
『続けたい』そうとだけ書いてあった。
臣は耳が聞こえない。バレーはできないそう考えていた。
臣は最近まで練習に来なかった少しはできても、上手くはなれない。そう思っていた
けど臣は俺の想像をはるかに超えていた完璧なセットアップ。これは絶対に練習していない動きではないことが一目で分かる。
『今日はありがとうございました』
丁寧な字でそう書かれていた。
雨に負けないように傘を差し上げます
朝 臣が来たとき
服全体濡れており、体はボロボロだった
全員が「大丈夫か」と駆け寄る。
だが囲むのもよくない俺はそう考えた。次の行動はどうするかー。タオルを持ってきながら暖かい飲み物を入れよう。そう考え俺は行動に移った。
そして臣が持っている紙にこう書いた
『何があった?』と
返事はこれだけ
『何でもない』
最近臣が学校に来るようになった。
そして来るにつれて虐めも酷くなっていった。
俺が見た時は教科書が破られていたり、体育の時は制服を隠されていた
周りの人は見て見ぬふりをした 許せなかった。
そういう俺もあまり力を貸せなかった部活で俺は言った。「臣が虐められている」と
雨に負けないように傘を差し上げます
こんなことはしたくないが、臣に口で読み取れないように話した。
「今度、臣が虐められている時、動画を撮りませんか」
と
先輩たちは賛成してくれた。ここからが問題だ。
俺はいつも”効率”がいい方をすぐに選んでしまう。今回は、動画を取るか。
バレたら臣だけではなく自分たちも虐められる。スマホは音が鳴ってしまう、、カメラはバレる確率が高い、、 そうだ。”録音をしよう。録音なら音が鳴らないs、、、ちょっと待て、、、声だけで保温等にわかるか?もし虐めていた人が「俺はこんな声じゃない」と言ったら?
俺たちは何も言えない、、そうだ、、いつも効率の良い方に突き進んでしまう、、今回は一度立ち止まろう