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目次
ーPrologueー ○1
**ーノアSide**
窓を見ると、くるくると楽しそうに廻る観覧車と、
今にもコースから飛び出しそうなジェットコースターが見える。
そう。私は今、遊園地へ向かってるのだ。
10月13日、金曜日。
今日は快晴で、遊園地へ行くにはもってこいの天気だった。
暑くも寒くもない秋だから、とっても過ごしやすい!
窓側の席を見ると、いつになく楽しげにしている親友が映って
私も遊園地が楽しみで仕方なくなっちゃった。
「イールー!もう楽しみすぎて眠気なくなったゃったよ!」
イール「もう、朝からそんなに騒いでたら体力なくなっちゃうよ〜?」
ころころと鈴がなるように笑うこの子は、イール・ミルウェ。
とっても笑顔が可愛い、大好きな親友なんだよ!
本当は私より2歳年上で先輩なんだけど、
幼馴染で小さな頃から仲が良いからお互い気にせず話してるんだ。
今日は、2人で遊園地に来たの!
窓から見える、私たちの目的地は世界的に有名な遊園地。
この遊園地を象徴するように立つ巨大な観覧車がとっても人気なんだよ!
?「…あの子、あんなところにいて大丈夫?」
誰かがそう、声をあげた。
椅子で隠れて顔は見えないけど、その人であろう人が指す方向を見る。
まだ開園しておらず試行運転中のはずのジェットコースター。
それの、《《レールの上に》》私たちと同じくらいの女の子が座ってる。
真っ赤に染まった髪が特徴的な女の子。
遠いからかわからないけれど、目元は陰でよく見えない。
「い、イール、ねえ!あそこに…」
イール「どこ…?って、ジェットコースターのレールに!?」
イールも気づいたみたい。
でも、あんなところにどうやって…?
あそこに登るための足場はあそこにはない。かといって周りに建物があるわけでも…
「あっ!!!!」
試行運転中のジェットコースター。
それが、女の子の方へ進んでってる。
あのままじゃ轢かれちゃう…!!!
?「お嬢ちゃんたち、大丈夫かい…!?とても驚いているようだが…」
私たちの前の席に座っていたおじいさんが心配して話しかけてきてくれた。
口をぱくぱくさせながら指をさすも、おじいさんは気づいてない。
というか、《《見えてすら》》いない…?
ジェットコースターがもう轢いちゃう───
私はそう思い、止められない無力を憎みつつ目を閉じようとした。
そんな時に、女の子はパッと消えた。
「「え…?」」
驚きすぎて目を擦ったり頬を引っ張ったりするも、そこには何も映っていない。
さっき女の子がいたはずなのに、ジェットコースターはストップすることなく進んでいく。
ジェットコースターに乗っていたスタッフさんも、多分見えてないんだろう。
だって、女の子を轢きそうになったら誰だって止めるはずだもの。
「…幻覚…?それとも夢?寝ぼけてる…!?」
イール「__さっきまであそこにいたはずなのに…まさか私の目がおかしいの…?__」
イールもやっぱり見えなくなったみたい…?
私たちは色々と話し合うも、結局は“幻覚だった”という結論に至った。
だって、あんなの《《人間の為せる技じゃない》》んだもの。
出来るとしたら《《幽霊》》か《《人間以外》》くらいだ。
---
薄暗い部屋に、1人の少女がいた。
見た目からして10代前半くらいの女の子。
パチパチとパソコンをいじっていたが、数分後満足したようにパソコンを閉じた少女は、
不気味な笑顔を浮かべながら、机に頬杖をついた。
**ー??sideー**
「`ああ、楽しみだなぁ`」
何がって?
そりゃあ《《人狼ゲーム》》に決まってんじゃん。
今日は、ある記念日。誰かは言わないけど、身近な人の誕生日。
毎年この日に開催してるんだよ、人狼ゲームを。
それでね、今回で《《44回目》》なの。
あーあ、本当に楽しみ。
`─幸せそうな奴らを地獄に落とすの。`
---
**ーノアSide**
イール「ノアちゃん…?ノーアーちゃーん?」
「|…あい…なんでほお…《…はい…なんでしょう…》」
ね、眠い…さっき眠気吹っ飛んだとか言ったのにめちゃくちゃ眠かった…!
イール「もー、さっきあんなにはしゃぐからだよ!」
「つい…!」
だって、久しぶりの遊園地だよ?誰だってはしゃいじゃう!
…さっきの女の子のことは気にせずに、1日楽しく過ごそう!!
『ご乗車ありがとうございました。お降りの際は、忘れ物にご注意して──』
「あ、ついたみたい!!」
私はバスのアナウンスを聞いた瞬間目が覚めて、
周りをきょろきょろ見渡した。
窓から見えるのは、遊園地の受付やチケット売り場、それに大きな門。
バスから降りた途端、遊園地に来た実感が遅れてきた。
「イール!早く早く!行こうー!」
急いで門の前に並ぶ。私たちが急いできたからか、並んでいる人はいなかった。
(一番乗り…!!)
なんだか、一番ってとてつもなく嬉しいよね。なんだか心が踊っちゃう!
「イール、あと何分かな!?開園時間まで!」
イール「えーっと…あ、あと4分だ!」
「ほんと!?」
開演までもう直ぐ!!何乗ろうかな。
ジェットコースター?それとも観覧車?
これから乗るで《《あろう》》アトラクションに期待を募らせながら待っていると、
大きな門が自動的に開いた。もう3分経ったのかな!?
私たちの後ろを見ると、同年代くらいの男の子、女の子たちがずらり。
その後に大人たちがゆったりとこちらに向かってきてるくらいだ。
みんな個性的な子達だなあ、と思いながら門へ向けて歩く。
イールと並びながら歩く。そして、門へ入る時にスタッフさんにチケットを渡す。
その人は女の人というよりかは女の子で、スタッフさんにしては若いなと思った。
?「ご来園ありがとうございます。知っていますか?今日は特別なイベントがあるんですよ」
「え!そうなんですか?」
イール「そうなんだ!運がいいね、私たち」
そんなもの、ホームページにも載ってなかったはず。
隠しイベントなのかな!当日来てくれた人だけに伝えるとか。
なにしろ、運がいいみたい。楽しみだな!
?「そうなんです。__沢山《《恐怖を》》感じてきてくださいね。__それでは、いってらっしゃい!」
「…え?」
スタッフさんが笑顔で手を振る。それはちゃんと笑顔なんだけど、なんだかとても不気味だった。
不思議に感じながらもイールと中へ入る。
そうすると、私より一足先に門へ踏み入ったイールが《《消えた》》。
「…え?イール…?」
私は驚きすぎて一歩足を戻す。なんだか踏んではいけない気がした。
突然前でイールが消えたことが脳で処理できず、どうしてもぐるぐると頭の中で考えてしまう。
消えた女の子。門をくぐって消えたイール。どう見ても《《私たちと同じくらい》》のスタッフさん。
今日起きた不思議なこと。明らかに普通じゃない。
小さな頃来た時は普通の遊園地だったのに。
その時は、同い年くらいの女の子と一緒だったっけ。
そんなことがぐるぐると頭の中に駆け巡っていると、誰かに背中を押された。
「え!?」
押された衝撃で、門を潜って足をついてしまう。
あ、と思った矢先。
視界が勢いよく切り替わってゆくのを感じながら、意識が遠退いて行った。
?「…あはは。|い《逝》ってらっしゃいませ♪」
そんなスタッフさんの声を聞いた途端、ブツっと意識が途絶えた。
わあああああああ(安堵)
やっと!やっと改訂版を出せましたよー!!泣
あれからしばらく経ちましたねぇ…しみじみ。
今回最初の話から3000文字て終わってません??
前にはなかったことを結構追加しました!!頑張った私!(
伏線とかもちらほら入れてるつもりなので見てくださいね!!
自主企画に参加してくださった方々、大変長らくお待たせしました!!
そして、みなさま!この小説は予約投稿によって1/1 0:0に出ます。
ってことで、あけましておめでとうございますー!!!
これを書いているのはだいぶ前ですが、出てるのは元旦ってことで大丈夫です!!
あけましておめでとう!そして今年もよろしくお願いいたします!!
それではド深夜に失礼しました!!
3058文字
▶︎▷次回投稿予定 未定