「なにここ。…教室?」
目覚めたら雰囲気の違ういつもの教室にいた。
『君はそれでも、友達を信じる?』
ありきたりな日々を送っていた、高校2年生の春川小夜。
ある日、彼女は突然意識を失ってしまう____。
目が覚めると、そこにいたのは可愛すぎる六姉妹!?
彼女らは漫画などでよくある『デスゲーム』の主催者らしい。
デスゲームを行う目的は、
“全国の高校生で一番友達を信じている人”を決めるため。
仲間の死、新たな出会い、そしてまさかの裏切り者!?
疑心暗鬼、疑い合いのこのゲーム。
心と頭と体を容赦なく使うゲームによって、
今、花の高校生活が血に染まる_____!
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目次
#0 プロローグ
世の中は、つまらない。
綺麗事で全てまとめ、人工的に作られた幸せで人々を感動させる。
そして、裏ではこき使われ、疲れ果て、そのまま死に腐っていく。
その中に一つの刺激、幸せがあるなら____。
もっと笑えるのだろうか。
小「はぁ、また万引きか…」
大きいため息を吐きながらスマホの画面を見つめる。
今、昨日の深夜コンビニで万引きした男が捕まるというニュースを見て呆れている。
どうしてこんな隠密な方法を取るんだろう。欲しいなら金だしゃいいのに。
まぁ、どうせ世の中うまくいかないしね。。。
あ、自己紹介が遅れました。
私は|春川小夜《はるかわさよ》。F県立D高等学校の二年生です。
中学生の時、ここの口コミは最高だったからこの学校を受験したけど…
選択ミスった気がする。
優等生でも裏で虐めてたり、大きい悩みがある人もいる。
そんな光景を毎日のように見てきて、疲れた。
だから、高校生になってからあまり人に自分の全てを曝け出していない。
当然、こんな辛辣な態度を見て、第一印象は最悪だろう。
まぁそれで捕まるんじゃないし、金を払わないといけないワケじゃないからいいんだけど。
とか何とか思いながら坂道を上がっていると、長い髪が隣を通った。
髪の持ち主は長身の少女。少女は振り返るとこっちに向かって、
?「おーい!」
と叫んだ。…あっ、思い出した!あの子は…
小「怜!ちょっと声が大きいよ?」
怜「ごめんごめん🙏だって小夜っち完全スルーなんだもん」
その子は立花怜。一年生の時に同じクラスになった、唯一信頼できる存在。
腰まで届くサラサラの長い髪と女子らしい体つきの怜と、
無造作に髪を結んで横に流して男子ものの制服を着た私。
なんか…屈辱…。
怜「どうしたの小夜っち?何かあった?」
小「なにも?」
怜「ふーん」
自分で聞いた割には興味なしかよっ!
と思っていると、教室に着く。
怜「じゃーね小夜っち。放課後クレープ屋さん行こうねっ」
小「はいはい、どうせ私の奢りでしょ?」
怜「当たり前じゃん!」
小「はぁ…今日だけだからね?じゃあね。」
怜「バイバイ!」
怜は隣のクラス。それになぜか今日クレープを奢ることになった今日この頃。
お金大丈夫かなぁ…あ、でもグッズ買わなければ保つか。
うちの教室のドアは古い。だから力尽くで開ける。
ドアの取っ手に指をかけ、グッと引く。だけどやはりドアがなかなか開かない。
私は荷物を廊下に置いてゆっくりと後ろに下がる。そして…
小「せいやぁっ!」
バコン!
ドアを勢いよく蹴り飛ばした。
当然教室からの目線が一気に集中し、体がすくみ上がる。
小「あ…おはようございまーす…(小声)」
そそくさと席に着くと、どっと話し声が戻った。
裕「おい、お前これで何回目だよドア壊すの…」
小「しょうがないじゃん開かないんだし」
コイツは裕馬。同中で、割と仲が良い。
委員長なだけあって頭は常人よりキレてると思う。
先生「はーい、HR始めるよー…って、またドア壊れてる!誰!?」
裕「先生、小夜が言いたいことあるそうです」
裕馬が高らかに言う。
小「は!?お前なに言ってんの!?」
先生「なに春川さん。あ、もしかしてドア…」
小「はい私がやりました!」
ややこしくなりたくないから、ネタっぽく手をあげて言う。
近くにいた人は笑ってくれたからまぁ良いだろう。。
先生「もう、後で直しておいてね?」
小「はい」
小『ば・か・が!』
と口パクで裕馬に伝える。
裕『ご・め・ん』
と手を合わせて口パクで謝る裕馬。
謝るんなら最初からやれよ…。
先生「はい、じゃあ改めてHRやるよー。日直号令ね」
モブ「気をつけ、礼」
?「これからデスゲームを始めます」
次の瞬間私の意識は飛んだ
はぁいシリーズ4つ目!いやぁ作っちゃった⭐️
あの、キャラくれませんか?もう考えるの面倒で!
書いて欲しいのは、キャラのフルネーム(振り仮名も)、希望ポジションです。
(例:春川小夜(はるかわさよ)、主人公)
条件は、いつ死んでもいい、毎回ファンレターくれること!あ、ユザネも書いてくださいねっ。ではまた!
#1 見知らぬ六姉妹
ねぇ、君に聞くね。
そうそう、これを今読んでる、君だよ。
君の友達は、本当に君のことを心から信用している?
ただの知り合いでも、普通の友達程度でも、ましてや大親友だったとしても。
君の悪い面を陰であざ笑っているかもしれないね。
『それでも君は友達を信じる?』
後頭部に微かな痛みを感じ、私は起き上がった。
思考が定まらない中、ゆっくりと辺りを見回す。
「なに、ここ。…教室?」
私が横たわっていたのは、いつもの教室。
だけど外は墨のように黒く、嫌な雰囲気が漂っていた。
てか、何で私は教室に倒れてるの?HRは?先生はどこに行ったんだ?
思考が徐々に戻ってくる中、色んな疑問が脳内を巡る。
落ち着け、落ち着くんだ。状況を整理しよう…。
確かいつも通り学校に登校してきて、怜と会って、教室のドア壊して、先生に怒られて、HRが始まって、礼が…あっ、そうだ。
礼の時に、こんな声が聞こえた気がする。
「これからデスゲームを始めます」
…って。
デスゲームって、漫画とかアニメとかでよくあるジャンル。
死のだるまさんがころんだとかで生き残りを決める…とか言うのがよくあるよね。
あの言葉が聞き間違いじゃないなら、本当に今からデスゲームが始まるの?
小「いやいやいや、んな訳ないでしょ。」
私は全力否定。ありえん。断固拒否。
だってあんなのフィクションよ?作り話。
でも、それならこの状況はなんなの?
どうやらクラス全員が私と同じように頭を捻らせていて、
いずれも怪我などはしていなそうだ。
てか本当にここどこだよ。んで何が起こっとるん?
集団誘拐?いや、それなら倉庫とかに運ぶはず。
夢を見ている?いや、こんなに意識はハッキリしないはず。
嫌な予感が胸の中を渦巻いている。
裕「おい、小夜。大丈夫か?」
小「裕馬!裕馬も気づいたらここに?」
裕馬は委員長だし、クラスの中で唯一信用できる《《方》》。
あのデスゲーム開始の事を話しても信じてくれるはず…。
カクカクシカジカ
裕「!?それ、聞き間違いじゃないんだな?」
小「確実とは言い切れないけど、そう言っていた。」
裕「でも、よくわかんねぇよな色々…誰か説明してくれないかな」
小「本当…別のクラスの人も無事だったらいいいね。」
今はドアに分厚い板と釘が刺さっていて外の様子は確認できない。
何が起こってるのかは分からないけど、無事でいてほしい。
その時。
?「みなさん、おはようございます!」
場違いな可愛い声が教室に響く。
みんなは驚いて一斉に教卓の方に視線を向けた。
そこには同じような顔をした六人の女の子たちが立っていた。
声を発したのは真ん中の女の子らしい。
みんな目を丸くしている中、六人はわちゃわちゃやり始める。
?「みなさん起きているようですね。よかったです。」
?「そうね。目が覚めなかったらどうしようかと…」
?「まぁアンタの運び方、いつ落ちるか分からなかったしね。」
?「同意…」
?「え、地味に傷つくから辞めてよもう!」
?「こら姉さんたち、自己紹介しないとまともに始められないよ」
彼女たちは体を体をこっちに向けて、一人ずつ自己紹介し始めた。
ウ「初めまして、長女のウリよ。」
フ「次女のフタ。ウリ姉さんとは双子だよ」
オ「三女のオトです。音楽が好きですね。」
シ「四女…シン…よろしく。」
ユ「五女のユウだよっ!みんなよろしくね〜♪」
キ「六女のキョウです。みなさん困惑していると思うので、説明は私がします。」
ショートカットで前髪でしか見分けのつかないウリさんとフタさん。
ロングヘアを♪型のヘアピンでとめたオトさん。
表に真実、裏に嘘と書かれた髪をお面のようにかぶっているシン。
髪を高い位置でツインテールにしているユウ。
低い位置で一つ結びにしているキョウ。
見た目は違くてもやはり少し顔が似ているから、六姉妹なのだろうか。
…じゃなくて!完全にペースを飲まれるところだったよ。
でも、私が口を開くより一足早く、清掃委員の委員長、亮一が質問する。
亮「あの、聞きたいことがあるんですが。」
キ「どうしましたか?亮一さん。」
亮「!?なぜ僕の名前を…」
キ「今から説明しますよ。それで、質問は?」
このキョウは、人を自分のペースに飲ませることが得意なんだな…。
亮一もその事に気づいたらしく少し顔を歪ませたが、すぐに無表情になる。
亮「では、質問しますね。まず、僕たちのこの状況はなんですか?貴女たちは何がしたいんですか?他のクラスの状況は?徹底的に教えてください」
Wow!亮一ガンガン聞くやん…。
それでもキョウは焦る様子はなく、笑っている。
キ「わかりました。では、お答えしますね。」
キョウは、親身に色んなことを話してくれた。
まず、ここはいつも通っている学校で、セットなどではないこと。
外が暗いのは、一時的にこの高校の生徒以外の時間を止めたかららしい。
ちなみに生徒以外でこの高校にいた人間は、一時的に消したと言っていた。
礼のタイミングと共に私たちを眠らせて、作業をしたんだってよ。
そして…キョウたちがやりたいこと。それは、
『デスゲームを行って、全国の高校で《《一番友達を信じている人》》を決めること』
らしい。
彼女達はこのデスゲームの主催者なんだと。
キョウは一から順番にデスゲームを行って、六番目のゲームまで生き残ればいいと言っていた。
第一ゲームはキョウの作った人形が、
第二ゲームはオトさんが、
第三ゲームはユウが、
第四ゲームはシンが、
第五ゲームはウリさんとフタさんが、
第六ゲームはキョウが相手してくれるらしい。
キョウは全体を通したゲームマスター的な存在ということも教えてもらった。
ちなみにこのデスゲームは全国の高校で一斉に行われていて、
別の高校も今は絶賛死のお遊戯中だ。
もちろん隣のクラスや一年生の学年でも同じような状況だ。
キ「___取り敢えず、頭と体を使って生き残ればいいって訳です。」
この説明を聞いて、しょうがないとでもいう顔をしている人、
やはりまだ信じられなそうな表情をしている人など色々いた。
私もまだよく分かってないけれど…感じるんだ。
キョウの言うことは間違っていないって。
亮一も同じことを思ったらしく、わかりましたと発言をやめた。
キ「もう、質問はないですね?では、私たちは各配置に行くので
あとはこの人形に従ってください。それでは。」
キョウの傍にクマ人形が立っている事に気づく。
すると六姉妹はフッと一斉に消えた。
「あ、そういえば。」と言う声が聞こえたかと思うと、キョウが戻ってくる。
キ「その子の名前はクマ吉です。クマ吉に従わないと|終わる《死ぬ》ので気をつけてくださいね。再び会える事を願っています。では。」
意味深な発言をして、またキョウは消えた。
私たちはクマ吉をマジマジと見つめる。
クマ吉はたどたどしく話し始める。
ク「初めましテ。これから君達にハ第一ゲームを行ってもらいまス。」
ク「第一ゲームは____」
クマ吉が話す中、私は決心していた。
絶対生き残って、怜にクレープを奢ってあげるんだ、って________。
2話です!あ、キャラくれた人ありがとうございます!
まだまだ募集中です!あ、登場は早くて第二ゲームからになります。
裏話:亮一くんはかなり頭がいいぞ!戦略をしっかり考えて現実的な行動を取るから、生徒たちに信頼されてるみたい。小夜「勉強バカが…」
次から本格的に始まるぞ!それでは!
#2 【第一ゲーム編#1】ルール説明
嬉しいこと、怒ること、哀しいこと、楽しいこと。
どんなときも全部全部君と一緒にやっていく。
二人で、そう約束したよね。
その“約束”。私は、守れるかな?
ううん、守れるかじゃなくて、守る。
そうだよね?だって、君がそう言ってくれたから。
だから、君も_____
その約束、果たしてね。
ク「第一ゲームは…『椅子取りゲーム』でス。」
クマの人形が流暢に喋り、そう告げる。
ク「今かラちょこっとだけ準備ヲしまス。待ってテくださいネ。」
クマ人形はそう宣言すると、消えて行った。
私は|春川小夜《はるかわさよ》。F県立D高等学校の二年生。
世の中に呆れ返っている男子系女子です。
今私は、信じがたい状況にいる。
それは、ついさっきのこと___
いつも通りHRを始めようとすると、急に意識が切れた。
目を覚ますと、教卓に可愛い六姉妹が立っていた。
上から名前はウリ、フタ、オト、シン、ユウ、そしてキョウ。
彼女らは漫画などでよくある“デスゲーム”の主催者ということを告げた。
デスゲームは全国の高校で一斉に行われていて、目的は
“全国の高校生で一番友達を信じている人”
を決めるためらしい。
この学校で行われるゲームは全部で六つ。
第一ゲームはキョウの作った人形が、
第二ゲームはオトさんが、
第三ゲームはユウが、
第四ゲームはシンが、
第五ゲームはウリさんとフタさんが、
第六ゲームはキョウが相手してくれるらしい。
そして、キョウは全体の仕組みを知っているゲームマスター的存在。
全て説明し終わったキョウは、
早速第一ゲームを相手してくれる、さっきカタカナ混じりで喋っていたクマの人形、“クマ吉”を置いて出て行った。
そしてついさっき、第一ゲームは『椅子取りゲーム』だということを告げた。
椅子取りゲームってよくお楽しみ会とかで小学生の時よくやったやつだよね?
音楽が流れて、椅子に座れなかった人が脱落していくゲーム。
そんで、最終的に最後まで座れた人が勝ちだよね。
そんなこんな考えていると、クマ吉が戻ってきた。
ク「みなさマ、お待たセいたしましタ。」
指パッチンしたと思うと、机は無くなり椅子が円を描くように並んでいた。
ちゃんと外側を向いていて、よく見ると一つだけ椅子が教卓の方にある。
徐々に脱落者を出すためか。。
ク「まずはルール説明ヲしますネ。」
右手と左足をあげて可愛らしいポーズを取るクマ吉。
すると黒板にチョークでいろんな文字が書き出された。
クマ吉は近くにあった伸ばし棒を手に持つと、黒板を指差しながら授業をする先生のような態度を取る。
ク「みなさン、小学生のトきなど二、椅子取りゲームはヤりましたカ?
まァ一度はやったコとがあるト思いまス。
この椅子取りゲームのルールは、普段の遊ビと大体同ジでス。」
まずクマ吉は黒板の左あたりを指さす。
ク「まズ、毎回音楽が流れるのデ、音楽ガ止まったタイミングで椅子二座って下さイ。座レなかっタら失格になリます。」
海「す…すみません。質問いいですか?」
いつも内気なクラスの王女、村口海ちゃんがおどおどと聞く。
ク「えっト確か貴方ハ…」
海「う、海です。村口海。出席番号12番の女子です」
そんなところまで答えるんだ。。誠実だな…あ、だからモテるのか。
ク「ア、そうダった。ごメんなさイ村口さン。それデ、質問ハ?」
海「はい。えっと…失格とは言ってたけど、具体的には何ですか?」
ク「あァ、詳しく説明シていなカったですネ。そうだナぁ…。」
クマ吉は考え込む素振りを見せると、閃いたように顔を上げる。
ク「この中ニ人形か何カ持ってイる人いまセんか?」
小「え、何で人形?」
つい声に出してしまった。
ク「実際ノお楽しミとして残シておいタ方がいイ気がシて。」
小「お楽しみ…」
ク「はイ。みなサまにお試シとしテやってイただクのは面白くナいですシ、
なにより今やっテしまうトゲームする気が失せテしまいそうなノで…」
ちょっとうつむきながら答える。
すると、クラスの暴れ者矢上が声を荒げた。
矢「何だよそれ!俺らには耐えられないって言いてぇのか?」
小(矢上!)
必死に心の中で声を出す。まぁ無意味だが。。
クマ吉は人形だが、一応キョウの作った人形だ。何をするか分からない。
ク「違いまス、たダ健全な状態デ望んで頂きタいだけデ…」
矢「言い訳はいいんだよ!舐めてんのか!?」
ク「いエ…」
ますます言い争いはヒートアップしていく。
小「矢上!一回やめろ!」
私が声を荒げたその時、クマ吉がふぅと息をついた。
ク「…分かりマしタ。そコまで言うナら試さセてあげまス。」
クマ吉の声が、何故か残念そうに聞こえる。
ク「じゃア早速、いいでスか?」
矢「ああいいさ!」
自信満々に答えた矢上。
でも…これ、絶対に何かある。怪しいもん。私の感が言ってる。
それだけどちょっとだけどんな物か見てもたい気持ちはあった。
矢「ハハ!俺はなにされても死なねぇよ!何てったて俺は_______」
グシャッ!!
嫌な潰れる音が聞こえて、反射的に閉じていた目を開ける。
…そこには、無残に潰れて血でグシャグシャになった矢上の姿があった。
みんなそれを一瞬黙って見つめる。でも、次の瞬間。
「キャアアアアアアアッッ!!」
「うわああああああああ!!!」
「潰れた!矢上が潰れた!」
「わああああああっっっ!!」
悲鳴と恐怖の声で教室がいっぱいになった。
矢上の近くに立っていた人の制服が返り血で汚れる。
私も結構近くにいて、ズボンとワイシャツ、頬が血で濡れた。
小(なんで…どうして…!!)
私は幼い頃からホラー映画を見ていたから幸い叫ぶことは無かった。
でも目の前で死んだことは無いから、足がすくむ。
やっと皆んなが少しだけ落ち着いてきたタイミングで、またクマ吉が話す。
ク「失格すルと、こんナ風になりマす。」
クマ吉はぴょこんと教卓から降りると、矢上の傍に座る。
ク「…だかラ言っタのニ。辞メた方がイいって散々話シたのにナぁ。」
その目はなんだか悲しんでるように見えた。
ク「…さテ、ルール説明、続ケますヨ。」
そう言ったが、みんな声を出さない。
するとクマ吉は脅すように、
ク「彼の様ニなりたイんですか?」
と言った。
みんなはハッとして顔をあげ、クマ吉の方に向き直った。
ク「いいデすネ。じゃアまた始メましょウか」
その反応を見て喜んだのか、ちょっとだけ声が高い気がする。
ク「エ〜、次に。脱落基準にツいて。
音楽ガ止まって5秒以内ニ席に座っテいなカったラ脱落トみなシます。
複数人の場合デも同じデすノで、気ヲつけテ下さイ。
そシて…最後。
最後の一ツの椅子ニ座れた人ガ第二ゲームに進メまス。
こコを目指しテ頑張ッて下さいネ。」
ク「説明ハ以上でス。まタ質問があル人は?」
クマ吉はそう聞くが、みんな矢上のようになるのが怖いのだろう。
疑問はありそうだが、聞きはしない。
そんなことを考えてもいないクマ吉は、
ク「分かリましタ。」
とだけ答える。
そして、こう言い放った。
ク「それデは、早速、第一ゲームヲ始めマす。音楽スタート!」
クマ吉がそう言うと、校内スピーカーから華やかなマーチが流れ出す。
それに、気づくと私たちも椅子の円の外側に立っていた。
回れ、と言うことだろう。
クマ吉は役目を果たしたかのようにポツンと座っている。
…信じたくない。あんな光景を見させられても、やっぱりまだ。
こんなことやりたくない。また布団に入りたい。ゲームだってしたい。
だけど、死ぬほうが嫌だ。絶対後悔する。
そうだよ、さっき決めたじゃん。
必ず生き残って怜にクレープ奢ってあげるんだって。
そうだよ。生きないと。
私は自分の頬を一叩きして、音楽に合わせて回り始めた。
next⏩
終わりました!
すみません、次回から本格始動です💦
実は今回、伏線を張っておいたんですよ。
この第一ゲーム終わりに判明するので、覚えておいて下さいね!
あ、キャラ、まだまだ募集中ですよ。
ユザネ、キャラのフルネーム(ふりがなも)、性別、希望ポジション
を書いてファンレター送って下さいねっ。
条件は、
・いつ死んでも別に大丈夫(できるだけ長生きさせます)
・毎回ファンレターくれる(必須条件!)
よろしくお願いしまーす!