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目次
prologue
「もしも俺が明日死んだら、|結衣《ゆい》はどうする?」
突然の質問だった。
驚きのあまり即答はできなかったが、一呼吸置いて言葉を紡いだ。
「そんなの、起こってみなきゃわかんないよ。」
言った後、自分は少しずれたことを口にしているのではと思った。
彼が聞きたかった言葉はきっと、こういうことではないはずだ。
案の定、少し不貞腐れた様な顔をしていた。
「…ふーん、悲しくはならない?」
「まぁそりゃ悲しいだろうけどね。」
私がそう言うと、彼は付き物が取れた様な、すっきりした様な表情をして、「俺はね」と言った。
「俺は結衣が死んだら毎日お墓参りに行くし、お供物だって結衣が好きなものとかちゃんとこだわるよ!」
正直、‘俺もついていく’とかではないのか、とは思ったが、でもそれが彼らしいとも思った。
「結衣が死んだらなんて、そんなこと考えるのも苦しいけど。でもそうなっても、俺はずっと結衣に尽くすよ!」
“だって俺、結衣に恋してるからーーー。”