主人公が花言葉の図鑑を手に、悩んでいる人によりそう花言葉を持つ花をあげ、
主人公も自分を見つめ直していく物語。
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目次
花言葉の旅 ① シクラメンで思いを伝えて
シクラメンの花言葉
『憧れ』『内気』『はにかみ』など
私は|立花 澄玲《たちばな すみれ》。
今から、花言葉の旅をするの─────って、いきなり言われても分からないか。
私は、自分の部屋から花言葉の図鑑を見つけて、
悩みを持っている人を助けられそうな花言葉がたくさんあったから、
『花言葉で、人を助けられるんじゃないか。』そう思って、旅に出ることにしたの。
友達の|菜乃花《なのか》と|莉羅《りら》も誘ったよ。
軽い気持ちで旅に出たけど、寒すぎる。。
なんも決めてなかったな。
寒さに耐えながら、花言葉の図鑑を手に歩いていると、
木の下で座り込んでいる、中学生くらいの女の子がいた。
澄玲「どうしたの?」
??「えっと、、しょうもない悩みがあるんですが、聞いてくれませんか?」
菜乃花「全然大丈夫なのだ!」
そして、女の子から話を聞いた。
名前は|桜《さくら》と言い、
『表は怖い先輩がいるのだが、裏はとても優しくて、ジュースをおごってくれることもあるから、感謝を伝えたい。でも、どうやって伝えればいいのか分からない。
あと2ヶ月で先輩は卒業してしまう。』とのことだ。
…先輩への憧れ、内気な心──────
このような花言葉を持つ花があったはず!
冬に咲く花の、シクラメンだ。
どこかに咲いていないかな~と思っていると、
ちょうどシクラメンの花が大量に咲いているところを見つけた。
この花をつみとって、花束にしよう!
卒業式まで持つか分からないから、莉羅に魔法をかけてもらおう。
莉羅「。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆(魔法をかけている)」
澄玲「これを、卒業式の日に渡すのよ!」
桜「ありがとうございます!」
誰かのために頑張ることって、いいな。
この続きは、3月くらいですかねw
忘れてる可能性大。
花言葉の旅 ② 桜とシクラメン
2ヶ月更新忘れてました((
①のつづきです…笑
時は流れ、3月になった。
桜は満開、花々は風でゆらゆら揺れながら、春を満喫している。
菜乃花「澄玲!1月に出会った子の中学校の卒業式が、今日あるみたいなのだ!」
1月に出会った子─────というのは、私たちより3個上の|桜《さくら》さん。
私たちはまだ小学5年生だから、桜さんは中学2年生だ。
梨羅「な、なら、すぐに行かなきゃ!」
澄玲「そうだね、でも、|花咲《はなさき》中学校はすぐだし、間に合うはず!」
私たちは、間に合うと思いながらも、駆け足で中学校へ向かった。
--- 中学校 ---
ちょうど卒業式が終わったみたいで、みんな写真を撮ったりしていた。
桜さんは…どこかな?見つけないと…
キョロキョロとあたりを見回していると、梨羅が「桜さん、いたよー!!」
と、私たちに呼びかけている声が聞こえた。
結構大きい声だったけど、みんな写真に夢中で、気がついている人はあまりいなかった。
菜乃花「ど、どうでしたか?」
桜「成功したよ。みんなありがとう。」
私は思わずニッコリしてしまった。
澄玲「もうそろそろ帰る?」
菜乃花「そうだね、あんまり長くいてもあれだし」
私たちは、いい気分で中学校を出た。
文字数 : 513文字
更新は不定期です、、
花言葉の旅 ③ 友だちへ送る菜の花
昨日は菜乃花の誕生日でした🌟
1日遅れですが、菜乃花のバースデーのお話です。
澄玲「あーーーーーーーー。暇だなーーーーーー。。」
春休みが始まって1週間。
何もすることないから、ベッドでだらだらしている。
今日は何日だっけな。
……あ、菜乃花の誕生日じゃん。
どうしよう、すっかり忘れてた、、
プレゼントどうしよう…
とりあえず外に出た。
暑い。
暑すぎる外をふらふら歩いていると、
「菜の花、無料であげます!」
という看板が出ていた。
そうだ、菜の花をプレゼントすればいいじゃん!
菜の花を3本もらって、菜乃花の家へ向かった。
---
梨羅「あ、澄玲!」
澄玲「梨羅じゃん!…あ、梨羅も菜の花あげるんだね。」
まさかのかぶり…
まあ、こうなるかなーとは思ったけど…
梨羅「花束にすればいいんじゃない?」
澄玲「天才」
8本だけだけど、花束といえば花束か。
菜乃花の家へ入ると、菜乃花がバタバタと走ってきた。
菜乃花「プレゼントなにー?!」
まずはお祝いしたいんですが。
澄玲 & 梨羅「はい!どーぞっ」
菜乃花「わーい、ありがと~!!」
ホントに11歳なのかなぁ。
精神年齢7歳にみえるよ。
このあと、菜乃花の家でたくさん遊んだとさ。
文字数 : 496文字
菜の花の花言葉は「活発」「元気いっぱい」…などらしいです!
花言葉で菜乃花の性格が分かっちゃいます…笑
花言葉の旅 ④ 友達への最大のプレゼント
5/11 は、梨羅の誕生日でした🎉
12日遅れの誕生日小説です…笑
澄玲**「ああああああああ!!!」**
自分の部屋のなかで、私はひとりで叫んでいた。
梨羅の誕生日プレゼントが思い付かないのだ。
莉南「うるさいなあ。どうしたの」
私の叫び声を聞いた莉南が、私の部屋に来た。
澄玲「梨羅の誕プレが思い付かないの!」
莉南「あれ、ハンカチ渡すんじゃ…」
澄玲「違う違う。みんなで何かあげたいなと思って。」
莉南「いいじゃん。菜乃花とつつじ呼んでくる」
莉南は菜乃花とつつじを呼びに、私の部屋を出ていった。
---
菜乃花「どうしたのだー」
つつじ「相変わらず、汚い部屋だねっ」
澄玲「うるさい。さっさと会議を開きますよ」
--- **10分後** ---
莉南「ライラックの花が咲いている公園に行く …でいいね?」
菜乃花「いいのだ」
そして、梨羅を呼んで、ライラックの公園・花咲公園に行った。
梨羅「ねーえー、どこ行くのです~?」
莉南「ついてからのお楽しみだって、何回も言ってるでしょぉぉ!!」
---
澄玲「とーうちゃーく!!」
梨羅**「わぁ…」**
ライラックの花に、私も思わず見とれた。
連れてきた側なんだけど…ね。
莉南「どう?花咲公園のライラック!」
梨羅「すごい…ありがとう」
思う存分、ライラックを見た私たちは、
家へ帰った。
私にとっても、最高の一日になった。
ライラックの花言葉「友情」「思い出」など
実は、小ネタを隠してるのですが…分かりますか?
ヒントは「公園の名前」×「梨羅のフルネーム」
分かったらコメントよろしく💡
花言葉の旅 ⑤ 本当の楽しい誕生日
つつじの誕生日は6/7なのに
今は7/28ですよ?
なにやってるんだよ私((
季節が違いますがお気になさらず…。。
カレンダーを見て、もう6月なのか…と思う。
6月といえば…梅雨、あじさい、つつじの誕生日
えっ?
つつじの誕生日、何あげよう?!
あわてて私は菜乃花の家に行った。
「菜乃花ぁぁ!!」
「朝からうるさいのだ…」
「菜乃花。つつじの誕生日プレゼント、どうする?」
「えっ?あっ、**あああああ!!!!**」
菜乃花が一番うるさい。
自分たちの初めての後輩(?)だ。
せっかくなら、つつじが《《本当に》》喜ぶものがいいよね…
つつじに、こんな話を聞いたことがある。
「うち、ママが有名なお花屋さんで、パパが有名な会社の社長なんだよね。だから誕生日プレゼントは、いつもネックレスとか指輪とか、高そうなものなのっ。本当は、クッションとか 長く使えるものがほしいんだよねっ…」
長く使えるもの、かぁ。
ティッシュとか、クッションとか…
たしか猫が好きっていってたような。
つつじ以外の4人で、雑貨屋にいった。
「ねえねえ莉南。このティッシュカバーいいと思うのです。猫柄なのです」
「いいじゃん!安いしそれにしよ。あとは何かある?」
「これは?クッションカバーほしいなぁって言ってたから。猫だらけだよ」
「いいね!じゃあそれとティッシュカバー買おう!」
---
そして6月7日。
**「つつじ、お誕生日おめでとう!」**
「ありがとうっ!」
「プレゼントなのだ」
「なんだろ?気になるっ!」
「わぁ、ふたつも?!ひとつでいいのに…っ」
私はその様子を見て、ふふっと笑った。
「なに笑ってるのっ」
「ううん。つつじらしいなって思って」
「「「「どういうこと?」」」」
全員が声を揃えて聞いた。
「ツツジの花言葉は「つつしみ」。ひかえめに振る舞うこと、だよ。」
「確かに、つつじらしいね。」
笑い声に包まれて、誕生日パーティーがはじまった。
8月くらいにまた小説投稿します
花言葉の旅 ⑥ 新しい命
菜乃花の妹誕生
**「澄玲ぇぇぇぇぇぇ!!!!!」**
私の部屋に、菜乃花の叫び声がひびく。
「なんなの…夏休みなんだからもうちょっと寝かせて」
「いや、もう10時なのだ… それより聞いてよ!!わたしの妹がついに産まれたのだ!!」
「えええええええっ?!」
私は爆速で着替えて、病院へと向かった。
「あれ、梨羅…つつじも、莉南も…」
「いやー、菜乃花の妹ちゃんが産まれるまで待ちきれなくて。早く起きたんだよね…」
「でもやっぱ、赤ちゃん可愛いねっ」
赤ちゃんは、菜乃花にそっくりだった。
妹っていうか双子に見える。
「名前はなんなのです?|明花梨《あかり》か|陽茉莉《ひまり》だったよね?」
「陽茉莉になったのだ。柔らかい響きでいいやすいからなのだ」
菜乃花と陽茉莉ちゃんか…
暑い中産まれたきた子だし、菜乃花みたいにがんばり屋な子になるのかな。
「でもやっぱり、妹はかわいいのだ。」
「そうだね。」
「やっほ~☆莉南に誘われて遅れてきましたぁ!絵南です~」
「誘った覚えないんだけど。あ、そうだ絵南…__ごにょごにょ__」
えなりな姉妹、なにか話し合っている。
「私からもお知らせあるんだよね!」
「そう!実はえなたちに…」
**「「新しい弟か妹ができまーーーす!!」」**
えっ、と叫びたいところだったが 病院なので控えた。
「えなりな姉妹にも…?? 妹ラッシュなのです」
「なんとなく妹の予感がするっ」
えなりな姉妹に妹ができる…
そして、菜乃花に妹ができた…
その日、私はルンルンで帰ったのだった。