母子家庭で育った美月と澪。しかし、母は倒れ、余命宣告をされてしまう。
その間、高校生である美月は母が稼げない分バイトで食い繋ぐことにする。
一方、状況を全く知らない澪は家にいない母と深夜に帰ってくる姉に異変を感じ…
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目次
異変家庭 ⓪キャラ紹介
ニックネームを変えて初投稿!
よろしくお願いいたします!
キャラクター
|美月《みづき》
・高2。母が帰ってくるまで高校を休み、バイトで稼いでいる。
・澪に心配をかけないように母が入院していることは内緒…。
|澪《みお》
・小学3年生。お姉ちゃんが大好き。
・勘がするどい(自称。実はあんまり良くない)。
|美波《みなみ》
・美月、澪の母。37歳くらい。
・病弱。難病にかかる。
|瑠夏《るか》
・美月の幼なじみ兼親友。そしてバイト仲間。
・スクールカウンセラーになるのが夢で、相談に乗るのが得意。
異変家庭 ①幸せな家庭
「じゃ、美月は澪をお願いね!いってきまーす」
「いってらっしゃい!」
私はお母さんを笑顔で送る。私は美月!
平凡な女子高校生です。
で、澪っていうのが私の妹で小学生。
お父さんがいないから、私が多忙の母に代わって面倒を見ています。
「お姉ちゃん、いこう」
澪と一緒に学校へ行く。
「じゃ、私はここで!」
「またあとでね〜」
駅の前で澪と別れ、切符を買う。
改札を通る。
電車に乗り込む。
そして、スマホをいじって……。
ってあれ、家にスマホ忘れた。
まだ列車は発車してない。
発車まで10分ある。ダッシュで行けば往復5分。
となれば…急げええええ!!
はあ、はあ…
スマホをゲット!さあ、駅に…と、通知が届いていた。
お母さんからメールだ。
“助けて 死にそう つらい”
「……え」
お母さんの職場へ行こうとする。お母さんは車で出勤するんだっt…**え。**
駐車場に…顔が真っ青で倒れているお母さんがいた。
---
「意識が戻ってよかったですね。難病です。命は…もう1年ほどしか持たないかもです……出勤などは控えて、入院してください」
そのあと…私は119に通報して救急車を呼び、お母さんは意識が戻った。しかし、難病にかかり余命宣告が……。
お母さんは落ち着いていた。ただ体がだるくて宣告も耳に入らないそうだ。
「お母さん、安心して!」
「…美月。ごめんね…澪には…内緒にしておいて…」
**「わかったよ。お母さんがいない間、澪は私が守る!」**
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その後、バイトを3つ掛け持ちして高校もサボって働いた。
澪には「お母さんは多忙で会社に泊まっている」とウソをついている。
また、働いて夜遅く帰ってくる件については「カラオケに行っていた」と誤魔化している。
まず、月曜は午後から工事現場。鉄骨を運んだり買い出しでコーヒーを買うくらいだけど、お給料は高い。
火曜はカフェ。接客を1日中してお給料は普通。
水曜は午前にコンビニ。店員として働き、10時までズタボロになるまでダンボールから物を出して並べて、お給料は少し安い。
木曜、金曜は学校。
土日も工事現場で午前働く。
午後は澪とショッピングをしたりする。
そんな生活が、長くなるなんて…。
次回はバイトの様子描写頑張る!