僕のシリーズ小説『魔物が悪なんて誰が言いました?』のシリーズを作成しました!
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目次
魔物が悪なんて誰が言いました?
この世には、魔物に分類される種族がいる。
昔々の、その昔、人間と魔物は共存して生きていました。
しかし、ある者が「魔物は悪。滅ぼすべき」と、噂を流し、
いつしか魔物が差別される存在となっていた。
そして今、立ち上がろうという者がいた。
その者の名は、ディーア。
魔物を統べる、魔王である。
配下「ディーア様、見回りが終わりました。今日も異常ありません」
ディーア「あぁ、ありがとうな。下がれ」
配下「はっ」
ディーア「はぁ………いつになったら人間は|俺たち《魔物》のことを理解してくれるんだろうか………」
配下2「ディーア様!!!この城に侵入者が…!」
ディーア「ほう…皆を下がらせろ。俺が行く」
配下2「し、しかし………」
ディーア「久しぶりの侵入者だ。どんなものか見てみたい」
配下2「………御意」
大広間
??「ヒック………ヒック………」
ディーア「………子供………?」
??「ひっ…!ごめ…なさ……(泣き出し)」
ディーア「あっ、な、泣くなって……よ、よーしよし……」
??「うぁ……おにいちゃん……?」
ディーア「兄…?いや、俺は兄じゃ……」
??「え……おにいちゃんじゃ……ないの?」
ディーア「あ、いや…!お兄ちゃんだぞ~ほ~れほれ~…」
??「!んふふ…おにいちゃんっ!」
ディーア「で、お前の名前はなんだ?」
??「わたし、?わたしはピア!」
ディーア「ピアか。いい名前だ」
ピア「えへへ…そうでしょ!」
ディーア「でもピア。なんでこんなところにいるんだ?母親はいないのか?」
ピア「ママ……ママどっか行っちゃった……わたしに「ここにいてね」って、言ったのに……ずっとかえってこないの……」
ディーア「そうか……(捨てられた…なんて言ったらまた泣くだろうな……)」
ピア「でもおにいちゃんがいっしょならだいじょーぶだもん!」
ディーア「ふっ……そうだな。とりあえず、着替えにいこうか」
ピア「うん!」
久しぶりの小説投稿!!
もうほんと語彙力と文章力が落ちたような……((
4月5日、この小説のキャラを募集するため、自主企画開催しまーす!!
もしよければ、参加してください!
魔物が悪なんて誰が言いました?#2
ディーア「さて、まずは……」
ピア「……?」
ディーア「……(服を脱がせるの……俺じゃない方がいいのでは……?)」
?「あら、ディーアったら、お困りかしら?」
ピア「?」
ディーア「あぁ…カリーか…」
カリー「ピンポーン。で、何を困ってるのかしら?」
ディーア「あぁ…実は……」
ピア「おにいちゃん、このひとだぁれ?」
ディーア「ん?こいつは__」
カリー「あら!この子可愛いじゃない!お名前はなんていうのかしら?」
ピア「わたし?」
カリー「えぇ、あなたのことよ」
ピア「わたしはピアっていうの!おねえちゃんは?」
カリー「私はカリーよ。強いて言えば、ディーアのお姉ちゃんね」
ディーア「いや、別に姉弟じゃな__」
ピア「じゃあカリーおねえちゃんだね!」
カリー「ええそうよ~♪」
ディーア「……はぁ………」
カリー「で、この子の着替えの手伝いをすればいいのね?」
ディーア「あ、あぁ……(こいつ…強引だが、なんだかんだ鋭いんだよな……)」
カリー「じゃあピア。お着替えしましょうか〜♪」
ピア「うゆ!」
カリー「可愛い……!!!!」
ディーア「やらかすなよ……?」
カリー「ええ、もちろんよ」
ディーア「……(本当に大丈夫だろうか…?)」
魔物が悪なんて誰が言いました?#3
数分後
カリー「終わったわよ~♪」
ピア「おにいちゃっ!」
今のピアの恰好
https://picrew.me/ja/image_maker/2512593/complete?cd=P2OBFeMiwd
↑(し)ょうじょめ~か~様より制作させていただきました
ディーア「お、いいじゃないか…」
カリー「ただ……」
ディーア「?」
ピア「スリスリ♪(ディーアの足部分に顔をスリスリしてる)」
カリー「ほら、ピアちゃんの髪、少し長いと思って切ろうとしたら…(両手を見せる)」
ディーア「その手……」
カリーの手は、火傷のようにひどくかぶれていた
カリー「えぇ…ピアちゃんは"何か”に守られてる……ただ、それが魔物か聖者なるものかわからないのよね……」
ディーア「手は大丈夫なのか?」
カリー「何言ってるの。私の再生能力を舐めないでもらいたいわ。こんな怪我、治そうと思えばいつでも簡単よ」
ディーア「それもそうだな……」
カリー「でも、そのままにするのも、不便だと思うのよねぇ……」
ピア「?」
ディーア「なら、切るのではなく、結んだらどうだ?」
カリー「そうね。そうしましょうか!」
ピア「…?」
カリー「ピアちゃん、こちらにおいで~」
ディーア「……(誘い方が本当に悪魔だな……)」
ピア「んゆ!」
数分後
カリー「はい、完成よ!」
ピア「わぁ…!✨」
ピアの髪型は両方に三つ編みを垂らしてる感じ
ピア「おにいちゃん!どう??」
ディーア「うん。似合ってるぞ」
ピア「えへへ~」
ディーア「さて…これからどうするか……」
配下「ディーア様…」
ディーア「ん?」
配下「客人です」
ディーア「わかった。今行く」
配下「はっ…」
魔物が悪なんて誰が言いました?#4
ディーア「さて…客人は……」
?「やーっほ!」
ディーア「おっ…ジェリアか…」
ジェリア「んふふ…久しぶりだね」
ディーア「今日はどうしたんだ?」
ジェリア「いーや?特に何もないけど……なんだか懐かしいような気配を感じてさ」
ディーア「ふーん……(懐かしい…?)」
ピア「おにいちゃん?」
ジェリア「…!」
ピア「だぁれ?」
ジェリア「……」
ディーア「ジェリア?」
ジェリア「……初めまして、ボクはジェリア。よろしくね」
ピア「うん!わたしピアって言うの!よろしくね、ジェリア君!」
ジェリア「あ、うん……__ボク君づけなんだ__……」
ディーア「ジェリア、懐かしい気配とは…?」
ジェリア「ううん、ボクの勘違いだったみたい。ごめんね」
ディーア「そうか…それならいいが…」
カリー「あら、ジェリアくんじゃない!」
ジェリア「あ…カリー…」
カリー「丁度よかった。今料理ができたの。一緒に食べていかない?」
ジェリア「あぁ…じゃあ……」
ピア「ねぇねぇおにいちゃん」
ディーア「ん?なんだ?」
ピア「りょうりってなぁに?」
ディーア「あー…料理っていうのはな…ご飯をより美味しくするための工程だ」
ピア「ごはんたべれるの?」
ディーア「あぁ、そうだぞ」
ピア「✨✨」
ディーア(こいつの母親は、まさか飯もまともにあげてないのか?)
ピア「わたし、ごはんたのしみ!」
ジェリア「ふふ…よかったね」
ピア「うん!」
食堂
ピア「うわぁ…!…おっきぃ!」
ジェリア「本当にね、ここの食堂、ディーアはそんなに人を招くことないでしょ?」
ディーア「まぁな……」
カリー「皆集まったわね。じゃあ、いただきましょうか」
ピア「ん!いただきますっ!」
ディーア「なんだそれは?」
ピア「?おにいちゃん、しらないの?」
ジェリア「人間がご飯を食べる前にする挨拶だよ」
ピア「たべるまえに「いただきます」って言って、たべおわったら「ごちそうさまでした」っていうの!」
カリー「へぇ…ちゃんと守ってて偉いわねぇ」
ピア「うん!」
ディーア「ふーん…そうなのか…」
次の回は自主企画でキャラを募集し終わってから投稿します!
明日からなので、是非参加してください!!
魔物が悪なんて誰が言いました?#5
久しぶりのまもあく投稿となります!
一部ですが、参加者様方も出てきております。
次回には敵枠以外の全員出すつもりでいますので、そのつもりでお願いします。
ディーア視点
皆と食事を終えて数分後、ピアがキョロキョロと辺りを見回していた。
ディーア「ピア、どうかしたか?」
ピア「あ、えっとね、わたしのおともだちがきえちゃったの!」
ディーア「お友達?」
ピア「うん!とってもたいせつなおともだちなの!」
カリー「それは大変ね。どこまで持ってたか覚えてるかしら?」
ピア「えっとね……ママといたときはもってて……ここにくるときはなくなってたの…」
ジェリア「じゃあ、そこまで戻ってみたら?」
ピア「うん!そうする!」
ディーア「じゃあ、皆で行くか」
カリー「そうね。行きましょピアちゃん」
ピア「分かった!」
---
森
ディーア「大分暗いな……」
ジェリア「もう夜だからね。仕方ないよ」
ピア「ブルブル……」
カリー「ピアちゃん、私の近くにおいで」
ピア「うん……」
ディーア「早く見つけて帰るか……」
ジェリア「……ん、ここら辺じゃない?」
ピア「ぁ……みたこと……ある…」
ディーア「当たりだな」
カリー「えーっと………あ、ピアちゃん、これかしら?」
ピア「!そう!ピアのともだち!」
ピアが指を差したのは、少し汚れている兎の人形だ。
カリー「見つかってよかったわね~」
ピア「うん!あ……!」
ディーア「ピア…どうかしたか?」
ピア「見て!かわいいうささん!」
兎「?」
カリー「あら~可愛らしいわね~!」
兎「ブルブルブルブル」
カリー「あれ…?」
ディーア「カリー、魔力が漏れすぎて怖がられているぞ」
カリー「あぁ、そういうことだったのね…」
兎「ぴょんぴょん」
ピア「あ!まって~!」
ジェリア「あ、ピア!あんまり遠くに行き過ぎると……!」
ディーア「早いな…」
カリー「ねぇ、あの子の行った先…魔物の気配があるわ」
ディーア「本当か?」
カリー「えぇ、それも強力ね」
ジェシア「急いで行こうか」
ピア視点
ピア「うささーん?」
どこいっちゃったんだろう……。
カリーおねえちゃんのこと、こわかったのかなぁ?
じゃあ、カリーおねえちゃんに、いっしょにごめんなさいして、なかなおりしてもらわなきゃ!
ピア「あ!うささ……」
魔物「グルルルル……」
ピア「?」
このこ、うささんじゃない…。
おおきいくまさんだ……。
ピア「ねぇくまさん。うささんがどこにいるのかしってる?」
魔物「グアァ!!」
ピア「ひっ…!」
こわいっ……こわいよ……。
いたいことしてこないで……。
???「よっ」
ピアを抱えながら魔物の攻撃を避けて、近くに逃げる。
???「お前、大丈夫?」
いま、たすけてくれたの…?
ピア「う、うん……ありがとう…………」
そのひとのかおを見ようとしたら、もういなくて、おおきいくまさんがいたばしょにいた。
ピア「かっこいい…!」
ディーア「ピア~!!」
!おにいちゃんのこえだ!
ピア「おにいちゃん!」
ディーア「ピア、大丈夫だったか?」
ピア「うん!たすけてくれたの!」
ディーア「助けてくれたって…」
???「あれ?もしかしてディー君?」
ディーア「その声……クリスか?」
おにいちゃんがびっくりしたかんじでわたしをたすけてくれた人のなまえ?をよんでる。
クリス「久しぶり~!元気してた?」
カリー「あら、クリス君じゃない。本当に久しぶりね」
ジェリア「うん。最近顔も見てなかったもんね」
クリス「カーちゃんもジェリさんも!」
ディーア「こんな夜中になんでいるんだ…?」
クリス「今日は星が綺麗だったからさ!久しぶりにディー君にも会いたいし、一緒に見たかったから!」
ディーア「なるほどね…」
クリス「ところで、この子は?」
たすけてくれた人が、わたしとめせんをあわせて聞いてくる。
ピア「わたしピアっていうの!おにい?おねえ?」
あれ?この人どっちなんだろう……?
クリス「どっちでもないよ。クリスって呼んで!」
ピア「クリス!」
クリス「そうだよ~。よろしくね~」
あたらしいおともだち…!
ピア「んふふ……」
またおともだちふえたのがうれしくって、ついつい声に出しちゃった。
カリー「ピアちゃんったら、もうクリスのことを友達認定したみたいね」
ディーア「あぁ、本当に早いな」
クリス「え?ほんと?嬉しいなぁ~」
ディーア「まぁ、今日はもう遅い。クリスも来るか?」
クリス「じゃあ甘えさせてもらって~」
ジェリア「ボクはそろそろ帰るよ。またね」
カリー「えぇ、また」
クリス「ばいば~い」
ピア「ばいばいっ!」
ディーア「帰ったら風呂入らないとな……。カリー。頼んだぞ」
カリー「えぇ、わかったわよ」
ディーア視点
次の日
また朝が来た。別に悪魔は日光が苦手とかそういうのはないが、窓から差し込む光は眩しくて目が覚める。
ディーア「ううん……」
ピア「おにいちゃーん!」
ボフッ(ピアがディーアの上に乗る)
ディーア「うぐっ…」
ピアは軽いからいいけど……急に乗られたら痛い……。
ピア「あさだよ!おにいちゃん!」
ディーア「わかったわかった…。着替えていくから、カリーと待っててくれ…」
ピア「カリーおねえちゃんいないの!」
ディーア「あぁ…帰ったか…」
まぁ長い間いると疲れるだろう。また気が向いたら呼ぶとするか……。
カリー「ただいま~」
と思ったらカリーが帰ってきた。
いつもなら何も言わずに帰ってるのに……。
ピア「おねえちゃん!」
カリー「ピアちゃんおはよう。よく眠れたかしら?」
ピア「うん!」
ディーア「カリー、消えたり戻ってきたり…どうしたんだ?」
カリー「これには事情があってね。私だってピアちゃんの相手をしていたいけど、魔物たちの保護もやっていかないとなの。貴方の頼みだからね」
あぁ…そういえばそうだったか。
かなり昔に、魔王の保護下に入っていない魔物を保護してくれって頼んだか……。
俺やクリス…それと、酒鬼マラと言う魔王がいるが、正直面識はない。
今現在魔王は3人いるし、魔王の保護下にいない魔物は多い訳じゃないが、それでも0まで行くのは程遠い。
もう日常的にやってくれてるおかげで、保護下に入っていない魔物は少なくなっているはずだ。
カリー「だから、私の同僚を連れてきたのよ。彼ならいつでも暇人だろうし」
ディーア「あ~…カナタか…」
カリー「えぇ」
確かにそいつなら、ピアを任せられるし、信用に足る人物だ。
本人が承諾すれば俺も快く任せられる。
だが、そいつもそいつで暇ではないのでは…?
カリー「問題ないわ。彼の仕事は私が引き継ぐつもりよ」
ディーア「それならいいか……」
ピア「あたらしい人くるの…?」
カリー「えぇ、カナタ。いつまでそこで突っ立ってるの。こっちに来なさいな」
カナタ「は、はい!!」
ピア「?」
カリー「ピアちゃん、紹介するわ。この人はカナタよ」
カナタ「俺はカナタや。覚えておいてくれや〜」
ピア「カナタおにいちゃん!」
カナタ「おお~、人懐っこくてかわええな~」
ピア「んふふ……」
カリー「カナタ、今日はピアちゃんのこと、頼んでいいかしら?」
カナタ「カリー様の為ならお任せください!」
カリー「そう、よろしく頼むわね」
ディーア「お願いするよ」
カナタ「任せとき〜!」
そして俺は、いつもの仕事へと戻ることにした。
やっべ全然出てきてねぇ……………。
やっぱりキャラ崩壊してたら本当にごめんなさい………。
次はジェリア視点から入ります!
次はもうちょい早く書けたらいいなぁと思ってますので気長にお待ち下さい!
では!
参加者様へお知らせです
僕の自主企画に参加して頂いた方々だけでも見ていただければ嬉しいです。
どうも皆さん!!
せるあでっす!!
こんな唐突にお知らせを出したのは言うまでもありません!
今後のまもあく制作についてちょっとだけ知ってもらおうかと…。
ん?そんな暇あるならさっさと書きなはれ?
ハイ本当にその通りでございます(((
現在一部参加者様方が出るように考え中です。
しかし!!!
やっぱりストーリーより参加者様方を出してささっと書けるようにしたい……。
でもそうするともしかしたら参加者様方の予想と違った登場になるかもしれない……。
いやそんな理由で他の参加者様方を待たせて投稿を遅らせたくない……。
という事で!!
考えた結果、少し皆様と登場の仕方が変わるかもしれませんが、投稿頻度を考えてまもあく投稿させていただきます!
なるべくキャラは崩壊させないよう進めるのでご心配はなく!
でももし「これ大丈夫かな」と思うものは迷惑かもしれませんが、毎回確認を取らせてください。
他にも「こんな事言わせてほしい!」とか「こんな感じで活躍でしてほしい!」等の希望も言ってくれれば出来る限りやるつもりです!
あと一つお知らせです!
もう少しでテスト期間……。
まもあく最新話1話、頑張って2話程はテスト期間入る前に投稿したいと思います!
それではまた!!
ばいばいっ!
魔物が悪なんて誰が言いました?#6
今回はジェリア視点から始まります!
今回までに味方枠の方々は全員出したい………。
勝手ながら邪神枠の方々はお知り合い設定にさせていただきました。
確認も取らず申し訳ありません。
努力します!
次の日(ピアが来て二日目)
ジェリア視点
あの後、真っ直ぐに自分の住処に帰って、そのまま寝れば、また朝が来ていた。
ジェリア(きっと今頃、ディーアはピアに起こされてるんだろうなぁ笑)←正解
なんとなくそう考えて、朝の準備をする。
それにしても……やっぱりあのピアって子………見たことがあると思うんだよなぁ…………。
昨日から思い出そうと、まだモヤモヤとしている。
ジェリア「まいっか……」
思い出せない物事を思い出そうとしても結局意味がないと割り切り、気分転換に出かける事にした。
??「あれー?ジェリアじゃん」
ジェリア「あ、ラフェル」
ラフェル「奇遇だなー!」
ジェリア「うん。ラフェル、どうしてここに?」
ラフェル「いや~、偶然目覚めて、さっきイフリートにもあったぜ」
ジェリア「ほんと?」
イフリートとはもう久しく会ってない。
あの人いつも忙しそうだからなぁ…。
ラフェル「今日は時間空いてるって言ってたし、行かね?」
ジェリア「じゃあ、そうしようかな」
いい朝の、いい散歩になりそうだ。
---
森らへんに出て、陽は起きた時よりも高く昇っている。
ラフェル「お、ほらあそこ!」
ラフェルが指指した場所には、確かにイフリートがいた。
ジェリア「本当だ」
イフリート「__暇だなぁ__……」
ラフェル「イフリート~!!」
イフリート「あ、ラフェル!」
ジェリア「やっほ」
イフリート「ジェリアも!いいところに来たね、少し話し相手になってくれない?忙しかったらいいけどね。ちょっと暇でさ…笑」
ラフェル「全然いいぞ~」
ジェリア「うん。ボクも大丈夫だよ」
イフリート「…あ、ほんと?ありがと。じゃあお茶淹れてくるね、ここ座ってて〜。あ、お菓子もあるから!ゆっくりしていってね〜」
ジェリア「ありがとう」
イフリートは相変わらず人遣いがいい。
彼の近くにいると暖かくなって、気を許すと寝てしまいそうになる。
イフリート「お待たせ。どうぞ~」
ラフェル「お~、美味そうだな」
ジェリア「本当に美味しそうだね」
イフリート「でしょ?ちょっと遠くまで買ってきたんだ~」
ラフェル「じゃあ早速__」
??「あ、皆集まってる?」
急に背後から声がして、驚いて振り向くと、
ジェリア「なんだ、純粋神か」
純粋神「やっぱり……何してるの~?」
ラフェル「なんとなくで集まったらお茶会になった」
純粋神「なんで…?」
うん、ボクもそう思う。けど本当にいつの間にかお茶会になってたんだ。
イフリート「せっかくだし、純粋神も参加する?」
純粋神「じゃあ、時間もあるしそうしようかな」
ラフェル「よし、決まりな~!」
イフリート「待ってて、追加のお茶淹れてくるよ。純粋神、空いてる所に座っていてくれ」
純粋神「うん。ありがとう」
イフリートは今一度奥の方に戻って、純粋神は空いていた椅子に座る。
ラフェル「にしても、なんで純粋神ここにいたんだ?」
純粋神「ちょっと朝の散歩にね」
ジェリア「なるほどね」
イフリート「はい、どうぞ」
純粋神「ありがと」
ラフェル「そうだ。この前遠くの森の方でちょっと暴れようとしたら天使の奴らが来てさ~」
これ…ラフェルのちょっと暴れたは、ちょっとと言えるほどじゃないから天使が来たんだろうね。
イフリート「それはラフェルが悪いんじゃないかな」
ジェリア「うん。ラフェルのちょっと暴れたは信用できないし」
純粋神「うんうん」
ラフェル「え、酷…………」
純粋神「というか、最近ほんっとヤンデレさんが見つからなくて…うぅぅ」
2時間後
イフリート「ん~、あ、もうこんな時間か」
それからも色々な事を話し、お昼になってきた。
ジェリア「本当だ」
ボクは基本暇とはいえ、こんなに時間が経つとは思わなかった。
イフリート「今日はありがとうね」
ジェリア「いえいえ、こっちも楽しかったよ」
ラフェル「だな。久しぶりにたくさん喋ったぜ~」
純粋神「皆と過ごしたのも久しぶりだったもんね」
ラフェル「ジェリアはこれからまた魔物達の保護か?」
ジェリア「今日は…もう一回ディーアの所に行くよ」
純粋神「あ~、3人の魔王の一人だっけ?」
ジェリア「うん」
確かラフェル達は魔王達との面識はほとんどないんだっけ……。
ラフェル「もう一回?そんなに高頻度で会ってんの?」
ジェリア「いや…昨日拾った子がいて………」
あ……これ言っても大丈夫だったかな……。
まぁ、その時はその時か。
ラフェル「あ~ね…」
純粋神「ふ~ん」
あ……よかったこの二人が子供にあんまり興味なくて……。
イフリート「…………」
ジェリア「…?イフリートどうかした?」
イフリート「いや……その…」
何時になくおどおどしているイフリート。
こんな彼を見るのは初めてかもしれない。
ジェリア「?」
イフリート「ジェリアの親友の魔王がよければ…なんやけど……
僕、会ってみたいんだよね」
ジェリア「全然いいよ?」
別に、それくらいでディーアも怒らないだろうし、もしピアが病気にかかった時に、一番頼れるのはイフリートだったし、丁度よかった。
ラフェル「ジェリアはっや(笑)」
ジェリア「せっかくだし、ラフェルも純粋神も来たらいいじゃん」
ラフェル「ん〜、まぁ楽しそうだしいっかな〜」
純粋神「えぇ…………ヤンデレいなさそうだし………」
ラフェル「まーまーそう言わずに行こうぜ!」
純粋神「んんん…………分かったよ」
ラフェル「よっし!決定な!」
行くことが決まったなら、3人をディーアの城まで案内する。
その役目は勿論ボクだ。(というかボク以外知らないし)
ジェリア「はいはい。こっちだよ」
そうボクはディーアの城の方向を指差して先頭で歩いていく。
---
ディーア視点
時は過ぎお昼過ぎ頃。
ピアはご飯を食べ本を読んでいたら寝ており、カナタもクリスも少しだけ席を外していた。
部下もカリーも仕事に忙しく、俺は完全にぼっちだ。
ディーア「何をするかな………」
とりあえず、まだ読んでいない本でも……。
ドォォォーーーン!!!!!!
ディーア「!?」
外からか……?
人間が来たとは思えない。
魔物達が暴れるとも思えない。
ならなぜだ……?
いや、今はそんなことはいい。
ピアには悪いが、俺も少し外へ行くとしよう。
外に出て数分後
俺は城の外に出て少しの間、フリーズしていたのかもしれない。
その場にいたのはカリーとカナタとクリス。そして見知らぬ者が二人。
ディーア「誰だ……お前ら…」
???「ふむ……君がディーアか?」
ディーア「あぁ、そうだが…」
見た感じ、一人は鬼。もう一人は悪魔のように見える。
???「俺は魔王 酒鬼マラ。酒呑童子とも言われるな」
???「うちはサリジア!よろしく!」
酒鬼マラ…もう一人の魔王か…。サリジアと名乗る者は配下だろうか。
カリー「名前はいいのよ。どうしてここに来たか知りたいの。答えなさい」
カナタ「そうやで。魔王が他の魔王の領地に入るなんて、只事とちゃうわ」
クリス(ん…?妾いつもディー君の家に来てるけど…?)
あぁ…カリーが酒鬼マラを不審者と考えて………じゃあ…さっきの爆発音はカリーが…?
カリー「ディーア、どうやら私を疑っているようだけど、私は違うわよ」
ディーア「は…?」
カナタ「カリー様が能力を打つ前に、俺らの前で爆発して……」
襲撃ってことか……?
__「……ァ~!!!」__
クリス「……ん?」
ディーア「どうした。クリス」
クリス「いや……今声が聞こえて……__気のせいかな……__」
ジェリア「ディーアーー!!!!」
どうやらクリスの言ったことは間違っていなかったようだ。
それにしても、ジェリアがあんな大声を出せるとは思わなかった。
ディーア「どうしたんだ。ジェリア……」
ジェリア「はぁはぁ…大丈夫?怪我はない?急にほんっとごめんねボクの監督不届きで!!誰も本当に怪我はない!?」
ディーア「……?……??………?」
ジェリア「あ、あれ……?」
カリー「ジェリア、急に話過ぎよ。またディーアがフリーズしてしまったわ」
ジェリア「あ…ご、ごめんね」
目まぐるしいほどに状況が変わりすぎている。
一体どういうことだ……。
ディーア「そ、それで…どうしてここで爆発が……」
ジェリア「あぁ……えっとね……」
???「ジェリアー急に走り出してどうしたー?」
???「んわ、人がいっぱい」
???「もしかして、ジェリアの親友のディーア?」
ディーア「ん…?あぁ」
どうやらジェリアと面識があるらしい。
外でこんなに騒いでいても仕方ない、城の中にでも移動するか。
ディーア「自己紹介はあとにしよう。城に招待するよ。来てくれ」
???「うん、そうだね」
ピア…泣いてないといいが……。
一体なぜこんなにも客が来るようになってしまったのか……。
聞いてくれません!?!(誰が聞くか)
#6を創っている間2回もデータが吹き飛びました((
世界は僕のことが嫌いみたい(?)
結構参加者様のキャラ崩壊については気を付けたんですが……やっぱ語彙力も文章力もないわぁ……。
暗くなってては始まりも終わりもないので締めます!
また#7でお会いしましょう!
ばいばぁいっ!
魔物が悪なんて誰が言いました?#7
あぁあぁぁぁぁぁぁ………………。
あぁあ……………あぁぁぁあ………(放心状態)
説明しよう!(誰やねん)
せるあ君は不要な小説を削除しようとしたら、間違えてこの小説を消しちゃって半分ほど書けていたのに全部パーになって絶望中だぞ!!(((
うんうん!なんて馬鹿な人なんだろうね!!
きっとファンレターを書いてくれましたら復活するよ!
いや嘘ですちゃんと書きますでももうちょっと時間かかりすぎて死にそう誰か死にs
本編はっじまっるよ~!!
ディーア視点
急な来客のジェリア達8人を連れて、大広間へと案内する。
ディーア「どうぞ入ってくれ、自由に座ってもらって構わない」
ジェリア「いつ見てもほんっと大きい部屋だね……」
そうだろうか?自慢ではないが、この部屋と同じ大きさの部屋はまだ何室かあったはずだ。
ディーア「あとは飲み物だな……リュウ、紅茶の用意を頼む」
リュウ「かしこまりました」
俺の唯一の配下、リュウは、俺が魔王になった時、初めて配下になった者だ。
ディーア「少し待っていてくれ、俺はピアを連れてくる」
イフリート「ピア?ジェリアが言っていた、昨日拾ってきた子の名前?」
ディーア「あぁ、さっきまで寝ていたはずだから、まだ部屋にいると思う」
そう言い残し、俺はピアがまだいるであろう部屋に向かう。
---
テクテクテク カチャ
ディーア「ピア~………?」
ピア「どおしたの?」
寝起きなのか、いつも以上に滑舌が悪い。
ディーア「カリーやジェリアが集まってるんだ。一緒に来るか?」
ピア「うん!」
ディーア「ん、じゃあ行こうか」
ピア「うゆ!」
---
大広間へ
ディーア「待たせたな」
ピア「………?」
カナタ「お~ピア。ぐっすり寝れたか~?」
ピア「!うん!」
ラフェル「ふ~ん、これが拾った子ね~……」
純粋神「人間かな……?」
サリジア「………」
酒鬼「ほう……その童が……」
リュウ「失礼します。紅茶を持って参りました」
ディーア「お、ありがとう」
リュウ「礼には及びません」
リュウが紅茶を持ってきたと同時に、ピアの周りにいた人たちがさっきまで座っていた席へと戻る。
紅茶を配り終わった後、リュウは俺の後ろに立って、周りは静かになり、沈黙が流れる。
ディーア「じゃあ、まずは自己紹介していこうか」
俺は長い机の奥の、真ん中の席で、自然と司会をすることになった。
ディーア「俺はディーア。皆知っているだろうが、魔王をしている。この子はピア。たまたま俺の城へ入ってきて、拾うことになった」
ピア「ん……よろしく……?」
俺とピアの自己紹介が終わり、リュウへ視線を向けると、視線を変えることなく一歩前に出た。
リュウ「リュウと申します。ディーア様の配下として、忠誠を誓っております。以後、お見知りおきを」
言い終わると、一歩戻り、人形のようにピクリとも動かない。
カリー「カリーよ。ディーアの古い友で、一部からは「赤い姫」って呼ばれることもあるわ。さっきは敵対してごめんなさいね」
酒鬼「構わんよ。何も言わずに来た俺たちにも責はあるはずだ」
ディーア「謝罪も後でにしよう。今は自己紹介中だ」
カリー「えぇ、そうね」
__カナタ「カリー様の髪が靡く姿もやはりお美しい……!」__
クリス「妾の名はクリス・ナーゼ。狐だからってなめるないでよ!」
カナタ「俺はカナタや。覚えといてくれや~」
サリジア(悪魔の人ら多いなぁ……)
次は右にいるジェリア達だ。
ジェリア「ボクはジェリア。急に近くで爆発させてごめんね」
イフリート「爆発させたのはラフェルだけどね」
ラフェル「ごめんって~」
ディーア「じゃあ……次は…」
名前がわからず、口が止まってしまう。
イフリート「んー?自己紹介?いいよぉ。えーと…名前、偽名でもいい?」
偽名か……いや、問題はない。人に知られたくない事情など、俺にだってあるんだから。
ディーア「大丈夫だ」
イフリート「ありがと。で、名前だよね。僕はイフリート。元炎ノ神…かな。堕神って知ってる?あー、堕天使の神バージョン、って言えばわかるかな?うん、まあそんな感じ。…まあ紹介はこんなもんかな、よろしくね。」
ピア「ん!」
俺が返事をしようとしたら、ピアが元気よく返事してくれた。相当懐いたのだろう。
ラフェル「オレはラフェル!!···こんなんでも一応邪神だ。あ、敬語使わなくていいぜ!!」
ラフェル……この者が爆発させた本人か。まぁ……ジェリアが連れてきた中で一番やらかしそうなのは、確かにラフェルだな。
純粋神「僕の名前は純粋神。元神なんだ。よろしく。」
元神……ということは、ジェリアと同じく、邪神の一人か。
……ん?もしかしてこの4人って邪神か……?
…………まぁ……そういう事もあるか。
酒鬼「俺は魔王 酒鬼マラ。酒呑童子とも言われるな」
サリジア「うちはさっき言った通り、サリジアやで!」
ディーア「これで皆の自己紹介が終わったな」
さて……ここからが問題だ。
ディーア「マラ、何故ここにやってきた?」
もし戦争をふっかけるようなら、こちらもそれなりの対処をしなければいけない。
酒鬼「何、戦いを望みに来たわけではない。ただ、不気味な気配がそちらで感じてな」
不気味な気配……?
酒鬼「昨日そちらが拾ったという、ピアだろうな」
やはりか……俺としてもまだピアに関して多く知っているわけじゃない。
酒鬼「だが、ピアは見た所まだ幼い。危害は与えないと誓おう。無論、童らにもな」
ディーア「そうしてもらおう」
それで……ジェリア達の方は……。
ジェリア「ラフェル達はボクが誘っただけ。爆発の件は……ちょっとね……」
本当に何があったんだろうか……。
いや、これでこの集まった者たちは無害だとわかることができた。
別に問題も起きていない。そのまま帰ってもらうことにするか……。
リュウ「……ディーア様、また来客者のようです」
ディーア「ん、そうか」
今日はまだ、落ち着ける様子ではないようだ。
今思い出しました。
最推しの名前がカーリー……
でもって我らが姉貴的存在カリー……。
んわあすっごい似てる((
いやもうほんっと最近気づいて……。
なんで最推しの名前と似てるって気づくの遅いんだよ馬鹿か(((
それではまた次回!ばいばい!
魔物が悪だなんて誰が言いました?#8
どうも白夢でっす☆
最近キーボードかたかたさせすぎて怒られてます。
でも大丈夫!!僕はそれぐらいでへこまないよ!!((
そんじゃ本編いってみよ~!
カリー視点
マラやラフェル達の自己紹介が終わって、これからどうするのかディーアに聞こうとしたら、どうやら来客が来た様子。ほんっと最近来客が来すぎじゃないかしら…?
ディーア「君たちか?俺の来客と言うのは」
?「………。」
黒髪の子は喋らず、ただただ片方の子を見ている。
?「…あ、ごめんなさいね、この子話すの苦手で…。私はエス、こっちがエルと申します。まあ偽名なんですけどね笑 …まあよろしくお願いします。」
偽名ねぇ……イフリートはジェリアの友達だったから良いとはいえ、見知らぬ来客がこのように堂々と偽名と言えるのね。
この子達は見た感じ……人間かしら?
カリー「何の用?」
エス「私たちは魔物達と仲良くしたいと思ったんです」
サリジア「キッ…………(睨)」
酒鬼「サリジア、そう睨むな」
サリジア「………でも……」
酒鬼「相手が敵対しないと言ったんだ。信用はしてやってもいいだろう」
確かにマラの言う通りでもある。
仲良くしたいと言う人間だって絶対いないなんてこともない。
エス「……ありがとうございます」
エスはにっこり笑ってお礼を言う。
ジェリア「あ……もうこんな時間か……」
窓を見てジェリアがそう声を零すと、確かに外は既に暗くなっていた。
エル「…………」
カナタ「二人は帰る家あるん?」
エス「……いえ」
ディーア「じゃあ、今日は泊まっていくか…?」
エル「………」
エス「なら、お言葉に甘えさせていただきます」
ピア「おとまり?ってなぁに?」
カナタ「簡単に言うと一緒のお家に寝たりするんやで。やから喧嘩はあかんで?」
ピア「うゆ!」
分からなかった事を教えてくれて笑顔になるピアちゃん。可愛いわよねほんと(
ディーア「自己紹介は各自でしよう。リュウ、椅子を取ってきてくれるか?」
リュウ「お任せを」
カリー「なら、部屋に案内するわ。二人一緒でも構わないかしら?」
ディーアやジェリアがもてなしいるのなら、私もそれなりにもてなすべきよね。
エス「えぇ、そうしていただけるとありがたいです」
カリー「そう。じゃあこっちについて来て」
エス「分かりました」
カリー「カナタは来ないでいいわよ」
カナタ「そ、そんな…!」
適当に言ったつもりなのに当たっている私の方が驚きたい。
カリー「ピアちゃんの世話、頼んだわよ」
カナタ「は、はい………(´・ω・`)」
カリー「待たせたわね。こっちよ」
エス「エル、こっちですよ」
エル「………………」
にしても………この二人………
いいえ、今疑ってしまえばキリがないわね。
私は考えるのをやめて、空いている部屋に二人を連れて行った。
---
カリー「ここよ」
私が案内したのはそれなりに大きい客室である。
このくらいの大きさなら、二人でものびのびと使えるはずだろう。
エス「とても広いですね」
エル「………」
カリー「それはよかったわ。掃除も定期的にしているけれど……何か困ったら聞いてちょうだい」
エス「助かります」
カリー「じゃあ、夕飯ができたら呼びに来るわ。それまで待ってて」
そのまま扉を閉めて、厨房に急ぐことにした。
ディーア「カリー、今日の夕飯なんだが、マラやクリス、ジェリア達にエスとエルの分で…いつもより8人分多いんだが……」
カリー「そうよね。今から作るから安心してちょうだい」
ディーア「いつもすまない……」
カリー「問題ないわよ。リュウをあとでよこしてもらえるかしら?」
問題無いとはいえ、一人で全てを行うことは不可能。リュウなら手伝ってくれるし、ディーアも許可してくれると確信しつつ確認する。
ディーア「わかった。リュウ」
リュウ「食材は全て揃っております。私も手伝いに参ります」
カリー「助かるわ。また後でね」
ディーア「あぁ」
カリー「行きましょうか。リュウ」
リュウ「分かりました」
さて…今夜は何を作ろうかしら……。
ど~っもっ!
一週間が終わって超happyって感じです☆
ちなみに次回の構成は全く決まってません(((
でもちゃんと作ってくのでご安心を!!
また次回!
ば~いばぁい!
魔物が悪なんて誰が言いました?#9
はいどうも!
今回はネタ回にしようと思います!(ストーリーは進めてきます)
え?なぜかって……?味方枠の方々全員出たしそのままいきなりドーンとファンタジーとシリアスぶっこむよりその前にコメディで暴れておきたいって言うのが本音でs(((
気休め程度に見てみてください!
本編どうぞ!
ディーア視点
カリーに報告して大広間に再度戻ると、各々好きなことをしていたようだ。
カナタ「ある日ある日一匹の狼がおってな~」
ピア「3ひきのひつじさんとなかよくなる!」
カナタ「え???」
ピア「違うの……?」
カナタ「ウン!せやで!!」
あそこでは二人で本を読んでいるのか…。聞いた感じ、『3匹の羊と狼』だろうか。
マラ「酒も美味いだろう?」
イフリート「そうだね。……でも、ご飯の前に食べるのはよくないんじゃない?」
マラ「まぁそうだな」
純粋神「ん"……ちょっときつい……」
サリジエ「ん"……うちも………」
ラフェル「無理すんなよ~?」
マラ「そういえば、イフリート。君は堕神なのだな。俺も仕事放棄しすぎて堕神から鬼になったものだ」
イフリート「へぇ、そうなんだ……」
純粋神「そういえば……ラフェルは邪神に……?」
ラフェル「んん〜?オレ?1回だけ物壊しちゃって、それが楽しくて邪神になったの。なんかショボいっしょ?」
ジェリア「邪神になるのにショボいも何もないよ……」
なんだかとても楽しそうである。
俺はどうしようか……。どこかの話に混ざりたいが、とても混ざれそうな雰囲気ではない。
ピア「あ!おにいちゃん…!」
迷っていると、ピアがこちらに気づいてくれた。
ディーア「ん、どうした?ピア」
ピア「よんでみただけ!」
ディーア「そうかそうか(撫)」
ピア「んへへ……」
カナタ「ディーア、カリー様は?」
ディーア「今夕飯を作ってくれてる」
カナタ「……つまり、カリー様の料理が食べれると……?」
あ、なんか面倒事になりそう……
ディーア「まぁ……そうなる…な…?」
カナタ「シャッッッ!!!!」
喜びすぎじゃないか……?
ディーア「ついでにカリーの手伝いに行ってくれないか?ピアはこちらで見る」
カナタ「そうするわ。ありがとな」
ディーア「どういたしまして」
ピア「カナタおにいちゃんどこいくの…?」
ディーア「カリーの手伝いだ。また戻ってくる」
ピア「んん……つぎのえほんよむ……」
ディーア「はいはい、どれにするかなぁ……」
ピア「じゃあこれ!」
ん…?『世界が始まった話』…?そんな本あっただろうか……。
まぁ、長い間本を集めているし、知らぬ間にまぎれたんだろうな。
ディーア「よし、それにするか」
---
リュウ視点
ディーア様の命により、今から料理
カナタ「……お、ここやな」
匂いを嗅がなくとも分かるような美味そうな匂いと他の場所より少し熱い温度がこちらにも感じる。
リュウ「__!__カナタ様、どうかいたしましたか?」
厨房にいらっしゃったのはカナタ様だった。
厨房の入り口近くにいた為、カナタ様にすぐ気づくことが出来た。
カナタ「手伝いに来たんよ。なんかあらへん?」
リュウ「そうですね…………」
野菜とか切ってもらう………いや、それぐらいなら私がやる。というか、カナタ様に頼み事などしていいのだろうか………。
カリー「手伝いなら必要ないわ。でも、料理が出来次第、配膳を頼むわね」
カナタ「!はい!」
カリー「リュウ、肉を取ってきてくれるかしら」
リュウ「分かりました」
カリー様が最初に肉などを取ってくるよう言う時は大抵ステーキなど肉料理になる。
私は胡椒やソースも持ってカリー様の近くに置き、野菜を切るなど自分も出来ることをし始めた。
---
エル視点
魔王共の城に潜り込むことに成功した。
今はエスと二人で食事を待っているところ。
正直食事に毒盛られるんじゃないかと思って不安だったけど、あんなに間抜け面が多いんだし、そんなことは考えないでしょ……。
というか、先生が魔物と仲良くしたいと言った事を本気で思ってるんだろうか……。
エル「………………」
エス「ん゛んっ…ちょっと素出すわ。エルしかいないし…バレてもまあ大丈夫でしょ。」
先生が素出したってことは、喋ってもいい……?
でも、近くに人がいたら……
エル「…………(喋ってもいいのかな…)」
エス「…エル?あ、うん。いいよ喋っても」
先生はいつも自分の考えてることを分かってくれる。
よし、先生からいいって言ってもらえたし……。
エル「あ、わかった。で…いつ裏切るの。ずっとこのままじゃないでしょ?」
エス「んー、どうだろう、あまり聞いてないからなぁ…ま、気長に報告待とうよ。騙されてるとこ見んの面白いし(笑)」
エル「………わかった」
エス「それより暇だなぁ……」
エル「広いけど運動ができる広さじゃないよね……」
エス「しょうがない……どっかから本持ってくるわ。ちょっと待ってて」
エル「え、自分も一緒に行った方が……」
エス「大丈夫、すぐ戻るから」
エル「……わかった」
待つ時間も暇だなぁ……、かといっても先生以外は来てほしくないし……、
エル「どうしたものか……」
ガチャ
あ、せんせ……ん?
カナタ「あれ?一人だけ?もう一人のあの……エルやっけ?」
何言ってるんだ。先生の名前はエス。エルは自分だ。
エル「………フルフル」
とりあえず喋ることもできないので首を横に振る。
カナタ「あれ…あ、お前がエルか!」
エル「コクコク」
カナタ「えーっと…………あ、エスか!」
エル「コクコク」
その後数分間くらいの時間が過ぎたけど、こっちは話さないし、あっちにも話す話題がないのか、気まずい時間が流れている。
カナタ「なんでこいつと2人きりなんや…」
そうは言われても、来たのはそっちなんだから悪態をつくのはやめてほしい。
エル「…………」
カナタ「…エル、?エルさーん??……エスはよ来てくれえええええ!!!!」
カリー「うるさいわよカナタ!!」
カナタ「スミマセン!!」
カリー「貴方二人を呼んできてって言っただけなのになんで叫ぶ必要があるのよ」
カナタ「申し訳ございませんカリー様……」
エス「どうかされましたか?」
カナタって人に大声で呼ばれたからか、少し息を切らせて先生が戻ってきた。
カリー「料理が出来ただけよ。」
エス「では、今私を呼んだのは……」
カリー「|こいつ《カナタ》ごめんなさいね、うるさいのはこいつだけだから、無視していいわよ」
エス「そうですか。では、料理はどちらで?」
カリー「大広間よ。案内するわ」
エス「わかりました」
カリーって人がカナタの首元を持って引きづったまま先生が後ろを歩いたので、自分も急いでその横に立った。
いい匂いがする……魔物みたいな奴らでも、料理なんて作れるんだなぁ……。
なんて思いながら、口に出さずそそくさと歩いて行った。
や、やっと終わった……。
次はどう作ろっかな~、本編まだ入りたくないし適当に戦わせよっかな~((
では次回!!
ばいばいっ!
魔物が悪なんて誰が言いました? #10
今現在真夜中に書いております。
ふへへ土曜日だぜぇ((
では本編いってらっしゃい!
ディーア視点
カリーやリュウ、そしてカナタがご飯を作りに行って数十分ほど、大広間にカリーが戻ってきた。
カリー「ピアちゃん、ご飯出来たわよ」
ピア「ん!ご飯食べゆ!」
カリー「やだこの子可愛すぎ(片付けはやっておくわね)」
ディーア「心の声漏れてるぞ」
これが俺の部下兼親友とは………。
前までの真面目さはどこに行ったんだか。
カナタ「デレデレカリー様も素敵……!!」
そしてそれを今肯定しに行くな、ややこしくなる………。
ディーア「ボケしかいないのかここには………」
俺とピア以外がボケてるなんて終わっている。
いや、客人もいるこの中でカリーがボケてしまってはもう終わりだな。
ピア「ぼけ………?」
ディーア「…………何でもない」
ピアにいらぬ心配はさせないようにしないとだな……。
今でさえ客人が多くて、ストレスやらなんやらで悩んでほしくないのもあるが………赤い殺意がこちらに向いているのもある。(なおピアは気づいていない模様)
ピア「ごっはん♪ごっはん♪」
その間もピアはご飯待ちだ。
ディーア「ジェリア達は俺が呼んでくる。配膳は…」
カリー「終わってるわ。エスとエルももう呼んであるから、残りは頼んだわよ」
ディーア「あぁ、勿論だ」
ジェリア達はいつの間にか大広間から他の場所に移動したらしい。
もしかしたらジェリアが案内したんだろうか。
だとしたら居場所は……、
---
書斎
ガチャ
ディーア「やっぱりか」
ジェリア「あ、ディーアだ。どうしたの?」
ディーア「夕飯が出来たらしいから呼びに来た」
ラフェル「お?飯の時間?」
ディーア「あぁ」
純粋神「楽しみだね」
イフリート「ご飯まで用意してもらって、ごめんね」
ディーア「いや、いいんだ。人脈は増やしておいて損はないからな」
マラ「確かに、その通りだろうな」
ディーア「……そういえば、クリス知らないか?」
こいつらと一緒にいると思ったが、全く姿を見ていない。
サリジア「さぁ……?」
マラ「こちらに来ていないな。他の場所じゃないか?」
ディーア「ん………分かった。先に大広間に行っておいてくれ」
俺はそのまま書斎を後にして色々な場所を探したが、全く見つからない。
ディーア「全くどこに……」
クリス「あ、ディー君!」
他に居る可能性がある場所も分からず、適当に廊下をほっつき歩いていたらクリスが目の前から歩いてきていた。
ディーア「クリス、どこ行ってたんだ?」
クリス「えへへ……ちょっと久しぶりに探索してたんだけど、道に迷っちゃって……」
ディーア「そういうことか……」
確かにこの城はかなり広い。家主である俺も、時々どこに何の部屋があるか忘れる程なんだ。これはちゃんと見ていなかった俺も悪かったな……。
クリス「ごめん、妾のこと探してた?」
ディーア「あぁ、夕食の時間だ。大広間に皆集まっている」
クリス「え、皆待たせちゃってる!?早く行こ!」
ディーア「あぁ」
---
大広間
ディーア「すまない。待たせたな」
ピア「おにいちゃん、おそいよ!」
クリス「皆ごめん!料理冷めちゃった?」
イフリート「大丈夫だよ。一応僕が温めていたから、熱々じゃないけどね」
ディーア「悪いな、イフリート」
イフリート「大丈夫、皆揃ったんだし、早速食べようよ」
ディーア「そうしよう」
俺とクリスが最後に席に着き、皆がそれぞれ食べ始める。
ピア「いただきます!」
ディーア「いただきます」
クリス「?ディー君、何言ってるの?」
ディーア「ん?あぁ、これは…」
ピア「いただきますはね、ごはん食べるまえにいうあいさつなんだよ!」
サリジア「へ〜!」
カリー「毎回ちゃんと言えて偉いわね〜(ナデナデ)」
ピア「んへへ………」
カリー「ふふ…………ニコ」
カナタ「ぐっ………!!」
ディーア「カナタ??」
エス「とても美味しい料理ですね」
エル「モグモグ…………………」
ラフェル「ん〜!この肉うま!」
純粋神「うん、ほんと美味しいモグモグ」
イフリート「凄いねぇ……」
皆にも満足されているようでよかった。流石リュウとカリーである。
ディーア「よかったな。リュウ」
リュウ「有難いお言葉です」
それからも長い間雑談しながら、楽しい夕食は終わった。
まもあくも10話目かぁ……。
感無量!ってやつですね!(多分違う)
また次回!
ばいばいっ!