東方project2次創作です
コメントをしてくれると、どこかの森でコロボックルがオシャレに目覚めます。
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目次
東方玄魔録ープロローグー
ここは忘れ去られたものたちが集う、幻想郷。
ここは妖怪たちの小競り合いや、気まぐれに起こった異変たちがひしめく平和な場所。
だが、少し前に起こった最大の異変については、皆が口を閉ざし、話すものが、いない。
*
初めまして。博麗玲橆と言います。幻想郷で、博麗の巫女をやっています。まあ、まだ巫女なんてお飾りと言っていいぐらいなんですけどね…
私の名前は、紫様がつけてくださいました。先代の巫女、そして先々代の巫女と同じ音、はくれいれいむ、という名前にしたそうです。美しい音がひしめく、と言った意味だと教えてくださいました。美しい名前です。
紫様は、先代の巫女のことを話される時、どこか陰りを帯びた表情でいらっしゃいます。それがどうしても気になって、尋ねて見たことがありました。
『そうねぇ。あなたが陰陽玉を扱えるようになったら教えてあげましょうか』
…まだまだ先のことのようです。
紫様は教えたくないのかもしれません。けど、私の好奇心を舐めてもらっては困ります。
私は、私が他の方々に聞いたことを、この冊子にまとめてみようと思います。
*
これを書いたときは、まだ何も知らなかったな…玲橆は思った。
私は結局、陰陽玉を扱えるようにはならなかった。もちろん、使えることには使えるのだが、先代には到底及ばない。私はどちらかというと、勾玉や鏡を扱う方に長けていた。
私はまだ、巫女を続けている。
冊子を閉じると、玲橆は最後の仕上げに取り掛かった。滑らかに、そしてその名を刻むように筆を動かす。
「東方玄魔録」
これは、その最大の異変を、唯一語る資料である。
初めまして!眠り姫と言います!
新参者です!
こんな感じだよってわかっていただければ幸いです。
以下、プロフィールです
博麗玲橆
読 はくれいれいむ
能力 先代と同じく空を飛ぶ程度の能力
二つ名 まがいものの楽園の守護者
過去 いいとこの嬢ちゃんだったけど、突如入ってきた流行病(なんか聞き覚えあるな…)で天涯孤独に。そんな中、射命丸文に見出されて巫女にされた。
性格 努力型。陰陽玉ではなく勾玉と鏡を扱う。昔は陰陽玉を扱えないことを気にしていた。場数はすでに何度も踏み、霊夢には届かずともそれなりの強さを誇る。紫のことを友人だと思っている。中の良いキャラはほぼ全員
スペカ 決めてない!
もしかしたら見てくれた方に、心からのありがとうを!
東方玄魔録〜壱〜
以下、東方玄魔録より抜粋。
*
はい?霊夢について…ですか?まあ良いですけど…高くつきますよ?
…え、奢ってくれるんですか?先代とは全然違いますねぇ。じゃあミスティア亭でよろしくお願いしますね?約束ですよ?
そうですね…私も発端は知らないのですが…。
確かあの日は、霧も凍るような寒い冬の日でした。
私はあの日、その前に起きた異変についての記事をまとめていたので山にこもっていたんですが…気付けば自分の後ろに扉がありまして。
「文、至急博麗神社に来てちょうだい。できれば永琳も連れて。」
摩多羅隠岐奈様でした。八大賢者のあの人ですよ。そんな人がいきなり現れたんですよ?スクープの予感じゃないですか。それに、あの人の声にはただならぬ緊張感が滲み出ていましたから。私は急いで永琳亭に飛んで行ってですね、カメラ片手に神社へと行ったんですよ。そしたら…
霊夢が、倒れていたんです。あの歴代最強とも言える博麗の巫女が。もう、助からないのだと、私の長年の間で察しました。あたりは焼け焦げがあったり、破壊された跡があったり。激しい戦闘だったんでしょうね。もしかしたら、いつもの弾幕戦以上のものをしたのかもしれません。
…私はどうすれば良かったんでしょうね?カメラで撮るべきだったんでしょうか。それとも、そのときその場を一瞬で去っていった人物を追うべきだったんでしょうか。
否。私はどちらとも違う行動をとったんです。カラスで山に伝令を飛ばし、霊夢を神社に運びました。
人間はやはり脆い。わかっていても、結界を保つためには選ばなければならない。次はどうしようか、なんて。そんなことを思ってました。私、ジャーナリストとしても、彼女の…なんでしょう。彼女を見出したものとしても失格ですね。
おっと。ついこんなことを言ってしまいました。いやはや。私としたことが。
あなたを見つけたのも私なんですよ?覚えてます?いやーあの日は紫様のおかげでスクープが取れましたよー。なんてったって新しい博麗の巫女ですからね。御阿礼の子の誕生並みのスクープでした。魔理沙や紅魔館の方々も喜んでましたからね。
あー、去っていった人物ですか?えっと…私なんかが言って良いのかわからないんで、本人に聞いて見たらどうですか?まあ、本人が誰なのかから調べないといけないと思いますけど。あ!私をぐでんぐでんに酔わせることができたらお教えしましょう!
(射命丸文 談)
※関係はないが、今回学んだことがある。天狗に酒を奢ってはならない。
*
眠り姫です!ちょっと動きましたね!去っていった人物って…丸わかりですね
いや、言いませんけど。
こういう語り的な感じで進んでいくと思います。様々な人から見たその異変、的な。
では、ここまで見てくれた方に心からのありがとうを!
東方玄魔録〜弍〜
*
あら、いらっしゃい、新たな博麗の巫女よ。
この洩矢神社にやってくるとは珍しいね。
…先の異変のことか。やってくるとは思っていたが…予想以上に早かったようだね。
私が彼女の訃報を知ったのは、その日のうちよ。あの鴉天狗が飛ばしてきた伝令を早苗が受け取った。私はそれ以上のことは知らない。
と、いおうと思ってたのだけれど。
…あなたは綺麗な目をしているわね。誤魔化すのが悪い気がしてきたわ。
私が知るのは先の異変については先ほど言ったことだけ。だが…真に関係しているのはその前の異変だろうね。うちの巫女も解決に関わった。
あれは確か…まだ暖かさの残る頃だったね。この人里では異変が起きていたのよ。
その異変は、神隠しだった。様々な子供、そして大人が神隠しに遭う。
その異変では、…ある少女が犠牲になった。古道具屋を営んでいる家の娘さんでね。怖いもの知らずで、博麗神社にも1人でよくきていたらしい。霊夢や魔理沙たちとも仲良くなったそうだよ。彼女は空を飛ぶことを夢見ていて、霊夢たちはそんな彼女を可愛がっていた。
彼女が犠牲となったのは、異変の犯人のせいよ。そいつは妖怪化していてね。霊夢はその手の奴に容赦しないから、消そうとした。
だが、そいつは謎の力を得ていた。霊夢にも対抗しうる力を持っていたのよ。
強い力同士のぶつかり合い。それが何を産むかわかる?
…そう。衝撃波。その衝撃波は周り一体を跡形もなく破壊するほどだった。少女は霊夢たちが心配で、物陰からこっそりと見ていたんだ。
そして…。
それは霊夢たちの心に大きな傷を残したわ。彼女は負けなしだった。守れなかった命を経験したことがなかったのよ。
さあ、私が話せるのはここまで。
そろそろ博麗神社にお帰り?
ああ、あと。どんな話も、本人と接して聞くことが一番だからね。
(八坂神奈子 談)
*
『東方玄魔録より、抜粋』
どうも眠り姫です!
2人目は神奈子でございます
なんかちょっとごちゃごちゃしてるけど、気にせんでください。
頑張ります!
ここまで読んでくれたあなたに、心からのありがとうを!