~考察×デスゲーム小説の幕開け~
貴方はこのゲームの行く末を予想できるか?
あ、はい。どうも勿忘草です。調子乗りました.....うん予想できるよきっと。みんな考察しながら見てくれると嬉しいよ!!なんなら#悪魔達のゲーム考察とかつけてもらって考察投稿してもらっt(((((欲張ったよごめんね。とりあえず見てってくれぇぇぇ
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目次
序章
え~と色々伏線貼ろうと思ったら全くデスゲームが開催されない始末です....まぁプロローグ的な奴だから見てってね。ごめんね....。
リリ リ リ リ リ ッ
部屋に響き渡る目覚ましを俺は止めた。そこには|鈴見 玲《すずみ れい》と彫られている机がある。父が作った一点ものだ。唯一の形見。
とりあえず、顔を洗いご飯を食べる。叔父夫婦に行ってきますと言って家を出るここまではいつもと同じだ。
「レ~~~~イ~~~~ッ!!!!!」
ここまでは、の意味を分かってくれたと思う。そうコイツ....幼馴染の|本堂 美果《ほんどう みか》がいつもより早起きして白いTシャツに黒いオーバーオール、髪には金色のピンとおめかししているのだ。雨が降ると思ったのだけど生憎快晴だ。
「早いな」
俺は思った通りのことを言う。
「当ったり前よ!!美乃梨ちゃんの最後のお願いに付き合うんだからね」
そう、今日は同級生で転校してしまう|鮎本 美乃梨《あゆもと みのり》の最後で仲良くしてくれた俺たちと一緒に『エヴァントモール』で遊びたいという願いに応えるためにわざわざ外出しているのだ。
「そういえば護来てないじゃん」
この場にはもう一人の幼馴染、|橋場 護《はしば まもる》の姿が見えないがこれこそ当たり前だ。
「一足先に鮎本を迎えに行ってエヴァントモールで合流するって話だろ」
そもそもこの案を提案したのは美果だ。どうやったらそんな風に忘れられるのか....
「あ!そうだったね。じゃあ早くいかないとっ」
美果はそんな俺の思考を気にせず独走している。俺もついてかないと....
---
ー自動ドアを潜り抜けるとそこには沢山の店が立ち並ぶ|楽園《エデン》ー
これが『エヴァントモール』のキャッチコピーらしい。エデンとはなかなか洒落てるとは思う。
「美果ちゃん!鈴見君!」
少し上ずったような声が聞こえた。鮎本だ。こちらは白いYシャツにベージュのニット胸元に赤い大きなリボンと制服っぽいスタイルだ。
「み....美乃梨ちゃん先行かないで....」
後ろでハァハァしてるのはさっき話題だった橋場護。白いYシャツにカーキ色のジャンパーを着ている。
「まもるも体力無いね~!」
そんな護を美果が背中をバシバシと叩いているのは見て見ぬふりをしておこう。
「鮎本はどこ回りたいんだ?」
ここは、一日使ってギリギリ回り切れるかというぐらいの広さだ。しっかり要望は聞いておかないとアイツらの猪突猛進で動くことになる。
「ゲームセンターかな...あまり行ったことなくて」
「よーし!先導は任せなさい」
よしきたっといった具合で美果が目の前に出る。実は事前にどこを誰が案内するか決めておいたのだ。ゲームセンターは美果の担当、心配事がまた増えた...
「ここはお肉がおいしくて~ここは野菜が安いんだよ!...」
周りの店にある安い物を説明しながら進んでいるらしい。正直ゲームセンターは入ったところから真反対なので一向に着かない。
「ん....?世界の占い?」
護が横にあった休憩所の様な場所にあるパネルに目を向けた。
「占い....?」
釣られて美果の説明に飽きていたのか鮎本も目を向ける。
「おもしろそ~!!」
美果はすっかり説明する気失せたみたいだ。
「少し立ち寄るか...」
俺の反応で決まったらしく人混みを退けて進む。
色々な占いの方法がパネルに載っている様だ。
【バラエティ占い~ほくろ占い~】
面相占いの一つ、ほくろ占い。あなたも自分で占ってみてはいかが?
「ほくろかぁ.....みんなある?」
美果が聞いてきた。確か俺は手と足と腕にあった気がするが顔にはないはずだ。
「そういえば、美乃梨ちゃんって首元にほくろあったよね。美人の証だって~いいなぁ」
「そうなの?毎日鏡見てるけど自分じゃ分からない....」
確かに今見た鮎本の首元にはほくろは見えない。
「プールの時に話したじゃん。チョーカー外したところにちょうどほくろがあってさぁ」
「そんな細かいことよく覚えてるね」
鮎本は苦笑している。まぁそうだろうな美果の記憶内容は解剖しても分からないだろうし。
「なぁ~そろそろゲーセン行こうぜ~」
占いに縁遠い男子NO.1と言わんばかりの護が痺れを切らして俺たちに声をかけた。興味深くてすっかり俺も見入ってた様だ。
俺達一向が広間に出ようと歩き出したさなかだった。
ドッサァ
近くで商品の小麦粉を運んでいてこぼしたらしく周りに小麦粉が舞っている。
「あ~せっかくの洋服が....」
「美果はオシャレしないからいいだろ。鮎本さん大丈夫?」
明らかに鮎本をひいきする護に美果は青筋立てているけどそれ以外に嫌な良い感がする。こういう時に一番起こりそうなのは...
パッパチッドガゴォォォ
大きな爆発音が後方でしたかと思うとどんどん連鎖的に爆発がこちらに迫ってきている。そう、粉塵爆発だ。粉塵が舞ってる場所では静電気だけで起きるため比較的起きやすい。
「逃げるぞ!!!!」
護の手を引いて駆け出す。この中で運動が一番苦手なのは護だ。鮎本は美果に任せればいい。
「ちょっと待ちなさいって!!」
そう言いながらも美果は鮎本の手を引いて同時に駆け出す。恐らく電気系統も最悪やられるから早めに逃げたほうがいい。
「「「ゼェハァゼェハァ」」」
美果以外全力で走ったから息が切れている。
ふっ
急に電気が消えた。窓から差し込む陽光があるため真っ暗闇ではないが隣の護の顔が見えるか見えないかという程暗い。2、3秒して電気がついたがまだ本調子じゃないのか薄暗い。
〚はっいは~い!!みなさんごちゅうも~く〛
真ん中の大広間に吊り下げられている大型テレビやその他の電光掲示板に黒いニットに着け襟、ベースは黒で一部だけ赤い髪の少女が映った。誰だ?
〚今からみんなにはゲームをしてもらうよ!〛
そういって少女はニタッと笑みを浮かべた
ー続ー
第一章 𝓷𝓪𝓲𝓽𝓸𝓶𝓮𝓪
登場人物
・鈴見玲(すずみれい)
叔父夫婦の家に住んでいる頭がいい中学3年生。
・鮎本美乃梨(あゆもとみのり)
玲達の学校に転校してきた転校生。また、転校してしまう。中学3年生。
・橋場護(はしばまもる)
少し調子に乗りやすい青年。玲と美果の幼馴染で中学3年生。
・本堂美果(ほんどうみか)
身体能力が高く勘がいい。玲と護の幼馴染で中学3年生。
〚今からみんなにはゲームをしてもらうよ!〛とあの少女は言ったが意味が分からないと周りの人達は混乱してるようだ。
ブーイングを飛ばす者や、従業員を責め立てようとしてる者が圧倒的に多い。
〚も~~!うるっさいなぁ〛
少女は怒った反応をしているらしいがどこか楽しさが残ってて気味が悪い。
〚そんな奴はこーだもんね〛
そう言った直後にどこからかドローンが飛んできて夫婦の喚いていた夫らしきほうの頭をレーザーで貫いた。ジュッと地面が焦げた音がすると同時に倒れる男。
イヤァァァッァァァァァァァァァァァァァ
妻らしき女性の悲鳴がホールにこだまする。これを引き金に人々はパニック状態になった。
「玲!!絶対ヤベェやつじゃんこれ!!」
護はまだショックをさほど受けてなかったらしい。ヤベェやつで済ませられるのが凄いと思うが置いておく。今は、鮎本と美果の状態の確認だ。
「鮎本!美果!こっちに集まれ!」
パニック状態になっているときに離れるのは心配だ。
「れ.....れい!?よかった.....」
美果が鮎本を支えてる格好で壁側に二人とも座り込んでいた。美果はいろんなことに感情移入しやすいからショックを結構受けてるかもしれない.....
〚みっなさーん!パニックになってるとこ悪いけどこれをつけてねッ〛
するとドローンから各自に配られているのであろう腕輪が降ってきた。
〚はいっ!こちら腕輪を身に着けないと参加者と把握されないので殺されちゃいます。しっかりつけてね~〛
参加者...とは最初に言ってたゲームとやらの事だろう。どっちにしろ殺されるらしいからつけなければいけないのだが
〚デッスゲームをはじめっるよ!デッスゲームをはじめっるよ!〛
不気味な歌を楽しそうに歌う。全員が着け終わるまで待つ様だ。
〚じゃあルールは各自のドローンが運んできてくれるからね~。ホンットにディアは忙しいんだから姿が見れただけで喜んでほしいなぁ!〛
少女は最後にそういったかと思うとバイバーイ!と大画面テレビとの接続を切ってしまった。
「玲、これじゃない?ルールって」
美果がルールブックとだけ書かれた紙を渡す。本では無くね...?と護がツッコミを入れているがこの際全スルーだ。
下にルールを纏めると
デスゲーム 𝓷𝓪𝓲𝓽𝓸𝓶𝓮𝓪
大人数でやるバトルロイヤル型デスゲームです。
1,参加者は腕輪を着けます。ルール違反をすると手首が切断されます。気を付けましょう。
2,参加者は場内に残る最後の一人になることが勝利条件です。他の参加者を追い出し、殺戮しましょう。
3,参加者を一人殺すごとに10万円の賞金が貰えます。
4,ドローンを壊すなどのゲームを進行する妨げになる行為をした人は腕輪により手首を切断されます。
5,1日経ってもゲームが終わらない場合は全員失格となり腕輪によって全員殺されます。
"😊さぁ!!
みなさんデスゲームを楽しみましょう!😊"
「……1日経ったら殺されちゃうの……」
鮎本はショックを受けて手を震わせている。
当たり前だろう。故意で無いにしろ自分が連れてきた為にデスゲームに巻き込んでしまったのだ。
「でも、追い出してって書いてあるって事は逃げれるんじゃないか?」
護にしては珍しく良いところに気づいたみたいだ。
「あぁ、その可能性はある」
俺は頷く。
「皆で生き残るぞ」
俺達は強く頷き決心した。
続く