SF、時代、、青春ジャンル問わず書いた短編をかたっぱしから入れていきます。
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目次
天の川銀河記録№150
その星はかなりの星の宇宙船が上空を通過しているが、本格的な調査がされ始めたのはここ5年のことである。
その星の第5回調査に参加した隊員120名は暇を持て余していた。
船内には娯楽が皆無な上にワープを繰り返しているが、やりすぎると体内に悪影響を及ぼすので、あまりやらない。
そんななかオフィルはただ唯一の娯楽望遠鏡を眺めながら飽き飽きした顔で近くにいたプレゲトンに話しかけた
「プレゲトンさん、なんか面白い話ないですかね」
プレゲトンは嫌そうな顔で答えた。
「何回目だよそれあるわけないだろ・・・あ!」
何かを思い出したように叫んだ。
「あの話をしようか」
彼はめを輝かせた。
「《元》極秘情報のはなしなんだが・・・」
その星は先ほども述べたように宇宙船がなんどか通過していたものの上陸を始めたのは60年程前からだ。そこの星には多くの生物がいたものの1種類、生物の頂点に立ったものがいた。
その生物は木や石等を駆使して猛威を振るい、他の生物を滅ぼすこともしばしばあった。
やがて同じ生物同士で争い始めた。
争い和解しを繰り返した
そして群れをつくった群れは他の群れを倒して巨大化。さらに土地に定住を始め、縄張りをつくった。縄張りは大きくなりその星の多くはその生物の縄張りに入った。
「それが今向かう星だ。」
プリげトンは語り終えて疲れたのかぐったりとした。
その星の生物は空を見上げた。
「ん?あれUFОじゃないか」
その星―地球に向かう調査団の船は速度を上げていった。
エンユニバー星宇宙開発庁天の川銀河記№150をもとに作成
パスワード
「いやー個人情報漏洩ですか怖いですねえ」
国見はカフェで新聞を読みながら隣の中田氏に話しかけた。
「私もスマホを持ってるんですがパスワードが漏れたらとびくびくしてましてね。あれの情報が洩れでもしたら・・あの中にはかわいい孫娘の写真がたくさん入ってるんですよ私のだけならいいがもし孫娘に何かあったら‥怖いですよね」
中田氏は髭を触りながら黙って聞いていたが低い声で言った。
「・・調べてみますか?」
国見は驚いて少し大きめの声で言った。
「できるんですか!」
「はいスマホあります?」
「はい」
「スマホαというサイトでね無料で提供されているんですよ。あ、そこにあなたのパスワードをいれてください」
「えっ」
国見はびっくりして言葉が出ない。
「漏れてる」
かろうじて出した言葉がこれだった。
「いつ・・どこで・・どうやってだれが」
怒りにふるえてるようだった。
中田氏はぽつりと言った
「今ですよ」
地下帝国
「我々は元は地上という私たちが今いる場所の上に住んでいました。しかし、地上は危険になってきて、少しずつ地下へ住む場所を移すようになっていきました。そして頑なに地上に住み続けた者たちは滅んでしまいました・・・・・」
「おい、お前」
友人が突然トビロケに話しかけた。トビロケはびくっとしながら返した。
「どうしたん?」
「お前、どこにつくんだ?」
「ああ、俺は地上食料調達のとこだな」
友人クロオは驚いたように
「俺もだよ」
と答えた。
数か月後・・・
トビロケは初めて地上に出ることになった。
「おーすごい」
これしか出てこないほど衝撃的な風景だ。塔のように高い巨大生物の巣その色は鮮やかでこの世とは思えない綺麗さ。
「クロオ・・なんだこれ・・」
「授業になかったな・・怖いし不安だ」
その時、どこかで叫び声が聞こえた途端ドーンというという激しい轟音が聞こえた。
クロオは音の中に消えた。
トビロケはなにも感じない中で静かに消えてしまった。
「おとーさんやっつけたよーありー」
娘が笑顔で父に話しかけた。
「おーよくやった。」
皆さんどこでこの物語が蟻の物語と気づいたでしょうか?
黒い鳥
バババババ
謎の黒く鉄で構成された物体が飛んでいた。
「なんだありゃ」
「あれは・・・んー分からん黒いな・・烏とも思えんし・・」
飛んでいる物体の下の住民はざわざわとしていた。
酷くうるさい。強風を起こしながら上空をうろうろしている。
「おいこりゃあひでーもんに迷惑だな」
「おーいうるさいぞもっと静かにしろ」
「鳥に行ったところで意味ねーだろ」
突然その物体から謎の棒が出てきた。そこから玉のようなものが飛んできたのだ。
ダダダダその玉が貫通したものはどーと倒れた。
「なんだありゃ・・町を地獄にしやがったふざけんじゃねえ!」
「ジュラ―さん・・弾切れですよ・・補給しましょう。」
「そうですな・・鳥|《ヘリコプター》にも負荷をかけすぎましたね。」
蟻男の冒険
うーん暑いもはや熱い
何だ灼熱か
ここは・・・
俺は意味の分からん環境に置かれていた。上に何かそびえたっていた。家のように見える。まさかこれ自分の家じゃないか。え、俺小さくなっている?よく見たら自分の手は黒くなっている暑いと思ったら下はアスファルトだ。焼け死んでしまう。日陰に逃げよう。というか自分の巣はどこなんだ。
そして俺はなぜありになってしまっているんだ。自分の家に向かっていく。
家は換気のために窓を開けておいたはずだ。
家の中に入るとそこには俺がいた。どういう事だ。まさしくそれは俺だった歩き方独り言の言い方どこまでも俺だ。―そこへ俺の妻と娘がやってきた。まさか本物がそこにいるとは思わないだろう。
パンパンパンパンスリッパンパンパンスリッパの音だぶちゅ潰れた脳が無事のようだ頭が回らん誰だ。
見えん何も見えん。蟻はもともとそうなっているんだった。今までボヤけてしか見えんかったな。
「武藤さんありがとうございました。実験は成功です」
「それにしてもおかしな実験ですなあ。蟻に人間の記憶を入れるなんて」
未知の生命体
「エレツという星に行ったことがあるんだが・・」
軍用宇宙船の中で老人のジュピタリン准将が呟いた。
「あそこに化け物がいた・・」
近くにいた将校たちが寄ってきた。
「どんな化け物がいたのです?」
一人が聞いた。
「体が茶色で足は黒かった・・奴によって俺の部下が死んだ・・」
「クジュティナ2等兵のことですね。わずか19歳で亡くなったと・・」
近くの部下が言った。
「ああそうだ。兵士とは思えんほど性格がよかった。虫1匹殺すのに躊躇するようなやつだ。
そこでその化け物が数百万で襲ってきよった。クジュティナはそいつにリンチにされたんだ。
叫び声を聞いて駆け付けたころにはそいつは肉が食われ骨が見えていた・・」
将校たちは恐怖で震えあがっていた。
「化け物の名前は?」
「今のところは決まっていない。化け物とだけ呼んでいる」
「ニュースをお伝えします。南米ベネズエラで軍隊蟻に捕食されたと思われる女性の死体が発見されました。死体は白骨化しており死亡から十数年たっていると思われています。また、謎の装備を身につけているため、一部からは宇宙人なのではないかという意見も出ています」