編集者:霧島月那
気が向いたときに書いている日替わりお題の小説です
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
バナナ教(日替わりお題)
「バナナァァァ!バナナ様!」
「え...?」
「ここが我がバナナ教の神、バナナ・イエロー・バナナ様の礼拝堂です」
「あ、はい...」
いや、友達に誘われて楽しそうだからと入信したバナナ教だがこんなにやばいところだとは思わなかったけどここやばめの宗教団体じゃん...絶対入るところ間違えたけどあいつはなんで入ってんだ?
「ここの鐘がなったらすぐにここに集まってバナナ様を拝むのがルールです」
「そうなんですね...この走り回ってる人はそのままでいいんですか?」
「はい。なるべく自由にするのが神の教えですから。神の目に入ったものはたくさんのバナナに恵まれて食には困らないのです。だからみんなバナナ様の目に入るように頑張ってアピールしているのです」
「そうなんですね...じゃあ僕も挨拶してきますか」
「あぁ、ちょっと待って」
「はい?」
「挨拶するときはバナナを持ってってください。じゃないとバナナ様は見てくれません。」
「え?でも今は持ってないですよ」
「じゃあ食堂でかってきてください。今日はいつもより仕入れが多いそうなのできっとあると思います。」
「あぁ...わかりました。かってきます」
いや...なんであいつはこんなおかしいところに入ったんだ?食堂は意外と近いみたいだけどえっと...あ!地図がある...ってここはちょっとつながっているバナナみたいな形してるのか。バナナ好きが作った宗教じゃん、ここ。とりあえずバナナ買わないと...
「すみません。バナナを1本。」
「はい。もしかして新しい人?」
「あ、はい...」
「拝むんだったらあともう1本買いなさい。今日はバナナをみんなでお供えする日なの。」
「あ、そうなんですね...じゃあもう1本ください」
「はいよ。600円ね。」
「600円...はい」
「ありがとうね。またきてちょうだい」
「ありがとうございました」
バナナを全員でお供えってなんだよ...頭いかれてるな。この宗教。
「あ、戻ってきたんですね。おかえりなさい。」
「今日はバナナをお供えする日なんですね。」
「あ、そうだった。良かった、バナナを持ってきてて。」
「それは良かったですね」
カンカンカンカン!カンカンカンカン!
「あ!座って座って!」
「あーはい」
『バナナバナナバナナバナナバナバナバナナバナナバナナバナーバナーバナナー...バナナバナ...』
「あの、これの台本とかないですか?」(小声)
「あ、はいどうぞ」
『バナナ!バナナ!バナナァ!バナバナバナナ!バナナァァァ!バナ...』
いや、怖い怖い怖い。え?まじでみんな今どこ言ってる?ちょっと追いつけないんだけど
『バナナァ!...バナナ・イエロー・バナナ様いつも見守ってくださりありがとうございます。本日はバナナを持参しました。どうぞお食べください。そしてこれからも見守ってください。バナナァァ!』
え?これは本当になに?今俺はどこにいるんだ?そしてこの儀式はなに?
「ほら!バナナを備えに行きますよ!」
「え、あ、はい。」
(バナナ様、はじめまして。よろしくお願いします)
「どうでしたか?」
「なんか不思議ですね」
「でしょう?この感覚がくせになるんですよね!」
「あ、あはは...」(何いってんだこいつ)
「また今度会いましょう。僕は用事があるので。じゃあ。」
「あ、ありがとうございました。」
よし、今すぐやめよう。
秘密(日替わりお題)
私が家族に絶対に知られたくないことはシール帳を作ってること。あんな子供じみたことを高校生になった私がやると絶対思われたくない。でも私はまだキラキラのシールとかぷっくりシールがめっちゃくちゃ好きなんだよね。友達もシール帳2冊持ってたりするし楽しく交換したりしてる。でも絶対に家族にバレたくない。私はもうすぐ大学生になるんだから!
---
弟の俺が絶対に姉に知られたくないことは彼女ができたこと。姉はまだ恋人がいないからできたーって煽りたいけど雷を落とされたくないので煽らないでおくけどよく考えたらそもそも知られたくもないって思った。姉に恋人ができたら知らせて煽るか
---
母の私が絶対に知られたくないことは実は昔は犯罪者でヤンキーだったこと。なんかヤンキーとか犯罪者に学生の頃憧れてたのよねー。なんの犯罪したかって?詐欺して万引きしたかな。学生で金を稼ぎたかったのもあるかしら。娘たちは犯罪者とかのニュースはゴミを見るような目で見てるし大丈夫よね。
---
父として俺は誰にも知られたくないことがある。それは絶対に追いかけられても言わない。そしてこれを読んだ君もいうんじゃない。これがバレたら俺はきっと国から追い出されるだろう。わかったな?それだけ重要なんだ。絶対にバレたくない。俺の秘密は..
**スパイであることだ!**
これなので絶対に言わないように