たまに投稿している日替わりお題小説をまとめました。
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目次
深夜特急は、今日も。(日替わりお題小説)
日替わりお題に挑戦してみました。
お題『偏愛 飽き性 深夜特急』
あんまり、お題に沿ってないかもしれないけど、初めてなので許してね。
あなたが、好きだった。
好きで好きでたまらなかった。
なのに、なんであなたは私を愛してくれないの?
---
「ガタンゴトン、ガタンゴトン」
「本日は、ご乗車頂きまして、誠にありがとうございます――――」
深夜11 時発、深夜特急。
行く宛なんかない。
帰る場所だってない。
あの人は愛してくれなかった。
愛してくれない人なんて、いらない。
さようなら。
また、その先で、
深夜特急が停車した先で、
私を愛してくれる人がいることを願って――――
愛する人を求める女を乗せた深夜特急は、
今日も、暗い夜道を走っていく――――
END
朝から寝坊で大パニック!?(日替わりお題小説)
日替わりお題小説第2弾です。
今回は、出てきたお題的に笑える系が良いかな、と思ってコメディに挑戦してみました。(と言ってもクスッと笑える程度)
よろしくお願いします。
お題……『大学生活 パニック 暴走』
「ピピピッ、ピピピッ…………」
「―――うーん………むにゃむにゃ………」
「ピピピッ、ピピピッ……………」
「ふわぁ………クー、クー…………」
「ピピピッ、ピピピッ…………」
「ピピピッ、ピピピッ……………」
「――――うわあ!!………あれ、今何時!?」
時計をみると、朝の7時。どう考えても間に合わない時間。
遅刻だ……………
この春から大学生になった、私・若村まいは青ざめた。
大学までは電車で片道30分。
急いで支度をしたとしても、授業には間に合わない。
1限目の授業は、どうしても受けたい授業なのだ。
私は急いで服を着替え、身だしなみを整えて家を出た。所要時間は5分。
急げ、急げ。
---
なんとか駅には着いた。
所要時間は5分。
ダッシュで走ったので、もうへとへとだ。
ホームにたどり着く。
すると、今まさに私が乗るはずだった電車が行こうとしているではないか。
まい「――――待ってーーっ!!」
しかし、そんな声が聞こえるはずも無く、電車のドアが閉まろうとした。
私は、ふととあるドラマで見たことを思い出す。
私と同じく電車に間に合いそうもない女子高校生が、離れたところからとっさにカバンを閉まりかけるドアに向かって投げたのだ。
そして見事閉まりかけるドアに命中。
ドアは再び開き、その女子高校生は見事電車に間に合ったのだ。
一か八か、やるしかない。
私は、思いっきり閉まりかけるドアめがけてカバンを投げた。
(※良い子は真似しないでね)
すると、見事ドアに命中!
―――ではなく、閉まりかけるドアの前をすり抜け、私のカバンは車内に入る。
そして、そのまま扉が閉まる。
まい「…………カバンだけ授業に間に合っても仕方ないじゃーーんっ!!」
私は、その場で泣き崩れた。
---
なんとか、乗るはずだった電車の終点駅でカバンを受け取ることができた。
どう考えたって間に合うわけがない。
ああ、ど○でもドアやタケコ○ターかあればなあ………………
助けてーっ!!ドラえ○んーーっっ!!
---
「〇〇駅ー、〇〇駅ー。ご乗車、ありがとうございました。」
まい「や………やっと着いた……」
時刻はもうすぐお昼。
1限目の授業はとっくに終わってしまった。
ああ、受けたかったなあ………
私は途方に暮れた。
しかし、このまま大学に行けばなんとか2限目の授業には間に合う。
私は、仕方なく大学に行った。
---
「―――あっ、もーっ!まい遅いよー。1限目の授業、まいあんなに楽しみにしてたのにどうしちゃったのー?」
まい「言わないで……メイ……涙が出てくるから………」
メイ「あー、寝坊したのね……それは辛い……でもね、そんなまいに朗報!」
まい「え?」
メイ「なんとなんと、その授業の先生も遅刻したから、一つ授業がずれて、2限目になりました!だから、今からまいの楽しみにしてた授業、始まるよ!」
まい「う……嘘でしょ!?やったーーっ!!」
ならそんなに急がなくても良かったんじゃないか?と思ったが、私は深くは考えないようにした。
なにより、楽しみにしていた授業が受けられて、私は超絶嬉しかった。
おわり