鏡花という幽霊が見える小6の少女と鏡花の幼馴染であり未来を見ることができる未来という少年のお話です。
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目次
鏡の花と未来❶
はじめまして、鏡花です。初めて公開するのでめちゃくちゃ緊張しますが、ぜひ読んでください。
「あーあ、今日も未来いないのか〜。」
彼女は幽神鏡花。今は小6で幽霊や神様が見えて話すことができる。幼馴染の先野未来は目が合った人未来を見ることができる。その未来が最近学校に来ていない。
「ねえ、なんでだと思う?」
「知るかよ。」
今鏡花の隣にいるのは水島凪。幽霊で、鏡花の家に居候している。凪と出会ったのは鏡花が小1の時。鏡花が夏休みに、家族で海へ行ったらいつの間にかついて来ていたらしい。なんと、鏡花たちが海に行く二週間前に凪も海に来て、波にさらわれて死んでしまったらしい。当時14歳だった凪は生きていたら、今年で19歳だ。。
「最後に会ったのいつだっけ。」
「あれだよ、先週の日曜神社行った時。」
「あれが最後か…」(心配だな〜。今日にでも未来の家行ってみるか。)
*
ピーンポーン。未来の家のインターホンを押す。いつもの様に、美人な未来のお母さんが出てくる。「鏡花ちゃん、久しぶり。どうしたの?」
「あの、未来っている?」
「……未来?」
数秒間固まって、未来のお母さんは口を開いた。「未来って…誰?」
「へ?」何…言ってるの?
「未来なんて子ウチにはいないわ。私は結婚してからずっと、旦那と一人暮らしよ。」
ウソ…でしょ。そういえば学校でも先生とかクラスのみんな、未来がいないのに気にせず授業やってた。未来は…最初からいなかったってこと?
「あ…そっか!そうだよね!私寝ぼけてるのかな〜。変なこと言ってごめんね!」
「大丈夫よ。またいつでも遊びに来ていいからね。」
「うん!」
(いやいやいやいや!どういうこと⁉︎マジでどういうこと⁉︎)鏡花は頭が混乱したまま、未来の家をあとにした。
*
「うーんおかしい。何かがおかしい…」
鏡花は家のソファーで考え事をしていた。未来がどこへ行ったのか、なぜ鏡花だけ未来の記憶(?)があるのか。(うーむ、わからん。)
「最後に会ったの、神社だろ。最後に会ったところ行ってみれば?」
「それ失くしもの探す時じゃん。最後に見た場所探すって。」
「それしか手がかりないだろ。」
(まあ、確かにな)
「んじゃ行くか。」
鏡花は家を出た。
*
「あ〜、やっと着いた〜。」
山道を歩いて約20分。町の観光名所でもあるこの神社は、かなりの山奥にある。平日は比較的人が少なく、今も誰もいない。苔むした岩や、石の灯篭がありおごそかな雰囲気だ。
「未来が何か落としたって言って…私を先に帰して…いなくなった、と。」
「そういうことだな。」
(何か落として探しに行ってそのまま失踪とかどういうことだよ)鏡花は、神社内を歩き回った。
「ダメだ、わからん。」
ごつ、ごつ、と御神木に頭を打ち付ける鏡花。
「たんこぶできるぞ。」
「だって自分がおかしいのかと思うでしょ、これは。」
頭打ち付ければ考えをリセットできるかと思ったのは言わないでおく。その時、御神木がまばゆい光に包まれた。
「眩しっ!」「なんだよ、これ!」
何者かに腕を引っ張られる鏡花。「誰⁉︎何⁉︎」腕を引かれた鏡花は、光に飛び込んだ。
*
ドスン、という音と共に鏡花は尻もちをつく。
「いった〜。何なのもう。」
「ごめんね〜、あっ、鏡花が来た!って思ってさ。」
「何言ってんの?てか誰よ。」
視線を前に移動すると、爽やかな笑顔の少年がいた。
「み、未来⁉︎ここ、どこなの〜⁉︎」
宙に浮かんだ家、てっぺんが見えない木の塔。目の前には大きな門がある。
「ここは引退した神様や、神社に人がいない間に神様が休憩に来る場所、神都だよ。」
「神都?」
鏡花は首を傾げた。
えーと、どうでしたか?メモ帳のをコピペしただけなので誤字脱字あったらスミマセン…改めて自己紹介しますね!
名前 鏡花(きょうか)
年齢 10代
職業 学校に行ってる年齢
アニメ、漫画、声優さんが好きです。ハイキューとかヒロアカとかが主に好きなアニメです。もっとありますけど。あとヒプマイですね。
体調不良ネタとかわくわくします。夢小説とかいつか投稿するかもです。末永くよろしくお願いします!
鏡の花と未来②
鏡の花と未来、2話になります。遅くなりましてすみません。
「神都…てかあなた誰?」腰まで伸びた長い髪、シャープな目元、狐のような耳と尻尾。
「狐宮稲荷。神都の長だ。」
「長がこんなとこいていいの?」
「そこは別にいい。」(この人も神様なのかな。)「お前には、今日からここで働いてもらう。」
「神様に仕えるってこと?」
「そうだ。まずは洗濯とか下っ端の仕事から。それがいい感じにできるようになったら、神様に仕えることになる。」
(めんどくさ)心の中で呟く。
「大丈夫だよ鏡花。俺がいるし。」
「そうだよね。誰もいないよりはマシだよね。」
「寝泊まりする場所も服もちゃんと用意してある。」
「いたれりつくせりじゃん。」
それなら大丈夫かも、という顔をする。ここに飛ばされたことはひとまず置いといて、これからの生活が楽しみになってきた。
*
「すごーい!着物で仕事するんだ〜。未来はあれなんだね。あのー、平家物語に出てくる人とかが着てる感じのやつ。」
「うん、わかる。俺も最初そう思った。」
仕事着に着替え、ざっと説明を受けた。3食ついてて給料は1日に2000円。
「これからの生活、楽しみだね。」
「うん。」
続く。
すっげえ短いですね。次回はいい感じに長くなる予定です。最近ヒロアカのアニメ全部見終わって10月からの新シーズンに備えてます。あと組長娘と世話係ってアニメめっちゃ面白かったので原作買うために金貯めようと思います。
鏡の花と未来③
前回から日が空いてるのはなぜだろうか。
「貴方達、ちょっといい?」
神都で働き始めて一週間。未来と鏡花が洗濯をしていたところに誰かが来た。切れ長な目をした美人だが、顔はまだ幼い。中学生ぐらいだろうか。
「なんでこれもやってないの?」
「は?」
指差された方を見ると、籠に見覚えのない服が大量に入っていた。
「私たちの分じゃないです。」
「つまり私達にやれと?新入りのクセに生意気ね。」
(言ってることめちゃくちゃだしよくわかんねえな)
「理屈はわかりませんが、自分の仕事をやらないのはいかがなものかと。その汚い心も一緒に洗濯してやりたいですよ。」
静かな口調で言った。だが言ってることは怖い。
「そういうのが生意気なんだよ‼︎」
少女の平手が鏡花の頬を叩いた。………と思った。間一髪で、未来が少女の腕を払いのけたのだ。
「貴方、知ってますよ。やたら新入りにつっかかってくるヤツがいるって噂を耳にしました。邪魔です。さっさと帰ってください。」
「チッ、また来るからな。」
((また来んのか。めんどくせえ。))
同時に同じことを思う二人なのであった。
次回は長くなるとか言っといて多分前回より短いですね。有言不実行ぱるしいです。次回はどういう展開にするか全く考えてない。どうしよ。とりまおさらば。
鏡の花と未来 番外編①
ばーんがーいへーん。
鏡「どうも、幽神鏡花です!」
未「どうも、先野未来です。」
水「どうも、水島凪です。」
鏡「てことで!番外編だせイェーイ‼︎」
水「テンションが小学生だな。」
鏡「実際小学生だし。」
未「今回は、雑談しつつ作者に質問してみるよーん。」
作「お願いしやーす。」
鏡「じゃあまず私から!
私達キャラの名前の由来はなんですか?」
作「これは先に未来の方の名前決めたんだよね。ファンタジーな感じのを書きたくて、未来が見える能力とかあった面白くね⁉︎とか思って。先の未来が見えるから『先野未来』。鏡花は下の名前先に決めた。自分がそういう名前に憧れてたのもあったし、文ストの好きな女子キャラが鏡花って子だったから。苗字は、鏡花が幽霊が見える子で、神様とかが出てくるお話だから『幽神鏡花』にした。凪は海で死んじゃったから海っぽい感じの名前にしたかったんだよね。だから『水島』と『凪』。本当は『海』でもよかったんだけど『凪』の方がかっこいいかなって思ってw」
鏡「解答長かったけどありがとう!そんな感じだったんだね!」
未「僕の名前めちゃくちゃストレートだね。じゃ次僕。えーっと…
鏡の花と未来のモチーフとなった作品はあるんですか?」
作「一応…あるよ。ジブリの『千と千尋の神隠し』がモチーフかな?鏡花が千尋で、未来がハクって感じ。実際私は見たこと無いんだけどねwあんな大物作品をただのネット活動者がモチーフにするのもどうなんだって話なんだけどそれは置いといて。舞台になってる『油屋』って神様のお宿とかそんな感じじゃん?だから『神都』は神様の休憩所というかサービスエリアみたいなイメージで書いてるw実は物語の最後の方に衝撃展開ぶち込む予定なのでお楽しみに〜。」
未「宣伝で終わってるなw」
凪「次は俺か。
鏡の花と未来を書いていて大変なところはどこですか?」
作「セリフ以外の部分。要するに語りの部分かな。この物語の語り手は鏡花でも未来でもない第三者だから鏡花達の心情は()とかセリフで表すようにしてる。キャラ達が思ってるならまだしも第三者が情景とか見た目とか説明する時がホントによくわかんない。まあなんでそんなんにしたかって言うと、特に意味はない。ただそういうのが書きたかっただけ。」
凪「はい、あざーす。」
作「次の番外編では君達に質問するから覚悟しといてよ。」
鏡「え〜。」
未「ではまた本編でお会いしましょう。」
凪「さよならー。」
鏡・作「置いてかないで〜。」
どうでしたか?ファンレターやらリクエストやらお待ちしてます!
鏡の花と未来④
「ねえ、未来。私達って週2000円給料もらってるじゃん?」
「もらってるねえ。」
鏡花が神都に来て一ヶ月。二人はとある屋敷の庭を掃除していた。
「あれさ、使い道なくない?」
「確かにないね。ご飯も服もタダだもんね。」
「そういう時は屋台へ行ったらどう?」
「あ、長じゃん。」
二人の後ろにはいつの間にか神都の長である稲荷が立っていた。
「屋台なんてあったっけ?」
「昼は昼、夜は夜で違うのが出てるよ。串焼きの鳥とか。仕事中に小腹が空いたら行くといい。」
いわゆる焼き鳥だ。
「今度行ってみよっか。」
「そだね。」
*
「あれ…私のお金どこだ…?」
さっさと掃除を終わらせて、二人は屋台へ行くため一度自室に保管しておいた今までの給料を取りに来た。のだが。何故か鏡花の分だけ見当たらない。
「もしかして…」
鏡花は怒りを顔に浮かべながら、宿舎の階段を上った。
*
「なんで私を疑ってんのよ。やる理由がないでしょう。」
鏡花が向かったのはこの間の嫌がらせをしてきた少女の部屋だった。
「やる理由しかないと思うんですけど。」
また来ると言っていたし、あの恨みがましい目は一度で済ませるとは思えない。
「部屋、見させてもらいますね。」
「はあっ⁉︎ちょ、ちょっと‼︎」
非難の声など聞こえないふりをして、鏡花はズカズカ少女の部屋へ入る。タンスや机を覗き、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「ありました。やっぱり盗んで隠してたんですね。」
「………」
少女は何も言わない。
「言いたくないならいいです。ただ、盗んだ動機は?」
「……ムカついたのよ。幽霊が見えて、未来が見えて、羨ましかった。私には何もない。ただ人の心が読めるだけ。それで辛い思いもしてきた。知りたく無かったことを知ってしまった。アンタ達みたいな役に立つ能力じゃない。だから…」
「そんな動機で?マジ?心読めるんですね。すごいですよ。」
「はっ?」
少女は面食らった様子でいる。
「役に立たないかもだけど、そういう能力ってあるだけすごいんじゃないですか?もっと誇っていいと思いますよ。じゃ、さよなら。」
「えっ、あっ、ありがと。」
塾行くバスの中で書きました。次回はどうしよう。
鏡の花と未来⑤
今回は本当に何書いたらいいかわからんかったんで雑です。
「おっちゃーん、えっと…皮のタレちょうだい。」
「あいよ。最近よく来てくれんね。」
「美味しいもん。」
最近の鏡花は、よく焼き鳥の屋台へ行っている。未来はイカ焼きが気に入っているらしい。
「アンタ渋くない?イカとか。」
「魚介の美味しさがわからないとは子供だね〜。」
「私も未来も子供でしょうが。」
道端のベンチに座り、足をぶらぶらさせながら焼き鳥を頬張る。美味い。服にタレを垂らさないよう少し前のめりな体勢で食べる。
「あー、美味しかった。さて、仕事戻ろ。」
「そうだね。」
今は昼の3時。6時までには今日の仕事を終わらせると決意し、鏡花と未来はベンチを立った。
*
「もう秋だな〜。」
日が短くなり、柿やブドウが実ってきた。二人が夏休み明けすぐに神都へ渡ってから、もう一ヶ月半。これからは、どんな出会いがあるのだろうか———
過去最高に短い気がする。えーと、次回新キャラが出まs
鏡の花と未来⑥
「わあ、めっちゃ美味しそう!」
十月中旬。鏡花は果樹園にいた。神都で人気の菓子店のオーナーから頼まれてブドウを取りに来たのだ。籠を背負い、鼻歌を歌いながらブドウを収穫していく。
「これ後で一房ぐらいもらえないかな〜。なんかお腹すいた…」
籠の半分ほど収穫できた時、鏡花の足が止まった。人がいたのだ。
「あのー、部外者はここ入っちゃダメですよ……」そこで言葉が途切れた。目の前にいる少年が、あまりにも美しすぎて。ツヤのあるサラサラの金髪に、巨峰のような、いやそれよりももっと美しい菫色の瞳。同級生と比べたらだいぶ背が高くスタイルが良い鏡花よりも背が高い。大体の人が和装の神都では珍しい、白のワイシャツに焦茶のベストという洋装だった。
「あ、君ここで働いてる子?」
馴れ馴れしく話しかけられ、少し戸惑う。
「そう…ですけど。てか、勝手にここ入っちゃダメですよ!」
「大丈夫大丈夫。僕も一応神都の住人だから。」
(理由になってねえ)
心の中で呟く鏡花。
「あの…名前は?」
「秘密。初対面の人には言えない。あ、ここで僕に会ったことは誰にも言わないでね。あんま大っぴらにしないで欲しい。」
「あ、え、はい。」
首を傾げた鏡花を見てクスッと笑うと、少年はどこかへ去っていった。
遅くなりました。六話になります。学校から帰ってきてノリと勢いで伏黒描いてて髪型と目でつまずきました。あのトゲトゲした髪型とジト目を描くのはむずいです。この間の短編が結構楽しかったのでまたなんか短編出します。次の短編タイトル決まってんのに内容が思い浮かばないというやばい状況に立たされてます。では、感想待ってます。
鏡の花と未来⑦
「で、明日からお前たち二人は働く場所がわかれる。鏡花はこの薬屋で、未来はあっちの上に住んでる神に仕えることになる。」
ある日の昼。宿舎近くの食堂で昼ご飯を食べていた二人のもとに、長がやってきた。
「上…ってどうやって行くんですか?」
「天空エレベーター。」
「何それ…」
なんか聞いたことあるけど…使ったこと無いな。
「ま、明日から頑張れよ。」
「「はーい。」」
*
「で、お前だよな。今日からここで働く先野未来って。」
「はい。よろしくお願いします。」
未来が今日から仕える神は、この間鏡花が出会った少年だった。
「お前、この子に見覚えない?」
少年が差し出してきた紙には、鏡花そっくりの少女が描かれていた。
「見覚えある…というか、僕の友達です。」
「名前は?」
「幽神鏡花です。」
(なんでそんなこと聞くんだろう)
「貴方…何企んでるんですか。」
さっきとは違う、少し低い声で未来は聞いた。少年は不快そうな顔をする。
「よくそんなデカい態度できるね。僕が誰かわかってるの?」
「わかってません。ただ、信用はできません。」
少年と目が合った未来は、一歩後ろに下がった。
「なんで一歩後ろに下がったの?ちゃんと見てるからね。」
「すみません。やっぱり貴方のもとでは働けません。僕は一生下っ端でいいです。」
未来はキッパリと言った。
「は?お前何言って…」
「さようなら。」
驚いた顔の少年を置いて、未来はエレベーターを降りた。
*
「鏡花。」
「お、どう?新しいとこ。」
「辞めた。」
「はあ?」
(そりゃ驚くよな)
「それより鏡花、今すぐ荷物をまとめて。今までの給料も服も全部。デカいカバンあるでしょ。」
「えっ、なんで?どっか行くの?」
「死にたくなければ、早く。」
「わ、わかった。」
いつもと違う未来の様子に、鏡花は少し違和感を覚えたのだった。
藤井風ってイケメンだということに気づきましたら。ぱるしいです。さてさてどうでしたか?次回、自分がやっと書きたかったとこを出せます。もうワクワクしすぎてやばい、本当に。お楽しみに‼︎‼︎
鏡の花と未来⑧
「鏡花、起きて。」
「何……?っ⁉︎」
夜中。鏡花は未来に起こされ、周りの様子に絶句した。宿舎の壁や柱が赤く燃えていたのだ。
「荷物まとめたよね。それ持って今すぐ外に出よう。」
「うん。」
まだ火が回っていない廊下を走り、なんとか出入り口へ着いた。
「いきなり爆発したりするかもしれないから気をつけて。凪、鏡花のそばから離れないでね。」
「ちょっと待って、未来はどこ行くの?」
「まだ逃げてない人がいる。その人たちを助けて来る。」
未来の瞳には、強い決意が見えた。
「でも、未来が行くことないんじゃない?誰か違う人助けに…」
「鏡花が今中に取り残されてたら、早く助けに来てもらいたいよね?」
「うん……」
「だから、僕が行く。」
いつもは冷静で無表情な凪も、今回ばかりは不安そうな顔をしている。
「じゃ、行ってくる。鏡花、絶対振り向いちゃダメだからね。」
「どう…して?」
鏡花の声は震えていた。
「僕が炎に入ってくとこなんて、見たく無いでしょ。じゃあね。さよな…」
「またね‼︎」
鏡花は力強く叫んだ。
「え………?」
「神都から戻ったら、またみんなと授業受けるんでしょう⁉︎中学で、新しいこと学ぶんでしょう⁉︎もし神都にずっといるとしても、未来は私と一緒!お互いたった一人の幼馴染だもん!ね⁉︎」
「………うん。」
泣きながら叫んだ鏡花に、未来は力強く頷いた。鏡花はすぐに目を逸らした。見たくなかった。もう二度と会えないかもしれない。そんなネガティブが鏡花の頭の中を支配する。
「大丈夫だ。」
「え?」
ずっと黙っていた凪が口を開いた。
「そんなネガティブ捨てろ。未来はちゃんと戻ってくる。」
「アンタ私の心読めんの?」
「なんとなくわかるだけだよ。」
鏡花と凪は、燃え続ける宿舎を黙って眺めていた。
いやー、未来どうなっちゃうんでしょう。完結までのお話が大体考え終わったのでさっさと書きたいと思います。
鏡の花と未来⑨
「え………?」
何故だか、目の前にはいつもの神社の御神木があった。苔むした岩と、鳴いているセミ。鏡花と凪は、神都ではないいつもの世界にいた。
「どういうこと…?ねえ凪、アンタさっきまでどこにいた?」
「神都。」
「だよね。」
半袖にショートパンツの服装もそのまま。
「私たちがいない間、こっちの世界は時が止まってたの?」
「そんなはずない。未来がいなくなった時は、未来がいないものとして時が進んでた。」
(おかしい。絶対におかしい。)
「とりあえず、家に帰って色々考えよう。」
*
「でさー、そこで…ねえ鏡花聞いてる?」
「あ、ごめん聞いてなかった。」
授業中も今も、鏡花の頭の中は神都と未来のことでいっぱいいっぱいだった。放課後になり、家へランドセルを置くとすぐさま凪と神社へ向かった。
*
「どうしようマジで……」
御神木に頭を打ち付けながら鏡花は呟いた。
「お前またやってんの?」
「前こうしたら行けたから。」
「単純だな。」
(未来に会いたい、未来に会いたい……)
心の中で唱えながら御神木に頭を打ち付け続ける。
「おいそろそろ辞めとけ……」
「あっ、光った!」
あの日のように、御神木が光った。
「行くよ!凪!」
「お前こういう時の行動力はすげぇよな…」
鏡花と凪は、光る御神木に飛び込んだ。
*
「未来‼︎」
鏡花と凪の目の前には、一昨日以降会っていない未来がいた。左腕には前無かった包帯が巻かれている。
「どうしたの?それ。」
「火傷。最後の一人救出した時、爆発起こってちょっと巻き込まれた。大丈夫だよ。」
「会いたかった……っ、」
涙が溢れ、思わず未来に抱きつく鏡花。会わなかったのはたった一日と少しなのにすごく懐かしく感じる。
「二人共。感動の再会のところ悪いがちょっと話がある。私と一緒に来い。」
いつもと違い真顔の稲荷に着いて行く三人。
「凪は聞いても聞かなくてもいいかな。」
臨時的に建てられた宿舎の談話室に、鏡花と未来と向き合うように稲荷が座る。凪は二人の後ろに立っていた。
「お前ら、神都ではなく人間の世界に戻りたいか?」
「当たり前でしょ。」
「僕ら人間だし。」
「ハアーー………ホントに覚えてねえのか……」
稲荷は深くため息をついた。
「あのな、結論から言うと、お前らは人間じゃない。神だ。」
「「はあ?」」
(そうなるよな……)
「お前らは神だった頃の記憶を無くしてる。」
「とりあえず一から説明して。アンタ一からじゃなくて三ぐらいから説明してっから。」
「はいはい。まずは、お前らは人間の世界で生まれたんだ。」
面倒くせえ、というような顔で稲荷は説明を始めた。
ぱるしいです!自分でも良いものが書けてる気がします。このまま最終回まで突っ走るゼ☆
鏡の花と未来⑩
生まれてすぐ、鏡花は神都へやってきた。幽霊や神が見える目を持ち誰とでも分け隔てなく接する慈愛に満ちた神で、『優神様』と呼ばれていた。人間界へ渡った鏡花は『幽神鏡花』と名乗り、神だった頃の記憶は無くしていたが楽しく生活していた。
未来も、鏡花と同じく生まれてすぐ神都へやってきた。「未来は誰にでも変えられる。」が口癖で、悩んでいる者達の相談に乗っているのをよく見かけた。人間界では『先野未来』と名乗り、鏡花と仲良く暮らしていた。そんな時、神都の前の長が死んだ。「鏡花と未来を取り戻せ。」という遺言を残して。人間界で二人を見た時、驚いた。当たり前のように幽霊を連れて生活する鏡花。自分の能力を上手く使い、周りとコミニュケーションを取る未来。この二人は人間界にいた方が幸せなんじゃないかと思った。でもそうはいかない。まずは未来の方を、神都へ呼び寄せた。慣れない場所でもテキパキと動く未来を見て、やはりコイツは神様なのだと思った。次に鏡花を呼び寄せ、鏡花も最初は戸惑っていたものの未来と同じく働き者だった。この二人はこのまま神都へ居ていいのだろうか。そんな考えが、ずーっと頭の中を支配していた。
*
「なんか、私らの過去の話がアンタの悩み語りになってんだけど。」
「うるさいな。ガチで悩んでたんだよ。」
「それより、放火の犯人誰なの?僕の予想、あの紫目の少年。」
「え、未来あいつに会ったの⁉︎」
あの洋装の美少年のことを話す二人。
「アイツ、僕が誰だかわかってるのって言ってた。その言葉の真意はわかんないけど、僕らに何か手を出すことは間違いない。」
「クソ野郎じゃん。」
「話聞いてたのか……」
「長、ごめん!私らちょっと行ってくる!」
鏡花と未来は席を立ち、天空エレベーターへ駆け出した。
とうとう十話ですね〜早い。ここ最近毎日投稿っぽいですね。イラストの研究もしてますが小説もちゃんとやってます。実は両足の親指巻き爪と爪周囲炎なっちゃって巻き爪直すためにテーピングとかコットンパッキング(意味は調べてみてください)とかし始めたんですけど痛いんですよ。指が。皮膚科で痛みに叫びそうになりつつ頑張りました。一週間ぐらい続けろとのことです。嫌ですね。次のお話ではあの少年が出てきます。今度は何をするんでしょうか…⁉︎
鏡の花と未来11
「そんなことで僕のとこ来たの?迷惑もほどほどにしてもらいたい……」
「うるさい。宿舎を燃やされたこっちのほうが迷惑だよ。」
「鏡花…だっけ。君、そんな強い口調で言ってるけど証拠は?」
待ってました、と言わんばかりの顔で未来が写真を突きつける。
「これ、貴方ですよね。」
未来が突き付けた写真には、不法侵入している少年や、マッチを片手に持った少年が写っていた。
「はあ…。わかったよ認める。やったのは僕だ。動機については、言いたくないから黙秘ってことで。」
思ったよりあっさり認める少年。
「これ以上、神都で問題を起こさないでください。さよなら。」
二人はそう告げ、エレベーターを降りた。
*
「で、お前らはどうすんだこれから。神として生きるのか。人間として生きるのか。」
談話室に戻り、稲荷は二人に問いかけた。
「私は……神様として生きる。何するかわかんないけど、自分が元いた世界に戻る。未来は?」
「僕も…神様として生きようかな。の前に、鏡花に一個伝えたいことがある。」
「何?」
鏡花の方に体を向ける未来。
「僕は、鏡花のことが好き。恋愛的な意味で。」
鏡花のことをまっすぐ見つめ、未来は言った。
「……私も未来が好き。神様になってお互いが離れても、この気持ちは変わらない。」
「そうだね。」
いきなりのカップルの誕生に稲荷は瞬きを繰り返していた。
「お前らさ…決心はいいんだけど、目の前でいきなりカップル出来上がってるこっちはどうリアクションしたらいいかわかんないんだよ。」
苦笑いで言う稲荷。
「まあ二人がそう言うなら私からは何も言わん。実は、神都の前の長ってお前らがいつも行ってる神社が職場だったんだよ。要するに、前の長がいなくなった今はあの神社に神様はいないってこと。」
「わかんないけどわかった。」
よくわからない返事をする鏡花。
「何言ってんだよwで、お前らが神として生きると決心したのならお前らはその神社を職場にしてくれないか?」
「つまり…?」
「自分の育った町で働けるって事だ。」
((なんと魅力的な‼︎))
「わかった!私たちあの神社で働く!」
「楽しみになって来たね。」
二人は顔を見合わせ、頷いた。
小説の更新は久しぶりですね〜ぱるしいです〜。最近やっとヒロアカのホークスのかっこよさに気付きました。トゥワイス殺したことについては敵ではトゥワイス推しの友達がホークス許さねえとかぼやいてました。どうでもいいですね。腐女子の親友とクラスの男子でcp作るのにハマってます。あ、早速ファンネとファンマつけてくれる方がいました。ありがとうございます。また改めてお礼します。この小説は近々完結予定です。結末どうしよう。
鏡の花と未来12
二人は神社で働き始めるため、宿舎で荷物をまとめていた。
「あ。」
「どうも。」
初対面でギスギスしていた、あの少女だ。
「あ、私神都出て神社で働くことになりました。私と未来って神様だったらしいです。」
「………そう。」
「貴方ともお別れですね。少しの間だったけどありがとうございました。じゃあ…」
「待って‼︎」
さっさと話を終わらせようとした鏡花を、少女は呼び止めた。
「名前だけ言っとくわ。私、万堂心見。人の心が読める。以上!元気でね。」
「はい。ありがとうございます。」
*
「今日はね、みんなに話があるの。」
一度人間界に戻った鏡花と未来は、クラスのみんなの前に立っていた。
「私たちね、神様なの。信じられないと思うけど信じて。」
「これからは人間じゃなくて神様として生きるから、みんなとは一緒にいられない。」
『えーーっ⁉︎』
「え、何それどゆこと?」
「一緒にいられないって何⁉︎転校⁉︎」
案の定、全員混乱していた。
「これからはあそこの神社にいるから、会いに来たい時は来て。時々みんなのこと見に行くから。」
「だから、僕らのこと忘れないでね。」
二人は神都でのことや自分達の正体を話し、笑顔で教室を出ていった。
このお話ではお久しぶりですぱるしいです。えーと急ですが、次回が多分最終回です!w今回も短いですね。久々に書いたので下手ですスミマセン。好きな声優さんについてちょっと見直そうと思います。
鏡の花と未来 特別編 えくれれさんコラボ
私と未来が神社で働き始めて数日。いつものように神社に参拝客が来た。ただ、いつも来る人たちと違って表情が暗い気がする。
「お兄さんお姉さん、どしたの?」
試しに話しかけてみる。
「鏡花、普通の人たちには僕らのこと見えないんじゃ無い?」
あ、そっか。私と違って普通の人たちは霊感無いもんな。
「え?何、誰?」
「今確かに聞こえたよね。話し声。」
あれ、私たちの声聞こえてる?もう一回なんか言ってみよ。
「二人共、私たちの声聞こえてるの?」
「また聞こえた!」
「幽霊?怖っ。ひとまずここどこ?」
あ、やっぱ聞こえてるんだ。
「未来、」
「一旦姿現してみようか。」
私と未来は二人の前に出た。二人共驚いた顔をしている。
「俺いつから幽霊見えるようになったんだ……?」
「遥輝だけじゃなくて、私もでしょ。」
何話してんだろ、この人たち。
「ねえねえ、怖がらなくていいから二人のこと教えてよ。」
「あ、うんわかった。俺、零山遥輝。ちょっとした病気持ってて…ここにはいきなり飛ばされた。」
「私、三重美心菜。遥輝の幼馴染。」
思ったよりちゃんと自己紹介してくれたな。年齢は多分中学生か高校生ぐらいかな?
「顔暗いけど、なんか悩んでるなら話聞くよ?私たち一応神様だから。」
「悩みなら、今までにもたくさん聞いて来たしね。」
「なら…話させてもらおうかな。」
お兄さ…遥輝は近くの岩に座り、話し始めた。
*
この間学校の屋上で自殺しようとしてた人がいたんだ。フェンスの向こう側にいたから、俺が無理矢理こっちに引っ張り出してさ。武川悠汰っていう子。死のうとしてた事情はわからないけど…なんか放って置けなかった。病気がある自分はもっと生きたいって思うけど、悠汰は死にたがってる感じだったからお互いの立場が逆だったらいいのにな…って。神様からしたらくだらないかもしれないけど、今ちょっと悩んでるんだ。
*
「重い悩みだね〜。てか、遥輝は自分とその…悠汰だっけ?自分と悠汰どっちが大事なの?」
「え……」
いきなりの質問に戸惑っている遥輝。
「まあそりゃ…自分の方が大事だけど、悠汰のことも心配だし……」
「綺麗な心してんねー!羨ましいよ、全く。あ、言霊って知ってる?」
「聞いたことはある…けど。それがどうしたの?」
「言ったことが本当になっちゃうかもーってことだよ。プラスのこと言えばプラスの方向に事が進むし、マイナスなこと言えばマイナスの方向に事が進んじゃうってこと。」
小4か小5の時、友達に教えてもらった。
「自分も悠汰もいい人生送れるって思っときゃいい人生になるよ。」
「そうかなあ…」
「大丈夫だよ。信じる者は救われるって言うじゃん?」
ホントかは知らんけど。
「なんか、心が軽くなった気がする。ありがと。」
「私たちヒマな事多いからいつでも来ていーよー。」
もう一度私にお礼を言い、遥輝と心菜は帰って行った。
はいどーもぱるしいです。えくれれさんの『死にたがりの君へ 生きていたい僕より』とのコラボです!めっちゃ時間かかりましたすみません!楽しんでくれたら嬉しいです。
鏡の花と未来 最終話
「未来。」
「何?」
「神都は今どうなってるんだろうね。」
「行こうと思えば行けるでしょ。」
神社の岩に座って話し込んでいるポニーテールの少女と爽やかな笑顔の少年。神様となった未来と鏡花だ。
「もう冬だね。初詣とかいっぱい人来そう。」
「ホントだったら僕ら来年から中学生だったんだよね…」
「はい、寂しいこと言わない‼︎」
とは言っているものの、鏡花もどことなく寂しそうな顔をしている。
「みんなたまに会いに来てくれるし、私は今の生活も楽しいよ。未来は違うの?」
「楽しいよ。鏡花と一緒だしね。」
「アンタ本当に小6?」
イケメンすぎでしょ、と呟く鏡花。
「神様って何歳まで生きられんのかな。」
「さあ。」
不老不死なのか、などなど言葉を交わす。
「これからも、ちゃんと私の隣居て。」
「ワガママな神様だねー。」
「いいじゃん別に。」
これからも泣いて、笑って、沢山の人に会うだろう。それでも二人は、お互いを支え合い、明るい未来を花咲かせるだろう。
えーと、最終話です。はい。やっと、ですね。10月中に完結させるつもりがもう11月下旬です、すみませんでした。これからはパラノーマルをメインに、新シリーズも発足させようと思っているので皆様ぜひ着いてきてください。