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目次
わたしって、なに?
______わたしって、なんなんだろう。
私は、愛菜!
中学3年生!
私は、好きなことがない。
昔は、お絵描きとか、ウサギとか、今考えると幼稚なものが大好きだった。
でも、「好き」と思えるものがなくなった。
あと、友達も昔のように沢山ではなくなった、いやひとりもいなくなった。
私はいじめられている。
だから、友達はみんな離れていった。
そして、今の私はひとりぼっち。いつも。
______今私は、疑ってしまった。
______私って、誰の目にも映らないの?
______私って、他の人には見えてないの?
私、存在する理由があるんだろうか?
私、いなくなってもいい?
死にたい。
ずっと、待ってる。
_____ずっと。ずうっと待ってるの。
あれからもう何年も経ったのか。
あの日、急にご主人様は帰ってこなくなった。
それからぼくは、ずーっと駅で待ち続けた。
野良犬に喧嘩をふっかけられても、
暑いのに水が飲めなくても、
人にわざとぶつかられても、
ぼくは、ずっと待っている。
だっていつも、あの階段の上から…
「ただいま」って。
あの楽しそうに話す声がまた聞きたくて。
あの強い腕にまた抱きしめられたくて。
あの優しい手にまた撫でられたくて。
ずっとご主人様を信じて、待ってきた。
なのに。
いつまでもご主人様は帰ってこない。
どこに行っちゃったの?
ああ。また会いたいなあ。
ごしゅじん、さまぁ…
もう、力がなくなってきた。
ああ。
ぼく、死ぬのかな。
ご主人様に会えないまま。
「_____ハチ」
え?
あ!!
ご主人様!!!
わあーい、わあーい!
やっと、やっと会えたね!
タタタッ。
ぼくはご主人様に駆け寄った。
あれ?身体が軽い。
しかも、走れてる。
---
現実世界では、ハチは亡くなっていた。
パタンと、倒れてしまったのだ。
きっと、元気にご主人様の上野先生と駆け回っているのだろう。
「忠犬ハチ公」のお話を書いてみましたー!
そう、僕は_____
僕、そら。
僕はあるとき、ママとパパと喧嘩した。
そしたら急にママたちが、「はー。あんたはほんと、ムカつくのよねー。もうあんたはいらない子ね。さよなら」と言った_____と思ったら。
バァン!!!
思い切り外に投げ出され、勢いよくドアが閉まった。
へ?マ、マ?
なんで?
うわあああんっ!
ママー!
また、優しく撫でてくれないの?
もう、慌てて探しに来ないの?
いやだ!いやだ!
ママー!!!!
へ?
ここどこ?
寝てる間にここに連れてこられたの?
いやだ!こわいよー!
「泣いても無駄だよ。ここに入れられた俺たちはいつか、殺されるらしい」
えっ?!
いやだ!だれ?
「_____バタン。」
いや!殺されるーーー!
「ガチャ…」
ううっ…だんだん苦しくなってきた…。
い、や、あ…ぐるじい…僕、死ぬの…?
そう、僕は_____猫。
家を追い出されて殺処分された。
猫なの。
_____さよなら。この世の全ての人たち。