魔法使いのきなこのソロ戦闘シーンです。
結構笑けるくらい強いので、そこんとこお願いします
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目次
紹介
愛しのきなこのソロ小説です!
一話完結(多分)です。 戦闘シーンのみです。
**きなこ**
**年齢**:25歳
**二つ名**:『終焉の魔導士』
世界でも屈指の実力を持つ伝説級の冒険者。
穏やかで冷静な性格をしており、どんな強敵を前にしても動じることは少ない。その一方で困っている人を放っておけない一面も持つ。
火、水、風、土、雷、光、闇をはじめとした全属性魔法を扱うことができ、さらに空間魔法や転移魔法、結界魔法、召喚魔法まで使用可能。
神から授かった《無限魔力》により、その魔力量は底が見えない。
数々の街や村を救ってきたことで、冒険者たちの間では『終焉の魔導士』の名で知られている。
しかし本人はその評価をあまり気にしておらず、
「俺は少し強い方だと思うけど」
と、どこかズレた認識をしている。
なお、アンデッド系の魔物は少し苦手。
**魔法階級**
初級
中級
上級
超級
神級
一般的な魔法使いが扱えるのは上級までとされている。
超級魔法は国を滅ぼしかねない力を持ち、神級魔法は世界にさえ影響を与える伝説の領域。
きなこが扱う魔法の多くは超級以上に分類される。
**一言**
「ただの冒険者だよ。」
次回から戦闘シーンになっていきまーす
終焉の魔導士と黒焔竜
技名をルビで書いたのはじめてです!!
技の名前は流石に自分じゃ考えられないので、色々検索したりして頑張ってます!
**終焉の魔導士と黒焔竜**
黒い雨が降っていた。
正確には雨ではない。
空を舞う灰だ。
燃えた森。
崩れた家屋。
そして村の中央で暴れ回る巨大な竜。
全身を黒い炎で覆った災厄級の魔物。
黒焔竜(こくえんりゅう)
その咆哮だけで大地が揺れた。
「終わりだ……」
村人の一人が膝をつく。
冒険者たちも既に満身創痍だった。
上級魔法。
超級魔法。
考えうる限りの攻撃を叩き込んだ。
だが黒焔竜はほとんど傷を負っていない。
むしろ怒りを増していた。
「グオオオオオオオオオオ!!!」
黒焔が吐き出される。
炎の奔流が村へ向かう。
誰も逃げられない。
そう思った瞬間だった。
黒いローブを纏った一人の男が前へ出る。
「危ないな」
静かな声。
次の瞬間。
炎が消えた。
いや。
消えたのではない。
空間そのものが捻じ曲がり、炎を飲み込んだ。
冒険者たちが目を見開く。
「まさか……!」
男が振り返る。
キャラメルブラウンの髪。
はちみつ色の瞳。
伝説級冒険者。
**『終焉の魔導士』**
きなこだった。
「避難は終わった?」
村長が慌てて頷く。
「は、はい!」
「そう」
きなこは黒焔竜へ視線を戻した。
「なら問題ない」
その言葉に黒焔竜が怒り狂う。
巨大な翼を広げ、空へ飛んだ。
直後。
数百発もの炎弾が降り注ぐ。
一発でも街を消し飛ばせるほどの威力。
だが。
**「|神雷《ケラウノス》」**
轟音。
黄金の雷が天を裂いた。
空一面が光に包まれる。
炎弾が次々に撃ち落とされた。
黒焔竜の翼にも雷撃が叩き込まれる。
しかし。
黒焔竜は墜ちない。
逆に笑うように牙を剥いた。
「へぇ」
きなこの表情がわずかに変わる。
「思ったより強いな」
上空から巨体が落下する。
隕石のような突進。
地面が砕け散る。
きなこは転移で回避。
同時に右手を上げた。
無数の魔法陣が展開される。
赤。
青。
緑。
黄。
紫。
空を埋め尽くす光景に冒険者たちは息を呑んだ。
「うそだろ……」
「全部違う属性だ……」
「同時展開だと……?」
普通の魔法使いなら一つ維持するだけで精一杯。
だがきなこは違う。
**「|獄炎《ヘルフレイム》」**
漆黒の炎。
**「|氷華世界《フロスト・ガーデン》」**
白銀の吹雪。
**「|天裂《てんれつ》」**
真空の刃。
三つの超級魔法が同時に放たれた。
轟音。
爆炎。
凍結。
衝撃波。
森の一角が消し飛ぶ。
黒焔竜の巨体が吹き飛ばされた。
大地を削りながら数百メートル転がる。
観戦していた冒険者たちは言葉を失った。
超級魔法。
それを三つ同時。
常識では考えられない。
しかし。
黒焔竜は立ち上がった。
口から黒炎を漏らしながら。
「グルルルル……」
「まだ元気だな」
きなこはため息をつく。
その瞬間だった。
黒焔竜の胸が赤く光る。
本能が警告を発した。
村を消し飛ばす大技。
きなこはすぐに理解した。
「まずいな」
黒焔竜が咆哮する。
空が赤く染まる。
巨大な火球が生み出されていた。
太陽のような灼熱。
超級を超えた一撃。
まともに落ちれば村どころか周囲一帯が消える。
冒険者たちが絶望する。
だが。
きなこは冷静だった。
右手をゆっくり前へ出す。
**「|境界崩壊《ワールド・ブレイク》」**
空間が砕けた。
ガラスのように。
巨大な亀裂が空を走る。
世界が悲鳴を上げたような音。
火球が亀裂へ吸い込まれていく。
そして。
消滅。
跡形もなく。
黒焔竜が初めて動揺した。
「終わりだ」
きなこの足元に巨大な魔法陣が浮かぶ。
無数の雷。
炎。
風。
光。
闇。
全属性の魔力が集まっていく。
神級ではない。
だが限りなく神級に近い超級魔法。
**「|万象崩界《アルティメット・カタストロフ》」**
光が走った。
次の瞬間。
世界が白く染まった。
轟音はなかった。
衝撃もなかった。
ただ圧倒的な力だけが存在した。
数秒後。
光が消える。
そこには大きく抉れた大地だけが残っていた。
黒焔竜の姿はない。
静寂。
誰も声を出せなかった。
やがて村長が震えながら口を開く。
「た、倒したのですか……?」
「うん」
きなこはローブの埃を払う。
「思ったより手間だった」
その一言で周囲は固まった。
超級災害指定の黒焔竜。
国軍ですら討伐できない怪物。
それを。
"少し手間だった"
で片付けたのだ。
「じゃあ俺は行くから」
「え?」
「依頼達成でいいよね」
冒険者たちが慌てる。
だが。
振り返った時にはもういなかった。
転移魔法だ。
残された者たちは顔を見合わせる。
そして誰かが呟いた。
「やっぱり……」
夕焼けの空を見上げながら。
「終焉の魔導士は化け物だな」
その言葉に反論する者はいなかった。
やっぱうちのきなこはいい子なの。
かっこかわいい要素が有り余ってる。(今回は可愛い要素ないけど、本編のほうにー)
きなこがオリキャラの中で1番好きかもしれないです!!
次回もお楽しみに〜