咲荷神社。日本のあるところにあるらしいが、誰も場所を知らないのに誰でも来れる。平和でのどかな神社には、桜の神が居候して煎餅を今日も食べている。
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咲荷神社一式:やって来たひと
「今日はいい天気なのです」
朝。午前6時。日本の咲荷神社。咲荷神社という神社は、誰も場所を知らないのに、誰でも来れる神社。しかし、その来る方法は未だに不明らしい。その「咲荷神社へ来るまでの数時間」と「咲荷神社から出た後の数時間」の記憶だけ抜け落ちているらしい。そして、本殿の縁側から穏やかな顔で外を眺めているのは、|船利《ふなり》|塀寺屋《べてや》。本当に日本人なのかは不明だが、肌が白く髪も生まれつき白く、神社には似合わない白いフロントフリルを着ている。
そして。屋根で呑気に寝転がっているのは
「雨は良い天気か?」
樹谷三八。男物の着物を着ているが中性的なあまり性別が未だに不明。やけに身のこなしが上手い。
鳥居の横に座って三味線を弾いている男がいる。
「個人個人の価値観は異なるしな」
樹谷八線。三八の兄。なぜか毎日三味線を持って来ては弾いている。この三人は一応神社で働いてはいるがかなりの変人のため、私がよく注意している。え、私?ああ、咲荷神社の巫女です。いつのまにかここで働いてました。「…ん?」
鳥居の先の方、霧がかったところから1人の着物の女性が出てくる。その目を瞑った自信満々な笑顔は今にも「えっへん」とでも言いそうだった。
「儂は|泉引《せんびき》じゃ、単刀直入に言うと桜の神。ここが咲荷神社だな?」
泉引は目を開いた。瞳には桜の模様が浮かんでいる。
「え、あ、はいそうです」
「おお」
すると突然泉引は鳥居の上に続く桜の階段を作り、鳥居の上へ寝っ転がった。
「え」
「咲荷神社とは良い名前じゃ、ここは儂の巣にしてやろう」
「どうしましたなのです」
「咲荷神社とは良い名前じゃ、ここは儂の巣にしてやろう」
「んだお前」
「咲荷神社とは良い名前じゃ、ここは儂の巣にしてやろう」
「はははお前誰?」
「これは詳細を省くが、簡単に言うと儂は今からここに住み着く」
「でもお賽銭入れる方少ないなのです」
「煎餅食えりゃ気にしない気にしない」
「あー…煎餅って仕入れれるのか?」
「え、どうでしょうか、あ、え、え、あー、あー、え、そ、え、そもそも、え、⬛︎⬛︎繋がってます?」
「どうでしょうか、霧で見えないですし」
「いいから煎餅を某に寄越せ、体内に桜咲かせるぞ」
「人の命なんだっと思ってんだよ…」
三八が泉引に煎餅を投げ、それを見事に泉引がキャッチする。
一泊置いて。
「ただの生命じゃろう、気にせんでええ」
「ハァ〜まあ良いけどよ…」
「…ん?」
鳥居の向こう側から着物を着た男がやってくる。
「えっと…ここは、どこでしょうか」
「説明するなのです、ここは咲荷神社なのです」
「さ、咲荷神社…?」
声が震えている。
「お、おい…ここから出る方法は…」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に行けば戻れるなのです」
「え…今…い、今なんて言った?!」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に行けば戻れるなのです」
「…聞こえ…ない…」
「何言ってんだこいつ、耳悪いのか?⬛︎に行けっつってんだろ、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎さ、ほら⬛︎⬛︎だろ」
「変な…変なノイズみたいなのがかかってる…」
「…」
八線が演奏を止めると、男を三味線で霧の向こうへ吹き飛ばした。
「ふう、快適。」
なんかやけに「え、」から始めるのが巫女 困惑した時に「え」って言うのも巫女
地味に強気な口調なのが三八
謎に陽気だけどインテリなのが八線
文脈関係なくなのですをねじ込んでくるのはは塀寺屋確定