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目次
【曲パロ】ダーリンダンス
私は普段は冴えない女の子だけれど、|この世界《インターネット》でなら輝ける。
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NANA @nana_kwiijk
高校3年生のNANA(なな)です!
JKの日常とかを投稿してます💖
投稿 12704 フォロー 12 フォロワー 175
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ベッドに寝転んだまま自分のアカウントを見て、今日もひとりニヤつく。
これは私の存在証明だ。
ちょっと大袈裟かもしれないけれど、私は本気でそう思っている。
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ねえきいて、今日センセイが抜き打ちテストしてきたの!!
明日返ってくるだろうけど絶対悲惨だ…みんな慰めて〜〜🥺
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新しくそう投稿して、流れてくる反応を眺める。
うーん、あんまり反応来ないな……。
私はそのままエゴサーチの作業へと移った。
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NANAちゃん、好きだったけど最近急にデブってきたから冷めた
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「はあ?」
……たぶんこれは、この間あげた自撮りへの反応だ。
こういうことなんてよくある。きっと嫉妬だ。知ってる。
でもなあ……確かに最近、ちょっと太ってきてるってゆうか。
意外と的を射ているってゆうか?
「……ダイエットしなきゃな」
私の恋のためにも、もっと可愛くならなきゃ。
私はアカウントを切り替え、呟く。
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最近太ってきててマジ萎える😭
センパイに振り向いてもらえるように頑張って痩せます!!💪
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こちらはプライベートのアカウント。
同じように恋に悩める女の子たちと繋がって、日々励まし合ってる。
よし……、頑張ろう! ダイエット!
私は勢いよく反動をつけて起き上がり、早速ランニングしようと着替え始めた。
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私はなにもない。私は空っぽ。
私は変われない。私は昔からこう。
『NANAちゃんそれ超わかる』
何が? 何も分からない、分かってない。
どうせ私なんてさ。
ああ……最近投稿してないな。久しぶりに自撮りでもあげよう。
でも、ダイエット進んでないから……目もと以外は隠さなきゃ。
なんか私、__生きてる感じがしないなぁ。
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NANAって学校ではめっちゃインキャなのにネットだとイキっててウケる🤣
この投稿いいね1000いったらNANAの個人情報晒しま〜す笑笑
#拡散希望 #NANA
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「……は」
ふざけたヤツ。どうせ反応もらいたいだけのかまってちゃんだろ。
私のリアルを知ってるわけない。
顔はちゃんと隠してるし、反射なんて毎回確認しまくってる。
でも__、
本当だったら、どうしよう?
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あんまセンパイと会えてないよ〜〜!!😭😭
はぁ……センパイと私しかいない世界線があったらなあ……。
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「あーあ。つら」
フォロワー伸びないなぁ……。
いいねつかないなぁ……。
コメント来ないなぁ……。
あれは結局デマだったらしいけど、あれがきっかけでガセネタをよく流されるようになった。
はーあ、誰が男たらしだ……、センパイ一筋だわばーか……。
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ちゅ。
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最近NANAちゃん投稿してなくて心配🥺
ただの風邪とかだったらいいんだけど……。
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ダイエット中なのに、お菓子を食べる量はストレスに比例してしまっている。
全然うまくいかない。これでも頑張ってるつもり。
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ネコ @neko_ymkw
JKの病み垢。寝転んでばっか。
投稿 26884 フォロー 0 フォロワー 0
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自撮りをネットにあげるだとか、はしたない?
谷間を覗かせるなんて、はしたない?
知ってるよ、私、はしたないよね。
今だってほら、色恋と病みしか投稿してない。
私、何がしたいんだろう? 分からないや。
もう誰も見てない。でも、全部加工しなくっちゃ。
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センパイ……センパイ会いたいよ、センパイ……。
ねえどうして振り向いてくれないの?
挨拶くらいさせてよ……。
センパイ、センパイ?
センパイ、好きだよ。
センパイ……。
やっぱり諦められない。
違う、フラれたんじゃない。
これはセンパイなりの愛情表現。
私は愛されてる。
センパイ! センパイ!
え、……センパイ?
なんで返事くれないの?
せめて既読くらいつけてよ、
センパイ?
私が可愛くなかったからいけなかった?
ねえ、教えてよセンパイ。
え、違う子と付き合っちゃったの?
へえ、はあ、ふうん。
もうこんな顔いらないや。
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ねえダーリン。
愛して。
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ちゅ。
そだちラブリー
「急に電話をかけてこないでくれないかしら。アポイントメントはどうしたの? 馴れ馴れしいにも程がある。本当に常識が足りないわね、阿良々木。死んでくれないかしら」
「腐れ縁の幼馴染から久しぶりの電話だって言うのに、相変わらず辛辣だな、老倉」
「いいえ、やっぱり死なずに拷問されてほしいわね。お前との縁なんてそのまま腐れ落ちて千切れればいいのに」
「まあまあ、ツンデレもほどほどにしてさ」
「殺すわよ。最近、原作で私をラブリーだのスイートハートだの、胸糞悪い呼び方で呼んでいることを、私は知っているわ」
「そんな、しれっと僕が語り部の回を全部チェックしているアピールをされても、何も出ねえよ? 全く、上手だなあ、ラブリー老倉ってば」
「死ね。お前なんて嫌いと嫌いが嫌いで嫌いの嫌いへ嫌いな嫌いは嫌いを嫌い」
「とにかくさ、最近、お前と話せてなかったからさ、元気してるかなーと思って電話をかけた次第なんだけれど、いやあ元気そうでよかったよ」
「お前に心配されるなんて世も末ね」
「だってお前、気がついたら死んでそうなんだもん」
「死ぬか。お前が惨めに死ぬ姿をこの目で見てそれを撮影して全世界にばら撒くまで、私は死なないわ」
「そりゃあ結構なこった」
「別に、やっと自立できたことだし、仕事もあるんだからありがたく元気にやらせてもらってるわよ。そういうお前は何? やっと路地裏に住み始めたの? おめでとう、心の底から祝福するわ」
「ほんとに嬉しそうに祝うんじゃねえ。いや、僕はまだ実家住まいだよ。一人暮らしをするメリットが見つからなくてな」
「はっ! 実家に寄生虫とか、親が泣いてるわよ」
「それはその通りだな。まあ、返しきれてない恩はぼちぼち返していくよ」
「ふうん。まあ、私の知るところではないわね。私の望みはお前が無様に野垂れ死ぬことよ」
「最後まで辛辣……」
「阿良々木、そろそろお前の舌を切っていいかしら? 間違えた、この電話を切っていいかしら? 私もそんな暇じゃないのよ。今日はたまたま手が空いていたから、そしてどんなにスルーしても呼び出し音が止まなかったから、仕方なく電話に出てやったけれど」
「ああ、悪いな。急に電話して」
「謝るくらいなら死になさい」
「じゃあまたな、老倉」
「ええ、お前とはもう二度と喋りたくないわ」