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目次
天使と悪魔 #0
どーでもいい天使と悪魔の説明。
過去一短い小説NO.1!
天使:ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や伝承に登場する神の使い。
悪魔:特定の宗教文化に根ざした悪しき超自然的存在、または悪を象徴する超越的存在を指す言葉。
87文字w
天使と悪魔 #1
天使は人間界で言う宗教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や伝承に登場する神の使いとして、欧米または中東においては思想や文化の中に深く根付いている存在だ。深くから伝承の一部であるのと同時に、人間の歴史にも一役買っているとさえ言われている。
そんな天使には天敵、犬猿の仲とも言える種族がある。
その種族を悪魔という。
悪魔は人間界で言う、神の敵対者として宗教や文化において悪を表す霊的なもの、または超常現象的な存在としても描かれている。仏教においての悪魔は、煩悩をまいて人々を悪の道に導く存在とされている。キリスト教ではサタンと呼び、神に対して反抗するものだと示されている。
神の使いと神の敵対者。
犬猿の仲になる理由が分かるだろう。
---
幼いころから父から聞いた話の数々。耳にタコができるほど聞いた話を思い出しました。
私は今年、**ビックバン学園**に通うこととなりました。ビックバン学園のビックバンは「宇宙の始まりである大爆発」を意味しており、この学園は「現状にあぐらをかくな。今はすでに過去だ。精神を爆発させろ」を校訓にしています。
この学園には2種族のエリートしか入ることが出来ません。
受験は大変でした。筆記、面接、実技etc etc.
受かったら辞退は出来ません。13歳で親元を離れ、寮で暮らします。
気になる2種族ですが、それは_
**天使**と**悪魔**です。
びっくりでしょう。私も最初、そのことを聞かされた時は驚きました。あんなに聞かされた天使と悪魔の話。父はあんなにも悪魔を嫌っていたくせに、娘をあの学園に行かせるのです。ひどいもんでしょう。
父の言い分は「悪魔は悪魔でも、エリート悪魔だからちゃんとしてるだろ」です。
いや知るか!
私は爆発し、一時間の親子喧嘩のあと、五日間口もききませんでした。母に何か言われたのか、頑固な父が先に謝ってきたので許しました。
それにしても、ビックバン学園も何を考えているのでしょうか。どう考えても、悪魔とともに学園生活なんて出来るはずがありません。聞くところによると、寮は天使一人と悪魔一人の計二人で一部屋です。
私、発狂する自信あります。
天使と悪魔 #2
入学式当日になりました。
私は天使の中で主席合格でしたので生徒代表の挨拶をします。もちろん、悪魔側にも主席合格者がいるのでそちらの方と一緒に挨拶をするのですが、憂鬱です。
「新入生代表の挨拶。天使代表、**リリエル・ミカエル**」
「はい」
「悪魔代表、**ジャック・ルシファー**」
「はい」
私は右から、相手は左から。真ん中まで丁度同じ時にたどりつくように歩いていく。真ん中で一旦立ち止まり、相手同士一礼、後ろを向いて自分の種族に一礼、相手の種族に一礼。(マジで最悪。もう、この時点で無理)最後に校長に向かって一礼し、壇上に上がる。もちろん二人で、一緒に。うえ。
校長先生は神様。今の校長は確か|**思金神**《おもいかね》とかいう名前だった気がする。日本という国の日本神話に登場する神様で、知恵の神として知られているらしい。
「暖かな春の光に誘われて桜のつぼみも膨らみ始めた今日の良き日、私たち新入生は無事にビックバン学園の入学式を迎えることが出来ました」
「本日は、素晴らしい式を行っていただき誠ににありがとうございます」
「先日私たちはそれぞれの小等学校を卒業しました」
「ビックバン学園は中等部、高等部の六年間ということできっとあっという間に過ぎてくことと思います」
「不安もありますが、どんな毎日が待っているのだろうと期待もあります」
「種族に関係なく、同じ学年同士、助け合いながら一日一日悔いのないよう勉学に励んだり、部活動も頑張りたいと思っています」
「先生方、上級生の皆様方、私たちの事を温かく時に厳しく、ご指導くださいますようにお願い申し上げます」
「四三二一年四月一日」
「天使代表リリエル・ミカエル」
「悪魔代表ジャック・ルシファー」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
逆再生するように(向きは正常。動作だけ逆再生)壇上から下がり校長に一礼、相手の種族に一礼、自分の種族に一礼、相手に一礼、私は右に相手は左に歩いていく。
一言で感想を表すと……疲れた。
このシリーズでは日本と同じ季節、春夏秋冬をイメージしています。
天使と悪魔 #3 (訂正有)
更新が不定期すぎるw
**ここで少し、天使と悪魔の説明をしておこう。**
**人間界では、天使と悪魔の両方には羽のようなものが付いていると考えられている。また天使には金色の輪っかが頭の上に、悪魔には先のとんがった尻尾が付いていると考えられている。でも実際は違う。**
**天使や悪魔に、羽や輪っか、尻尾は付いていない。代わりに天使は髪色が金と白、悪魔は黒と赤、天使の目の色は茶色、悪魔は黒色になっている。**
---
--- 校長の話、その他もろもろめんどくさいので省きます ---
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天使には天使のプライドというものがあります。入学式で「種族に関係なく~~~」と言いましたが(実際には悪魔代表が言ったのだが)、悪魔と共に学校生活を送るだなんて、私には到底無理です。
「リリー!どやった?悪魔代表は!?」
「リヴィ!もう最悪だよ!近くに悪魔がいるってだけで吐き気がする…」
彼女は**オリヴィア・ラファエル**。私の親友であり、親同士仲が良くて幼少期からの付き合いです。
「ね、クラス分け見に行かん?」
「いいね!行こう行こう!」
ビックバン学園のクラス分けは入学した時の1回しかありません。なので、このクラス分けが運命を、生死を左右すると言っても過言ではないのです!
「あ、見つけた!あれやないかな?」
「そうかもね。行ってみよう!」
「せやけど、人混みすごいわ」
「大丈夫大丈夫」
私は人混みの方へ近づいて行きます。
「ちょっと失礼。クラス分け、私たちにも見せてくれないかしら?」
「あ、リリエル様!」
「オリヴィア様もいらっしゃるわ!」
「どうぞどうぞ」
私が声をかけると、皆が私たちのスペースを開けてくれる。
これが、四大天使の力。四大天使とは、天使の中でも特別な力を持つ階級の天使たちのことで、言い換えれば**天使の中でも高い階級に位置する天使たち**ということです。四大天使の先祖は、ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルです。
私は大天使ミカエルの子孫で、リヴィは大天使ラファエルの子孫です。
「えーとぉ…、あ!ウチの名前1組のとこに載っとる!リリーの名前もあるわ」
「ほんとだぁ!やった!うれし」
「せやな」
私たちは嬉しすぎてその場ではしゃいでしまいました。仕方ないことですが。
「他には誰がいるかな?」
「**ハリー**と**ノア**がおったらええねんけど」
「そしたらもう1組すごいことになっちゃうよ!」
「それもそうやね」
2人で笑う。もう一度、自分のクラスを確認しました。
「げっ」
吐き気がしました。
「どないしたん?」
「それがさ…」
「うん」
最悪すぎます。
「**悪魔代表の…ジャック・ルシファーがいた**」
「え?」
「だから、同じクラスに、あの悪魔がいるってこと!」
「え!ほな、ウチらと同じクラスに悪魔もいるってことなん?」
「そ、そういうこと…みたい」
「あちゃー、ウチは別にかまへんけど、リリーは筋金入りの悪魔嫌いやもんな」
「もう学校やだぁ…!」(涙)
小説で、初の、大阪弁を取り入れてみました!
「この大阪弁変」とかあれば教えて下さい。書き直します。
ファンレター等は作者の励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
天使と悪魔 #4
やっぱり少し忘れていたところがあって書き終わるのが遅くなった。
ごめんなさい!
読んでくれたら嬉しいです!
一通りリヴィに駄駄をこね終えました。
次は女子寮に行き自室の確認。私はこれが一番嫌なのです。だって悪魔と同室ですよ!
寝ても起きても悪魔と一緒。この悪夢から目覚めることはない……。
「リヴィ~!やっぱり悪魔と同室はやだよぉぉぉ……」
「まあそないに心配せんといて。大丈夫やで。慣れたらやけど。あ、もう空気みたいに考えたらええんちゃう?」
「空気みたいに考えられないから嫌なんだよ~!」
「そないなことばっかり言うてたら、余計に嫌になるやろ?ほなこうしよか!これからの学校生活で楽しみなことを考えてみて!」
「楽しみなこと...**学園祭**とかかな?」
そう、このビックバン学園には年間行事の中でも大目玉の「学園祭」があります。8月に行われ、家族や地域の方々をお招きします。三日間開催で、一、ニ日目文化祭、三日目体育大会で構成されています。「二日目の夜行われる花火を一緒に見た男女は結ばれる」と言うジンクスもあるそうです!
私はそんなジンクス信じていませんが、いつか好きな人が出来たら一緒に見たいです。
でもその前に、入学してから最初の学園祭は、幼馴染と思いっきり楽しみたいです!
「そう!その顔やで!やっぱりリリーはわろてる顔が一番可愛いわ!」
「え?」
知らないうちに私の顔は笑っていたようです。
「リヴィはやっぱりサイコーの友達だよ!」
「やろ!」
そうこうしているうちに女子寮に着きました。
女子寮の見た目は白で統一されていて清潔で可愛らしい感じがします。ところどころに金色が使われていて、おしゃれです。
緊張してきました。
「リリー、寮内に入るで」
「うん__スゥ...ハァー__」
私は小さく深呼吸をします。うん、大丈夫。
リヴィが寮の玄関のドアを開けました。
ドアは片手で開けるようになっていますが、13歳の私たちの二倍は大きいです。
リヴィが私の前にいてくれるので、とても頼もしいです。
「失礼しまーす...」
「この大阪弁変」とかあれば教えて下さい。書き直します。
誤字脱字の方もご指摘お願いします...。
ファンレター等は作者の励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
天使と悪魔 登場キャラ説明
今まで出て来たキャラのプロフィールです!
名前しか出てきてないキャラは省いています!
名前:**リリエル・ミカエル**(13)
基本情報:・大天使ミカエルの子孫
・ビックバン学園主席合格者
・筋金入りの悪魔嫌い
・誕生日▶2月6日
・身長▶158㎝
・髪型▶ロングのウェーブ
性格:・仲のいい人が相手だとテンションが高くなる
・その他の人が相手だと丁寧な口調になる
・天使としての誇りが高い
好きな〇〇:リヴィ(他の幼馴染)、友達、母、国語、抹茶アイス、抹茶、人間界のアニメを見ること(「人間の勉強」という名の趣味)、卵料理
嫌いな〇〇:悪魔、父、数学、チョコレート、脂分の多い肉
名前:**オリヴィア・ラファエル**(13)
基本情報:・大天使ラファエルの子孫
・大阪弁を喋る
・誕生日▶8月9日
・身長▶157㎝
・髪型▶マッシュショートボブウルフカット
性格:・元気
・誰とでも仲良くなれる
・ノリがいい
・裏表がない
・頼りになる
好きな〇〇:リリー(他の幼馴染)、友達、家族、食べ物(特にハンバーク)、甘い物
嫌いな〇〇:辛い物、ホラー系、兄
今回はリリエルとオリビアだけですが、物語がもう少し進んだらまた登場人物紹介をします。