シロツメクサの花言葉、知ってますか?
友達を裏切ることなんてできない?
そうだと、いいですね、
【この作品はリア友との合作にアレンジや補修を加えた物語です】
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目次
シロツメクサに思いを込めて。 名簿
クラス人数 52人
女子26人
男子26人
《生徒一覧》
♀ 青葉 花 (あおば はな)
♀ 東 凛花 (あずま りんか)
♀ 石川 海水 (いしかわ あくあ)
♀ 伊藤 夏華 (いとう なつか)
♂今井 竜野 (いまい たつの)
♂ 岩風 夏井 (いわかぜ かい)
♂内野 修 (うちの おさむ)
♀ 江森 恵 (えもり めぐみ)
♂ 大嶋 幸雄 (おおしま ゆきお)
♀ 大野 玲 (おおの れい)
♀ 川口 市花 (かわぐち いちか)
♂ 木口 豪 (きぐち ごう)
♂ 城島 翔太 (きじま しょうた)
♂ 工藤 蓮 (くどう れん)
♂ 甲島 青都 (こうじま あおと)
♀ 小塚 紅葉 (こづか こうは)
♀ 今摩 唯 (こんま ゆい)
♀ 佐川 里奈 (さがわ りな)
♀ 笹塚 由紀 (ささずか ゆき)
♂ 上見 神矢 (じょうけん しんや)
♂ 柴田 修一 (しばた しゅういち)
♀ 島野 心 (しまの こころ)
♀ 瀬戸 律 (せと りつ)
♀ 高梁 野々佳 (たかはし ののか)
♂ 田中 真大 (たなか しんだい)
♂ 田仲 春翔 (たなか はると)
♀ 月宮 綾羽 (つきみや あやは)
♂ 寺島 啓太 (てらしま けいた)
♂ 銅面 光子 (どうめん こうし)
♀ 中谷 鈴音 (なかたに すずね)
♀ 中嶋 南乃花 (なかじま なのは)
♀ 新島 蓮香 (にいじま れんか)
♂ 仁田 千都 (にった せんと)
♀ 野口 春菜 (のぐち はるな)
♂ 春川 日向 (はるかわ ひなた)
♀ 長谷部 咲 (はせべ さき)
♂ 平崎 叶斗 (ひらざき かなと)
♀ 平江 佐智子 (ひらえ さちこ)
♂ 藤崎 蒼 (ふじさき そう)
♀ 冬野 ここな (ふゆの ここな)
♂ 本多 慶太郎 (ほんだ けいたろう)
♂ 間宮 林助 (まみや りんすけ)
♀ 馬崎 由那 (まざき ゆな)
♂ 三原 大輝 (みはら だいき)
♂ 武藤 雷那 (むとう らいな)
♀ 村田 杏里 (むらた あんり)
♂ 山形 共屋 (やまがた ともや)
♀ 矢田 柚子 (やだ ゆず)
♂ 山橋 涼 (やまはし りょう)
♀ 湯島 奏 (ゆじま かなで)
♂ 渡辺 晃 (わたなべ あきら)
♂ 和田 雷人 (わだ らいと)
《先生》
♂ 今摩 紅蘭 (こんま こうらん)
「い」で始まる人が多くなってしまったことには誰も気づかないだろう…。
本編は次回からジャ☆
シロツメクサに思いを込めて。 1
中谷 鈴音side→東 凛花side→春川 日向side、って進めようと考えてる。つまり、この3人だけ覚えればおっk((((そう言うわけでもない。
「きりーつ」
「きをつけー」
「「おはよーございまーす」」
やる気のない日直の挨拶。
まぁ、私もやる気のない挨拶で返すのだが…。
「せんせーからのお話でーす。」
私、|中谷 鈴音《なかたに すずね》は中学3年生。
超田舎にある学校・|青座《あおざ》中学校に通ってる。
高校は、ここ周辺にはなくて、受験するなら引っ越しもセットでついてくる。(らしい)
私の学年は1クラスしかない。……だけど、52人のクラス。
2クラスに分けたら、26人と微妙な人数になることや、ただ単に教員が足りないって言うのもあるんだとか。
私は、つい、3日前に転入してきた。
祖父がここの地域に住んでいるんだけど、年齢もそこそこ行ってるし、祖母が先に病気で倒れてしまったことが理由である。
---
「えーっと…特に言うことなし!一限目まで自由にしててよし!」
担任の|今摩 紅蘭《こんま こうらん》先生が言う。
筋肉ムッキムキで、ザ・体育会系って感じ。
てか…
言うことないって、ある意味すごいな。
…。
あれ、一限目って…。
あ、
《《数学のてすとやんか。》》
やべぇ〜。終わった〜\(^O^)/アッハ
そんな思いで数学の教科書を出そうとしたら…
「すーずねっ!………さん…。」
元気な声で後ろから呼ばれる。
ちらり、と振り返り、なんですか?と言おうとする…が…。
名前が思い出せない。
隣の席の人と、ヤバそうな人の名前は覚えたのだが、後ろの席の人は…まだ…。
「私、|東 凛花《あずま りんか》!鈴音!……さん…。よっろしく〜。あ、呼びタメおkよ☆」
どうやら、この人…いや、凛花はかなりの元気っ子のようだ。
うぉ、眩しい。
そして、どうやら、さん付けが苦手なようだ。
毎回、「鈴音……さん…。」って呼ばれないためにも言っておこう。
「ん、よろしく。あと、鈴音でいいから…。」
今思い返せば、昨日、一昨日、先一昨日と凛花と喋っていなかった気がする…。
まぁ、誰も来るなみたいなオーラ、私、出してましたし??(ドヤ
「で…何?」
率直に聞く。
時間はね、あまりないんだよ(^^)
「あー、あのs「テスト始めるぞー!」…。」
なんともいえないタイミングで先生が降臨。
思わず、顔を見合わせてしまう。
なんなんだ…。
「じゃ、じゃあ、また後で…話そっか…。」
「そ、そうだね!」
うわぁ、みたいな顔をして終了。
ガガガガガガ、と音を立てて机を移動させる。
あぁ…テストダリィ…。
---
パリーンッ!
「きゃっ!」
花瓶が割れる音がした。
先生がすぐに現場(?)に向かう。
「あー…。片付けておくよ。「〜♪」ここは避けて机を移動させること、それと、マナーモードに設定しろよー」
私の学校は校則がゆっるゆるで、スマホは授業中使わないこと、マナーモードに設定すること。
これを守れば持ってきていいんだとか。
「え、先生〜。メール、見ていいですか…〜?」
右の席の人…机を動かしたから、前の人になったが、そこに座っている|青葉 花《あおば はな》が先生に質問する。
いや、流石に無理だろ…と思ってたら。
「あー…いいぞー。」
なんと、許可をした。
「ありがとーございまーす」
こ、この学校、どうなってるんだ!?
疑問を抱くが、テスト開始と言われたからには問題を解かなければ…。
シャーペンを握って、一門目を解き始めた。
カリカリカリカリ…
まって、花さん、書く時、すっごい音鳴らすんだね!?
前からカカカカカカカカカカカカカって聞こえる。
こっわ。
さて、さて、こちらも…と思えば…。
「え、グッ…うぅ…っ」
と言って、倒れていった。
何!?怖いんだけど!?
周りの席の人がバッと立ち始める。
その中で、男子生徒が一人、職員室に向かっていった先生を追いかけていく様子が見えた。
えーっと、そしたら、…花さんの救命っ!
見る限り、呼吸はしていなさそうだ。
周りにいた人は、心臓マッサージをしている。
私は、その輪から当然のごとく、弾き出されたのだが…。
そこで、一つ、気になったことがあった。
私は、落ちていた花さんのスマホ手に取り、先ほど来たであろうメールを読んだ。
件名:シロツメゲーム
内容:第一ゲームの内容は、《《音を》》出すな。音を出した者は、心臓麻痺の罰を受けます。なお、それはこのメールを見てからです。
拒否権なんて物はありませんよ?by.ジュウロク
と言うメールだった。
きっと、私も音を出してはならないのだろう。
サーっと血の気が引いて、その場に座り込んでしまった。
がぁ…。
語彙力がぁぁぁぁっ!(
はい。
前回の、名簿のところでファンレターをくれた方…。
ありがとうございまあああああすうううう!
めちゃめちゃ嬉しかったっす。
シロツメクサに思いを込めて。 2
ハローやぁやぁ。おちゃ。です。
「シロツメクサに思いを 1」では、ファンレター、ありがとうございまっすぅぅぅ!(感激)マイページ見た時、めちゃびっくりしましたよ…。
今回のは、「シロツメクサに思いを込めて 1」の凛花sideです☆
「きりーつ」
「きをつけー」
「「おはよーございまーす」」
今日の日直の挨拶には全くやる気を感じられない…。
そんな中、私、東凛花は
「おっはよーございまーすっ!」
と、元気もりもりで返す。
うぉ、みんな意外とやる気ない。
担任の今摩先生が話をする。
以前、「こんまっち」と呼んだら怒られたが、私は意外と気に入ってる。
---
「えーっと…特に言うことなし!一限目まで自由にしててよし!」
こんまっちが言った。
この時間にやることは………お喋りだな…!(キラ
私は、前の席に座ってる、中谷鈴音さんに話しかけてみた。
「すーずねっ!……さん…。」
つい、いつもの癖で呼び捨てにしてしまう。
一瞬、ビクッと驚いた鈴音さんはすぐにこちらを向いた。
可愛いかも知れぬ…!
何か話そうとしてるけど、なんだか困惑している…。
あ、私の名前がわかんないのか。
思い出した。
鈴音さんは転入生だったんだっけ。
「私、東 凛花!鈴音!……さん…。よっろしく〜。あ、呼びタメおkよ☆」
軽ーく自己紹介をすます。
うぉ、また呼び捨ての癖が…。
「ん、よろしく。あと、鈴音でいいから…。」
少し、おしとやかな感じ…?
「で…何?」
どうやら、話しかけてきた理由を知りたいらしい。
ま、呼びかけた理由なんて忘れたんだけどね!!!!((((
とりあえず…推しでも聞いてみるか…。
「あ、あのs「テスト始めるぞー!」…。」
……………………。
ねぇねぇねぇねぇ。
こんまっち。
タイミングさぁ、
考えて!?
すごく悲しい。
「じゃ、じゃあ、また後で…話そっか…。」
「そ、そうだね!」
顔を見合わせて言った。
なんか…引かれた…?
---
ガガガガガガ、と机を動かしながら、近くの人と小声でオシャベリターイム
「凛花…相変わらず、変人だね…。」
話し相手は幼馴染の|春川 日向《はるかわ ひなた》。
変人って、言われたのですが…。
ぐぅ…。
私のライフはもう0よおおおおおおぉぉぉっ!!
すこーし日向を睨みながら机を動かす。
パリーンッ!
「きゃっ!」
花瓶が割れる音。誰が割ったんじゃー!ゴルァ
こんまっちはすぐに反応。
サバンナにいる生物みたいに俊敏…w
こんまっちは、状況を確認すると、すぐにこう言った。
「あー…。片付けておくよ。「〜♪」ここは避けて机を移動させること、それと、マナーモードに設定しろよー」
と。
なんか、途中でメロディー入ったけど。
誰が出してんだろ…。
「え、先生〜。メール、見ていいですか…〜?」
音を出したのは…斜め前の青葉 花だ。
ここで問題です!
先生はなんて言うでしょう!
⒈メールを見ることを許可する。
⒉許可しない。
⒊怒り始める?
⒋バナナを食べ始める…w
正解は〜…?
「あー…いいぞー。」
「ありがとーございまーす。」
⒈の、許可をする、でした!!!
すごくね?
校則ゆるゆる学校&ゆりゆる教師がかけ合わさると、スマホ見ることが許可されるんだよ?
あ、言っとくけど、今授業中ね?
こんな学校、私のところ以外にあったら、逆に教えてほしいぐらい。
そして、ついにテストが配られて問題が手に渡ってくる。
げ、全くわかんねぇ〜…。
始まりの合図を起点に、問題を解き始める。
---
解き初めて少し経った時。
私は諦めかけていた。(キリ
鈴音は素早いとまではいかないけど、スラスラ解いてるし、花なんて、カカカカカカカカカカカカカって音を立てながら書いてるよ…。
どうか、その頭脳を分けてくれ〜っ!
羨ましい、と言う気持ちを込めて花に視線を送っていたら…
「え、グッ…うぅ…っ」
花は突然うめきだし、倒れた。
え…?
私のせい…?じゃ…ない…よ…ね…?
なんとなく不安を覚える。
私はすぐに席を立って、花に近寄る。
じーっと、花の様子を見る。
「……花……呼吸してないよ…?」
自分の言った言葉が恐ろしすぎてつい、疑問形になってしまう。
日向は、廊下に出ていった先生を追いかけて教室を飛び出した。
その時、視界の端で誰かが顔を真っ青にして座り込んでいたことには気づかなかった。
「花ぁ、花ぁっ!」
花の親友、|島野 心《しまの こころ》が泣きじゃくる。
心は、花が来て救われたって言ってたから……。
私は、心の心情を読み悟った。
同じく近くにいた優等生で大人しい|平江 佐智子《ひらえ さちこ》がすぐに心肺蘇生をする。
「花ぁっ!死なないでよぉっ!花ぁ、ドッキリなんてしなくていいからさぁっ!」
心には申し訳ないが…
少なくとも、これはドッキリなんかじゃない。
呼吸をしていないし、もし、これが演技だとすれば上手すぎる。
私は、別に医者ではないから詳しいことはわからないし、詳しい対処法だって知らない。
ただ、私が今できることはただ一つ。
日向が先生にまだ追いついていなくても、追いついていても。
一刻も早く教室に来てくれるよう
先生を呼ぶことだけだ。
息を思いっきり吸って、叫ぶのだ。
スゥゥゥゥゥ
「こんまっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!」
過去1番の大きさかもしれない…。
私は、なんとなく後ろを向いた。
すると、座り込んでいる鈴音が視界の中でハッキリと映り込んだ。
「え、鈴音、どうしたの?」
聞いてみる。
「…。」
鈴音は困惑した顔を見せる。
そして、口の前に手でバツを作る。
「喋れないの…?」
コクリ、と頷く鈴音。
「ね、今、ふざけるような状況じゃないよ?」
気を付けていても声が刺々しくなってしまう。
鈴音は、少し、悲しそうな顔をして、またジェスチャーをした。
何…?
スマホ…見る…
「スマホ見ろってこと?」
コクリ、とまたひとつ頷く。
「はぁ…。」
少し、呆れてしまう。
ホーム画面を見ると、一通のメールが来てた。
しかも、知らない宛先。
「これ?」
メールを指差して言う。
鈴音は首を縦に振った。
恐怖心もあるが、好奇心もある。
私は、メールを見ることにした。
件名:シロツメゲーム
送り先:ジュウロク
内容:第一ゲームの内容は、音を出すな。音を出した者は、心臓麻痺の罰を受けます。なお、それはこのメールを見てからです。
拒否権なんて物はありませんよ?by.ジュウロク
私は、一瞬で理解した。
鈴音は、メールを見て、声が出せなくなって。
鈴音は、メールを見て欲しくなかったから、悲しそうな顔をしたんだ。
私は、鈴音に謝る気持ちと、送ってきたジュウロクっていう奴を恨む気持ちでいっぱいだった。
とりあえず、今は、静かに座って先生を待っていよう。
--- 続く---
めっちゃ眠い。
シロツメクサに思いを込めて。 3
春川日向sideじゃ★
「きりーつ」
「きをつけー」
「「おはよーございまーす」」
だらしのない挨拶。
当たり前のことだ。
僕の名前は春川日向。
おっはよーございまーすっ!と、一人だけ元気な挨拶をした、東凛花の幼馴染だ。
僕は、幼い頃の記憶が一部ない。
原因は知らないが。
あと、第六感が鋭いことだな。
相手の気持ちも大体察せられる。
---
担任の今摩先生が話をする。
今摩先生は筋肉隆々の体育会系って感じの先生。
みんなの中では、「こんまっち」、と呼ばれている。
まぁ、先生の前で言ったら怒られるのだが…。
「えーっと…特に言うことなし!一限目まで自由にしててよし!」
先生が素晴らしいことを仰る。
本当に、素晴らしい。
こんな先生、なかなかいないんじゃないか?
僕がこの時間にやること?
そんなの決まっているだろう。
一限目は数学のテストなのだ。
数学の教科書を出し、パラララララーっとページをめくる。
この方法をすることのメリットはほとんどない。
ただ、勉強しましたよ〜みたいな雰囲気を出すだけだ。
凛花は…あぁ、転入生と話してる。
確か…中谷鈴音さん、だっけ。
僕も後で話しかけてみよっと。
しばらく、ボーッとしてたが、眠くなってきた。
よし。
寝るか!!!
机に突っ伏そうとした時、
「テスト始めるぞー!」
先生の声が聞こえた。
……………………。
おいおいおいおいおいおいおいおい。
タイミング!
わざと?って思うぐらい完璧すぎるだろ!!
結局、寝ることがないままテストの準備を始めることとなった。
テスト中眠くならないといいけど。
---
ガガガガガガ、と机を動かしながら、近くの人(凛花)と小声で話(?)をする。
「凛花…相変わらず、変人だね…。」
一人だけ元気な挨拶するとかさ。
幼い頃から変人という点は変わることがなかった。(失礼)
きっと、ライフはゼロよおおおおおおおおおおみたいなこと、思ってるんだろうな。
僕は、凛花に少しばかり睨まれながら机を動かした。
パリーンッ!
「きゃっ!」
花瓶が割れる音。
耳が…痛い…!
先生はすぐに駆け寄るそして、状況を確認すると、すぐにこう言った。
「あー…。片付けておくよ。「〜♪」ここは避けて机を移動させること、それと、マナーモードに設定しろよー」
と。
てか、誰かメール受信しただろ…。
「え、先生〜。メール、見ていいですか…〜?」
音を出したのは…斜め前の青葉 花だ。
さぁ、ここで僕たちのクラスの特色が出るぞ…
3…
2…
1…
「あー…いいぞー。」
「ありがとーございまーす。」
なんと、許可をするのだ。
校則アンド先生がゆるいと、このような現象が起こるらしい。
それも、授業中であるにも関わらず。
こんな学校、他にあるのだろうか。
テストが手に渡ってくる。
すっげー嫌。
でも、やらなくては!
俺は、問題を解き始めた。
---
解き初めて少し経った時。
皆の状況を見てみた。
凛花は…あぁ、あれ、諦めてんな。
鈴音は素早いとまではいかないけど、スラスラ解いてる。
数学ガールこと、花なんて、カカカカカカカカカカカカカって音を立てながら書いてる…。
こっわ…。
数学は、できる部類には入っているが、その中では下の方だ。
そんなことを考えてから、もう一度解こうとしたら…
「え、グッ…うぅ…っ」
花は突然うめきだし、倒れた。
は…?
急な出来事に何も考えられなくなる。
花は、ピクリとも動かない。
まさか…。
凛花ははすぐに席を立って、花に近寄る。
じーっと、花の様子を見る。
「……花……呼吸してないよ…?」
サーっと血の気が引いていく。
「僕、先生呼んでくるよ!」
教室を飛び出して、先生が向かっていったと思われる方向に走っていく。
---
少し経って、先生に追いつく。
「ん?何かあったか?」
「せ、せん…せんせ…」
息切れなう。
やめろ、今はマジでやめろ。
状況を説明しようと思ったら…
「こんまっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!」
凛花の声が廊下に響き渡る。
先生と顔を見合わせる。
「き…て…」
先生は何かを悟ったような顔をして、教室の走り出した。
え、また走るの…?
---
教室に着くと、誰も喋っていなかった。
まるで、喋ってはいけない、というかのように。
「おい、救急車は!?」
優等生の佐智子が首を横に振る。
「おいおいおい…嘘だろ…?」
先生はポケットからスマホを出す。
先生がスマホの電源を入れた瞬間、画面に何かが表示された。
そして、急に黙った。
僕は、なんとなく、スマホを見た。すると、こんなメールがあった。
件名:シロツメゲーム
送り先:ジュウロク
内容:第一ゲームの内容は、音を出すな。音を出した者は、心臓麻痺の罰を受けます。なお、それはこのメールを見てからです。
拒否権なんて物はありませんよ?by.ジュウロク
そうか、
みんなが黙っていたのはこのメールを見たから。
救急車なんて呼ぼうと思ったら喋るから、ダメなのか。
俺は、静かに地面に腰を下ろした。
教室には、怖いほどの沈黙が漂っていた。
--- 続く---
次の話から、進展あるぞ★
シロツメクサに思いを込めて。 4.音を出すな。
早く進めたいのにタイピング遅すぎて進まない()
中谷鈴音side
先生を含めた全員が座ってもう10分。
流石に、この状態に疲れた。
物音は1つもしない。
息だって、ひっそりと、だ。
目の前のある花さんは動かない。
死が確定した。
そういえば…
他の学年は…?
確か、隣の二年生の教室が、下に一年の教室があるはず。
物音ぐらい聞こえるだろう。
じっと耳を澄ましてみる。
…が。
何一つ聞こえない。
なんか行事あったっけ…。
私の中でドッキリ説が浮上してきた。
いやいや…流石にないだろ…。
頭の中で自分の案をかき消した。
ついに、頭がおかしくなったか、、、。
ひとつ、
沈黙を破る音が聞こえた。
「あっ!」
沈黙を破ったのは、、|山形 共屋《やまがた ともや》だ。
「あのさ、他のがくね…ん……は………?」
話しながら力なく倒れていく共屋。
どうやら、私と同じことを考えていることを考えていたらしい。
誤った点はただ一つ。
声を出してしまったこと、それのみ。
私は、出来るだけ視界内に共屋が入らないように顔を背けた。
---
少なくとも、座り始めて25分は経った。
時計を見る気力すら残っていなかった。
考えることは、「なぜ、こんなことをするのか。」ただ、それのみ。
主催者は、どうやら「ジュウロク」という人物らしい。
周りも、段々と顔から明るさが消えてゆく。
教室には死体が二つ。
どうして、この二人はこのような目に遭わなければならなかったのだろう。
疑問が駆け巡る。
この時、とある視線に気がついた。
ジーッと見てくるのは、、、|上見神矢《じょうけんしんや》だ。
その視線は、ただ見ているだけではない。
まるで………
「お前が音を出せ」
とでもいうような、刺々しい視線。
誰も逆らうことのできないような、強気の視線。
私は、まだ神矢と話したことはない。
だが、その視線の理由はわかっていた。
神矢だって、人間なのだから感情というものはある。
それは、「生きたい」という感情。
だが、自分が生きるためには誰かを蹴落とさなくてはならない。
誰を蹴落とすか。
先生は、抵抗があるのだろう。
そうすれば、クラスメートの誰か。
あと一人が音を出せばこのゲームは終わるはずだから、誰か一人を選ぶ。
そうなった時、たくさんの時間を過ごした級友より、話したことのない転入生を選ぶだろう。
クラスメートといえど、一度も話したことがなく、接点なんてないに等しい。
それなら罪悪感なんて出てこない。
そんな思考でもしたのだろう。
私は、はぁ、と心の中でため息を吐く。
転入して少し経てばデスゲームが始まるだなんて、最悪だ。
---
また、少し時間が経った。
前にいる日向は少し体を動かした。
もちろん、音を立てずに。
だが、その反動で机の上にあったペンケースが落ちそうになる。
え、これ、、、日向が罰を受けてしまう…!
私は、本能で動いた。
見返りだなんて求めない。
ただ、人としてやらなくては!と身体が動いたのだ。
私がしたのは…
「落ちそうなペンケースを受け止める」こと。
ペンケースは、落ち始めた。
せめて、地面に着く前に…!
神に願うような気持ちで手を伸ばす。
「…っ!」
幸い、ペンケースは受け止めることができた。
しかし…
受け止める時、机にぶつかって声にならぬ声が出た。
あぁ…。
私は自分の死を覚悟した。
人のために善を尽くして死ぬ。
この死に方なら…いいか。
私は残されたほんの数秒を大切に感じていた。
「うっ…。」
うめき声。
それは私の声。
……
ではなかった。
え?と思う。
なぜ?と問うと同時に、スマホがメールの着信を知らせる。
件名:シロツメゲーム
内容:第一ゲームが終了しました。これ以降、声、音を出していいこととします。
なお、第二ゲームの内容は1時間後にお知らせします。
学校の敷地外に出てはいけません。食事、入浴等は全てこちらが準備いたします。また、外部への連絡も禁止です。スマホは、生徒及び先生との連絡、地図、時計など、機能を絞らせていただきます。
それでは、ご自由にお過ごしください。
なお、死体回収は致しませんので、焼くなり煮るなりご自由にどうぞ。
ジュウロク。
--- END ---
このメールで分かったことはいくつかある。
一つ目、第二ゲームもあること
二つ目、制限がかけられること
三つ目、ジュウロクが残酷であること。
私は、ため息をついた。
---
「花あぁぁぁっ!」
「共屋ぁ。おい、なにしてんだよぉ〜…、、今日遊ぼうって誘ってくれたじゃねぇか…。」
「叶斗……!なぁ……、ドッキリとかさぁ、いいんだぜ?ほんと…。お前、そういうタイプでもねぇのにさ…。」
私は目の前に広がる光景になんとも言えなくなった。
これが現実か?と疑いたくなってくる。
パンパン!と、手を叩く神矢。
皆が注目をする。
「このゲームで、青葉花、山形共屋、平崎叶斗が罰を受けた。
原因は心臓麻痺だそうだな。
この3人より、優先するべき人がいると思ったのだが…、」
ジーッと私を見る。
「何!?転入生の鈴音なら良いと思ったの!?」
「凛花…」
「そんなことは言っていない。寧ろ、凛花がそう思ったのではないか?そんなことを言い出すだなんて。」
「はぁ?ウッザ!神矢は悲しみよりも安心の方が大きいんでしょう!?自分が死ななくてよかったぁ、って。友達を亡くした人のことも考えなよ!なんでそんな堂々と出来るの!?」
「凛花、いいよ。」
手で制する。
どうやら、、此処の関係はあまりよろしくないみたい。
私が罰を受けなくて、叶斗が罰を受けた理由としては、私が声を出す前、叶斗は机にぶつかったらしい。
今回は、「声」を出すな、じゃなくて、「音」を出すな、だからね。
私は、クラスメートが亡くなったことを悲しみ不謹慎ではあるが、ほんの少しだけ安心していた。
続く。
ひゃー、第一ゲームが終わっちゃいましたよ…。
こっからどうなるのやら…。
シロツメクサに思いを込めて。 5グループ
凛花side。
こっから進め方変えるゾ。
今までは同じ時間を3人の視点で書いていたが、一人につき、一つの時間にするゾ(伝わらない)
まぁ、この説明でわかる人はいないだろう…。(ふっ
見ていけばわかる!(はず)
あああああっっ〜……。
私、凛花ちゃんは今、めちゃめちゃ怒ってます!
なぜか?
上見がうざいからだ。(きり
転入生なら……死んじゃっても良い、みたいな考えするとか意味わかんない!
鈴音だって生きてるしぃ?
人間ですしぃ?
あー……
イライラするッッ!!
---
ピコン!
一通にメールが来た。
「今度は何よ…。」
件名:シロツメゲーム
内容:今から、第二ゲームの準備をしていただきます。
これから、7人組のチームを作っていただきます。
先生を含めると、今、50人、生きてますから…。
基本は7人で1チームとして、先生のいるチームだけは8人ということにしましょう。
チームが作り終えたら、体育館に移動してください。
途中棄権は禁止です。
ジュウロク。
--- END ---
「はっ…?」
ジュウロクの意図が全くわからない。
何をしたら良いのかがわからないから、どういうメンバーを入れた方がいいのかもわからない。
「凛花…とりあえず一緒なろ…。」
「あぁ、日向。そうだね。」
「あと、鈴音も入れよう…?」
「おっけー。」
私は鈴音を呼んだ。
「鈴音ー!チームなろー!」
「いいよ、」
鈴音は疲れ果てた目をしていた。
仕方ないよね…。
朝来たら急にデスゲームが始まっちゃうんだもん。
疲れるに決まってる。
「あと、どうする?」
「えーっとね………あ、唯!」
「唯…?」
鈴音は首を傾げる。
そっか、まだ名前と顔が一致してないんだっけ。
私は、唯を呼んだ。
「唯ー!一緒なろぉ!」
「いいよー!」
元気よく返事をしてくれる。
「あのね、鈴音。唯は私の幼馴染なんだ!」
「へぇ。」
「はじめまして。私は|今摩 唯《こんま ゆい》、と言います。よろしくお願いします。」
完全敬語の唯。
別にタメ口でも大丈夫だと思うよ…?
「よろしくね。呼び捨て&タメオケなんで。」
「了解」
どうやら仲良くなれたらしい。
これって、私のおかげ…?(自画自賛)
あと最低でも2人。
あ、ちなみにこの会話をしている間に日向が|岩風 夏井《いわかぜ かい》をグループに入れてくださいました。
感謝。
さて、どうしようと周りを見回していたら。
「ちょっとぉ、凛花ぁ。唯はぁ、海水と一緒なのよぉ?」
ぶりっ子・|石川 海水《いしかわ あくあ》がやってきた。
「あぁ、そう。」
「だからぁ、凛花とは一緒になれないのよぉ。」
「そっか。で?」
「唯からぁ、離れてくれるぅ?」
「拒否。」
「えぇぇ?凛花ぁ、ひどぉい。」
海水が嘘泣きを始める。
こうなったら誰にも止められない。
みんな呆れ顔だ。
「じゃあさ、海水。一緒に凛花のチーム入ろ!」
唯が提案する。
「えぇ、でもぉ、凛花が許してくれなぁいからぁ…、、」
「(あぁ、めんどくせえ)私は良いよ。」
「ほんとぉ!?やったぁ!」
やりとりがめんどくさいが故に許可をする。
…。
なんか不服…。
「あと1人はぁ、どうするのぉ?」
「どうしよ…。」
大体がグループになっていて、あと誰が残っているのかがわからない。
よし、探しに行こu
「おい、入れてくんねェか?」
後ろから声がする。
「あぁ、竜野。いいよ。」
「ありがとナ。」
「は?」
鈴音が声を漏らす。
え、何?
キレてるの…?
怖…。
今声をかけてくれたのは|今井竜野《いまいたつの》。
彼は……見た目や口調がキツい一面もあるけど、実は優しいんだよね。
鈴音は…見た目で「コイツやばいんじゃね?」って思ったのかな…。
大丈夫だよ、と言おうとした時。
「え、待って待って待って待って。」
鈴音が「待って」を連呼した。
あぁ、キレてるとかじゃなくて、驚いてんのか…。
ん…?
いや、なんで驚いてるの!?
「なんで竜野がいんの!?」
「あぁ、鈴音か…。久しぶりだなァ。」
「え?え?嘘?」
「現実だ。」
「やー」
頭がパンクだ。
どういう会話なのか全くわからない。
「えーっと…どういうこと?」
会話の間を見計らって竜野に聞く。
「あぁ、俺と鈴音は幼馴染だァ。色々あって学校が分かれちまったんだが、今、再開できた。そういうことだ。」
「なるほど…。」
確かに、竜野は鈴音がやってくる前日から今日までずっと休んでいた。
鈴音と竜野は今日、学校で初めて会うんだからこうなるのか。
てか、幼馴染って…。
なんか、意外だな。
竜野は運動神経抜群の筋肉隆々系(アウトドア?)なのに対し、鈴音は頭脳がいい、天才系(インドア?)で、性格真逆って感じなのに…。
これがいわゆる幼馴染パワーとやらですか。
こう、性格が真反対でも仲良いんです〜みたいな?(どゆこと
「あぁ、でも、7人揃ったね。」
「ほんとだ。」
「じゃぁ、体育館に行こぉ?」
唯にべったりの海水。
ちょっと引くな…。
そんな思考は置いて、私は皆を連れて体育館へと向かった。
--- 続く ---
わー。
あい、結構更新遅れた気がする…。
まぁね!忙しかったからね!
仕方ない(((
次回も遅くなるんだろうな…。((
シロツメクサに思いを込めて。 6 脱出せよ
日向sideでス
僕たちは7人は体育館に着いた。
「あ、ヤバい。僕ら、最後だ。」
他のグループは既に着いていたらしく、催促する視線が送られる。
仕方ないだろ。集まるのに時間がかかったんだから。
今摩先生がいるグループは、一軍女子のいるグループだ。
まぁ、今摩先生は顔はまぁまぁだけど、明るくて面白いからな。
人気はあるのだろう。
僕たちは若干駆け足で前に進む。
「何するんだろ…。」
凛花がボソッという。
「どうだろう。少なくとも、残酷なものではありそうだけど…。」
そう返答する僕は冷酷とも言えるかもしれない。
しばらく待つ。
すると、アナウンスが始まる音がした。
ピーンポーンパーンポーン
「やっほー!みんな、元気ー?」
スピーカーから聞こえたのは人の声。
明らかに、ボイスチェンジャーを使っている。
「はぁ?元気なわけないじゃん。」
一軍女子の冬野ここなが言う。
「おー、まぁ、落ち着けって。」
「そもそも、あんた誰よ。」
「え?わかんなかった?w」
ククッと笑う声が神経を逆撫でする。
先程、級友が目の前で亡くなって、僕らはパニック状態である。
そんな状況で笑っているだなんて……。
新たな恐怖が僕を覆う。
「あのねー、私は……ジュウロク、だよ!」
「は?」
ここながキレる。
「なんだよ。ジュウロクかよ。おい、このゲームを今すぐやめろ。」
容姿の綺麗なここなはその見た目と反対に性格がキツい。
王女のような存在である。
「んー……無理!」
「なんでだよ!?」
その場でダンッ!と床を踏み鳴らす。
「え?知りたいの?w」
笑いを含ませてジュウロクはこう答えた。
「君たちは、重罪を犯してるの。」
一瞬、頭が、真っ白になる。
僕が…重罪を犯してる…?
全く自覚がない。
「言ってあげよっか?冬野ここな、いじm「あ゛あ゛っ!いいよ!言わなくて!」……ちぇ。つまんな。」
ここなは、ジュウロクの言うことを必死で止め、ジュウロクは拗ねてる様子が伺える。
「あー、でね?第二ゲームのルール説明するね?」
めんどくさそうに始める。
めんどくさいならこのゲームをやめてほしいと思う。
「第二ゲームは脱出。今から、君たちには、脱出ゲームをしてもらう。
もちろん、途中棄権は禁止。
所々に問題があるから。それが正解できれば進めるよ。
まぁ、その答えがゴールするためのヒントになるってことだね。だから、しっかり問題を解いて進んでね?
スタートはここ。体育館。ゴールは、屋上。
制限時間は特にない。今、7チームあるんだっけ?このゲームを突破できるのは6チームだけ。最後にゴールしたチームは残念。ここで脱落となりまーす!
メンバーの誰かが勝手に棄権とか、校外に出るとかしたら即座にそいつは脱落。
でも、それだけじゃ面白くないでしょ?
だから、そいつが入ってるメンバー全員も脱落。
あ、わかってると思うけど、脱落は死だからね?」
長文が一気に耳に入る。
僕の脳はこれを覚えておいてくれるだろうか…。
きっと、覚えてくれるだろう。
最後の文は、1ゲームから大体予測できたことだ。
だが、それを実際に声で表現されるとなるとかなり怖かった。
「ん、ルール説明はこれまで!じゃあ、始めるよ〜?」
問答無用でゲームは始まる。
「さーん」
「にーい」
「いーち」
ぜーろ、と言う声をみんなが走る音にかき消される。
僕らが真っ先に向かったのは近くにあったドア。
「よし、じゃあ私が開けるね!」
ドアノブに手をかける凛花。
「ドアよ開け!」
ぐい、と引いてみる……が、扉はびくともしない。
「ちょ、凛花………いつのまにそんなにか弱い乙女になったんだ…?」
唯が聞く。
「いやいやいや!べつにか弱い乙女じゃないし!?てか、マジで開かないんだけど!?」
やってみてよ、と唯に言う。
「私に頼んでも私はか弱いのでダメでーす。竜野に頼んでくださーい。」
「あァ?」
「そう、竜野。君だよ。」
「…わかったよ」
凛花の3〜4倍ぐらいの力で竜野がドアを引く。
が。
びくともしなかった。
「鍵がかかってるみてぇだ。俺の力でも流石にできねぇな。」
竜野が悔しそうな顔をする。
「あ、鈴音は…?」
凛花は鈴音の方を向いて言った。
「私もか弱い。」
そう言って扉と距離を取る。
「ん〜…無理っぽいね。」
それが僕らの結論だ。
「…扉………全部…開かない……。」
ボソボソと言う夏井。
夏井は静かなタイプでゲームが大得意な奴だ。
あとは、ミステリー系が好きって言う特徴もある。
夏井の言うことだし、信憑性はありそう。
もしこれを凛花が言ってたとしたら……
ちょっとが疑うなかも。
……
なんか……
すごい目で見られてるような気がするけど。
この考えは捨てたほうが僕の身のためかもしれないな。
「じゃあ…どうする?」
鈴音がみんなに尋ねる。
「えぇ〜?2階からぁ、脱出ってぇ、できないのぉ??」
海水が言う。
流石に無理じゃ…?
「いや、できる。」
竜野が言う。
え?嘘だろ??
「今気づいたんだけどよ、天井から一本ロープが垂れてるだろ?あれって、不自然すぎないか?」
「確かに…。」
つい最近までは無かったような気がする。
「んでよ、俺があのロープを登って上に行く。窓を開ける。外からこの扉の鍵を開ける。
どうだ?」
「あーいいんじゃない?」
「頭よ…。」
凛花と唯が返事をする。
竜野の運動神経は歳上からも一目置かれるぐらいだから、きっと実行可能なのだろう。
「じゃあ…やりますか!」
きら、と輝く鈴音の目。
鈴音って、あんな表情するんだ…と少し驚く。
あくまで僕の偏見だけど、鈴音はポーカーフェイス貫きます!みたいなイメージだったからな…。
---
竜野が2階の窓から外に出るまでは本当に早かった。
良かったところは、窓が開けれた、ってところかな。
最悪、窓は開けれなくても壊せば外に出れるけど……
壊したあとが危険っていうのと、なんとなく罪悪感が出てきてしまうから開けれて本当に良かったと思う。
数秒、待つ。
すると、ガチャリ、という音が鳴った。
「開いた…?」
「よーし!じゃあ、私が開けて見せよう!」
「凛花。もう竜野が開けたよ。」
「ふぁっ!?」
「開けるなら、早めに、だな。」
一瞬の笑いが起きる。
あぁ、このグループでよかったかもしれない。
僕は過去の僕を褒めた。
体育館を出て、とりあえず昇降口へ向かう。
すると、一体のロボットがいた。
「ギギッ……アナタタチハ……ダイ4グループデス……右ニアル、装置ヲ付ケテクダサイ…。」
ロボットは無機質な声で言った。
「それで何をするの?」
鈴音が質問をする。
「質問ニハ答エラレマセン…。」
どうやら、質問には対応していない模様。
聞き出せる情報は出来るだけ聞きたかった…。
仕方なく、装置をつける。
装置は、腕時計のようなものだった。
Apple Watchみたいなやつ。
「デハ、次ハ……保健室ニ……向カッテクダサイ…。」
「りょーかーい!」
凛花が無機質ロボットに対して元気よく応える。
まだそんなに元気が残ってるのかよ…。
少しばかり尊敬する。
---
僕たちは、一番乗りで保健室へと向かった。
この、消毒液の匂い。
僕は…好きでも嫌いでもどちらでもない。
メンバーの中には平然としてる人もいるけど、嫌そうな顔をしている人もいる。
まぁ、好みは人それぞれだ。
みんなでいろんなところを見てみる。
特におかしなところはなさそうだ。
「あぁ〜!ドア、閉まっちゃってるぅ…。」
海水が言う。
「え、でもさ、後から来たグループは扉開けるんだから、その時に出れば良くない?」
唯が提案をする。
確かに、それはいいかもしれない。でも…
「それをジュウロクが許すのかな。」
「あぁ…。」
僕の中では残酷なジュウロクが許すとはとても思えない。
「一応、それは控えておいた方がいいと思う。多分、謎解きとかして出るんじゃないかな。
保健室にはもうひとつドアがあるんだけど、そこには普段はない鍵穴があったし。」
「おー。さすがは保健委員。」
凛花に褒められる。
保健委員だから、というよりは記憶力がまあまあいいから、って言う方が正しいとは思うけど…。
ま。いっか。
あははは、と笑っていた時。
「…っ!?」
鈴音の声にならぬ声が聞こえた。
「鈴音…?」
鈴音の表情は若干恐怖に歪んでいた。
一体、何があったのだろう…。
--- 続く ---
つ か れ た ☆
シロツメクサに思いを込めて。 7『16』
鈴音side。
「…っ…。」
保健室に足を踏み入れた途端、消毒液のにおいが私の鼻を刺す。
この匂い…なれない…。
私は辺りをぐるっと見回した。
なんか、手がかりになりそうなものは……
パッと見て目についたのは、ベッドの上に置いてあるアルバムらしき物。
私はそれに惹かれるかのように近づいていった。
日向たちがドアが開かないとか言ってるけど…まぁ、どうにかなるだろ!!((
「ふーん……。」
ベッドの上の物をパラパラとめくる。
「これは…。鈴音のクラスの写真か…。日付…。あ、私が転入してくる2ヶ月前…。」
ブツブツと呟く。
「へぇ…。こんな楽しそうな……。ん?」
めくっていたら、何かがひらりと落ちた。
ヤバ、写真落としちゃったかも…。
誰の所有物かわからない以上、丁寧に扱うしかない…。
と思ってたらさぁ!?
落としちゃった…うぅ…。
自分の意思を思い切り曲げられたような不快感と、落としてしまった罪悪感に塗れる。
「持ち主さん…ごめんなさい…。」
そう呟きながら拾う。
「あ。なんか書いてある…。」
目に入る黒いインクで書かれた文章。
「見ちゃって…いいかな?いいよね?…いいとしよう…。」
自問自答を繰り返す。
これ、他の人から見たら今の私、不気味に思われてたりしてんのかなぁ…。
ま、いいけどね。
紙に書かれた文章を読み上げてみる。
「えーっと…?何々?『が4 ー ま3 な5 あ2 ま2 →最初の写真』…は?」
意味がわからない。
がしーまさんなごあにまに?
ガシマさんな、ご兄間に?
がしまさん、名子兄魔に?
全くわからない。
そもそも、このクラスにガシマさんいないし…。
これは単純な暗号ではないと気づく。
まぁ、当然っちゃ当然だけどね。
とりあえず、私は最初の写真を見ることにした。
パラパラとめくる音がやけに大きく聞こえる。
「あった。」
一番最初のページの左上にある写真。
その写真は、上下共に真っ黒な服を着た女の子が草原で正座になって座り、両手で一輪のシロツメクサを持ちながらにやりと笑い……しかし、悲しげな……。
恨み、妬み、怒りと共に、嬉しみと悲しみも混ざったなんとも言えない表情をしていた。
が4ーま3な5あ2ま2…。
……あぁ、そういうことか。
私は、暗号の意味を理解した。
が行の4段目。げ。
ま行の3段目。む。
な行の5段目。の。
あ行の2段目。い。
ま行の2段目。み。
繋げれば…「げーむのいみ」になる。
ゲームというのはこの、シロツメゲームとやらだろう。
この写真の女の子が持っているこのシロツメクサ。
まさか…?
私はガバッと立ち上がった。
保健室には他のチームも来てるらしく騒がしくなりつつあった。
「鈴音…?」
突如立ちあがたことに驚いた夏井がボソリと呟く。
「え、あ、いや、私は至って正常なんで!ご理解くだされです!あと……。凛花のチーム、全員集合ッ!」
普段なら絶対にできない「保健室で大声を出す」ということをしてみる。
よくよく考えたら今の状況ってなんだかんだ言ってすごいな…。
そんなことを思っている間のみんなは集まっていた。
「鈴音?どした?」
凛花が気にかけてくれる。
いい質問ですなぁ…((
「えーっと。一つ、質問がある。この写真の少女のことを知っている人。その少女のことを詳しく教えて。」
単刀直入に言う。
すると、空気が一瞬凍った。
それは言うか言わないか戸惑っている雰囲気だった。
「そいつの名はだなァ…「おい、やっぱり言うべきじゃねぇだろ。」…。」
竜野の言葉を遮る日向。
あのだな…?
「このゲームはチーム内での協力は必須。言うまでもないけど、隠し事なんかあればそれはゲーム以前の問題となる。だから……教えてほしい。本当のこと。」
日向を見つめながら言う。
「……。僕は責任取らないからね。」
「あぁ。いいとも。」
なんだ…。このバチバチ関係…。と思いつつも、話してくれるようなのでホッとした。
「この少女の名前は…。|春川 菜見《はるかわ なみ》。日向とは3ヶ月違いの兄妹だ。そして菜見は…。」
竜野が言葉を切る。
なんだ…?
竜野の代わりに、唯が口を開く。
「簡単に言えば、菜見、自殺したのよね。この間。」
「へ…?」
さらりと物騒なことを言う唯。怖いなんていう一言で済ませられる物ではない。
「死因は教えてもらってないんだよね。でも、今摩っちがある日、『菜見は自殺した』って言うもんだから、あぁ、そうか。以上終わりって感じ。」
「…。」
思いもしなかった事実に絶句する。
自殺…。菜見…。いじめ…。
シロツメクサ…。ジュウロク…。
うん。情報は足りてるね。
自分であることを確信した。
「あのさ。私、わかったことがあるんだよね。」
「わかったことぉ?」
海水が訪ねる。
「教えてぇ?」
「いいよ。っていうか、それのための質問だったし。」
ちょっとばかり吐き気を覚えたが無視無視。
私がわかったこと。
それは…今後のゲームの進行を大きく左右させるかもしれない情報だった。………と思う。
私は息を吸った。
「まず、このアルバムを見てほしい。たくさんの写真があるでしょ?」
「ホントだな。しかも……全部僕たちのクラスの写真だ。」
日向がじっと見つめながら言う。
「次。途中でこんな紙があったの。」
暗号らしきものが書かれた紙を見せる。
「…なんだ?コレ。」
凛花が不思議そうな顔をする。
「コレを解読すると、ゲームの意味になるの。理由は…。」
簡潔に説明をする。
「ほぉ…。頭いいな…。」
まるで老人かのように言う凛花。お願いだから笑わせないでくれ。
「…。んで、それが初めの写真ってある。だから、それを見る。そこには菜見さんが写ってる。」
パラパラとめくりながら説明する。
「多分、持っている花の名前はシロツメクサ。これの花言葉は…。」
「約束、幸福……。」
夏井がぼそりと言う。
「そして……《《復讐》》……。」
最後の言葉がやけに響く。
悪寒が走るのを我慢して説明を続ける。
「これは…菜見さんが復讐したいんだと思う。いじめに対する、ね。このゲームの名前が『シロツメゲーム』って言う点からもそれは考えられる。」
「でも…誰が運営してるの?」
唯が質問する。
いいね…いい質問だよ!!
待ってましたとばかりに私は口を開いた。
「このゲームの進行役、ジュウロク。これは数字に直すと16。これは4×4の平方数。4は…。まぁ、《《死》》を指すと言える。つまり…。『私は死んだ』『お前たちに復讐する』『お前たちは死ぬべきだ』そう言う意味も含まれてるんだと思う。」
あまり気持ち良くないが、『死』と言う言葉をあえて強調する。
これは…凛花たちの心を抉る行為に当たってしまうんだろう…。
「つまり……これは|死んで《殺されて》しまった、|ジュウロク《菜見》の復讐を目的としたゲームってことなんじゃないかな…。」
言った後、良心がきりきりと痛む。
でも……これが現実。
仕方ない………。で済ましていいかな……。
そう、疑問に思っていた。
私たちの間で気まずい空気が流れている。
やっぱり、言わない方が………。
ヴーヴー
この空気を壊すかのように手につけた腕時計もどきがバイブする。
「もぅ…何なのよぉ〜……。」
海水はぶつくさ文句を言う。
ちらりと見ると、そこには『通話中』と表示されていた。
『もしもーし。聞こえるー?』
さっきの音声と同じことからきっとジュウロク……いや、菜見、だろう。
「うん。聞こえる。」
『ほんとー!?よかったぁ〜…。あ、あのね!言いたいことがあるんだ!』
「なんだァ?早くしてくれねェか?」
『まぁまぁ、竜野君!落ち着いてくれ!とりあえず……今から言うことに全部従ってくれる?従わなかったら………ね?』
不敵な笑みを浮かべている様子が伺える。
これは……従わないといけないやつか。
私は、また面倒なことになるそうだと思ってため息を吐きながら話を聞いた。
--- 続く ---
うん。書くのサボってた。
ごめんです。(((軽いノリで言うな
シロツメクサに思いを込めて。 8『父』
凛花sideです。
前書きのネタがなくなってきました。
『んーっとね、じゃあ……まずは、入口のほう向いて?』
「ほーい。」
唯が軽く返事をして、くるりと後ろを向く。ちなみに私は元々入口のほうを向いていたから何もしなくてヨシ!
やったね。
エネルギー消費が少なくて済むよ。(?)
「次は?」
鈴音が問う。
『んっとね。ちょっと待ってて。』
「はぁ。」
呆れた声を出す海水。
どうした。ぶりっ子。
「もぅ。海水、疲れたぁ…。なんなのよ…さっきから命令ばっかり……。」
誰もその言葉には反応しなかった。
確かに海水の言う通り疲れている。
でも…………。
さっきの鈴音の演説(もどき)を聞いたあとだからだけど、少しばかり……いや、感情のほとんどが《《罪悪感》》で埋められていた。
『私は死んだ』
『お前たちに復讐する』
『お前たちは死ぬべきだ』
………。
私は直接手を出したりしてなかったし、菜見のいじめられている姿を見て笑うこともしなかった。
でも、誰にも相談せず、やめろとも言わず、ただ棒立ちで見ていた私は《《傍観者》》と言う名の《《加害者》》なのだ。
これは受けて当たり前の罰なのだと実感した。
『あっ!ゆーふぉー!』
ジュウロクがわざとらしく声を上げる。
「おい、そんなのに僕らが引っかかると思ったの?」
『ふふっ。お兄ちゃん。落ち着いて。今…………楽にしてあげるから!!』
ジュウロクが不穏な言葉を放ったのち、首にわずかな痛みを感じた。
「…っ!?……ひな……た…」
隣で立っていた日向がばたりと倒れて後、私のそれにつられるかのようの力無く倒れたのだった。
---
「……か…。…りん………。凛花!!」
「はいいいいいいいい!」
パチっと目を開くと、そこには唯の顔が目の前にあった。
「……唯!顔近い!距離感バグったか!?」
なんと、唯の顔は私の顔から3cmぐらいしか離れていない場所にあったのです。
「あららららら。ごめんね。」
「いや…別にいいけど…。」
こんな普段通りの会話をしていた物だから、一瞬、ゲームに参加中であることを忘れてしまった。
「凛花ー。こっち来てー。」
「あ、鈴音!了解!」
「かーい!」
ちょっと離れた場所にいる凛花の元へ駆け寄る。
この景色を見る限り、私たちは屋上にいるらしい。
これ、第二ゲームクリア判定になるかな……。
「1、2、3……。よし、全員いるな。」
日向が人数を数え終わった頃。
屋上に取り付けられている扉がバッと開いた。
「こーんにーちはー!!みんなのアイドル、ジュウロクだよっ!☆」
そこに居たのは……。
「菜見っ!?」
日向が声を出す。
そりゃそうだわ。
兄妹なんだし。
「久しぶりっ!お兄ちゃん!そ、私はみんな知ってる、春川菜見だよっ!イエーイ!!」
場の空気が読めないのかどうなのか知らないけど、絶対に今の雰囲気には合わない明るい声を菜見は出す。
神経、どうなってるん?
「なぁ、菜見。これはどういうことだァ?」
「もうっ!不登校くんは気が早いなぁ!」
不登校くん————。そう言って菜見は質問をした本人、竜野の方を見た。
「…ッ」
「今から説明するから、ちゃぁ〜んと聞いてね!わかった?」
「…あァ。」
菜見に不登校くんと呼ばれた竜野はさっきより縮んで見えた。
「さてさて!まずは……私の正体!って言っても、もうバレてるけどねw
私は菜見。正真正銘。なぜか知らないけど自殺して死んだっていうふうに世間では言われちゃってるいじめられっこちゃんだよ!」
きゃぴきゃぴと言う。
………何かが狂っている。
いじめられている時はこんなにキャピキャピしてないし、それはいじめられる前でもそうだった。
でも……。このはしゃぎ具合は元々の性格とは思えない物だった。
「なぜ君たちをここに呼び出したか。それは〜〜!!
私に正体に気づいちゃったから〜!!」
「え?」
思わず声が漏れる。
なにそれ。
そんな理由?
「私の正体がさ、クラス全員にバレたらあんま良くないのよ。だから!!」
「は?」
「これからもゲーム続けるからさ。バレたら面白みないじゃーん!!」
みんなポカンとしている。
そりゃそうだ。
この馬鹿馬鹿しい理由のためにわざわざ呼び出されたのだから。
「そうそう!私の協力者を紹介するね!では〜〜どうぞっ!」
ぱんぱかぱーんと言いながら菜見は手をぱちぱちさせる。
そこに現れたのは________。
「お父さんッッ?!」
私のお父さんだった。
「やぁ。凛花。」
「お父さん!?なんで!?」
もしかして、助けに来てくれた…?
なんて、淡い希望はすぐに砕かれた。
「お前にはガッカリだよ。」
「え…?」
「あの…。《《東首相》》がどうしてここにいらっしゃるのですか…?」
聞き慣れた声が聞こえた。
「ん…?君は…。」
「あ、申し遅れました。岩風夏井、と申します。」
流暢に言う夏井。
おどおどキャラはどこ行った。おい!
「岩風君か。君のことは凜花からよく聞くよ。仲良くしてくれてありがとう。」
私の父は夏井に向かって丁寧なあいさつをした。
「で?なぜ私がここにいるか?だったな。…それはいたって単純だ。春川菜見に協力するためだ。」
「はい?」
ふざけた父の返答にキレる夏井。
それは普通の反応である。
なぜなら、今私もキレてるから。
「まあ、落ち着きたまえ。理由はちゃんとある。」
こほん。と咳払いをする我が父。
言ってはなんだが、うざい。
「理由はだな______。」
「君たちが被験体に選ばれたからだよ。」
「は…?」