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目次
君に聞いてほしい、私のこと。
私、桜都は、小さい頃から持病を患っていました。
『完治』という形ではあるものの、三ヶ月に一度、通院します。
また、私はアレルギーもありました。
食物アレルギーなので、その食物が給食に出たら対応食が当然ながら出されます。
一番辛かったのは、“みんなと違うこと”。
みんなと違うことを嫌がったのは、小学校の頃。
◆
小学四年生。
その頃、私の家庭は“普通”とは言えないが、今よりかは比較的穏やかで、休日になるとリビングで他愛のない話をしたり、どこかに出掛けたり。
ママも今よりかは弱って無くて、パパ無しで遠い場所へ連れて行ってもらったこともありました。
パパの帰りが遅い、ある日。
ママがリビングで何かを見ていて。
「何見てるの?」と言ったら、
「すとぷり、って言うの。知ってる?」
と言われました。
当時、私は小四でお姉ちゃんは三歳差の中学一年生。
私は春休みの課題で『近くにある防災を知ろう。』のようなもので、近所にある防災標識を写真に取らなければならなくて。
その時、パパは私にお下がりのスマホをくれました。
機種は確か、ボタン押すとホーム画面に戻る、6世代とかのやつでした。
でものちのち、それがお姉ちゃんとの喧嘩の火種になっていきました。
先ほど話したように、私はあの頃からすとぷりを知ってて、それキッカケで友達もできました。
私の中に初めて、独占的ができたのは、同じすとぷりすなーの陽菜と出会ってからでした。
元々、私は小学校中学年からいわゆる、陽キャの層に入ってて、いつも友達と話している、って感じで。
陽菜は、あんまり目立たないというか、いつも一人で居ました。
男子からは、「コイツ、なんか変な絵書いてる。キモ。」って感じでした。
初めて隣の席になった時、授業中になにかイラストを書いていて。
それを盗み見たら、すとぷりの莉犬くんでした。
「ねぇ、それ。莉犬くん?」
「え…、そうだよ。知ってるの?」
「うん。陽菜ちゃんは好き?莉犬くん。」
「私は、どちらかといえばさとみくんが好き。」
「いいよね、さとみくん。」
それから陽菜と私はよく話すようになりました。
前の配信がカッコよかったね、とか、そのときはコロナがが流行っていたので、コロナが落ち着いてきたらライブも行きたいよね、とか。
今はもう、陽菜とは全然話してないし、所属するスクールカーストも違う。
なんなら雰囲気だって変わっちゃったし、すとぷりすなーもやめたって聞きました。
そんなある日。
幼馴染の美桜と、後に私の敵になる、りゆという子が来ました。
美桜とは当時あんまり話して無くて。
りゆちゃんは、独特の雰囲気持ってたから仲良くしにくくて。
今まで私が陽菜と築き上げてきた関係を、その二人が一気に壊した。
私の陽菜を奪った。
そう思いました。
だから、私は陽菜の手を取って教室を出て。
りゆちゃんも美桜も、すとぷりのこと知らないみたいで。
「私、桜都とすとぷりの話するのが一番好き。」
そう言って、二人で手を繋いで。
帰りも一緒に帰ってました。
でも、私がLINEを持っていなくて。
いつからか、陽菜は私よりもりゆちゃんや、美桜と話すようになって。
私はまた、陽キャの友達のところへ戻りました。
その時だったかな、私の元カレの一人が転校してきて。
今、一緒にネットやってるんですけど。
そいつがりゆちゃんと付き合って、すぐに別れて。
多分、私とそいつが初めて付き合ったのは小五の頃。
当時の友達が、付き合わせてくれたんです。
それはまた今度話します。