ヴァンパイアと人間が共存しているこの世界。
ヴァンパイアと人間は契約をすることで、人間の血をヴァンパイアが吸ってもいいが、
契約もせず人間を襲ったり血を吸ったり、または契約した人間以外の人間を襲ったり血を吸ったりすると
ヴァンパイアハンターがそのヴァンパイアを駆除する。
そんな世界で生きる1人のヴァンパイアとヴァンパイアハンターの話。
〇〇「(まさかあいつが…?いやそれはないよな…?)」
🐱「(流石にそれはないよな…?敵意ないみたいやし。)」
__________「on a full moon night.」start
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目次
on a full moon night.(1話)
月光があまりにも眩しい夜。
#名前#「……」
不穏な空気を漂わせる少年が歩いていた。
#名前#「この辺か…?」
彼はヴァンパイアハンターだったのだ。
スマホを見つめる。
そして辺りを見回すと叫び声が聞こえた。
モブ「きゃあああああああ!」
家の屋根を飛び移っていく。
#名前#「あ、あそこだ‥」
タッと軽快に飛び降りる。
#名前#「逃げて。」
モブ「あ、ありがとうございます!(泣)」
あの人は泣きじゃくりながら逃げた。
モブ「ヴヴゥ…」
#名前#「早いところ片付けるかぁ。」
首をポキポキと鳴らす。
モブ「ウァァァ!」
相変わらず単細胞。
踊るようにひらりとかわす。
隙をつき、背中をナイフで切りつけた。
モブ「グワァァ!」
叫び声をあげ、倒れた。
#名前#「余裕♪」
死体を袋に入れズルズルと引きずった。
十字架のネックレスが揺れた。
---
唸り声と悲鳴が聞こえたと思ったら、俺らヴァンパイアの一族の恥のようなB級のやつの唸り声と人間の悲鳴だった。
人間は絶望したような顔をしていた。
屋根から見下ろしていると、別の屋根を軽快に飛び移り下に降りた奴がいた。
🐱「?」
#名前#「逃げて。」
人間を庇うように前に立ちはだかる奴。パーカーのフードを深く被っているためよく分からないが、
恐らく男性であろう。
🐱「(もしかして…)」
人間は逃げ、彼だけが残った。
#名前#「……」
奴の攻撃を踊るように避け、後ろに回り込む。
動き一つ一つが早い。
そしてギラっと光るナイフで奴の背中を切り付ける。
汚い叫び声を上げ倒れた。
#名前#「余裕♪」
彼は袋に死体を詰めズルズルと引きずった。
首につけている十字架がきらりと光り揺れた。
🐱「__ヴァンパイアハンター…__ボソ」
新作!
結構いい出来栄えかも?
on a full moon night.(2話)
月光と電灯に照らされた道を歩く。
#名前#「………ズルズル」
そして道を曲がると、「交番」の文字。
#名前#「こんばんは。」
モブ「ああ、#名前#くん。今日も?」
コクリと頷く。
#名前#「はい。最近多いですよね。」
そんなことを言いながら、死体を入れた袋を差し出す。
交番のお兄さんは、中身を見る。
モブ「わお、派手にやったねぇ。」
お兄さんは苦笑する。
#名前#「入らなかったもので…」
モブ「いつもありがとうね。報酬は明日出されるようだよ。」
そう言いながらパソコンをいじるお兄さん。
#名前#「では、僕はこれで。」
モブ「ああ、話が長引いたね。」
申し訳なさそうな顔をするお兄さん。
#名前#「いえ、全然大丈夫です。」
ニコニコで手を振り見送ってくれた。
---
#名前#「………」
スーパーでパンを買ったり、苺ミルクを買う。
そしてレジで通してもらい、スーパーを出る。
#名前#「__今日の月綺麗だな…__」
最近忙しく月など碌に見ていなかった。
再び家路についた。
---
朝。眠たいのだが、身体を起こす。
🐱「ん__ん__…」
🐱「眠いよぉ〜!」
そんなことを言っても時間は戻らない。
朝ごはんのパンを齧る。
🐱「そういえば最近血吸ってないなぁ…」
🐱「今夜探すか…でも、強そうなヴァンパイアハンターおるけな〜。」
暗くて顔が見えなかったので特定できないのだが。
🐱「まあ、余裕っしょ!」
牛乳を飲み干し家を出た。
---
ザワザワとうるさい教室で廊下から女子のキャーキャー声が聞こえてきた。
#名前#「(うるさっ…)」
元凶はあの2人組だった。
大神りうらと、猫宮いふ。
陰キャの俺とは遠くかけ離れた、イケメン陽キャ。
何故かは知らないが幼馴染の1人りうらがダル絡みしてくるのだ。
目立つのでやめてほしいのだが。
🐤「あ!#名前#〜!」
#名前#「ビクッ」
🐤「あはは!ビクってなった!可愛い〜。」
#名前#「うるさい…あと髪の毛わしゃわしゃしないで…」
🐤「ツンデレだねぇ、#名前#。」
#名前#「(ガン無視)」
🐤「無視はひどいよ!?」
意外と好評?
on a full moon night.(3話)
🐱「………。」
りうらがダル絡みしてる#名前#?っていう人。
なんか血の匂いが強い気がする。
モブ「は〜い、授業始まりますよ。」
先生の合図でみんなガタガタと椅子に座る。
朝の会終了後、技術の授業で移動教室になった。
---
#名前#とは同じ班で、一緒に活動することになった。
ノコギリで木の板を切っている際に、
木屑が#名前#の指に刺さった。
少し血が滲んだと思った瞬間、
匂ったことのない甘ったるい血の匂いが自分の鼻を掠った。
#名前#「ありゃりゃ。」
🐱「大丈夫か?」
「痛そうやけど…」
結構深く刺さっているらしく血が結構出てきている。
#名前#「んっ」
刺さっていた木屑を抜くとさらに血が出てくる。
舐めたい。
欲したい。
ヴァンパイアの本能が刺激される。
ここではダメなのでやめておく。
🐱「先生。#名前#さんが怪我をしたので保健室に連れていって来ます。」
モブ「ああ、頼む。」
#名前#「__へ?__」
---
🐱「先生。#名前#さんが怪我をしたので保健室に連れて行って来ます。」
いきなり言われびっくりして、思わず声が漏れる。
#名前#「__へ?__」
僕のこと嫌い、もしくは興味がなと思っていた。
てか目立つからやめて欲しい。
そして周りの女子の目が痛い…
モブ「^ ^…(圧)」
#名前#「あ、自分で行k…」
🐱「^ ^(圧)」
#名前#「ひぅ…」
嫌々行くことになった。
---
保健室につき、ドアを開ける。
乾いた音が静かな部屋に響く。
🐱「先生出張やって。」
#名前#「なるほど…」←興味ない人とは関わりたくない人
こいつと長時間一緒に居なきゃいけないのか(・Д・)チッ
そしていふは救急セットから消毒液と絆創膏を出した。
on a full moon night.(4話)
向かい合わせで座り、手を取られる。
🐱「ちょっと染みるけなぁ」
#名前#「ん…」
そう言って消毒液をかけられる。
痛いのは慣れているので大丈夫なのだが。
🐱「よいしょ…」
丁寧に絆創膏を貼ってもらう。
#名前#「ありがと。」
ちょっと血の匂いがして前から怪しんでいた。
ヴァンパイアの話でも持ちかけてみっか。
#名前#「ヴァンパイアって知ってる?」
🐱「ピク」
🐱「知っとるけど…なんで?」
意外というような顔をされる。
#名前#「いや〜最近多いじゃん。」
考えるような素振りを見せ、「そやな〜」とか言う。
#名前#「君も気をつけなよ?」
そういうと、微笑を湛える。
#名前#「この学校にも居るとか言ってたし。」
🐱「そうなん!? ガタガタン」
#名前#「ビクッ」
いつも大人しいのにいきなり身を乗り出してくる。
#名前#「そ。詳しいことは分かんないけどね。」
🐱「そんな肝心なことを〜」
#名前#「ほら、上行くよ。」
🐱「ん。」
---
#名前#って人、ヴァンパイアに興味あるのか。
この学校にもいるって…
俺だけか、それとも他にいるのか…?
どっちにしろ俺自身気になることやし、探してみよ。
---
夜。
今夜もヴァンパイア狩りをすることにした。
#名前#「まずは一匹目と。」
そう言って屋根を飛び移る。
🐱「♪〜」
#名前#「え?」
道端には猫宮いふが居た。
その後方にヴァンパイア。
#名前#「(バレたらやばいし…なんならいふが危ない。)」
どうしよう…と考えていると、
パーカーのポケットから仮面が落ちる。
#名前#「あ、これで。」
白いピエロのような仮面をつける。
#名前#「よし。」
屋根から飛び降りる。
すると、
🐱「!?」
🐱「誰や!?」
いふは驚きこっちを見ている。
モブ「ウアァァ!!」
#名前#「…ズシャ」
切り付けるとヴァンパイアは倒れた。
🐱「あ…」
こちらを唖然と見るいふ。
袋に入れるとすぐ立ち去った。
on a full moon night.(5話)
昨日は明日のご飯とかいろいろ買い、
コンビニからの家路で、あのヴァンパ
イアハンターにあった。
白いピエロのような仮面を付けており、
どうやら後ろからついてきていた
B級ヴァンパイアを殺したらしい。
🐱「明日も学校か〜」
---
学校に着くと早速りうらをつけた#名前#が話しかけてきた。
#名前#「あ、おはよう。」
🐱「おはよう。」
🐤「#名前#!まろと喋らずにりうらと喋ろ!」
お互いに顔が近い。
#名前#は顔を赤らめている。
#名前#「離れろ…//」
🐤「え、きゃわ。そろそろお嫁さんなれよ()」
#名前#「嫌だ。(即答)」
🐤「即答はひどいよ!?(泣)」
そのやりとりをニヤニヤしながら見る人と、敵意剥き出しで見る人。
どっちも美男子やからなぁ。
---
明日は土曜日ということで、いふをカフェに誘う。
なんとなく怪しい。仕留めようかなと考えつつも、証拠がない。
#名前#「__はぁ__」
ため息を吐き、夕日で真っ赤に染まった家路についた。
ちょっと待てよ?
なんであいつばっか気にしてるんだ?
い〜や。それはまさか無い。違う違う。あいつはヴァンパイアか調べてるだけ…
だけ…
うえい。
遅くなってごめん。
イラストリクエスト多くて嬉しい限りです!
on a full moon night.(6話)
更新しなくてごめんなさいいいい(泣)
文化祭終わったけ更新するね!
最近追加された番号に電話をかける。
プルルルル
🐱「ん〜もしもし〜?」
眠そうな声が電話越しに聞こえてくる。
#名字と名前#「おはよう。」
#名字と名前#「今日時間ある?」
🐱「え?いきなりやなあ」
確かにと思いつつも話を進める。
#名字と名前#「それは置いといて、カフェ行ける?」
電話越しにガタガタンと音がする。
どした?
🐱「え〜!行く行く!」
やけに嬉しそうでよかった。
ちょろいな
#名字と名前#「じゃー今日の10時で」
🐱「はぁ〜い!」
---
#下の名前#から電話が来たと思ったら、
カフェのお誘い。
🐱「何きよ〜かな〜」
なぜかはしゃぐ自分がいた。
ヴァンパイアってこともバレないようにしないと…
🐱「おし!」
鏡で変なとこがないか再確認をする。
カバンを持って外に出た。
短い…
てか俺の小説の子みんなカフェ行くね。
なんで?(あほ)
てかみんな質問3つしかないよ!
これをみてるそこの君🫵
質問をくれないと君の家に行ってスクワット500回させちゃうよ!?
いいの!?
るあまが家に来ること自体嫌でしょ!?
on a full moon night.(7話)
更新してなくてごめなさいいいい!(泣)
忙しくてさ…うん。リバイバルやら、なんやかんやよ(?)
…なぜコイツと密室で2人でカラオケにいるんだ!?
🐱「〜♪」
まあこっちの方が都合がいいのか?
🐱「#下の名前#も歌入れる〜?」
そう言って、タブレットを渡してくる彼。
#名前#「ん」
適当に返事をし、受け取る。
履歴を見ると3つほど曲が入っていた。
#名前#「(序盤に結構歌ってくるタイプか…)」
どうでもいいことを考えながら、適当にきょくを一つ入れる。
意外にも自分がカラオケの常連に気づいたのは置いておく()
🐱「#下の名前#!ドゥエット曲一緒に歌お!」
#名前#「え、やd」
🐱「^ ^(無言の圧)」
#名前#「ハイヨロコンデ。」
---
🐱×#名前#「「片方を選べない感じ〜?」」
歌い終わるとすぐジュースを飲み始めた#下の名前#。
🐱「#下の名前#って歌うまくね!✨」
自分なりに褒めると。
#名前#「え、ありがと。」
そう言って微笑を湛える彼。
こんな感情を抱くようになったのはいつ頃だろうか?
🐱「(ワンチャン彼女にしたら独り占めできる+血飲ませてくれるかも?)」
#名前#「え、ロリ神入れたのいふ…?」
少し強張った顔で聞いてくる#下の名前#。
🐱「もちのろん。早く歌えや。歌始まるで〜ww」
少し意地悪をした。
#名前#「…………huh?」
---
#名前#「粛清!ロリ神レクイエム〜!」
🐱「wwwさいこ〜ww」
#名前#「んじゃお前これな。」
(美少女無罪♡パイレーツの字が画面に映る)
🐱「( ˘ω˘ )スウウウウウウッ」
---
おまけ
#名前#「触ったら 逮捕〜!」
🐱「ah!」
#名前#「獄chu de点呼!」
🐱「uh!」
#名前#「いちにーさんしー?」
🐱「ごめんなさ〜い」
#名前#「ハア?(・Д・)」
#名前#「ごめんなさいが聞こえな〜い」
🐱「え〜!」
#名前#「粛清!ロリ神!レクイエム!」
on a full moon night.(8話)
騒がしい教室。
いつものようにノートを広げた。
#名前#「…」
ポケットからスマホを出す。
最新ニュースを見るとまたヴァンパイアの記事。
#名前#「__増えてきたもんだなぁ…__ボソ」
独り言を呟いた瞬間一段と騒がしくなった。
🐱「あ、#下の名前#。」
目の前に現れたのは180cmの青髪。
#名前#「こっち来んな…」
そう言って毛虫を見るような目で見る。
🐱「んなっ」
モブ「いふ様!こいつとなんか喋らずに私と喋りましょ!」
横にくっついている女が言った。
🐱「はぁ…?」
モブ「ね?いいでしょう?」
#名前#「……スッ」
自分の荷物を片付け席を立つ。
🐱「あ、#下の名前#…」
---
#名前#「……ザシュッグサッ」
真っ赤な返り血を浴びた。
#名前#「きったな…」
あたりはしんとしていて風の音がよく聞こえた。
…短くてごめ〜んね♡(((
on a full moon night.について
すみません、
これ、プリ小説のとある小説のパクリだったりしますか…?
登場人物と内容があまりにも似ていたので…
違っていたらすみません、
少なくとも絶対違います。
ぷりしょでは特定の小説しか見ていません。
嫌な思いをしていたらすいません。
よかったら名前を教えてほしいです。
on a full moon night.(9話)
えっぐめっちゃ書いてなかったw(
ああ、
だめだ
もう、、
我慢できない、、。
赤い月夜のコンクリートの道路の上を千鳥足で歩く。
🐱「最近輸血パックしか飲んでねぇ、、、」
息がだんだん荒くなる。
🐱「フーッ、、、フーッ、、、」
目の前がぐらりと揺れる。
?「っと、、」
暖かいものに支えられる。
ヒト、、、?
🐱「んぁ、、、??」
?「あぶねぇな、」
視界がぼやけてよく見えないが街灯に照らされたその顔は確かに見慣れた顔だった。
🐱「こあ、、、?」
🐈⬛「はいはい。こあですよ。」
🐈⬛「お前ほんと馬鹿だね。」
🐈⬛「`人を襲えばよかったものを、、`」
🐱「それは、、嫌や。」
声を振り絞って出した言葉。
🐈⬛「はぁ、、」
そういうと呆れたようにため息をつくこあ。
そして自分の着ていたワイシャツを少し脱ぎ、その真っ白な肩を露わにした。
🐈⬛「はい。さっきいっぱい吸ったからね。」
🐱「ん〜♡」
🐱「こあ様〜♡」
🐈⬛「吸うなら早よしろ、、」
その綺麗な肩に噛み付いた。
チクッ
🐈⬛「いちいち痛みを和らげようとしなくていいわ。」
🐱「ん〜、、」
更に牙を奥深くに入れると懐かしい味。
血が出てくる。
さっきまで誰かの体内を巡っていた生き血。
ジュルジュ、、ズウウーー、
🐈⬛「、、、、、、、」
、、、もういいかな?
🐱「ぷは、」
🐱「んわ〜生き返った気がするわ〜」
🐱「やっぱいいね、」
🐈⬛「お前昔から世話焼かせるよなぁ。」
ここまで〜
こあちゃん出てきたね!!!
かわいいね!!!
🐈⬛「きも、、、、」
うぇ〜ん(
on a full moon night.(10話)
続きみたいってめっちゃきててびびったよ!(
ではいってらっしゃいませ
あちこちに蔓延する血の匂い。
#名前#「…………」
無言で見下ろしたのはヴァンパイアの死体。
派手にやっちゃったのかな、
なんて他愛のないことを考えながら袋につめる。
---
---
また1人また1人とやられていく。
強いんやなぁ、
🐱「__生き血吸いてぇ、__ボソッ」
適当に街を彷徨く。
すると遠くの方に何かを引きずる音が聞こえた。
🐱「なんや…?」
音が段々近づいてくる。
目を凝らすとあの日と同じような匂いがした。
物陰に身を潜める。
風が何故か煩く、冷たく感じた。
少し勘でわかる気がした。
《《危険》》だと。
その瞬間息が詰まって苦しくなる。
ズル…ズル…
🐱「…ッッハァハァ…ッ」
目の前が暗くなった。
---
---
#名前#「あ、やっと起きた。」
目を開けた瞬間彼の綺麗な顔が視界に映った。
短い_(:3 」∠)_