題名の通りです!
吹奏楽部に入部したいれいすの物語です!
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
吹奏楽部 入部!
ある日
キーンコーンカーンコーン
担任「席につけー」
生徒「はーい」
担任「今日部活決めてもらうから、考えとけよー」
ざわざわ
担任「日直、よろしく。」
りうら「はい。」
りうら「スゥッ静かにしてください!」
ほとけ「うわー、ぜんぜん静まらないじゃん」
ほとけ「静かにするよー!!!!」
初兎「うるさwwww」
りうら「ありがとね、ほとけっち。」
りうら「気をつけ!礼!」
担任「はい、じゃあ、部活を紹介していくぞー」
〜〜〜〜〜
ちょっと飛んで休み時間
ほとけ「初兎ちゃんとりうちゃんはどうするの?」
りうら「部活ー?」
ほとけ「うん。」
りうら「りうらね、吹奏楽部!」
ほとけ「マジー?朝練とかだるそう。」
初兎「それはどの部活も一緒やろ。」
ほとけ「えぇー?初兎ちゃんは?」
初兎「俺?吹奏楽」
ほとけ「え、じゃあ僕も吹奏楽部」
りうら「じゃ、今日の放課後体験部活ねー!」
初兎/ほとけ「OK!」
HOUKAGO☆
子供組「音楽室へゴー!」
りうら「楽しみだね!」
ほとけ「うん!」
初兎「先輩優しいとええけどなぁ」
到着!
りうら「あのー、体験部活ー」
ないこ「あ、体験の子?!」
りうら「はい。」
ないこ「しかも3人?!」
悠祐「まじ?!」
if「ぽえぽえー」
ないこ「どうぞ入って!」
ほとけ「うわぁ、すごい!」
初兎「おぉ、オーボエにファゴット、結構揃ってる。」
悠祐「おぉ、詳しいなぁ」
ないこ「はーい、みんな聞いてー!体験の子来てるからとりあえず合奏やります!」
りうら「あの人部長なんだ」
ないこ「その前に、チューニングします。」
ないこ「B♭ロングトーン、はい、さん、にー、いち!」
りうら「わぉ、すごい」
初兎「音が綺麗に揃ってる」
ないこ「ホルン、ちょっと上ずり気味。」
ホルン勢「はい。」
ないこ「ちょっとホルンだけで吹いてみて。」
ないこ「さん、にい、いち」
ないこ「OK!」
初兎「少しの音のずれをちゃんと読み取ってる。すげぇ」
顧問「部長さん、ありがとね。体験の子も来てるのね。」
顧問「みんな譜読みは終わったかな?」
部員「はい!」
顧問「じゃあ、早速合わせてみましょうか。」
---
顧問「はい、ストップ。トランペットのファースト、入りが少し遅いわ。もう一度、15小節目から。」
ほとけ「今のズレてた?」
初兎「微妙にな。」
---
顧問「じゃあ、合奏はこれで終了です。皆さん、体験の子のために、自己紹介と楽器の紹介、パートごとの演奏よろしくね。フルートから。」
フルートパートリーダー「フルートパートです。フルートは主に主旋律を担当します。金属でできていますが木管楽器です。」
ないこ「オーボエパートです!オーボエは、フルートと同様、主旋律を担当します。木管楽器です!」
クラリネット「クラリネットパートです。クラリネットは、フルートやオーボエと同じ、主旋律を担当しますが、個人的にはフルートトランペットのハモリだと感じています。木管楽器です。」
---
悠祐「ホルンパートです。副旋律を担当します。金管楽器です。」
if「ゆーふぉぱーとです。副旋律を担当します。一応ベースラインには入りません。金管楽器です!」
チューバ「チューバパートです。チューバはベースラインです。金管楽器です。」
パーカッション「パーカスです。リズム叩いたり、鉄筋や木琴、マリンバで主旋律を担当するとこもあります。」
顧問「はい!ありがとうね。体験の子たち、何となく分かったかしら。主旋律も、副旋律も、ベースラインも、パーカスも。どれも欠けてはならない存在です。みんなの心が一つになってこそ、素敵な音楽が出来上がるのです。」
子供組「はい!」
顧問「じゃあ、今日はこれで解散しましょう。」
子供組、楽器は吹けますか?
次の日
子供組「これ、入部届です!」
顧問「じゃあ、楽器を決めようか。」
りうら「俺、オーボエがいいです!」
顧問「うーん、オーボエはかなり難しい楽器だから、ちょっと吹いてみて。」
りうら「はい!」
顧問「ないこくん、オーボエの2番、組み立てくれる?」
ないこ「分かりました!」
ないこ「はい、出来たよ。吹いてみて」
りうら「はい。」
ファー♪
ないこ「?!」
顧問「素晴らしい!りうらくんはオーボエで決定ね!」
ほとけ「すご、、、」
顧問「ほとけくんは?何の楽器がいい?」
ほとけ「トランペットがいいです!」
顧問「確かトランペットで開いてるのは10番だよね。じゃあ、これ、吹いてみて」
ほとけ「はい!」
スー
ほとけ「でない」
顧問「あちゃー。じゃあ、ユーフォなんてどうかしら。」
ほとけ「吹いてみたいです!」
顧問「OK!じゃあー」
プルルルル(校内回線)
顧問「はい。音楽室柏原です。はい。わかりました。」
ほとけ「先生?」
顧問「ちょっと私用事できちゃったから。青い髪の子に声かけて楽器の試し吹き頼んでおいて。音出て、あなたもそれで納得するようだったらユーフォで決定よ。それと、初兎君にも楽器の試し吹き、やっていいって伝えておいて。」
初兎「俺ならここにいますけど。」
顧問「OK。じゃあ、好きな楽器試し吹きしてていいよ。あ、でも、吹くときはそのパートの先輩と一緒にね。楽器の扱いには気をつけて。」
初兎「はい。」
ほとけ「えっと、青い髪の人・・・居た!」
ほとけ「あの!」
いふ「あぁ、あの新入部員。試し吹き?」
ほとけ(かっこいい///)
いふ「そうだよな?」
ほとけ「え?あ、そう、だよ?」
いふ「じゃあ、3番は・・・はい、これ。」
ほとけ「・・・どうやってやるの?」
いふ「ここに、このマウスピースをはめて、こうやって持つ。」
ほとけ「うわっ重い!」
いふ「あぶな!」
ほとけ「ねぇ、、この状態って、バックハグじゃ、、、」
説明しよう。
いま、落としそうになった楽器を持っているいむ君の手をいふ君が握っている状態
いふ「はっ!ごめん。」
いふ「と、とにかく!早く吹いて」
ほとけ「はい!」
ファー♪
いふ「ん。上出来やな。じゃあ、今日からお前はユーフォパートだな。」
ほとけ「お前じゃなくて、ほとけ」
いふ「ほとけ。あ、そういえば名乗ってなかったな。」
いふ「俺はユーフォパートのパートリーダー、いふ。よろしくな」
ほとけ「うん!」
いふ「よし。」
---
初兎「試し吹きしろ言われてもなぁ。」
悠祐「新入部員か?」
初兎「はい。」
悠祐「ホルン吹いてみるか?」
初兎「ホルンって難しいんじゃ、、、」
悠祐「それは吹く人によるやろ。楽器との相性ってもんがあるからな。」
初兎「まぁ、とりあえず吹いてみます。」
悠祐「じゃあ、1番使うか。」
悠祐「はいよ。これ吹いてみ?」
シ♭ー♪
悠祐「おぉ、すげぇ。お前、絶対音感持ってんの?」
初兎「まぁ。はい。」
悠祐「よしよし。これからしっかり教えてくからな。」
初兎「な、なでないで!」
悠祐「はいはい。」
---
ないこ「お知らせします!先生が用事ができてしまったようなので、今日の合奏は無くなるかもしれないとのことです。なので、継続部員は新入部員に色々と教えてください。」
いふ「部長、どこまでやればいいんですか?」
ないこ「それに関しては、、、今年の世話係はちょっと集まってくれますか?それ以外の人は個人練しててください。」
---
ないこ「世話係全員集まったかな?」
ないこ「じゃあ、どこまで教えればいいか教えるね(笑)」
世話係「はい!」
ないこ「じゃあまず、木管の人たちは、とりあえず一ヶ月以内にその楽器の音域内全部を出せるように、一週間の間に2オクターブくらいかな?金管の人たちは一週間の間に1オクターブ、一ヶ月以内に2オクターブ。」
if「きつくね?」
悠祐「せやな。」
ないこ「俺が決めてるわけじゃないからね?!」
ないこ「聞き漏れはないかな?」
ないこ「じゃあ、解散」
ここから、厳しい厳しい練習が始まることを、子供組はまだ知らない。
吹奏楽部、始動!
ないこ「今日は個人練です。パートごとに部屋を分けます!」
ないこ「パーカッションはここ、音楽室、ベースラインは第二音楽室、ユーフォニアムは、3の3、トロンボーンは3の2、ホルンは3の1、トランペット系は2の3、サックスは2の2、クラリネットは2の1、フルートとオーボエは1の3で。呼ばれてないパートありますか?」
ないこ「じゃあ、移動してください。」
---
オーボエ 1の3
ないこ「じゃあ、りうらくん、とりあえず、1オクターブ教えるね。」
りうら「はい!」
ないこ「えっと、じゃあまず、シ♭から行こうか。」
りうら「ドじゃないんですか?」
ないこ「吹奏楽ではシ♭が基準だから、変ロ長調、つまりシ♭ドレミ♭ファソラシ♭の音階がよく出てくるんだ。」
りうら「なるほど。」
ないこ「シ♭は、この三つのキーを押す。」
りうら「こうですか?」
ないこ「そう。それで吹いてみて?」
りうら「はい」
シ♭〜♪
ないこ「すごい!いい音鳴るね!」
りうら「ありがとうございます。」
ないこ「次、ドは、この四つ」
りうら「はい!」
ド〜♪
ないこ「次はレで、こう。」
レ♯〜♪
ないこ「高いね。レ〜この音をイメージして。」
レ♯〜
ないこ「あれ?何でだろ。楽器がおかしいのかな。ちょっと吹いてみるね。」
レ〜
ないこ「あー、りうらくんの癖かもね。これは。レが高くなっちゃう癖があるのかも。」
りうら「っ////」
ないこ「りうらくん?どうしたの?」
りうら「あの、か、間接キス///」
ないこ「あ、、、」
ないこ「ご、ごめん!」
りうら「いえ、その、、、」
りうら「むしろ嬉しかったですボソッ」
ないこ「ん?」
りうら「いや、なんでも///」
ないこ「ふーん。」
ないこ(何この子。可愛すぎるんですけど)
---
3の1 ホルン
悠祐「よし!じゃあ早速、吹いてみよう!」
初兎「おー!」
悠祐「順番に音を出してくで!」
悠祐「まずはファからや。」
初兎「えっと、F菅でファだから、、、」
悠祐「実音のシ♭やな。」
初兎「あ、そっか。」
悠祐「てか、F菅とか知ってるんやな。」
初兎「ちょっとは音楽の知識あるので。」
悠祐「ほーん。」
初兎「たしか、記譜が違うんですよね?」
悠祐「そうやで。」
初兎「つまり、B♭菅の場合はシ♭がドと書かれていて、F菅はファがド、A菅はラがド、S菅はミ♭がドってことですよね?」
悠祐「驚いたなぁ。そこまで知ってるとは」
初兎「ありがとうございます。」
悠祐「敬語じゃなくてええで。」
初兎「う、うん?」
悠祐「よしよし。」
初兎「な、なでるなぁ!」
悠祐「さ、ファの音出してみ?」
初兎「はい。」
ファ〜♪
悠祐「すげぇ。ホルンの音をここまで正確に出せる新入部員は初めてやわ。」
ソ〜♪
悠祐「え、俺まだ運指教えてないんやけど」
ラ〜♪
シ♭〜♪
ド〜♪
レ〜♪
ミ♭〜♪
ファ〜♪
悠祐「いやいやいや、ホルンやったことあるん?お前。」
初兎「ちょっとだけ金管をやってた時期があって。」
悠祐「ふーん。やっぱお前、すごいわ。」
初兎「っ///」
初兎 (そんなに褒められると///)
悠祐「お、照れたか?」
初兎「て、照れてない!」
---
3の3 ユーフォニアム
いふ「よし、じゃあ、吹け。」
ほとけ「吹けって何さ。」
いふ「何にも押さなくていいから。」
ほとけ「はいはい。」
シ♭〜♪
いふ「OK。次1と3」
ド〜♪
いふ「次、1と2」
レ〜♪
いふ「1」
ミ♭〜♪
いふ「何も押さない」
シ♭〜♪
いふ「違う。息を鋭く。」
シ♭〜♪
いふ「違う。」
部員「いふくん、そんなに簡単に出来るもんじゃないよ?」
いふ「俺は最初からできたもん。」
ほとけ「なら、僕もできる。」
ほとけ(息を鋭く)
ファ〜♪
いふ「っ!出たやん!」
ほとけ「うん!」
いふ「1と2で、息を鋭く」
ソ〜♪
いふ「2」
ミ〜♪
いふ「息を鋭く」
ラ〜♪
いふ「何も押さない。」
(高い)シ♭〜
いふ「え、すご」
ほとけ「はぁっきつい。」
部員「嘘でしょ。」
ほとけ「ん?」
いふ「俺、最初、ソまでしか出なかった。」
ほとけ「?」
いふ「お前、シ♭まで出てる。」
部員「こんなに早く1オクターブ出せちゃうなんて。」
いふ「ま、俺はさらに1オクターブ上の音も出せるけどな。」
部員「何、負けるのが嫌なの?」
シ♭〜〜〜♪
ほとけ「すごい。」
いふ「ふっ」
ほとけ「僕も出せるかな」
いふ&部員「無理だろ/無理でしょ」
(高い)ド〜♪
(高い)レ〜♪
(高い)ミ♭ド〜♪
ほとけ「ミ♭が出せない。」
いふ「姿勢正してみ?」
ほとけ「うーん、こう?」
いふ「違う、ここをグッと力入れて、」
ほとけ「ひゃあ?!」
いふ「あ、ごめん。」
ほとけ「急に触んないでよ///」
いふ「ごめんて〜」
次回、全体練習!
合奏で心が折れました!
今回は、結構、つまんないです。でも!最後に!めっちゃ可愛いシーンを!用意しておいたので!ぜひ最後まで読んでください!
顧問「それでは、今日は、合奏をやります。」
顧問「その前に、チューニング、してきたかな?」
りうら「チューニングってなんですか?」
顧問「あ、教えられなかった?」
りうら「はい。」
顧問「ないこ君?」
ないこ「はい。」
顧問「先輩たちに伝えなかったの?チューニング教えておいてって。」
ないこ「はい。先生からは音域のことしか言われてなかったので。」
顧問「あら、そうなの?ごめんなさいね。」
顧問「それじゃあ、新入部員の人に説明するね。」
顧問「チューニングというのは、音の高さを揃えるためにすることです。吹奏楽では、シ♭が基準になっているので、シ♭の高さを合わせます。新入部員の人たちにはチューナーという機械を渡してありますね。出して下さい。チューナーの左上に表示されている数字がありますね。これを、442にあわせて下さい。そして、シ♭を出してみて下さい。」
シ♭〜♪
顧問「すると、上の方にB♭と表示れ、緑か赤、あるいは両方が光ったと思います。緑の場合、音が合っていて、左の赤が光った場合は低く、右の赤が光った場合は高いということになります。」
(わかりにくくてごめんなさい!写真とか検索してみるとわかってもらえると思いますby Cl.lover)
顧問「それでは、シ♭ロングトーン」
顧問「1、2、3、4」
シ♭〜
顧問「パートごとにみていきます。」
顧問「フルート」
シ♭〜
顧問「○○さん、高いから、少し抜いて」
シ♭〜
顧問「次、オーボエ」
シ♭〜
顧問「りうら君、低いかな。少し詰めて」
シ♭〜
顧問「OK」
---
顧問「次、ホルン」
シ♭〜
顧問「おーけー、よ。」
初兎「先生、音程間違ってましたか?」
顧問「え、なんで?」
初兎「いや、反応が他の人と違ったので」
顧問「いえ、何もないわ。」
初兎「そうですか。」
顧問「次、トロンボーン」
シ♭〜
顧問「OK」
顧問「次、ユーフォ」
シ♭〜
顧問「ほとけ君、ちょっと高いね。少し抜こうか。」
ほとけ「はい!」
シ♭〜
顧問「OK」
---
顧問「それじゃあ、基礎練やっていきます。」
---
顧問「皆さん、基礎練、しっかりやっていますか?」
顧問「基礎練習というのは、演奏技術の基盤を作り上げる大切な練習です。曲をいくら練習しても、基礎練習を怠っていまっては曲を自由に吹くことができません。もしみなさんが基礎練習を適当にやってしまっているのであれば、以降、基礎練習をしっかりやるように。」
部員「はい!」
顧問「それでは、曲の方に入っていきます。」
顧問「新入部員の人たちにも楽譜を渡してあるから、見てください。吹けるようなら吹いても良いのだけれど、無理に吹かなくても、先輩の音を聴いて音を追っていくだけでも大丈夫ですよ。」
---
顧問「初兎君、50小節目のリズム、違う。悠祐君、一度1人で吹いてみて」
〜〜♪
顧問「初兎君、真似してみて」
〜〜♪
顧問「OK。」
---
顧問「トランペット、106小節目のハイトーン、しっかり当てるように。それから、ユーフォニアムとオーボエは、連符のリズムしっかり合わせて。もう一度」
---
顧問「これで今日の練習は終わります。それでは、解散・・・」
顧問「そうだ、みなさんに聞きたいことがあります。」
顧問「コンクールに出るかということです。」
ざわざわ
ないこ「先生、コンクールは流石に無理じゃ、、、」
顧問「練習すればいいのです。厳しいものになりますが。なので、コンクールに出るか出ないかによって練習の程度が変わります。」
顧問「では、全日本吹奏楽コンクールに出たいと思う人、挙手。」
顧問「1、2、3、・・・過半数を超えたので、コンクールには出るという方針で良いですね?それでは、解散」
りうら「コンクールっていきなり全国なの?」
初兎「いや、東京都だと、都大会の予選があって、都大会、次に全国。」
りうら「へぇ〜」
ないこ「あ、君たち、一緒に帰らない?」
子供組「あ、先輩!」
---
ほとけ「しょーちゃーん、難しいよぉ〜」
初兎「ほんまやなぁ。俺も注意されてもうたわ。」
りうら「連符とか速すぎてよくわかんない」
ないこ「まだ始めたばっかりじゃん。むしろあれだけ吹けてるのすごいよ」
悠祐「そんなすぐに吹けたら苦労せんやろ。」
いふ「けど、ほとけ、もう高いミ♭まで出るんだから、自慢の後輩だな!」
ほとけ「えっ////」
悠祐「なんや、それを言ったら初兎だって、一発で音の高さピッタリにしてたで」
初兎「ま、まぁ、楽器、ちょっとだけやったことあるし//」
ないこ「いやいや、りうらだって、音が綺麗だよ?」
りうら「えー?そんなことないですよ///」
大人組「それに、可愛いし。」
ほとけ「は、はぁ?!か、可愛くないし//」
初兎「俺も、可愛くはないって///」
りうら「ひ、ひよこの方が可愛いもん!」
ないこ「ほらぁ、照れすぎて意味わかんないこと言ってる。そういうとこが可愛いの!」
自分の先輩/後輩は特別です!
顧問「今日は個人・パート練習になります。」
顧問「パーカッションはここ、音楽室、ベースラインは第二音楽室、ユーフォニアムは、3の3、トロンボーンは3の2、ホルンは3の1、トランペットは2の3、サックスは2の2、クラリネットは2の1、フルートとオーボエは1の3で。呼ばれてないパートありますか?」
顧問「じゃあ、移動してください。」
フルート&オーボエ 1の3
ないこ「じゃあ、1時間ぐらいしたらパートで合わせるので、それまでは個人練しておいてください」
部員「はーい」
ないこ「じゃあ、りうら、曲の頭から吹いてみて」
〜〜〜♪ 〜♪
---
ないこ「・・・やば」
りうら「え?!りうらの演奏そんなに下手でしたか?!」
ないこ「そっちのやばいじゃないよ。上手すぎるってこと」
りうら「あぁ・・・そういうことか。なんか、照れちゃいます///」
ないこ「演奏褒められたぐらいで照れちゃうの?」
りうら「演奏褒められたから照れたんじゃなくて、その、ないこ先輩に褒められたからで///」
ないこ「なにそれ、かわいい。」
りうら「っ///」
ないこ「俺の後輩はかわいいね」
りうら「俺の先輩はかっこいいです///」
ユーフォニアム 3の3
いふ「個人練は1時間あればいいですか?」
ほとけ「2時間欲しいでーす」
ほとけ(その方がサボれそうだし)
いふ「じゃ、2時間ガッツリほとけを鍛えるので、他のみんなは個人練しててください」
ほとけ「Σ(゚д゚lll)」
いふ「ww」
ほとけ「無理」
いふ「早よ吹けほとけ」
ほとけ「はいはい」
〜〜♪ 〜♪
---
いふ「ふっ。流石俺の後輩。悪くない。」
ほとけ「うわ・・・」
いふ「ギロッ」
ほとけ「ナ、ナニモイッテナイヨ」
いふ「いい音してるな」
ほとけ「へ?」
いふ「リズムと音程がそろったらだいぶいい演奏になる。」
ほとけ「っ///」
いふ「安心しろよ」
いふ「俺がちゃんと、出来るようにしてやる。」
いふ「なんせ、俺の後輩だからな!」
ほとけ「じゃあ、僕も、後輩として頑張らなきゃね!いふ先輩」
ホルン 3の1
悠祐「えーっと、個人練の時間を1時間半設けるので、そのあとはパート練って事で」
悠祐「練習始めてください」
初兎「えっと、ここのリズムは」
悠祐「あ、初兎が苦戦してたリズムやな」
初兎「1人で吹いたらできるんですけど、他のパートと合わせようとするとできなくて」
悠祐「なるほどなぁ。それなら、家帰って音源聞くのがいいかもな。」
悠祐「ここのホルンは結構目立つし、お前の耳ならいけるやろ」
初兎「分かりました。音源聴いてみますね。」
悠祐「そんじゃ、最初から吹いてみて」
初兎「はい」
〜〜♪
---
悠祐「おぉ、音は良いし、リズムも大体は取れてる。」
悠祐「ただ、ここのリズムがあやしいから確認するぞ」
初兎「うぅ・・・難しい。こんなんで全日本行けるのかな・・・」
悠祐「安心しろよ。俺がちゃんと全日本に連れて行くからな。」
初兎「俺の先輩は頼もしい先輩ですね!ニコッ」
悠祐「ドキッ」
悠祐(可愛い)
悠祐「俺の後輩は可愛い後輩だな!」
「俺/僕の先輩は特別」
「俺の後輩は特別」
コンクールってーー?!
今回BL要素あんまないです。すいません。
ほとけ「コンクールコンクールって言うけどさ、コンクールってどのくらいの難易度なの?」
りうら「たしかにー!」
初兎「コンクールって呼んでるのは、全日本吹奏楽コンクールのこと。野球で言う甲子園みたいな感じ。」
ほとけ「えっ?!そんなにすごいの?!」
初兎「全国大会はな。都大会の予選は下手くそな学校もいる。」
悠祐「初兎、下手くそって言うと、語弊があると言うか、、、」
ないこ「そうそう。あくまで相対評価だからね。」
いふ「それに、上手い学校、全国常連校でも落ちることはある。」
ないこ「今年は東京都の中から2校が全国大会に行ける。」
ほとけ「2、2校だけ?!」
いふ「去年は確か、全国大会ギリギリいけなかったよな。」
悠祐「三位だった」
りうら「え?!じゃあほんとギリギリなんですね。すごい!」
ないこ「そう・・・だね。」
いふ「・・・」
ほとけ「なんかあったの?」
悠祐「去年のコンクールメンバー、三年生が少なかったんだ。」
ほとけ「それがなんで問題なの?」
いふ「三年生は最後のコンクールだろ?」
ないこ「コンクールメンバーに選ばれなかったことに不満がある三年生はいなかったよ。みんな、自分達の代わりに全国行ってくれって言ってた。」
ほとけ「でも、全国には・・・」
悠祐「行けなかった。」
りうら「罪悪感が残ってるってこと?」
ないこ「・・・」
りうら「りうらね、それは違うと思う。」
りうら「きっと、自分達の代わりに一生懸命にやってくれて、都大会まで連れて行ってくれたこと、嬉しく思ってると思うよ」
ないこ「りうら・・・」
初兎「ん。都大会まで行ったのは誇りに思って良いと思う。」
ほとけ「それに、今年は絶対に全国行くんだからね!」
いふ「そんな簡単に行けるわけねぇだろ。あほとけ」
ほとけ「思ってないのに行けなくない?」
ほとけ「僕あほとけだからわかんないけどさ、行けると思ったら行けると思う。だって、去年も都大会三位まで行けたんでしょ?僕が連れてってあげるって!」
いふ「あーあ、ほんとバカ。連れていくのは俺だっつーの。なんで後輩が言ってんだよ」
ないこ「しっかりしなきゃね。俺は部長だし。」
悠祐「本当に大事なのは、気持ちなのかもしれないな」
ないこ「ありがとね、3人とも。」
俺たちの後輩は、どうやら可愛くて頼もしい後輩のようだ。