別のサイトで同じ物語を投稿しているので、一部内容が重複します。
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目次
さよなら。①
バッドエンドの注意タグしてますが、
好みでハッピーエンドかバッドエンド選べるようにしました。
敬語の君は、たまに笑っていた。
こんな結末になると知らずに―
「転校生がきます。」
細羽中学校、1年A組。
5月のこと。
私のクラスに転校生がやってきた。
「青野悠です。星賀谷中から来ました。敬語は癖です。気にしないでください。よろしくおねがいします。」
女子がコソコソと噂をしていた。
「星賀谷中って、校長が死んだとこ?」
「あー、自殺のとこね。」
「あの校長いい人だったのにね。」
「確か一年生のせいで死んだんだよね。」
「トラブル酷かったんだって〜。」
みんな、詳しいなぁ。
「星賀谷中は確かに最近ニュースで取り上げられています。ですが、彼は、関連している人物ではないことを警察から承認いただきました。」
そこまで言わなければ、女子は噂を続ける。
男子に、生まれたかった。
347、短くてごめんなさいっ!
私のこと別のサイトで見つけたら天才だよ☆
さよなら。②
はい!w
「A組には入らないでください!」
「A組に近づくな!!」
朝から、北校舎の2階ではこんな調子だ。
理由は、『青野悠が切りつけた』だった。
救急車に運ばれていく、クラスの人気者、「佐久間理玖」
教室のカーテンは閉められていて中が見えない。
普段話しかけてこない噂好きの女子たちは、珍しく私に話しかけてきた。
「国上さん、なにか知ってる?」
「―知らない。」
私が言えたのは、それだけだった。
でも、私には少し見えたんだ。
血まみれになって狂う、悠が。
私は、悠のせいだけでないと思う。
彼はこんな奴じゃなかった、はず。
教室に最後に聞こえた音は、誰かの泣き声と、悲鳴だった。
295、減ってるw
さよなら。③
はいっ!!ww
私は、知っていた。
悠がなんであんなことをしたか。
「理玖にいじめられていた累を助けようとした」のだ。
もともと、情緒不安定だった悠は、怒りのあまり、手元にたまたま持っていたはさみで切りつけたのだ。
事件から3ヶ月後、理玖も悠も教室に戻ってきていた。
私は思い切って悠に話しかけた。
「青野くん、あの…。」
「俺に関わらないほうがいいですよ、あと、あの話はもうやめてください。」
いつもどおりの敬語。
「ら、LINEを交換、したいですっ…。」
呆然と私を見つめる君。
「えっと、別に、青野くんの過去を探りたいとかじゃなくて…。」
無言。
「私、見てたから。中村くんを助けようとしてやったこと、知ってるから、相談
してほしい…。」
「怖く、ないんですか?」
「怖くないです。やったことは変わらないけど、正義です。正義でした。」
「―わかった。IDは、―です。」
「ありがとうございます。―です。」
私は知ってたから。
だって、その星賀谷中の校長の子供だもん、私。
438、前回の分だと思ってくれw
さよなら。④
は(以下略)
ずっと、こんなLINEが来た。
《悠》「―だから、―だったんです。」
《悠》「―がこうしたから、―したんです。」
状況説明、ただただ続く。
知ってるんです、私は。
私はもう、悠に言うことにした。
《望愛》「私、星賀谷の校長、「国上明」の娘なんで、あなたがどういう人なのかは、父に1ヶ月でたくさん聞いてました。」
彼のせいで父は死んだ。
私は君が転校してくる前から知ってたんだよ。君のこと。
顔まではしらなかったけど、性格とか、家庭環境とか。
《悠》―びっくりのスタンプ―(添付ファイル)
私は既読にしたまま、考え続けた。
「とてつもなく、悠は乱暴な子だ。」
「だけど…、正義を持っている限り、「先生」の立場では、何もできない…。」
ただただ私は泣いていた。
明日、〇〇(結末1か結末2で入れる言葉は変えてください。最後に表記します。)
374、安定してるw
さよなら。結末1
(略)
無事に、卒業式の日を迎えた。
あれから悠は狂うことがなかったし、苛つくことも減った。
周りも変わった。
でも、一つだけ、心残りがあるといえば。
『君に気持ちを伝えられなかったこと』だ。
あれから悠は変わったのだ。
正義感はあるままだけど、正直に伝えられるようになった。
また、敬語も減った。
悠は、『みんなの優しい味方』という肩書を背負い、尊敬されている。
私は、悠に気持ちを伝えた。
「昔の悠も、今の悠も、大好きでした。大好きです。」
「付き合ってください。」
私が言うはずの言葉を悠がいった。
「俺も、好きでした。」
「さよなら、そして、またね。」
私達はそして、永遠に出会わなかったのだった。
また、悠も私も、そのさきパートナーを作ることはなかった。
332、まって、ほぼ変わらんw奇跡w
さよなら。結末2
りゃ
「さよなら」
私は、悠に言った。
3年生、卒業のとき―。
悠は、車にはねられて卒業式前日に亡くなった。
15年。月日としては長いが、人間の生きた年数とすると、とても短い。
結局私は存在が薄いまま、だった。
君に正直な思いも伝えられなかった。
「さよなら、またどこかで逢う日まで。」
魂を見送る式で、永遠の眠りについた彼をずっと見つめた。
「いつか。」
君に思いを伝える日が来る。
その時は、きっと、私も―。
同級生たちが泣きながら「さよなら」を言うとき、
私は亡骸に泣きながら「さよなら」と呟いていた。
257,短すぎるw