主人公、久利生 杏樹は中学校の時に不良集団「破幽凛獲」の総長だった。だが、そのチームは解散してしまった。居場所を失ってしまったが、ある日 行きたい学校へ受かった。それから、物語のストーリーが始まる…!
だけどその高校は想像したのと違って…!?しかも破幽凛獲が復活!?
※これはレディースの不良が出てくるので、苦手な方はご覧なさらないようにしてください。
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目次
Forever My Best Friend 第1話『A new life』
調月朱莉です!
※この話は不良が出てくるので苦手な方はご注意ください。
短編カフェでの初の新作を作りました!皆さんに楽しんでいただきたいのでこのお話を作りました!是非、見て欲しいです( ´ ▽ ` )
ワタシは|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》 高校一年生。中学生の時、元々はヤンキーをやってて喧嘩が強い方だった。だけどワタシのやってた暴走族は解散してしまった。今は普通に高校生。退屈な毎日が続く。
杏樹「ワタシの名前どこだ?んー…お、あった」
杏樹「良かったー。受かった。」
帰宅
杏樹「母ちゃん ただいまー。」
杏樹の母「|杏樹《あんじゅ》、どうだった?」
杏樹「おぉ。受かったぜ。」
杏樹の母「良かったわね。高校、頑張るのよ。」
杏樹「おう。」
杏樹「ちょっと外行ってくるー。」
杏樹の母「分かったわ。なるべく早く帰ってきてねー。」
公園にて
杏樹「ん?おー、|巳火《みか》」
巳火「おー久しぶりだな!」
|麻実田 巳火《あみた みか》。ワタシのやってた暴走族「|破幽凛獲《はゆうりんえ》」の副総長だった。だけど解散してからずっと会ってなくて1年ぶりくらいに再会した。
杏樹「|巳火《みか》って高校は?」
巳火「あー。行ってねーな。高校じゃなくて仕事してんだよな。」
杏樹「へー。何の仕事だよ?」
巳火「親父の店の手伝いとか、他にも色々とな。」
杏樹「すげーよな|巳火《みか》は。それに対してワタシはなー。」
巳火「|杏樹《あんじゅ》もすげーよ。アタシとは違って|秋咲高校《あきさきこうこう》行くんだろ?ホントすげーよ。」
杏樹「ありがとな。」
巳火「暇な時はLINEとかするからな!じゃあな!」
杏樹「おう!また今度な!」
---
入学式
杏樹「ここが|秋咲高校《あきさきこうこう》かー。」
ドンッ
杏樹「痛ッてぇ…」
??「あ、ごめんね。怪我してない?」
杏樹「別に…。」
??「なら良かった〜。あ、私、|明日見 琴音《あすみ ことね》だよ。君は?」
杏樹「|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》。」
琴音「そっかぁ。|久利生《くりゅう》さん、よろしくね〜。」
杏樹「……」
琴音「せっかくだから一緒に行こうよ〜。」
杏樹(何だよ…。コイツ。馴れ馴れしいな。)
教室にて
先生「皆さん、自己紹介してください。まずは|明日見《あすみ》さんから。」
琴音「|明日見 琴音《あすみ ことね》です。よろしくお願いしま〜す。」
先生「次は|久利生《くりゅう》さん。」
杏樹「…|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》…です。……よろしくお願いします。
先生「次はは|桂華《けいか》さん。」
桂華「わ、私は|桂華 鈴桜《けいか りお》です!よろしくお願いします!」
学校帰りにて
女子「あれ、アイツって元|破幽凛獲《はゆうりんえ》の総長 |久利生杏樹《くりゅう あんじゅ》じゃない?問題起こして中学校追い出された奴!」
女子2「うーわっ何でそんな奴がうちの学校にいるの?」
杏樹「…………」
女子「やば、|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》がこっち見てるんだけど…!」
女子2「早く帰ろ!」
タッタッタッタ
杏樹「……何で…。ワタシはただ…。」
どうでしょうか。
また、続くので『Forever My Best Friend』をしばらくよろしくお願いします!
Forever My Best Friend 第2話『cruel event』
こんにちは!調月朱莉です。
Forever My Best Friendの2話です!!
やっぱり、小説って作るの大変ですよね…。
上手く作れるのがすごいと思います。
3年前
巳火「本当に作んの?暴走族。」
杏樹「おう。」
巳火「仲間はどうすんの?アタシだったら入るぜ。」
杏樹「ありがとな!」
巳火「そういえばさ、、チーム名は…」
杏樹「|破幽凛獲《はゆうりんえ》。」
巳火「え!?もう決まってたのか!?」
杏樹「あ?当たり前じゃん。」
巳火「|破幽凛獲《はゆうりんえ》か。いいんじゃねぇか?|杏樹《あんじゅ》らしいぜ。」
---
それから2年後
集会にて
杏樹「あの|棲有威斗 魏楊愚《スウィートギャング》が攻めてきたか。」
|棲有威斗 魏楊愚《スウィートギャング》。
極悪不良集団の最も最強と言われている暴走族。
親衛隊の隊員が1人 全治5ヶ月の大怪我をした。
汐里「…私がしっかりしてないから…」
巳火「大丈夫だよ。元気出せ、|汐里《しおり》。」
|梨美和 汐里《なしみわ しおり》。
親衛隊の隊長を務めているしっかり者。
杏樹「ウチのチームに手ぇ出した奴はもちろん潰す…!」
杏樹からは怒りが止まらない。
---
数日後…
抗争で|破幽凛獲《はゆうりんえ》は|棲有威斗 魏楊愚《スウィートギャング》には勝ったが、1人重傷者が出た。
特攻隊 隊長 |柊 一紗《ひいらぎ かずさ》。
|杏樹《あんじゅ》の幼馴染で喧嘩ばかりしてたが、仲は良かった。
杏樹「…アイツ……許さねぇ……!」
|棲有威斗 魏楊愚《スウィートギャング》3代目 総長 |残堂 遥《ざんどう はるか》
初代よりももっと極悪になった|棲有威斗 魏楊愚《スウィートギャング》。その原因はこの|残堂 遥《ざんどう はるか》のせいだった。しかも|杏樹《あんじゅ》とは同じ中学校。
残堂「あ、|久利生《くりゅう》。そっちの特攻隊の隊長は元気か?まぁ、今頃苦しんでんだろ(笑)」
杏樹「…………」
残堂「まさか、勝ったから調子乗ってるとか?こっちが特攻隊 隊長 殺そうとしたから負けただけだよ。」
杏樹「‥……………テメェ……ツラ貸せや…」
外にて
残堂「何?用があるなら授業始まるからなるべく早く手短で済ませてよね。」
ドゴッ
残堂「痛ッ…」
|杏樹《あんじゅ》は|残堂《ざんどう》を殴り続ける。
巳火「ん?騒がしいな…って….|杏樹《あんじゅ》…!?止めないと!」
杏樹「お前は絶対許さねぇんだよ。」
ゴッ
巳火「やめろよ!!|杏樹《あんじゅ》!!|残堂《ざんどう》でも駄目だよ!死んじまうぞ!!良いのか!?人殺しになっちまうぞ!?」
ゴッ
ゴッ
---
それから3ヶ月後
杏樹「…………今日で|破幽凛獲《はゆうりんえ》は解散する。」
巳火「……。」
汐里「…!?」
一紗「…は?何でだよ!?」
杏樹「…………」
巳火「…|杏樹《あんじゅ》本人が問題起こしたんだよ。だけど問題を起こしたくて起こしたわけじゃねぇ。」
汐里「………そうなんだ…。」
隊員A「そんな…」
この事件が起きたから|破幽凛獲《はゆうりんえ》は解散してしまったのだった。
今回もどうだったでしょうか。今回は回想の話がメインでしたね。次のお話も書くので是非見てくださいね。
Forever My Best Friend 第3話『No way...!?』
どうも調月朱莉です!Forever My Best Friend、ついに3話です。今回は意外なことが明かされる…⁉︎それではForever My Best Friendをよろしくお願いします。
琴音「|久利生《くりゅう》さ〜ん。おーい聞いてる?」
杏樹「……………何だよ。」
琴音「何か考え事でもしてた?相談乗ろうか〜?」
杏樹「……良い。」
タッタッタッタッタ
琴音「あーあ、行っちゃった。態度冷たいなぁ。ん?」
琴音「何かの写真?」
|琴音《ことね》が手にしたのは|破幽凛獲《はゆうりんえ》の初代のメンバーの写真だった。
琴音「暴走族?あれ、この真ん中の子…|久利生《くりゅう》さんじゃん。総長だったのかなぁ?ん…?|破幽凛獲《はゆうりんえ》…?聞いたことあるな…。」
鈴桜「あの、|明日見《あすみ》さん」
琴音「あ、ごめんね〜。確か、、|桂華《けいか》さん…だっけ?」
|桂華 鈴桜《けいか りお》。
|杏樹《あんじゅ》のクラスの学級委員長に主任した。
鈴桜「あ、はい!良かったらお昼ご飯一緒に食べませんか?」
琴音「いいよ。」
学校帰りにて
杏樹「……ん?あれ、写真……どこいった?」
琴音「あ、|久利生《くりゅう》さ〜ん!ちょうど良かったぁ。これ。」
杏樹「………写真……見つけてくれたんだな…。」
鈴桜「あの|久利生《くりゅう》さん?でしたよね…?」
杏樹「………あぁ。そうだけど何?」
鈴桜「実は私、幼い頃に|久利生《くりゅう》さんと遊んだ事あったんです。」
杏樹「………もしかして……|桂華《けいか》……|鈴桜《りお》…?」
鈴桜「はい。」
琴音「おぉ〜。会ったことあるんだね。|桂華《けいか》さんと|久利生《くりゅう》さん。仲いいんだ?」
杏樹「……別に仲良かったんじゃなくて……」
---
9年前
杏樹「あれ?おかしいなー。ワタシのサッカーボールどこいった?」
鈴桜「あの、サッカーボールってこれ…のこと?」
杏樹「あ、オマエ見つけてくれたのか!?ありがとな。名前は?」
鈴桜「え…?……|桂華《けいか》………|鈴桜《りお》………」
杏樹「そっか!|鈴桜《りお》!オマエも一緒に遊ばねぇか?」
鈴桜「……………う、うん…!」
これが|杏樹《あんじゅ》と|鈴桜《りお》の出会いだった。
---
杏樹「…久しぶりに会ったな。|鈴桜《りお》。何年ぶりだ?… 9年ぶりか?」
鈴桜「はい!私、|久利生《くりゅう》さんの事ずっと探してたんです!また会いたかったから。」
杏樹「そっか。」
琴音「あのさ、|久利生《くりゅう》さんって|破幽凛獲《はゆうりんえ》…?の総長だったの?あ、写真に写ってたからね。」
杏樹「……そうだよ。……だけどもう解散しちまった。」
琴音「そうなんだ。」
杏樹「じゃあワタシは帰るな。」
鈴桜「うん!私も帰るね。バイバイ!」
タッタッタッタッタ
琴音「さて、私も帰ろーかな。」
女子C「でさ、あの|明日見《あすみ》さんがさ馴れ馴れしくてウザいんだよね。」
女子D「マジかー。やばいね。」
女子C「今度、あの子に会ったr…」
琴音「…………………あのさ……」
女子C「っ……!?|明日見《あすみ》さん!?何で…!?」
琴音「………そう言う事は本人の近くで言わないんだよ……。ね?」
女子D「逃げよう!」
女子「う、うん」
タッタッタッタッタ
琴音「…………………………………」
どうでしょうか。琴音がまさかの…あんな性格があったなんて思わないですよね。次の話は琴音の過去の話です。次回をお楽しみに!
Forever My Best Friend 第4話『reunion』
調月朱莉です。Forever My Best Friendの4話を書いてみました!!小説って思いつくとどんどん手が止まらなくなっちゃうこともありますよね。
※次上がる5話を見る場合はこれ↓を見てからでお願いします。
https://www.tanpen.net/novel/series/ced321bb-e7be-4936-80f3-26a5e689feed/
このURLをコピーして、出なかったら教えてください。
2年前
琴音「待ってよ〜。」
莎痳「遅いよ。|琴音《ことね》ー。」
|明日見 莎痳《あすみ さりん》。
琴音の2個上の姉。|琴音《ことね》よりも運動神経もいいし、才能もある。だが、小さい頃から持ってる病気がある。
琴音「何で|莎痳《さりん》お姉ちゃんはそんな足速いの〜?」
莎痳「ん?たまたまだよ。」
琴音「|莎痳《さりん》はいいなー。」
莎痳「私は|琴音《ことね》がいいなと思うわ。」
琴音「え?何で?」
莎痳「|琴音《ことね》は才能も普通だし、足の速さも普通。それに比べて、私は期待されるのが嫌いなのよ。だから期待されないのがいいなって。」
琴音「そっかー。じゃあ普通の方がいいんだね〜。」
莎痳「………あと、私は死ぬ運命が決まってるしね。」
莎痳はぼそっとその言葉を口にする。
琴音「ん?|莎痳《さりん》、今何か言った?」
莎痳「ううん。何でもないわ。早く帰りましょう。」
琴音「?」
|琴音《ことね》は|莎痳《さりん》が病気を持ってる事を知らなかった。
それから1ヶ月後。|莎痳《さりん》は亡くなってしまった。それは病気のせいだった。
琴音「……|莎痳《さりん》…………。何で…………?一緒に生きていくって……約束したじゃんか…。」
琴音「グスッ。何で?そうだ。これは|莎痳《さりん》本人の意思なんだろう。」
|琴音《ことね》はそう思い込んでしまって、裏の性格が出来た。
---
琴音「………………」
杏樹「………おい。」
琴音「あっ!ごめんね!!ぼーっとしてた〜。」
杏樹「…………お前………何かあったか?」
琴音「えっ?」
杏樹「……………だって……ワタシにいつも話しかけてきたろ?なのに、今日はめっちゃ元気ねぇなって思ってさ…………。」
琴音「ううん。何でもない。大丈夫だよ。と、言うか|久利生《くりゅう》さんから話しかけてくるの珍しいね〜。」
杏樹「…………元気なさそうだったからだよ………。」
琴音「|久利生《くりゅう》さんは優しいんだね〜。ありがとう。|久利生《くりゅう》さん!」
鈴桜「あの2人仲良いんだね。」
その光景を|鈴桜《りお》は見ていた。
---
次の日
休日の日だった。
杏樹「………!」
一紗「あれ?|杏樹《あんじゅ》じゃん。」
杏樹「|一紗《かずさ》…!?」
汐梨「あ、|杏樹《あんじゅ》。久しぶりだね。」
杏樹「|汐里《しおり》まで…!?」
巳火「あれ?|破幽凛獲《はゆうりんえ》の初代メンバー勢揃いじゃんか。」
杏樹「|巳火《みか》まで!?」
一紗「懐かしいな!このメンバー!!」
巳火「そうだよな!」
|杏樹《あんじゅ》はいつもよりとても嬉しそうな顔をしていた。だけど少し寂しく感じた。
汐梨「皆、何しに来てたの?」
杏樹「あ、ちょっと|巳火《みか》の家行こうと思ってたんだよ。」
巳火「マジ?アタシは|杏樹《あんじゅ》に会いに行こうと思ってたんだよ!」
一紗「そうなんだな!」
汐梨「気が合うね。」
その路地裏には4人の笑い声が響いた。
どうでしたか?次もあげるので是非見てくださいね。
※次上がる5話を見る場合はこれ↓を見てからでお願いします。
https://www.tanpen.net/novel/series/ced321bb-e7be-4936-80f3-26a5e689feed/
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Forever My Best Friend 第5話「betrayal」
調月です。
今回の話は番外編を見ないとネタバレになるので見てない人はこちらから番外編を開けば見れると思いますのでURLを貼っておきます。↓
https://www.tanpen.net/novel/series/ced321bb-e7be-4936-80f3-26a5e689feed/
このURLをコピーして、出なかったら教えてください。
杏樹「……………」
女子K「何か、うちの学校に不良が来てるんだけど!!」
女子L「マジ?」
杏樹「……?」
悪苦魏夜苦無堂 隊員A「|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》!!いるなら出てこい!!」
杏樹「あ?」
杏樹に攻めてきたのは|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》。前に|破幽凛獲《はゆうりんえ》に潰されたチームだが、総長が新しくなった為、また攻めてきたのだ。
杏樹「…!?……|乙葉《おとは》…!?」
|雫 乙葉《しずく おとは》。|破幽凛獲《はゆうりんえ》の元初代メンバー。元特攻隊 副隊長
ある日|破幽凛獲《はゆうりんえ》を辞めていった1人。
乙葉「………………」
杏樹「…何で………」
??「お前が|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》だな」
|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》 総長 |早稲田 衣奈《わさだ えな》。
新しく総長になったのはコイツだった。
杏樹「もしかして…テメェ……|乙葉《おとは》をそそのかしたのか?」
早稲田「…………。」
杏樹「|乙葉《おとは》…。辞めていった理由はそれか?」
乙葉「そう。私は|破幽凛獲《はゆうりんえ》の特攻隊 副隊長じゃなくてこの|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》の副総長だよ。だから|杏樹《あんじゅ》、お前は"敵"だ。」
杏樹「……|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》。お前らはここに何しに来た?抗争するって言っても|破幽凛獲《はゆうりんえ》はもう解散してる。」
早稲田「|破幽凛獲《はゆうりんえ》のチーム集めでもしてろ。場所は|秋咲神社《あきさきじんじゃ》の駐車場。抗争日は5月25日だ。」
乙葉「…私たちはもう行くから。」
---
次の日
巳火「どうした?急に呼び出して。」
杏樹「あのさ、実はな。|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》に喧嘩を売られたんだよ。しかも抗争場所と抗争日は決まってるんだ。」
巳火「マジかよ。で、どうするんだ?」
杏樹「|破幽凛獲《はゆうりんえ》を創り直すしか…ねぇだろ…。」
巳火「…………分かった。アタシは前と同じく副総長やるから。前の|破幽凛獲《はゆうりんえ》メンバーの皆にも声掛けてみる。」
杏樹「ありがとな。|巳火《みか》。お前にやっぱり頼って良かった…。」
---
一週間後
抗争の日まであと5日となった。
集会にて
杏樹「今日は皆、集まってくれてありがとう。もう少しで|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》との抗争日だ。だから…」
一紗「………|杏樹《あんじゅ》。」
杏樹「‥?どうした?」
一紗「…私、|破幽凛獲《はゆうりんえ》辞めて|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》に行くことにした。だから特攻隊 隊長 |柊 一紗《ひいらぎ かずさ》は本日をもって|破幽凛獲《はゆうりんえ》を辞める。」
杏樹「|一紗《かずさ》!!」
一紗「……………」
巳火「………|杏樹《あんじゅ》。仕方ねぇんだよ。あれは|一紗《かずさ》が決めた事なんだから。」
杏樹「……………」
---
次の日
杏樹「…………」
鈴桜「|杏樹《あんじゅ》ちゃん、大丈夫?」
杏樹「あ、|鈴桜《りお》か。大丈夫だ。」
琴音「|久利生《くりゅう》さん、元気ない〜?」
杏樹「そんな事ねぇ。」
鈴桜・琴音「……?」
どうでしたか。次もあげますので是非ご覧下さい。
Forever My Best Friend 第6話『new miraculous encounter』
調月です!
今回の話はとても重要な話です!杏樹に新しい出会いが…!?
それではご覧ください。
抗争前日
杏樹「…………本当に揉めちまうのか…。」
杏樹「……………ん…?」
不良A「テメェ!喧嘩売ってるのか!?」
??「そ、そうだよ!私の妹に手を出した奴は…」
ボコッ
??「ぐっ……」
不良A「コイツやっちまえ!」
不良B「え!?あ、はい!」
ボコッ
ドコッ
??「絶対…倒れない…お前らをやっつけないと……私の気が……済まねぇか…ら…!」
杏樹「おい。」
不良A「誰だテメェ!!」
ドゴッ
??「え……?」
杏樹「大丈夫か。コイツらはワタシが殺す。オマエの妹に手ぇ出したんだろ?」
??「そう……たけど………私が……」
杏樹「無理すんな。ワタシはちょうど喧嘩がしたかったんだよ!」」
ボコッ
---
??「あ…あの………ありがとう‥ございます…。」
杏樹「いいよ。そういえばオマエ、名前は?
??「さ、|早乙女《さおとめ》………|優香《ゆうか》」
杏樹「そっか、|優香《ゆうか》。ワタシ、|久利生 杏樹《くりゅう あんじゅ》。オマエの事、気に入ったぜ。」
優香「え?」
杏樹「オマエさ、暴走族入らねぇ?」
優香「私が……?|久利生《くりゅう》…さんがいい…なら……いいです…けど……」
杏樹「ありがとな!いきなりだけどさ、ある暴走族と揉めることになったんだ。しかも抗争日は明日。しかもその暴走族はワタシの仲間だった奴もいる。」
優香「‥…仲間……。」
杏樹「うん…。ウチの暴走族 |破幽凛獲《はゆうりんえ》は今、250人もいるけど相手のチーム、|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》は350人。」
優香「そんなにも差が…。」
杏樹「だけど勝ちてぇんだ。ウチのチームは強くて頼りになる奴が多い。だからみんなで勝ちてぇんだ。だから、|優香《ゆうか》。オマエも頼りになるから|破幽凛獲《はゆうりんえ》に入って欲しいんだ。頼まれてくれるか?」
優香「はい!…………私、喧嘩は自信ないけど頑張ります!!」
杏樹「あぁ。」
---
集会にて
杏樹「皆、よく集まってくれたな。明日は…|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》との抗争日だ。だけどその前に任命式を行いたいと思う。」
汐里「……?」
杏樹「特攻隊 隊長 代理 |早乙女 優香《さおとめ ゆうか》!!」
優香「………|早乙女《さおとめ》……|優香《ゆうか》です。しばらく特攻隊 隊長の代理をやらせてもらいます!よろしくお願いします!!」
杏樹「特攻隊 隊長 代理 任命式を終わる!」
巳火「んなの聞いてなかったぜ。|杏樹《あんじゅ》が抗争日前日に新しいやつ入れるなんてな。」
杏樹「次は明日の抗争について話す!明日は|悪苦魏夜苦無堂《あくぎゃくむどう》との抗争日だ。その中にも|一紗《かずさ》や、|乙葉《おとは》もいる。明日は絶ッ対ェ負けれねぇ!!理由はもちろん破幽凛獲が勝ちたいからでもあるが、|一紗《かずさ》と|乙葉《おとは》を|破幽凛獲《はゆうりんえ》に連れ戻す!!」
汐里・巳火「!?」
特攻隊 隊員A「総長………」
杏樹「絶ッ対ェ勝つぞ!!」
どうでしたか。
次の話は悪苦魏夜苦無堂と破幽凛獲がぶつかる!次回は第7話です。
Forever My Best Friend 第7話『~ past events and unexpected things』
調月です!
今回の話は新キャラが出てきます。それではご覧下さい。
抗争日前夜
優香「……特攻隊って…上の立場なのかな…?」
??「そうだよ。」
優香「……えっ!?だ、誰!?」
??「私は桃瀬 裕乃。」
優香「桃瀬……裕乃………?あ、あの桃瀬さんって…特攻隊なんですか…?」
裕乃「特攻隊 副隊長だよ。というか呼び捨てでいいしタメだから敬語使わなくていいよ。」
優香「じゃ、じゃあ裕乃ちゃん…」
裕乃「よろしくね!優香ちゃん!」
優香「あのさ、ゆ、裕乃ちゃん。」
裕乃「ん?どうした?」
優香「私って特攻隊 隊長代理って聞いたんだけど…もしかして前に誰か、辞めてっちゃったの?」
裕乃「あぁ。そっか。優香ちゃんは特攻隊 隊長 柊 一紗の代理。一紗さんが辞めてった理由は分からないけど裏切らないと絶対思ってるんだ。」
優香「そう…なんだ。柊さんの代理がわ、私なんかでいいの…かな…?」
裕乃「総長が決めたから大丈夫。久利生さんはちゃんと見る目があるし、しっかりしてるからね。」
優香「そ、そっか。」
---
次の日
抗争日当日
秋咲神社 駐車場 8:42
優香「怖そうな人が…」
裕乃「アイツらが敵チームの悪苦魏夜苦無堂。中には一紗さんもいる。」
杏樹「……………………」
巳火「皆集まったか?」
杏樹「……………あぁ。」
早稲田「破幽凛獲、集まったか。」
悪苦魏夜苦無堂 No.5「さて抗争始めるぞ。」
乙葉「………………」
杏樹「行くぞ!お前ら!!」
早稲田「ついに始まったな。乙葉。」
乙葉「………この日がずっと待ち遠しかったぜ……杏樹…!」
---
杏樹「…………乙葉…。」
杏樹「…………………何であの日…辞めていった……?」
乙葉「………お前が…………お前が悪いんだ………。」
杏樹「…………。」
乙葉「お前が…‥あの日の前の日に……」
---
乙葉が破幽凛獲を辞める1日前
ある暴走族との抗争後
乙葉「今日も暴れられたー。」
杏樹「皆、お疲れ。」
巳火「アイツら、思ったより少しだけ手強かったな。」
汐里「そうだね。」
一紗「杏樹やり過ぎだったよなー!」
乙葉「だよねー。さすが杏樹。アイツ、めっちゃ痛そうにしてた(笑)」
杏樹「あ?痛そうにしてたのか?」
乙葉「うん。そうだけど?」
杏樹「笑い事じゃねぇ。謝ってくる。」
乙葉「は?別に喧嘩してるんだから普通じゃん。杏樹は何も悪くないよ。」
杏樹「でも…!そんな痛そうにしてんなら責めて謝るのが普通だろ!?」
巳火「杏樹、落ち着けって!」
乙葉「そうだけどさ…」
タッタッタ
乙葉「くっだらな。優し過ぎだよ。杏樹は。」
乙葉「それくらい普通の不良だったら、気にしないよ。」
---
帰りにて
ドンッ
杏樹「いってぇ。」
男の不良A「あン?テメェ…ぶつかっといて謝りもできねぇの?」
杏樹「………悪りぃ…。」
男の不良A「お前、本当に不良かよwwただの喧嘩もできねぇ奴に見えるけど?」
乙葉「あ?テメェ………今何つった?」
男の不良B「お前関係なくね?」
乙葉からは怒りが止まらなかった。
ボコッ
乙葉「テメェらに杏樹の何が分かんだよ…!」
巳火「乙葉…!大丈夫だよ。ほら行k…」
ゴッ
巳火「………ってぇ……乙葉………お前、いつもと違くねぇか!?」
杏樹「……乙葉……。」
乙葉「何?」
杏樹「仲間を殴るは無ぇだろ!?そんな事すんならお前は仲間じゃねぇ!!」
乙葉「‥……………は?」
一紗「杏樹…!お前も言い過ぎだろ!?仲間じゃねぇは流石に…」
乙葉「いい…。頭冷やしてくる。」
汐里「乙葉…!」
ブツブツ ブツブツ
乙葉「………杏樹…………私の事なんて認めてなかったの……?……………何で………杏樹……。そうだ…私はもう杏樹の仲間じゃないんだ…。私は悪くない………‥…杏樹が悪いんだ…」
次の日
乙葉「私、破幽凛獲辞める。」
杏樹「……………は!?」
巳火「どうしたんだよ!?急に!!」
乙葉「杏樹に私は必要ないんでしょ………?」
一紗「乙葉……お前‥…何言って…」
乙葉「一生関わらないから……」
汐里「乙葉…!待ってよ…!」
あの事が起きてから乙葉は杏樹達と決別した。
---
乙葉「お前が言ったんだろ?仲間じゃないって…!だから私はそれに従って辞めたんだよ!!」
杏樹「………………」
乙葉「だから、お前の事を殺したくてしょうがなかった…」
ボコッ
杏樹「ッ………」
ドゴッ
巳火「杏樹…!!」
乙葉「だから…お前が死ぬのは今日…」
乙葉はあるものを取り出した。
乙葉が取り出して持っていたのは刃物だった。
巳火「乙葉!!」
汐里「乙葉…!!!やめて…!!!」
杏樹「…………乙葉……悪かった……………ワタシが悪かった…‥‥…本当はそんなこと思ってない…………今頃反省しても‥……遅いって分かってる‥ワタシのせいでお前を傷つけた‥。」
乙葉「…………杏樹……………………………。ごめん‥……私が勝手に思い込んでただけだった……。反省するのは私の方だ……よね」
早稲田「!?」
早稲田「おい!お前ら、アイツを柊をやれ」
悪苦魏夜苦無堂 No.4「何で!?柊は何もしてないですよね?」
早稲田「今分かったんだよ。アイツが裏切り者だって事を」
裕乃「一紗さん…!!」
一紗「裕乃。どけ…」
裕乃「今ここで破幽凛獲の誰かを倒したりしたら破幽凛獲の本当の敵になっちゃいます!!それでもいいんですか!?一紗さんがそんなことしないって分か……」
ボコッ
一紗「裕乃………私は本当にもう破幽凛獲の味方じゃねぇんだよ。だからもう…」
裕乃「あなたがそんな事をするわけないから言ってるんです!!私は分かってます!!じゃないと止めるわけないだろ!!」
一紗「分かってるのか?証明して見ろよ…」
タッタッタッタ…
裕乃「!?一紗さん!!後ろ!!」
一紗「!?」
ゴッ
ドンッ(倒れる音)
裕乃「一紗さん!!?おい!!テメェ!!何してんだよ!!」
早稲田「……………」
巳火「一紗!?」
汐里「………!!!?誰か救急車呼んで!!」
破幽凛獲 親衛隊 隊員A「は、はい!!」
どうでしたか。
次は8話を上げます。お楽しみに。