レシピは心でできている

編集者:夜凪 澪
東京の片隅にある小さな食堂「しろつめ草」。祖母の死をきっかけに、その店を継ぐことになった料理経験ゼロの主人公・千代田こはるは、戸惑いながらも、店に訪れる常連客の心に向き合い、料理を通じて少しずつ成長していく。 各話では、一つの料理と一人の客に焦点を当て、こはるが「心で作るレシピ」の意味を見つけていく連作形式。やがて、こはる自身の過去や母との確執、祖母が残した"最後のレシピ"の謎へと繋がっていく。 【主な登場人物】 ●千代田こはる(27) 元OL。都会の生活に疲れていたところ、祖母の訃報とともに店を引き継ぐ。料理は素人だが、食べることは大好き。明るく素直な性格だが、少しだけ臆病。 ●千代田ツヤ(享年75) こはるの祖母で「しろつめ草」の創業者。地元では伝説の料理人。生前、こはると料理について深く語ることはなかったが、彼女の心にはいつも祖母の味が残っている。 ●青山しのぶ(63) 祖母ツヤの時代からの常連。口うるさいが、誰よりもツヤの料理を愛していた。
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目次

    🗝️🌙第一話 白ごはんとお味噌汁

    ここまで読んでくださりありがとうございました。 次回は「おにぎりにこめた言葉」。 亡き夫を思い、毎日同じおにぎりを買いにくる老婆。そこに秘められた想いと、こはるが挑む"初めての塩加減"。涙とぬくもりのおにぎり物語。 ぜひ読んでくださると嬉しいです。

    🗝️🌙第二話 おにぎりに込めた言葉

    ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 次回は「焼き魚と沈黙の父」。 突然現れた無口な男性客。その正体は、こはると長年会っていなかった実の父だった――。焼き魚に込められた、親子のわだかまりと、静かな和解の予感。 次回もご覧いただけると嬉しいです。

    🗝️🌙第三話 焼き魚と沈黙の父

    最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 次回は『ハンバーグは恋の味』。 若い男女のカップルが初来店。口論を繰り返す二人にこはるが提供するのは、ふっくら柔らかなハンバーグ。愛を繋ぐ"やさしい肉のかたまり"が、ふたりの心を変えていく。 次回もぜひご覧ください。

    🗝️🌙第四話 ハンバーグは恋の味

    ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 次回は『かぼちゃの煮物と月の夜』 閉店間際に訪れた上品な老婦人。注文は一品、かぼちゃの煮物。こはるが記憶の中から再現したその味が、ひとりの母親と娘の記憶を静かに呼び覚ます――。 次回もお楽しみに。

    🗝️🌙番外編 たまご焼きとささやかな日々

    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 今回はコノンさんからリクエスト頂きました、"卵焼き"をテーマにお話を執筆しました。 次回は、『かぼちゃの煮物と月の夜』をお届けします。 お楽しみに。

    🗝️🌙第五話 かぼちゃの煮物と月の夜

    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 次回はリクエストを頂いている"冬の鍋"をテーマにお届けします。 お楽しみに。

    🗝️🌙番外編 冬のお鍋とふたりぶんの席

    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 リクエストを頂いていた『冬のお鍋』をテーマに執筆しました。書きながらすごくお鍋が食べたくなってきてしまいました…(笑) 次回は本編に戻り『クリームシチューの約束』をお届けします。こはるの店に現れた、幼い男の子と若い母親。寒い雨の日、熱々のクリームシチューが紡ぐ家族の物語です。 その後、リクエストを頂いています、『オムライス』を書きたいと思います。少しお待たせしてしまいますが、お楽しみに。