--- 『ノウズキウィ』 --- 名探偵 名前：｜稲荷　迅《 とうか　　 しゅん》 性別：男 年齢：16 血液型：A型 誕生日：6月10日 星座：双子座 出身地：長野 身長：160cm 趣味：スケボー 得意なこと：抜け道を見つける事 好きな食べ物：冷奴 好きな言葉：一石二鳥 好きなもの：動物 嫌い/苦手なもの：匂いの強いもの/初対面の人 能力：聞香 「匂い」の天才。血の匂いを嗅ぐと付いてからどのくらい立っているかが分かり、薬品を嗅ぐと毒物かどうかが判別できる。血も古くなければどのくらいからあったかわかる。この嗅覚は親譲りと言われているが、本人は養子であり、生みの親の事は知らない。 見た目 普段：https://firealpaca.com/get/D5O10EIg 嬉しい：https://firealpaca.com/get/JQFSexaB 怒り：https://firealpaca.com/get/MjBm4GRI 初対面の人に話しかけられた時：https://firealpaca.com/get/ekjcpaSV その他 https://firealpaca.com/get/AJ84ICrM --- ｜記録者《 レコーダー》 名前：｜柚木　実《 ゆずき　　 まこと》 性別：男 年齢：16 血液型：B型 ​ 誕生日：7月10日 星座：蟹座 ​ 出身地：長野 ​ 身長：158cm ​ 趣味：パルクール ​ 得意なこと：運動 ​ 好きな食べ物：納豆 ​ 好きな言葉：「筋肉は全てを解決する」 ​ 好きなもの：鳥 嫌い/苦手なもの：建物の中 迅と同じ施設の育ちであり、今は里親の元で育っている。実は、そのもっと前に迅と同じ人に養子に取られており、山の中だったためよく森で遊んでいた。6歳で里親が亡くなり、そこから中1まで二人とも施設で育っている。 見た目※髪の色もっと濃いです、あと前髪は結んでます 普段：https://firealpaca.com/get/VIF1yVch 嬉しい：https://firealpaca.com/get/APvabORT 怒り：https://firealpaca.com/get/mh4bCXla びっくりした時：https://firealpaca.com/get/zmIVhzIN その他 --- ｜記録者《 レコーダー》 名前：｜端座　皆《 たんざ　　 みなみ》 性別：男 年齢：20 血液型：O型 ​ 誕生日：4月29日 星座：牡牛座 ​ 出身地：神奈川 ​ 身長：170cm ​ 趣味：漫画集め ​ 得意なこと：水泳 ​ 好きな食べ物：スープ ​ 好きな言葉：「人は何の犠牲も無しに何かを得ることはできない」 ​ 好きなもの：料理 嫌い/苦手なもの：肉（特に牛肉） 二人の保護者のような存在。力仕事は皆の役目であり、二人が危険なことに首を突っ込もうとすることを止めるのも皆。二人に出会うまで一人暮らしをしていたため、家事全般できる。漫画が好きで、気に入った漫画は全巻必ず揃える。 見た目 普段：https://firealpaca.com/get/dtbMZKNr 嬉しい：https://firealpaca.com/get/Ncx5t8TD 怒り：https://firealpaca.com/get/av9ntHj8 びっくりした時：https://firealpaca.com/get/LxWa8qR9 その他

--- ＿＿＜ネスト＞ --- --- 日々増え続けるTOKYOCITYの犯罪に対処するために --- --- 創設された＜統一名探偵組織＞ --- --- ひとりの名探偵と二人の｜記録者《レコーダー》で構成される --- --- 「ハウス」を最小捜査単位とする --- --- ネストに所属する「ハウス」は全部で100 --- --- その中で、殆ど夜にしか活動しないハウスが居た＿ --- --- 序列92位＿＿「ノウズキウィ」 --- --- 8:00a.m.　ノウズキウィ事務所 ？「あ〜暇〜」 ？「探偵が暇なのはいいことでしょ、"｜実《まこと》"」 ？「そうだぞ〜。それだけ犯罪が起こってないって事なんだから」 実「でも"｜皆《みなみ》"のアーニキ！なんかないの〜？犬猫探しとかさ！」 --- ｜記録者《 レコーダー》　｜柚木　実《 ゆずき　　 まこと》 --- 皆「それじゃレコードは上がらないと思うぞ〜？」 --- ｜記録者《 レコーダー》　｜端座　皆《 たんざ　　 みなみ》 --- 実「それはそうだけど〜！暇なの〜！」 ？「運動でもしたらどう？」 実「ん〜…気分が乗らない〜」 実「遊んでよ"｜迅《しゅん》"！」 迅「…新しいスケボー買ってくれるなら」 --- 名探偵　｜稲荷　迅《 とうか　　 しゅん》 --- 実「え〜？いっつもそればっか〜」 迅「じゃあどうすんの？」 実「やっぱ出かけてくる〜。スケボーなんかいくらするか…」 皆「だよね〜。行ってらっしゃい」 実「行ってきまーす」 ガチャ 迅「じゃオレも…」 ガチャ 実「迅〜！ミスが！」 ミス「にゃ〜」 皆「お、依頼？」 迅「…これからスケボーで出かけようと思ったのに…」 皆「まあまあ、せっかくの依頼だしさ！」 ミス「なぉ〜ん」 実「よーしよしよし！今回の依頼内容は〜？」 --- Prologue ハウス「ノウズキウィ」終わり ---

「うわあああああ！！」 「誰か救急車を！」 --- 実「…アルコール中毒？」 マスター「はい、そうだと思います」 マスター「彼は酒好きで沢山飲んでいかれるので…」 実「酒って怖いな〜」 実「皆も飲みすぎないようにね〜！」 皆「俺は元々飲まないから…」 迅「ｽﾝｽﾝ…」 皆「迅、何か分かった？」 迅「うん、死因も犯人も分かったよ」 実「え？」 迅「犯人はあなただね、マスター」 マスター「ええ！？」 マスター「確かに酒を売っているのは私ですが、それでは…」 実「迅、死因はアルコール中毒じゃ…」 迅「そんなの嘘に決まってるでしょ」 迅「このカクテルに入っているアルコールは、工業用だ」 実「工業用？」 皆「工業用…メチルアルコールのことか」 迅「そう」 実「何それ？」 皆「アルコールには二種類あるんだよ」 皆「お酒に入ってるのが『エチルアルコール』」 皆「工業用が『メチルアルコール』」 皆「メチルアルコールは、毒性が高く、治っても失明などの後遺症が残る」 皆「そのため、一部からは『目、散る』と語呂合わせされてきている」 皆「しかも無味無臭だからお酒に入れられても分からないだろう」 迅「それを飲ませられるのはカクテルを作ったあなただけ」 マスター「…アイツは来る度に私のカクテルに文句をつけるんだ…！」 実「そんな…」 --- 実「…にしてもよく入ってると分かったな」 実「無味無臭なのに」 迅「無味無臭だからこそ分かった」 迅「アルコールだともっと匂いがするから」 実「へ〜」

実「ひーーーーまーーーーー！」 迅「…うるさい」 皆「俺が問題を出してあげよう〜」 実「この際なんでもいいよ〜」 皆「じゃあ問題！」 皆「『一時間で燃え尽きる蚊取り線香が二つあります』」 皆「『15分測るにはどうすればいいでしょうか？』」 実「ええ？うーん…」 実「一個燃え尽きるのに一時間…」 実「一個燃やして半分の所でもう一個に火を着けるとか…」 迅「半分がわからないでしょ」 皆「それに半分でもう一個燃やしてどうすんだよ」 実「じゃーわかんなーい！降参！」 皆「正解は…」 迅「一つの蚊取り線香をA、もう一個の蚊取り線香をBとする」 迅「Aの外側の端から火を着け、Bは両側から火を着ける」 迅「すると60÷2＝30でBが燃えるのに30分経つから、Aは後30分残ってる」 迅「Aの内側の端から火を着ければ、30÷2＝15で15分測ることができる」 迅「どう？」 皆「…正解」 皆「さすが、頭の回転が早いね」 実「すげー！」

皆「よし、買い出し終わったから帰ろ」 階段 皆「こんな時にエレベーター壊れてるって…」 皆「…帰ったらご飯作らなきゃ」 「…っ」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ 皆「うわっ！？」 皆（危ないな…何であんなに急いでるんだろ…） 皆（金髪だしパーカーにシミ付いてたし…） 皆（まあいいか…） --- 翌日 昼間 ピンポーン 皆（こんな時間に誰だろう？） 皆「はーい！今行きまーす！」 --- ガチャ 立っていたのは金髪の警官だった 皆（うわ！警察？） 皆（俺なんかやったっけ…？） 「こんな昼間にすみません」 皆「あ、いえ…お気になさらず…」 「実は昨日、この辺りで殺人事件がありまして」 「何か心当たりはありませんか？」 皆「え！？そうだったんですか！？」 皆「そうですね…怪しい人…」 皆（そういや、昨日階段を駆け降りて来る人が居たけど…） 皆（正直役に立ちそうにないし、言うのはやめとこう） 皆「特には居ませんね」 「そうですか、ご協力ありがとうございました」 皆「いえ、お仕事頑張って下さい」 --- 皆「…ってことがあったんだよね」 実「へー、殺人事件起きてたんだね」 迅「…ねえ｜皆《みなみ》、その警官の髪って…」 迅がニュースをやっているテレビを指差す 迅「…こんな色だった…？」 皆「え…うん…何であの警官が…？」 「-_…昨日午後8時頃、殺人事件がありました」 「犯人は未だ逃走中で、特徴は金髪に黒いパーカーです」 「なお、パーカーは着替えられている可能性があり…」