蓮(れん)
晴翔(はると)
蒼空(そら)
薫(かおる)
みんな高一です。
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目次
幼馴染同士の青春物語
晴翔「今日から高校生活...!」
蒼空「バイトもするぞー!」
薫「勉強もな、w」
蓮「...ま、楽しむか」
—————————————————————————————————-
晴翔(...中学の時より楽しまないと...)
蒼空(バイトして...少しでも家で過ごす時間減らさないと...)
薫(勉強...親の期待...応えないと)
蓮(笑って...楽しんでちょっとでも普通に...)
幼馴染同士の青春物語
晴翔の過去編(前編)です
バシャッ...
晴翔「...っ」
中学の頃、俺は虐められていた
薫「は、晴翔...?大丈夫...?」
晴翔「っ...うん、大丈夫...」
「毎日引っかかてやんのーw」
晴翔(...なんで虐められてるんだろ、)
毎日そう思うだけだった。
————————————————————————————————
蒼空「ね!新作のクレープ出たって!放課後食べ行こ!」
晴翔「あ、いいね。食べ行こ〜」
蒼空「蓮と薫も行こ!」
蓮「クレープか...いいぞ」
薫「たまには甘いモノ食べたくなるからね〜、行く〜」
でも、3人がいたおかげで苦痛じゃなかった
————————————————————————————————
晴翔「.....?カバンに付けてたストラップがない...」
晴翔「......学校で落としちゃったかな....明日探そ..、」
————————————————————————————————
ガララッ
晴翔(...あれ、今日は水はかかってないな.....)
晴翔「...っ!」
「お、主役登場ーw」
晴翔「な、なにして...っ」
「何って見て分かんねえの?w」
「カバンに付いてた誰かさんのストラップが落ちてたからもういらねえかなーってw」
「だから俺らが破ったりして捨ててあげてやってんのw」
晴翔「...っ、だ、だからって破らなくても.....っ」
「は?何?もしかしてこれお前の?w」
晴翔「.....そぅ.....だけ..ど.......」
「じゃあこれお前に返すわw もうボロボロでいらないしw」
晴翔「............ぁ...ぅっ...」
薫「あ、晴翔おはy...って、どうしたの...、!?」
晴翔「あ....薫.....」
晴翔「ごめん、ごめん...なさい......」
薫「えっ、なんで謝るの!?」
晴翔「うっ...ゔぅ.....っ」
薫「.....またあの2人が来た時、話せる...?」
晴翔「......ん...」(コクッ
薫「...ありがとう、」
流石に長くなるので前編後編分けます。
幼馴染同士の青春物語
晴翔の過去中編です
十数分後、2人が来た
蒼空「晴翔おはよ...って、どうしたの!?」
蓮「どうしたんだ?...そんな泣いて...」
薫「...理由、話せる?」
晴翔「っ...うん...」
蒼空「そ、っか...そんなことが......」
晴翔「ごめん、ね...。せっかく4人でお揃いにしたのに...っ」
蓮「...いや、晴翔は謝らなくていいよ」
薫「...今回は流石に度を越してるよ。俺たちが先生に言おっか?」
“お前、先生に言ったらもっと酷いことするからな?”
晴翔「っ...ダメ.....言わないで...」
蒼空「でも...」
晴翔「...言ったら..もっと酷いことされる....」
蓮「....晴翔、その時は俺らが守るよ」
晴翔「......ほんとに?」
薫「あぁ、俺らが約束を破ったことなんて1度もないだろ?」
晴翔「...うん、そうだね。...ありがとう...!」
幼馴染同士の青春物語
蓮「...なぁ、お前らか?晴翔をいじめたのは」
「あ″?...ッチ、お前言ったのかよ」
晴翔「っぁ、ごめん...なさい」
薫「暴行罪に器物損害罪...停学じゃすまないレベル...」
蒼空「...ほんっと、非人道的だね」
「うるっせえ!外野が騒いでんじゃねえよ!!」
「それにこれはただの遊びだ!!なあお前もそう思うだろ!?」
晴翔「__...えっ、あ... __..........遊びじゃない...」
「あ″ぁ!?お前何言って...!!」(殴りかかる
蓮「おっと、まだ罪を重ねるつもり?」
「...チッ、__クソが__」
蒼空「__...晴翔、先生に言っとく?__」
晴翔「__っ、うん... __」
先生「晴翔さん、報告ありがとう。そして気づいてあげられなくてごめんね」
晴翔「あ、いえ...」
蒼空「晴翔!無事一件落着だし、...お祝いクレープ食べに行かない!?」
晴翔「えっ、またクレープ?w」
蒼空「だってあそこのクレープ屋さんめっちゃ美味しかったもーん」
蒼空「ねっ!薫と蓮も行くよね!」
薫「あぁもちろん!」
蓮「ん、行くぞ」
薫「じゃ、俺と蒼空こっちだから」
蒼空「また明日ー!」
蓮「んー」
晴翔「うん!また明日ー!」
晴翔(今日...色々あったなぁ)
蓮「...晴翔」
晴翔「ん?どうした?」
蓮「これ...」
晴翔「あっ!ストラップ!」
蓮「晴翔無くしたときすごく悲しそうだったから...」
晴翔「〜!ありがとっ!」
蓮「...うん」
これにて晴翔の過去編おわりです。
次は蒼空の過去編です。
幼馴染同士の青春物語
蒼空の過去(前編)
蒼空「3番テーブル持って行きまーす!」
店長「おお!助かるよ!」
店長「それにしても蒼空くんよくシフト入ってくれるね!おかげで助かってるよ!」
蒼空「ありがとうございます!」
店長「でもこんなシフト入って親御さんは心配されないのかい?」
蒼空「...親は共働きで夕方までいないので暇つぶしに、って感じです」
店長「そうかい、でも働きすぎには注意だな!」
蒼空「はい!」
....嘘。
本当は親は働いてなんかいない。
ずっと家に引きこもっているだけだ。
お父さんは酒癖が悪く、暴力も振るう。それにギャンブルもよくしていて、家の貯金まで使うほどだ
お母さんはそんなお父さんに依存してて、...僕の声なんて届いてなんかいない
僕が15になると同時にどっちも仕事を辞めた
15になるとバイトが出来るから、親は僕に頼るつもりだろう。
—————————————————————————————————————
蒼空「...お父さん、今月の給料...」
「1、2、3...ッチ、こんだけかよ」
「少ないわね、もっと稼いでから帰って来なさいよ」
蒼空「ごめん、なさい...」
「まあいいわ。どうせ勝って倍にするし」
「ふふ、やっぱりあなたは凄いわね。...それに比べて蒼空は...」
「ああ全くだ。ほんと存在意義なんてねんだよな」
...あ、これ殴られる。
ドガッ
蒼空「っい...」
「俺は出かけてくる。お前は留守番しとけよ」
「ちゃんと待ってなさいよ」
蒼空「...はい」
蒼空「った.....やっぱ痣出来てるな...」
ほんと、なんで生まれてきたんだろ、僕
...ネガティヴになっちゃダメだよね。俺がなっちゃったらこの家支える人いなくなるもん...
.....今苦しいことがあっても、いつかきっと報われるよね.......
幼馴染同士の青春物語
蒼空の過去(中編)
蒼空「薫おはよ〜...」
薫「あ、おはよ〜...って隈すごっ!?」
蒼空「そうかな〜」
蒼空「今日遊ぶの楽しみすぎて寝れなかったからかなw」
薫「それは嬉しいけど...ちゃんと寝てよね?」
蒼空「はーい」
.....キツイな...
やっぱまだ寝ときゃ良かった...
蒼空(.....食欲...湧かない...)
薫「ん?蒼空珍しく食べないね」
蒼空「えっ?あぁ...寝不足だからかな、w」
薫「........蒼空」
薫「無理してない?」
蒼空「...無理なんかしてないよ」
薫「それなら良いんだけど...」
薫「...ねぇ蒼空、腕見せてくれない?」
蒼空「え、腕...?」
腕は...痣があるから見せたくないんだけどな...
........でも、ここで見せたら楽になれるかもしれない...
蒼空「...うん、良いよ」
薫「......っ!?痣が...!」
薫「も、もしかして虐待...されてる、?」
蒼空「.....うん、だいぶ前から」
薫「...ごめん、気づいてあげられなくて.....」
蒼空「んーん、言わなかった僕も悪いし...」
薫「...今日、俺の家泊まろ?」
蒼空「...いいの?....ありがとう、」
幼馴染同士の青春物語
蒼空の過去中編です
蒼空「薫の家久しぶりに来た〜」
薫「お互い忙しくてもう3ヶ月は来てなかったもんね、」
薫母「あら薫お友達?.....勉強でもするの?」
薫「んっ...ま、まぁそんな感じ...」
薫母「そう。ちゃんとするのよ」
薫「分かってるって...」
薫「蒼空、俺の部屋で話そ」
蒼空「う、うん!」
—————————————————————————————
蒼空(薫...良いなぁ...良い家に恵まれて...)
薫「あ、オレンジジュースで良い?」
蒼空「うん、良いよ」
薫「ふぅ....それで、蒼空の家庭ってどんな感じ?」
蒼空「ん〜...一言で言ったら最悪?」
蒼空「お父さんは酒カスだし暴力振るうし...お母さんはそれに依存するし...」
薫「結構複雑だね...」
蒼空「そうなんだよね〜...」
蒼空「あ〜あ、なんであんな家に生まれてきたんだろ僕...」
薫「んー....なんか相談所とかあるじゃん?そこ行ってみたら?」
蒼空「......確かに」
薫「えっ、もしかして頭に浮かんでなかった!?」
蒼空「学校とバイト以外外出禁止でさ〜、なんなら今日の遊びもこっそり抜け出して来たし...」
薫「えっ、それは厳しい...」
蒼空「だからこれがラストチャンスかもしれない...」
薫「そ、そうなったら俺も困るよ!今から行こ!」
蒼空「...!そうだね...!行こ!」