めっちゃ嫌味とかあります。
私が思ってるわけじゃないけど、苦手な方は見ないほうが良いと思います。
障害を持ってる弟が羨ましかった。
特別支援学級の生徒が羨ましかった。
学校にいかない不登校の人が羨ましかった。
晩ごはんを誰かと食べれる人が羨ましかった。
宿題をやらない人が羨ましかった。
恋人がいる人が羨ましかった。
自転車を買ってもらえるアイツが羨ましかった。
みんなみんな、羨ましかった。
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目次
弟が羨ましかった。1
私の弟
私の弟は、「|自閉症《じへいしょう》」という|障害《しょうがい》を持っています。
どんな障害なのかは、私もあまりわかりません。
でも、よく泣きます。もう、10才なのに。
この前は、私のたからもののお人形をこわされてしまいました。
だけどお母さんも、お父さんも、いつも弟ばかりかわいがります。
私がワンピースをほしいと言っても、弟の方に行ってしまいます。
その時は、とても、とても悲しい気もちになります。
私のお友だちに、由美ちゃんという子がいます。
その子はいつも、かわいいお洋服を着ています。
いいなと思います。お母さんは買ってくれません。一緒にお店にも行きません。
私は近所に住んでいるあやめちゃんというお姉さんのおさがりの服を着ます。
弟はよく「センター」というところに行きます。お母さんも一緒です。
いっしょにお出かけできていいなと思います。
私も、障害を持っていたら、いっしょにお出かけできたのかな。
由美ちゃん、あやめちゃんは仮名です。
弟が羨ましかった。2
特別支援学級のお友だち
私のクラスには、しおんくんという子がいます。
その子は「ひまわり学級」という特別支援学級にいます。
休み時間、「ひまわり学級」の前を通ると、トランポリンで遊んでいました。
楽しそうでした。少し、いいなと思いました。
私はほとんどの休み時間に、係の仕事をします。
ちょっと大変です。
でもしおんくんはトランポリンで遊べるのでいいなと思いました。
昨日、ひまわり学級の人たちと遊びました。
休み時間に、私と桜子ちゃんと健くんで行きました。
私がトランポリンで遊んでいると、先生に、
「みんなと遊んでね。」
と少し怒られてしまいました。
しおんくんはいいな。と、やっぱり思いました。
だってしおんくんは一人でトランポリンで遊んでも怒られません。
しおんくんが羨ましいです。
私が小学三年生の時の日記に書いてあったことです。
こんなこともあったなぁ。
(しおんくん、桜子ちゃん、健くんは仮名)
弟が羨ましかった。3
⚠不登校について、批判の描写あり。⚠
美鈴ちゃんは不登校
美鈴ちゃんが学校に来なくなったのは去年の二学期学期の初め。
「不登校」という言葉は聞いたことがあった。
なんで学校に来なくなってしまったのか。私は不思議でならなかった。
実は去年の一学期のGW明けに、稟ちゃんという子も学校に来なくなった。
「面倒くさいから。」という理由だった。
美鈴ちゃんもそんな理由で、学校に来なくなったの?
けれど私は、「不登校」という言葉の意味をあまり知らなかった。
私はSNSや図書館で、必死に「不登校」について調べ始めた。
そこで、「行かない」のではなく「行けない」のだと知った。
中にはいじめや起立性調整障害という病気の話もあった。
美鈴ちゃんはいじめにあっていたの?なにか病気になってしまったの?
私は不安になった。
案の定、いじめにあっていたそうだ。陰口を叩かれたそう。
それで学校に来なくなった__いや、これなくなってしまったそうだ。
そう。
私はなにも思わなかった。
そんなごときで来れなくなるほど、人間って弱いんだなと思った。
それをお父さんに話したら、怒られた。
晩ごはんを抜かれた。
何が悪いかわからない。
だって。
だって私もいじめにあっていたから。
物を隠された。授業中、発言をするだけで睨まれた。
班長が話し合って決めた席替えでは、
鼻糞を私の机に擦り付けるようなやつの隣に三回もなった。
体育の後、着替えようとしたらブラウスが墨で汚れていた。
悲しかった。それでも私は学校に行った。
友だちに話したら、「強いね」「凄いね」と言われた。
いい気持ちにはならなかった。
「お前らが弱いんだ」と言ってやりたかった。
ああ、私って本当に弱いんだな。
感想を、聞かせてください。
これは実話です(誰の話かは内緒)。
(美鈴ちゃん、稟ちゃんは仮名)
こんなこともあるそう。