自主企画で募集していたオリキャ達の小説です。
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目次
幻獣バトル#0 プロローグ ~燈守莉愛~
こちらは自主企画にて募集したオリキャ達の小説です!参加してくださった方々、ありがとうございました!もう少し募集していますので参加してくれると嬉しいd(((((((((宣伝するな
・・・気を取り直して、今回はプロローグです。参加してくれたオリキャの分だけプロローグが増えます。
「ここが・・・幻獣バトルの舞台・・・。」
私の名前は燈守莉愛、17歳の女子。ここには幻獣バトルというものに参加するために来た。
幻獣バトルは、ここ幻獣界で開催される大きな大きな大会だ。内容は、ただただバトルして、一番強い幻獣を決めるというもの。
私はこのイベントに参加するのが初めてで、緊張している。
「おい、どけ。」ボーっと立っていたら、怒られてしまった。
「あ、ごめんなさい・・・。」みんなを見ていると、どうやら受付をしないといけないようだ。
「うわ・・・。」(結構並んでる・・・。まあ我慢して並ぶか。)
---
無事に受付を済ませると、建物の中に入る。これは人間界でいう・・・何だったかな?コロッケ?みたいな感じの建物とよく似ている。
「・・・。」どうやらこの広い部屋で待つようだ。でも、外に出ている人もいるからこの建物内は自由に移動していいのだろう。
その間に、さっきもらったルールブックを開く。
~基本のルール~
・今大会は昼の部、夜の部と分かれています。どちらか一つにしか出ることはできません。但し、決勝戦のみくじでどちらかに決められます。
・今大会で負った怪我について、運営は一切責任を負いません。(但し、入院するほどの怪我を負った場合、入院費を一部負担します。)
・待機時間は外に出たりすることは可能ですが、待機時間中に攻撃魔法を使うことは禁じます。
・今大会からは、二人一組のチーム戦になります。ペアは運営によって決定します。
「・・・ん?」もう一度基本のルールを見る。
・今大会からは、《《二人一組のチーム戦》》になります。
「・・・え?」(えええええええええ!?)去年の大会までは、チーム戦などというものはなかった。
(これは・・・ペアによって勝敗が変わるかもな・・・。)
気を取り直して、次のページを見る。
~バトル中のルール~
・相手全員が場外へ行く、相手全員が魔力が尽き本来の姿に戻り、動けないほどになる、相手がどちらも降伏するという条件をどれか一つでも満たした場合、相手の負けとなります。
・如何なる場合でも観客に危害を及ぼした場合、反則で退場になります。ただし、バトルフィールド内にあるものは自由に使えます。
・相手が降伏した場合、攻撃を止めなければいけません。
他に問い合わせたいところがある場合、運営まで。
「なるほど・・・。」いつも少し大会のルールブックは雑だ。とはいえ、だいたいの事は分かった。受付締め切り時間まで、体力を温存するために少し寝ていよう・・・。
「ZZZ・・・。」
---
『大会に参加している皆様へお知らせします。受付時間が終了いたしましたので、5分後にチームを発表します。繰り返します・・・。』
「ん・・・ふわぁ・・・。」ちょうど受付時間が終了したようだ。
(チームはどうやって発表するのだろう・・・?)幻獣界の中でもトップレベルに大きい大会だ。一人一人言うのはもちろん、何かに書いて張り出すとしてもとんでもない量になる。
待っていると、スマホに着信が来た。どうやら、大会の運営とメールを繋がれたようだ。これで発表するらしい。スマホを持っていない人(?)には、スマホが貸し出されたのだろう。
~5分後~
『ピロリン♪』着信が来た。
見てみると、この建物の見取り図のようなものがあり、赤い点と青い点がある。場所からして、赤い点は私なので、青い点の人(?)がパートナーなのだろう。どうやら相手はもう動き出しているようだ。
「よし・・・。さっさと合流しますか!」
---
~数分後~
「ここら辺だと思うけど・・・。」青い点とはもうすぐ傍だ。
「ねえ!もしかしてあなたかな!?」突然、声をかけられる。
「!!??」見てみると、もう点はほぼ重なっている。この人がパートナーなのだろう。
「そうらしいですね。」
「やったー!やっと合流できた・・・!」その人は大はしゃぎしている。
(子どもかよ・・・。)
「じゃあ、これからよろしくね!あなたの名前は?」
「燈守莉愛だよ。」
「へえ・・・いい名前だね!私の名前は・・・。」
とりあえず一話書きました・・・。こんな感じで他のキャラのプロローグも書いていきます!(ただしルールの部分とかは省くかもしれません。)
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル#0 プロローグ ~毛睨もい~
今回は毛睨もいのプロローグです。
まだ戦闘にはいきません。
「わあ・・・。」
私は毛睨もい。今、私は建物の大きさに驚いている。人間界にも確か同じような建物があったけど、それよりも大きい。それに、人もこんなにたくさんいる。
「すごい・・・。」早く受付を済ませようっと・・・。
---
受付を終えると、ある大きな部屋に案内された。みんな集まっているし、たぶん控室なのだろう。・・・外に出ている人もいるけど。
「ルールルールっと。」とりあえずルールブックを一通り読む。
「へえ・・・。」チーム戦なのは初耳だけど、それだけ心強い仲間が増えると思うと、結構嬉しい。
『大会に参加している皆様へお知らせします。受付時間が終了いたしましたので、5分後にチームを発表します。繰り返します・・・。』
ちょうど暇になった時に、アナウンスが鳴った。
「楽しみ・・・。どんな仲間なんだろう。」多分スマホに着信が来たから、スマホで発表するのだろう。
~5分後~
『ピロロン♪』運営からメールが来た。送られてきたのは、この建物の見取り図。赤と青の点があるけど、赤い点は私だろう。だから、青い点のところへ行けばいいのだと思う。青い点はまだ動いていない。どうやらこちらを待ってくれているようだ。
「なるべく早く行こう・・・。」
---
~数分後~
「ふう、ふう・・・。」ついた先は人が少なく、相手を見つけることは簡単だった。点の位置的に、きっとあの人だろうとペアの相手を無事見つける。
「あの・・・。」
「!ペアの相手の人?こんにちは。」
「あ、こんにちは!毛睨、もいって言います!よろしくお願いします!」
「よろしく。私は・・・。」
二話目!少し短くなってしまいました・・・。でも多分他のキャラたちもこんな感じだと思います。(莉愛ちゃんはルールも書かないといけなかったから長くなった・・・のだと思う。)
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル#0 プロローグ ~神崎冬華~
みんな最初は建物に驚くんだよ!!!!
あと、自慢じゃないですけど自分が書いた小説の主人公は男性がいなかったので、変なところがあるかもしれません。
「おお・・・。」
我は神崎冬華、19歳の男だ。人間界にはこんなに大きな建物はなかった。さすが幻獣界、といったところか。
「少し早くついてしまったな・・・。」人はまだ少ししかいない。
(まあ、早く受付を済ませておこう。)
---
「さて・・・。」受付を終えると、始まるまでは暇なので、建物内を散歩することにする。
「何か面白いものはないだろうか・・・?」大きな建物だが、中のバトルフィールドが広いということもあって、あまり面白いものはなさそうだ。・・・と思ったが、
「お!」フードコート、さらにゲームセンターまであった。
「ショッピングモールかここは・・・。まあここで暇を潰すとしよう。」
---
『大会に参加している皆様へお知らせします。受付時間が終了いたしましたので、5分後にチームを発表します。繰り返します・・・。』
受付時間終了のアナウンスがなる。ルールブックは読んでおいたので、自分のペアの相手は誰かと少しわくわくしている。恐らくは受付の時にもらったスマホ・・・これでチームが発表されるのだろうから。
「ふむ・・・あと少し待つか。」
~5分後~
『ピロリロリン♪』スマホがなる。運営からだ。
建物の見取り図と、赤と青の二つの点。赤は我だろうから、青のところに合流すればいいのだろう。
「意外と近いな・・・。早く合流できそうだ。」
---
~数分後~
「お前か?俺の相手は。」知らない人に声をかけられた。メールの点を見てみると、ちょうどあの人のいる位置とぴったり合う。
「そうみたいだな。我は神崎冬華だ。よろしく。」
「・・・よろしく。俺は・・・。」
とりあえず三話目!みんなペアの名前は伏せてます。(プロローグの次で分かります。)
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル#0 プロローグ ~早乙女有栖~
「うおお大きい~!」
僕っちは早乙女有栖!今日は幻獣バトルという大会に参加するためにやってきたんだ~♪
「さっさと受付すまして何かしよう~っと!」
---
「よっし・・・まだ結構時間あるなあ・・・。ゲームでもするか!」持ってきていたゲームを取り出す。・・・すると。
「あ、あの・・・。」声をかけられた。
「え?な、なんですか・・・?」
「ゲームをやりながら歩いていると、あなたは数秒後に段差につまずくので、どこかで止まってゲームをした方がいいと思いますよ。」
「・・・あ、ありがとうございます・・・?」確かに数メートル先には段差があった。
「あ、では・・・。」すぐにその人は行ってしまった。
「何だったんだろう・・・?」
(でもあの人の言う通りどこかに座ってゲームしようっと・・・。)
---
『大会に参加している皆様へお知らせします。受付時間が終了いたしましたので、5分後にチームを発表します。繰り返します・・・。』
「お、来た来た~♪」チーム発表5分前のアナウンスだ。ちなみに、受付時間の5分後にチームを発表するのはチーム決めの時間があるかららしいよ。(運営の人が話しているのを聞いた。)
~5分後~
『ピロピロリン♪』運営からのメールが来た。この建物の見取り図に、二つの点。これを頼りにペアと合流しろということだろう。
「うっひょ~ゲームみたいで楽しそうじゃん!」(どんな相手なのかな~?)
---
~数分後~
「ここらへんだと思うけどな~?」青の点はすぐそこだ。
(あ!もしかしてあの人かな~?)
「こんにちは~!!」
「・・・?」相手はポカーンとしている。
「多分君が僕っちの相手だと思うよ?」
「ああ・・・なんだそういうことか。」
「じゃあよろしくね!僕っちは早乙女有栖!」
「そうか。俺は・・・。」
今回は途中で人と会うという変化球を入れてみました。(ちなみに、会った相手とペアの相手は違います。)
描写がない人もいますがみんなルールブックは必ず読んでいます。
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル#0 プロローグ ~姫奈篠~
次からは第一話になります。
「すっごー!!!写真とっとこ~!」
僕は姫奈篠、こう見えて男!今日は幻獣バトルに参加しにここに来たんだ~。
まだ人は少なめだけど、早く受付を済ませといたほうがいいかな?
「よーっし!」
---
受付を済ませると、だいぶ暇な時間が出来てしまった。
「う~ん何しようかな?」考え事をしながら歩いていると、
「わぁ!?」誰かにぶつかってしまった。
「あ!すいません・・・。怪我はないですか?」
「うん、大丈夫!」
「・・・いや、怪我してますよね。頭に打撲ができてますよ。」
「ええ!?」(どうしてわかったの?)
「とにかく、少し大人しくしていてください・・・。」そういうとその人はちょうど僕の打撲部分に手をかざした。
「・・・わあ・・・。」どんどん痛みがひいていく。
「よし、こんな感じでしょう。」
「ありがとうございます!」
「いえいえ、元々はぶつかってしまった僕が悪いので。・・・では。」すると、その人は走ってどこかへ行ってしまった。
「回復魔法だったのかな・・・?珍しい。」攻撃魔法を持っている幻獣はたくさんいるけど、回復魔法を持っている幻獣はなかなかいない。
「・・・まあいっか!建物内を探検しよう〜っと!」
---
『大会に参加している皆様へお知らせします。受付時間が終了いたしましたので、5分後にチームを発表します。繰り返します・・・。』
「やっとかあ・・・。」建物は広いとは言えど、途中で飽きて暇になってきていた。一応能力とかを考えてペアは決められてるらしいけど、性格が合うか心配だな~。
~5分後~
『ピロピロピロリン♪』
「やった!」運営からのメールがやっと届いた。・・・でもこれは、見取り図と点?相手を自分で探せってことなのかな・・・。
「う~ん・・・。」ここで待っているのも一つの手だけど。
「まあ僕から探しに行った方が早いかな?」
---
~数分後~
「う~んと・・・?あの人かなあ?」だいたいの点の位置的にペアの相手を見つける。
「ねえ!キミ!」
「!!!え、あ・・・はい?」相手はびっくりしたようだ。
「キミが僕のペアっぽいから声をかけたんだよ。」
「・・・確かにそうみたいですね。」相手もスマホを見て言う。
「うん!これからよろしくね。僕は姫奈篠!」
「ええ、こちらこそよろしくお願いします。僕は・・・。」
ちなみに、来た順番は冬華→篠→有栖→莉愛→もいです。
やっとプロローグが終わった・・・。
第一話で戦闘まで行けたらいいですけど、もしかしたら戦う相手が決まって終わるかもしれません。
戦闘を楽しみにしている方、すいません!
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
幻獣バトルの用語集
今回は用語集です。
・幻獣、幻獣界:この世界には人間とは別に幻獣という種族が存在する。人間界と幻獣界を行き来できるのは幻獣と一部の人間のみ。幻獣は幻獣界で暮らしていたり、人間界で暮らしていたりするが、みんな大体人間の姿を真似ている。人間は一部を除いて幻獣のことを知らないし、幻獣たちも人間界で能力を使うことはあまりない。
・能力:幻獣が持つ力。炎や水など基本的な能力から幻覚を見せるなどの色々な能力が存在する。主に攻撃魔法、回復魔法の二種類に分けられる。
・魔力:幻獣が持つ力。それぞれでどれくらい魔力を持っているかは異なり、魔力が尽きると人間の姿になったり、能力を使うことができなくなったりする。
・攻撃魔法:相手に何かしら危害を加えることのできる能力。(例:炎魔法など。)
・回復魔法:相手の魔力や傷を回復することのできる能力。幻獣界でもあまり多くはいない。
・属性:基本的な炎や水の能力などは属性があり、炎属性や水属性などと言う。幻覚を見せるなど特殊な能力についてはその他となる。
・歩行系:幻獣のなかでも一番多い種族。地表や地中で生活する幻獣が含まれる。(例:犬など。)
・飛行系:翼をもつなどして空を飛べる種族。主に地表で生活し、空を飛ぶ幻獣が含まれる。(例:鳥など。)
・海系:海や川、湖などで泳いで生活する種族。水中、水辺で生活する幻獣が含まれる。(例:魚など。)
・幻獣界について:主に五つのエリアに分けられ、それぞれ四神と黄龍がエリアを治めている。
・ランク:幻獣の能力の強さを表す。弱い順にF、E、D、C、B、A、S、SS。
・通常幻獣:人間界にいる動物(馬など)や普通にいる幻獣(吸血鬼など)など幻獣のほとんどが含まれる。これに当てはまらないのは四神やグリフィンなど。
しかし通常幻獣でもSやSSなどのレベルの場合もある。
・|真能力《覚醒》:そのとおり覚醒。自分が元々持っている能力とは別のことが多い。とても強力なことがあり、下手したら世界滅ぶ。魔力をものすごく使う。
・暴走:真能力の使い過ぎによる暴走。破壊活動をすることが多い(本人は無意識)。下手したら世界滅ぶ。
順次追加します。
幻獣バトル#1 仲間
今回は5人まとめて1話です。
大変遅くなり申し訳ありません。
あと、色々あり有栖と篠のペアを交代させてもらってます。(一応0話も直しておきました。)
〜燈守莉愛〜
「私の名前は|林水 音子美《りんすい ねこみ》!好きな風に呼んで!」
彼女・・・音子美はそう言って笑った。
「じゃあ、音子美ちゃんね。」
「うん!」
・・・見たところ強いオーラは感じられない・・・それとも強さを隠せるほど強いのか?
「あ、そうそう莉愛ちゃんはさ、昼の方と夜の方どっちに出たいの?」
幻獣バトルは昼と夜に分かれていて、受付の時にどちらに出たいか決められるのだ。
(あ、初対面で莉愛ですか。まあいいけど。)
「昼だよ。」
「え~!!!私も一緒!!よかった~昼の方が明るいもんね!」
「音子美ちゃんは夜でもよかったの?」
「そうだよ!まあ昼の方がいいけどね。」
ちなみに、私が昼を選んだのは私の能力で作り出す草が光合成できるからだ。
すると、いきなり突風が吹いた。
「うわぁ!」
音子美の赤い髪がふわっと動く。
「そういえば音子美ちゃん、髪長いけど結ばないの?」
私も髪は長い・・・が結んでいる。
「まあね!それより開会式まで時間があることだし、なんかしようよ!」
「・・・うん。そうだね。」
~毛睨もい~
「私は|三谷 白《さんたに びゃく》。」
三谷さんはまるで雪女のように白い髪がとてもきれいな人だった。
「?どうかした?」
「あ、いや・・・三谷さんの・・・髪がきれいだな、と・・・。」
「白でいいわよ。ありがとう。あなたもとってもきれいよ。」
「あ、ありがとうございますっ・・・!」
「三t・・・白ちゃんって・・・昼か夜どっちですか?」
「夜だけど・・・。」
「え・・・」
「もしかして昼だった?ごめんね。」
「あ、いえいえ。ただ見やすいからってだけなので・・・。」
もしペアの相手の選択が違う場合、ランダムに決まる。
(まあいいけど・・・。)
「開会式までまだ時間があるわね・・・。さっきあったクレープでも食べる?私がおごるから。」
「いやいやおごるなんてそんな・・・自分で出します。」
「そう?」
~神崎冬華~
「俺は|稲田 雷《いなだ らい》。」
「稲田の稲は稲妻か?」
「そんなん知らねえよ・・・。先祖がつけたんだろ。先祖に聞け。」
「ふん、ノリが悪いな。」
「悪かったな。」
雷は青い目を細くして機嫌が悪そうだ。
「まあいい。お前は夜か?」
「そうだ。・・・こういう質問をしたってことはお前も夜か?」
「当たりだ。」
「・・・暇だしなんか食べるか?」
「我はスイカを食べたい。」
「は?スイカ・・・?お前・・・はあ?」
よほど我の答えが意外だったのだろうか。
「スイカ・・・人間界にしか生えてないぞ。」
「何!?」
「知らなかったのか・・・。」
~早乙女有栖~
「そうか。俺は|風吹 爽《かざぶき そう》。」
「おお~風吹きそうって?」
「知らねえよ親がつけた名前だからな!!」
「まあまあ落ち着いて爽く~ん。」
「・・・・・・・・・。」
「あれ~もしかして怒ってる~?真面目くん?」
「っ・・・・このまま色々突っ込んでたらお前とは絶っっっっ対にやっていけなさそうだから見逃してやる。」
「ピュ~やっさし~い!」
「で?お前は昼か?夜か?」
爽くんは怒りを抑えた顔で言っている。けど怒ってるのすぐ分かるけどね~。
「夜だよ。」
「俺は昼だ。」
「じゃ、ランダムだね。・・・開会式まで一緒にゲームする?」
「は?なんで俺が?」
「あれ~負けたくないのかな~???」
「ア゛?望むところだよ!!!」
~姫野篠~
「僕は|硬岩 守《かたいわ まもる》です。」
「ふ~ん?」
守は左の方に前髪を垂らしているため、左目がよく見えない。
「・・・あなたは昼にしましたか?夜にしましたか?」
「夜だよ~なんとなくね。」
「そうですか・・・僕は昼です。まあどちらでもいいですけどね。」
「敬語じゃなくていいんだよ?」
「あ、これ癖のようなもで・・・ごめんなさい。」
「いや・・・まあいいけど。」
ちょっとペース崩れるなあ・・・。
「まあ、開会式までなんか一緒に遊ぼっか?何か得意なものある?」
「ああ・・・ゲーム、というかクレーンゲームは得意ですかね。」
「え。すご。さっき僕欲しいのあったんだよね!!とってくれない?」
「ええもちろん。」
~??~
「っと・・・まさかあなたが相手とはね。」
「そうだね・・・。ちょっとびっくり。」
「ま、いいんじゃない?よく知ってるし。」
「うん。頑張ろう。」
「当たり前。能力の相性もいいし。」
「優勝したいね・・・。」
やっとかけました・・・これであと開会式挟んで、戦闘ですね。
お待たせしてすいません。
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル #1.5 開会式
短いので莉愛ちゃん視点です。
開会式が始まった・・・といっても、ほとんど偉い人の話で面白くない。
何か書くなら、グリフィンの宣言だろう。
これは、グリフィンの一族の能力、「有言実行」を発動させるものだ。
「有言実行」は、1日1回だけ使える技で、自分の言ったことを現実に出来る。
ただし、死者を蘇らせるとかは無理らしい。
いつもは|夢輪《ゆめわ》 |流転《るてん》というグリフィンがやっているのだか、今年はその息子(?)さん、|輪廻《りんね》というグリフィンに変わったらしい。
そんなことを話していると、輪廻さんがでてきた。
女性群からざわめきが走る。
「え・・・。」
なぜなら輪廻さん、すごくイケメンで若かったのだ。(グリフィンとして、ね)
しかし、すっと周りは静かになった。
輪廻さんが一礼し、能力を発動したのだ。
「この大会で、死者を出さないことを宣言する。」
再び礼すると、歓声と拍手があがった。
一度能力を使えば、日を跨いで発動し続ける。
これで、この大会で死者はでないだろう。
---
開会式が終わった。
すると、メールが来た。
対戦相手について書かれていた。
いよいよ戦いが始まる、ということを実感する。
「音子美ちゃんと合流しないと・・・。」
次回、戦いに入ります!
書きやすい順番で書いていきます。
読んでくださりありがとうございました!
幻獣バトル 番外編 戦闘時のルールについて
次回、戦闘と言いましたね。
ごめんなさい。
こんにちは~作者です。
今回、せっかくなので開会式に出てきた輪廻くんに解説してもらいま~す。
よろしく!
---
・・・ということで、夢輪輪廻だ。
☆能力、属性について
まず、能力についておさらいするぞ。
・能力には属性がある。
・属性は炎、水、草、氷、地、雷、光、闇、攻、防、治に分類される。
属性の例えばの能力をあげていく。
炎・・・火を操る
水・・・水を操る
氷・・・氷、雪を操る
地・・・土や岩などを操る
雷・・・電気を操る
攻・・・上記以外で相手にダメージを与えることが多い
防・・・上記以外で相手の攻撃を防ぐことが多い
光・・・相手に間接的な攻撃を与える
闇・・・光より凶悪な間接的攻撃
治・・・回復する
俺のは光に入るな。
闇は中々見分けが難しいが、光は危害を与えないこともあるが、闇は必ず危害を与える・・・と考えてくれたらいい(分かりづらくてごめんなさいby作者)。
他に難しいのは・・・例えば未来予知。これは光ということが多いな。
能力については出てきたら作者が属性も書くらしいから見逃してやってくれ。
☆魔力について
これはあとどれくらい技が使えるか、というやつだな。
怪我をして血を流すと、同時に魔力も減るから、注意がいる。
もちろん、技を使うと減っていく。
ただし、治の能力で回復することができるぞ。
☆ランクについて
強さを表す数値だ。
弱い順にF、E、D、C、B、A、S、SSだ。
四神とかはSSだな。
あ、俺はSだ。
☆|真能力《覚醒》について
ものすごく強い技、という認識でOKだ。
勿論魔力の消費もすごいがな。
仕える幻獣は数少なくてな、例えば父さん、四神ぐらいだな。
☆暴走について
真能力を使いすぎるとこうなるな。
見境なく色々破壊し始める。
本人は無意識だから怖い。
・・・まあ、元々真能力もってるやつが少ないからめったにないんだが、最悪一エリア消えるな。
☆戦闘のルールについて
さ、いよいよ本題だ。
今大会は色々変わったことがあるから、まずまとめて書くな。
・二人一組のチーム戦
・昼の部、夜の部の二部に別れている
・相手全員が場外へ行く、相手全員が魔力が尽き本来の姿に戻り、動けないほどになる、相手がどちらも降伏するという条件をどれか一つでも満たした場合、相手の負け
・観客に危害を及ぼした場合、反則で退場
・ただし、バトルフィールド内にあるものは自由に使える
・相手が降伏した場合、攻撃を止める
こんな感じだな。あとは自由だ。
昼と夜の二部に別れているのは、それぞれ得意な時間が違うからだ。
例えば、夜の時無敵という能力だったら、昼は意味がないだろう?
そういうことだ。
あと、人間のふりをしてるときも魔力は使ってるから、使い切ったら元の姿に戻る。
バトルフィールド内になるものは限られてるが、両方が望めば海のステージにしたり、雪を降らせることができたりはする。
ちなみに、降伏しているのに攻撃を続けると反則で退場だ。
---
・・・こんなもんか。
他に新しいことが出てきたら、作者が注釈を入れてくれるだろう。
じゃあな。
というわけで戦闘時のルールについてでした。
戦闘も頑張ります・・・。
それでは。
幻獣バトル #2 一回戦:トナカイは先を憂う
相手の名前は↓を使いました。
https://odaibako.net/gacha/2987
いよいよ、第一回戦が始まる。
最初の方だったから、プレッシャーも高まる。
だけど、隣の音子美ちゃんを見ると、いつも通りニコニコしていた。
「音子美ちゃん・・・緊張しないの?」
「なんで?」
「なんでって・・・。」
最初から思ってたけど、多分音子美ちゃん天然だ。
「あのさ、音子美ちゃんランクと能力教えてくれる?」
「えっとね・・・属性は炎で・・・ランクは秘密!」
(めんどくさ)
「・・・そっかー。」
「莉愛ちゃんは?」
「・・・まだ秘密かな?」
「えーなんでー!?」
凄く不満そうな顔をされた。
「音子美ちゃんもランク秘密でしょ?」
「むぅ・・・わかった。」
音子美ちゃんを相手にしてると子供を相手にしてる感じがする・・・。
そんなことを話していたら、いきなりバトルフィールドに飛ばされた。
そういや、そんなこと書いてあったっけ。
対戦相手は、勝間田 新(かつまた あらた)と三河 和希(みかわ かずき)というやつだ。
見たところ、男子ペア。
まず、自己紹介。
「俺は勝間田 新、知ってると思うがよろしくな!」
「三河和希です、双方頑張りましょう。」
「私は林水音子美、精一杯頑張るからよろしくね!」
「燈守莉愛と言います、よろしく。」
握手をすると、少し距離をとる。
———試合開始だ。
---
いきなり新さんが仕掛けてきた。
小さい炎をこちらに飛ばしてくる。
これくらいは避けれた・・・が、音子美ちゃんはもろに食らっていた。
「アッツ・・・。」
「ちょ!大丈夫!?」
(大丈夫かこれ・・・。)
二つの意味で思う。
とりあえずこちらの番だ。
蔦を相手に向ける。
「はっ、そんなもんか?」
「まだまだですね・・・。」
楽々避けられる。
「ちょっと!!莉愛ちゃん強いもん!・・・多分。」
音子美ちゃんは新さんに向かって小さい炎を出す。
と同時に、私の方に来る。
「莉愛ちゃん強いから!!自信もって!」
「え、あ、うん?ありがとう?って後ろ後ろ!!」
「?」
大きな岩、おそらく和希さんの能力。
やっぱり音子美ちゃんは避けられなかった。
「うう・・・。」
レベルを言わなかったの、強いからだと思ってたけど・・・・。
もしかして、その逆?
(私、頑張らないと・・・!)
「音子美ちゃん!私に任せて回避に集中して!」
「ええ・・・でも・・・。」
「いいから!」
私のランクはA、通常幻獣の中ではかなり高い方だ。
---
☆通常幻獣とは
人間界にもいる動物のことです。
---
蔦の動きを早くする。
「っ・・・・。」
鋭利な先端は相手の腕を掠る。
岩は壊し、炎は避ける。
だんだんできるようになってきた。
音子美ちゃんは相変わらず避けようとしていてはいるものの、当たっていた。
もうダメージはすごいだろう。
「はぁ、」
ポ、と炎が舞い上がる。
さっきよりだいぶ弱弱しい。
「お願い・・・。」
炎は、相手の元に一直線に放たれる。
「・・・何なんだ」
もはや相手は攻撃とも思っていないようだ。
・・・先が思いやられる。
しかも・・・
「「あ」」
相手に跳ね返された炎が蔦に当たる。
どんどん火は延焼していく。
「あっつ!?」
余計に魔力を消費する。
「やっべ・・・。」
「ごめんなさい!」
「あ、ううん。」
・・・・技を使える余力は残っている。
ただ、せいぜい一人倒せるかくらいだ。
音子美ちゃんなら・・・倒せるか?
「音子美ちゃん・・・勝間田くん倒せる?」
炎と草は相性が悪い。
しかし、地ならむしろ有利だ。
「わかった!頑張ってみる・・・!」
音子美ちゃんは軽く目を瞑る。
--- "|灯《ともしび》" ---
たくさんの小さい炎が出現する。
一つ一つは小さくても、数で攻める、というわけか。
「!?」
相手もさすがに驚いたようだ。
「莉愛ちゃんに任されたもん、ほんの少し本気出すよ!」
・・・炎は弱弱しいままだが。
手を前にかざすと、炎が一斉に相手・・・それも新さんに襲い掛かる。
「わ、やっべ・・・。」
私との戦いで魔力を消耗していたのだろう、弱いと思っていた相手に攻撃され、新さんはあっけなく元の姿に戻ってしまった。
「・・・わあ。」
ドラゴンだったのか・・・強いわけだ。
「ふわ・・・。」
音子美ちゃんもお疲れ気味だ。
「よし・・・任せて」
あとは私に。
--- "|茂草《もぐさ》" ---
一気に植物がフィールドを埋め尽くす。
「!!」
三河さんも岩で応戦してくるが、そんなの無効だ。
成長速度はさっきの比じゃない。
あっと言う間に三河さんも元の姿に戻った。
「ロック鳥・・・。」
その巨躯を生かして戦われていたら、負けていただろう。
ヒュン、と待機場所に飛ばされる。
ずいぶんと機械的だなと思うけど、一日に何試合もやっているのでしょうがないだろう。
「すごいよ莉愛ちゃん!!」
「どういたしまして。音子美ちゃんもありがとう。」
「うん!!」
「・・・どっか行く?」
「へへ、そうだね!」
相変わらず子供のような笑顔だ。
・・・この時、私は知らなかった。
音子美ちゃんは、嘘をつかないということに。
---
人物メモ
|林水《りんすい》 |音子美《ねこみ》
長い赤い髪が特徴的な女子。
嘘を付けない、天然な性格。
属性は炎。
こう見えて莉愛と同い年。
種族やランクは不明。
技は普通ですが、必殺技など、強力な技は詠唱がつきます。
詠唱付きの技は生まれつき一人一つは持っていて、修行などで頑張れば何個か取得することもできます。
戦闘シーン書いたことほとんどないので、変なところがあるかもしれません・・・・すいません。
考察とか、あったら送ってください!
すごく喜びまs((((((おい
読んでくださりありがとうございました!