プロセカのバッドエンド二次創作小説集。
死ネタ、グロテスクなど含まれます。
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目次
えな、ごめん
東雲彰人視点
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絵名が`死んだ`。
オレはあいつを守れなかった。
全てオレが悪い。
オレは‘また’、あいつに**守られた**。
あいつはずっとオレを守る。
今回はオレの不注意。
いや、今回‘も’オレの不注意。
昔はなんとかなってたのに、今回だけは報われなかった。
「………ごめん…」
そう呟いても、絵名の声は返ってこない。
当たり前。
「……〜っ……。」
また、涙が出てくる。
あんなヤツ、嫌いだと思ってた。
けど違う、オレにとってあいつは、大切な存在だった。
…オレ以外にも、大切な存在だった。
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『っ!!弟くんの不注意だ!!弟くんが、弟くんが絵名のこと…!
本当に絵名を大切だと思ってるなら、なんで、なんで!!
ボクの、ボクたちの絵名を**返して**!!』
『…すまねぇ』
『何その言い方!!!本当に反省してるなら…!!』
『ちょっと落ち着いて!』
『うるさい、うるさいうるさい!!!!!』
『落ち着いて深呼吸をするんだ』
『…彰人、お前は何も悪くないからな』
『っ……』
『東雲、くん…えっと、その…大丈夫、ではないよね…。』
『彰人、一度一緒にあっちに行くぞ、心を落ち着かせよう』
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あいつらにとっても大切な存在の絵名を亡くした。
オレが悪い。
オレはその場から逃げることしかできなかった。
ずっと逃げてばっかり。
「ごめんなさい…っ…」
怖い。
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『せっかく登校したのに!
なんで弟くんの顔なんか見なきゃいけないの!?
絵名の命を奪ったのに!!』
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あいつだけ、ずっと責めてくる。
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『東雲くん、大丈夫だよ。心は少し落ち着いた?』
『絵名のことは悲しいけど、私たちは大丈夫だから』
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他二人はオレの心を落ち着かせるためにそう言ってる。
あいつらだってしんどいはずなのに。
「オレ、どうしたらいんだよ…え、な…」
また、涙が出てくる。泣いても泣いても枯れない涙。
早く枯れろよ。
枯れて、そのまま死にたい。
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『あきとー!』
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『うるさいあきと!』
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『彰人になんかに私の気持ちがわかるわけ…!』
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『ごめん、彰人』
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『はぁ!?何よ彰人!』
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『あんたも少しは冷静になったら〜?w』
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『……彰人、お姉ちゃんがついてるからね。』
「え…?」
幻、聴…?
絵名の、声…走馬灯かなんかか…?
『瑞希だって、悪気があって言ってる訳じゃない。
彰人、一人で抱え込まないで、お母さんたちに相談できるでしょ、
それとも相談できないほどお子ちゃま?
…違うでしょ、彰人はもう、』
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「ねーちゃん!」
「ねーちゃん…」
「姉ちゃん、」
「姉貴」
「絵名」
「お前」
「おい絵名」
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『**お姉ちゃんっ子じゃない**、でしょ?
|(東雲絵名)《おねえちゃん》以外にも頼れる人、いっぱいいるでしょ、
相棒くんとかさ、お母さんとか。
だから一人で抱え込まないで。
私はずっと、彰人のこと見てるから。』
「え、な…?」
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絵名『うん、絵名お姉ちゃんはずっと、
可愛い弟の彰人のこと見守ってるからね』
そう聞こえた瞬間、頭に柔らかくて、温かいものが乗った。
‘絵名の手’
見えてなくても、昔っからずっと撫でてもらったからわかる。
彰人「絵名…っ…ごめん、ごめん…っ…!」
絵名『謝らなくていいのに、ほら、今はいっぱい泣いて、
心落ち着かせて、それから学校頑張って行こう?
瑞希が怖いなら、私みたいに夜間登校すればいいし。
ね、彰人、味方は周りにいっぱいいるんだよ?』
彰人「ぁ…」
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こはね「東雲くん…!大丈夫…?」
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杏「彰人、しんどいなら練習しなくていいよ?」
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冬弥「泣きたい時はいっぱい泣くんだ、彰人」
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司「何か飲み物を買って来てやろうか、彰人」
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寧々「東雲くん、私たちは味方だか、ら…」
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類「ほら、大丈夫かい?東雲くん」
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こはね、杏、冬弥、司センパイ、草薙、神代センパイ…
それに桐谷とか桃井さんとか鳳とか…。
絵名『……ね、いっぱいいるでしょ?
私だってずっと彰人の味方だし。』
彰人「うん…っ」
絵名『それじゃぁ今はいっぱい泣きなさい!お姉ちゃんからの命令!』
彰人「んだよそれ…っ!」
そっか、絵名は…
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幼い頃の絵名「もー、わんわん怖くない怖くない!」
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幼い頃の絵名「痛いの痛いの飛んでいけーっ!」
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中学生の頃の絵名「彰人、あたってごめん…。
でも、彰人がしんどい時は私を頼っても、いいから…。」
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絵名「ちょっと彰人!なんでこんなとこで泣いてんのよ!
泣くならせめて自分の部屋にして!」
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絵名『…〜♪』
彰人「えな…?」
ぁ…この曲、オレが好きな、絵名がよく歌ってた曲だ…。
絵名『…おやすみ、彰人。…また後でね…っ。』
彰人「えな…だいすき…。」
瞼、重い…不眠か…。
彰人「おやすみ…。」
絵名『……っ〜……。』
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「彰人、目、**`覚ましてよ`**…。」