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目次
リロード.Prologue
⚠︎注意⚠︎
スーパーダンガンロンパ2を参考に書いています。
展開に誤字脱字、キャラ特徴の間違いありましたらファンレターにて申し付けください。
「…おーい、大丈夫…ではないよね。」
…どうしてこんなところに居るんだ。
真っ白な暖かいベッド、白髪の美人が顔をのぞいている…
どこかで見たことのあるような構図。
「だいぶ参ってるみたいだけど…まぁ、皆そうだよ。」
布団から這い上がり、美人に耳を傾ける。
「だっておかしいもん…ねぇ、聞いてる?」
なんでこんなところに?
…そうだ、私は…!
『リロードダンガンロンパ』
その日は私にとって、365日の一日なんかじゃなかった。
特別な意味を持つ…いわゆる記念日のようだった。
まさに夢心地で、とても緊張で手汗が滲むような…
そんな感じだった。
「私立 希望々峰学園」
なんでこんな所に自分がいるのでさえ理解できなかった。
今までの退屈で退屈な人生で考えたこともなかった…
そんなすごいところに、自分が存在している。
希望ヶ峰学園は一等地に巨大な敷地を誇る、政府公認の超特権的な学園で、
全国からあらゆる分野の超一流高校生を集め、将来を担う“希望”に育て上げる事を目的としている。
「この学園を卒業できれば、人生において成功したもの同然」
そんな事を考えられないほど、目眩がするほどだった。
入学条件は二つ。
‘‘現役の高校生であること’’
‘‘各分野において超一流であること’’
学園側に招待された…スカウトされた生徒のみが入学できるんだ。
そして、生徒達は超高校級なんて呼ばれる…
私はただ、ある時に選ばれてしまっただけ。
少年少女を見て、ただ選ばれてしまっただけだが。
それより、自己紹介からだよね。
音「私の名前は愛楽音。手紙では超高校級の幸運だなんて立派に書かれていたけど…特に言うことはな…」
---
そうだ、そこだ。
…選ばれただけ?
「…本当に大丈夫?」
音「ごめん、ちょっと…待って…」
たくさん貼られた健康安全のポスター、緑色の壁、茶色い床…保健室のようなベッド。
どうして…こんな所に?
そうだ、確か意識を失った後に…???
「ねぇ…大丈夫?落ち着いた?混乱してるのもわかるんだけど…自己紹介だけしない?」
音「自己紹介…?」
雪乃「えーと、よろしく。僕は目黒雪乃だよ。」
【超高校級の愛 目黒雪乃】
雪乃「あぁ、自己紹介ついでに…私がどんな才能で学園に選ばれたか説明するよ。」
音「…えーと…???」
雪乃「と言っても、僕はただの変人みたいな…今で言うヤンデレみたいな感じなんだけど…」
音「や、ヤンデレ…」
雪乃「僕は愛なんだよね。」
音「ごめん、何言ってるの?」
雪乃「あ、ごめんね…一応才能なんだよね…僕は超高校級の愛って言われてるらしい…」
音「超高校級の愛…」
それって才能なのかな…いや、私のもわからないし…
雪乃「…なんか、複雑そうだね?まぁ、僕なんかみたいな一般人がこんな所に入れるなんて思ったこともなかったな…だって、彼と同じ高校だなんて…まぁ、うれしいんだけど。ごめん、ネガティブに考えちゃうの僕の悪い癖なんだよね。」
目黒雪乃…少し頼りないけど、悪い人ではなさそう。
音「あ、私は愛楽音…超高校級の幸運だよ。」
雪乃「!…ふふふ、そっかァ…君なんだね。」
音「…え?」
雪乃「あは、これで自己紹介は終わりだね。こんな状況だけどよろしく。」
音「あ、うん…」
雪乃「あぁ、皆もう目覚めててね。一緒に自己紹介に行こうか。」
音「皆…?」
雪乃「たくさん…って言っても、ほぼ15人くらい?遅起きなんだね。」
音「う…とりあえず、行こうか…、雪乃さん。皆はどこに?」
雪乃「おそらくここは学園っぽい…から、皆探索でもしてるんじゃないかな。」
音「そうなんだ…」
雪乃「ここがどこかも、生活できる物はあるのか、何もかもわからないの。」
音「…生活?」
雪乃「ああ、万が一だよ。あとは逃げ出せる場所とかもね。」
音「そうだね、出発しようか。」
---
「うぷぷ!愛楽さん目覚めたんだね!」
雪乃「あ、モノクマ」
音「ものくま…?」
モノクマ「うぷぷぷぷ、僕はここの学園長…モノクマさ!」
音「ここはどこなの!?」
モノクマ「まぁまぁ、皆には渡したから、はいどうぞ。」
▽電子生徒手帳を手に入れた!
音「なにこれ…?」
モノクマ「これは地図が書かれてるからね〜!」
そう言ったきり、モノクマは消えていった。
雪乃「あれはモノクマ。なんだか今もよくわからないんだよね…」
音「ぬいぐるみ…?」
雪乃「でも動いてるからね…ちなみに、僕は皆と自己紹介したから情報を教えられるかも。」
音「ほんと!お願いするね。」
1.神の手と悪魔の微笑み
中の人が、鈴賀臨斗の自己紹介を書いてる時に「道化師…?」としらべていました。
ピエロみたいなもんか…と考えていると「クラウン」と英語表記で出てきました。
こんな小ネタが…とくだらないことに驚く今日この頃です。
自己紹介、キャラが2回も言ってるとか言われてないとかあれば報告お願いします…
-音楽室-
雪乃「あぁ、三人も揃ってるね。」
音「すごいね、いろんな楽器に…ここってもしかして完全防音!?」
「…」
音「あ、こんにちは!」
「…こんにちは、あれ?雪乃さん。」
雪乃「あぁ、自己紹介の手伝いをしているの。ほら、音さん」
音「あ、愛楽音です!超高校級の幸運です!」
結衣「…こんにちは。足立結衣と言います。よろしく。」
雪乃「彼女は超高校級の歌手…聞いたことはないかな?」
音「…うーんと…あ!♪私としての命を生きるために告げられたメロディ〜ってやつ!?」
結衣「まぁ…そんなの…」
雪乃「彼女はシャイなんだよ。でも、美しい声だよね…!」
結衣「……♪届け、届け、この思い、君にも届け、この思い」
雪乃「!!!!…澪田さんの曲だよね、それって。」
音「えーと…超高校級の軽音楽部…澪田唯吹さんだっけ?」
雪乃「…あはは、そうだね。」
曖昧な反応…何かあったのかな?
雪乃「ほら、次に行こうか。」
音「あぁ、えっと、愛楽音です!超高校級の幸運っていいます!」
アマネ「わたくしは小咲アマネといいます!一応トランペッターです〜」
雪乃「彼女は少しおっとりしてるね。よくコンサートを開いているかな…」
音「へー…すごいですね!」
アマネ「そこまでではないんですよ、」
雪乃「はは、…」
謙遜タイプかな…?
「ひゅ…っ…あ、え…」
音「あ、ごめんなさい!」
雪乃「あらら、転んじゃった。」
「あ、大丈夫です…っ…」
音「お怪我はないですか…?」
「だ、大丈夫です!」
音「ふぅ…あ、超高校級の幸運、愛楽音です!」
存朱「ぼ、ボクは桜月存朱…」
雪乃「彼は作曲家。すごい曲をたくさん作ってる…って感じかな。」
音「へぇ〜…!」
存朱「あ…ごめんね、地味すぎるよね…」
音「え、!?」
雪乃「ちなみに、テレビの効果音やBGMとかをたくさん作っているらしいね。」
音「…え!?!?」
すごいじゃん…
-購買-
雪乃「ここが購買。これなら、当面の食糧とか、生活必需品も心配ないよねぇ。」
音「当面の…?」
雪乃「あ…もしかしたらね。」
「…おい、アンタは?」
音「ぴっ!!!はいぃ!なんですか!」
雪乃「あぁ、彼は…じゃなくて、自己紹介!」
音「ひぅ!ああああ、愛楽音です!」
司「僕は桜樹司だ。よろしく頼む。」
雪乃「彼は超高校級の視力。視力が20.0もあるとかないとか…」
音「…え????」
流石にそれは…ない…よね?
音「あ、えーと…こんにちは!あなたは?」
秋楽「私ですか?夜想秋楽といいます。」
音「私は愛楽音です!」
雪乃「彼は超高校級の口撃…と言っても、論破王みたいな?」
音「へ、へー…」
秋楽「よろしくお願いします、(ニコッ)」
なんだか少し裏にありそうな…そんな笑顔。
-娯楽室-
雪乃「ここは娯楽室。」
音「ゲームしてる場合なのかな…」
「…キミは?」
音「!愛楽音っていいます!あなたは?」
戀々「早乙女戀々っていうんだ。よろしく。」
雪乃「彼女は超高校級のカードゲーマー…だね。なんでも負けたことは一回しかないらしい。」
戀々「そう…ボク、ゲーマーに負けたんだ。」
雪乃「…七海さん?」
戀々「うん、そうだよ。よく知ってるね?」
逆になんで負けたの…?
楓「あ、キミ新入り?私は悪野楓。敬語だけは勘弁!よろしく!」
音「はい!私は愛楽音です…あ、だよ!よろしくね!!!!」
雪乃「彼女は超高校級の嘘だよ。」
音「嘘…?」
楓「あはは、私はとくにフツーな学生だから…嘘なんて取り柄にもならないよ。」
雪乃「…ほら。」
音「え?」
雪乃「今のも嘘だよ?」
音「…え?」
嘘でしょ…え?嘘?…は?
臨斗「あ!Hi!!!俺っちは鈴賀臨斗!」
音「あぁ、よろしく!愛楽…」
臨斗「オトちゃんでしょ〜!」
音「…あ、え…!?なんで!?」
臨斗「簡単だよ!俺っち道化師!!」
雪乃「彼は道化師。ある壊滅をしかけたサーカス団を救ったらしいよ。」
音「道化師…」
不思議な人がいっぱいだなぁ…
雪乃「そろそろ疲れてきたなぁ…」
音「大丈夫?」
雪乃「あぁ、うん。」
-アロマルーム-
音「いい匂いだな…ぁ」
「…お前は?」
音「!幸運、あ、愛楽音です!」
めい「僕は虚守めい。超高校級の…俳優らしい。よろしく。」
音「はい!」
めい「…」
音「…」
雪乃「あ…えっと、虚守さんは、大人気俳優…なんだよ…?」
音「なんで疑問系?」
めいさん、ちょっと関わりにくいかも…!
音「あ、えーと…こんにちは!愛楽音です!」
聖「よろしく。中川聖って言います。」
雪乃「愛楽さん、彼女は才能を思い出せないらしいんだ。…ふふ、まるで日向さん…」
聖「ひ、日向さん…?」
音「雪乃ちゃーん???」
雪乃「僕は彼のことを尊敬しているよ。彼が珍しく認めた予備学科…いや、まだ決まったわけじゃないか。」
音「おーい雪乃ちゃーん!?」
雪乃ちゃん…狂っちゃったのかな?
-食堂-
「…もぐもぐ」
音「…え、あれ全部食べるの…?」
「はぐ…もぐもぐ…」
雪乃「あぁ、彼は飛龍光…超高校級のフードファイターだよ。」
光「…んぐ、お前誰だアル?」
音「あぁ、こんにちは!愛楽音です!」
光「そう、よろしくアル!…はぐ…」
雪乃「出禁になるほど食べられるらしいよ。」
音「…はぇ…」
怖い…
「?あ、チミは新人だNE〜!」
音「こんにちは!愛楽音です!」
豊情「黑伊豊情っていいまSU〜!」
音「よ、よろしくね!」
雪乃「彼は超高校級の笑顔。いつでも笑顔なんだねぇ…」
豊情「あHAHA〜!!笑顔って言わないでくれYO!むしろ、ワイの方が愛に近いのかもNEe!」
雪乃「…何か言った?」
豊情「んふふ〜…別にぃ?」
なんかバチバチしてるな…
「んー…ねらねらねら??」
音「…?」
ねら「おーい!そこの旅人!ねらは冬月ねら様なのだー!君は?」
音「あ、愛楽音です!…ねらちゃん?」
ねら「はぁ〜!?!?ねら様って言ってるでしょー!!!」
雪乃「あはは、ねら様って呼ばないと怒られちゃうんだよ。彼女は超高校級の神様…環境保全やボランティア組織なんだよ。」
ねら「ふふん!」
音「…不思議だなぁ…」
---
ぴーんぽーんぱーんぽーん
モノクマ「あーあー、マイクテス…こんにちは!みなさん、一階ホールにお集まりくださーい!」
雪乃「…ふふ、はじまるなぁ…」
音「?」
2.「クマ」は言った
真打登場ですね。
なんだーか乗り気ではありませんね…まぁ、ネタバレになっちゃうんですけど。
見せしめとか欲しかったですが…皆がいいキャラすぎて無理でした…
事件はばっさり殺していきます!()
モノクマ「皆揃ったかなー?えーと…にーしーろーやー…うん!揃ったね!」
司「おい…何をするために、ここに集めた?」
結衣「…そうだよ。おかしいよ、閉じ込めるなんて。」
モノクマ「うぷぷぷ…お待たせしました!まず、ボクはモノクマ!ここの学園長…なのでーす!」
音「学園長…?それって、ここは学園なのはわかるけど…教室は?」
モノクマ「そんなものありません!ボクが求めるのは…他人の不幸と絶望なのです…!」
アマネ「絶望…?」
雪乃「…モノクマ、結局僕らは何をされるの?」
モノクマ「ふふ、流石…いや、なんでもないよ。では…今から、『コロシアイ学園生活』を始めまーす!!!」
音「…え?」
コロシアイ…ころしあい…殺し合い…!?
臨斗「うぉぉ…なんだか楽しくなりそうですね…!」
楓「だねー!どんどんスプラッター系で規制かかりそう!」
めい「…なんで楽しそうなの?」
モノクマ「いいよいいよ!楽しんで!仲良く暮らすのなんてつまんなーい!飽きちゃう!あ、もちろんコロシアイは全員参加だよ!」
ねら「嘘だよ…!そんなの、ねらが許さないよ!」
モノクマ「うるさいなぁ。ルール説明行くよ?」
モノクマ「もしこの学園から出たければ、仲間のうちから誰かを殺して下さーい!そして醍醐味…学級裁判を生き延びてください!オマエらの間で殺人が起きた場合、生き残ったメンバーは全員が必ず学級裁判に参加してもらいます!…あ、参加しなかったらお仕置きね?学級裁判の場では、殺人を犯した「クロ」とそれ以外の「シロ」で、身内に潜んだ「クロ」は誰かを議論してもらい、投票で結果を決めます!そして、投票した人が「クロ」だった場合、「クロ」だけがお仕置きです!他のメンバーは学園生活を続けられます!しかし…もし選んだ人物が「シロ」だった場合、罪を逃れた「クロ」が生き残ります!そして「シロ」は全員がお仕置きなのでーす!ルール説明は終わりね!」
戀々「ねぇ…その、ボクたちに言っている「お仕置き」ってなんなの?」
モノクマ「ひゃははは!聞いてくれましたね…処刑です!」
秋楽「し…処刑!?」
モノクマ「オマエらの罪を罰するためだよね…殺し方は問いません!刺殺、毒殺、絞殺、圧殺…好きな殺し方で、お好きな相手を殺してあげてね…!」
豊情「ねぇ、それって殺し合いが起きなかったらどうなっちゃうNO?」
モノクマ「え?起きないわけがないよ!動機をあげるからね!それに、オマエらには殺さなくちゃいけない理由…と言っても、つまんない理由があるからね。」
音「…理由?って!本当におかしいよ…なんで楽しそうなの!?」
雪乃「愛楽さん、ここは従った方がいいと思う。こういう相手はやり方を選ばず、ここで惨殺されてしまうかも。」
音「だからって…!」
雪乃「愛楽さん!いいから、ここは信じて!僕らは仲間、殺し合いなんか起きないんだ!希望を持って!」
音「…!そう、だよね…ごめん。」
モノクマ「とりあえず、頑張って殺し合いをしてねー!あ、電子生徒手帳の校則を読んでおいてね!」
私たちが呆然と立ち尽くす姿を尻目に、モノクマは消えていった。
皆がいろいろな顔で立ち尽くしていた。
楽しみ、悲しみ、恐怖…
雪乃「…とりあえず、校則…確認しよっか。」
_校則_
1.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
2.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
3.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、校則違反とみなして残りの生徒は全員処刑されます。
4.生き残ったクロは特別措置として罪が免除され、学園からの帰還が許可されます。
5.三人以上の人間が死体を最初に発見した際に、それを知らせる「死体発見アナウンス」が流れます。
6.監視カメラやモニターをはじめ、学園に設置されたものを許可なく破壊することを禁じます。
7.この学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
【注意】なお、学園のルールは学園長の都合により順次増えていく場合があります。
3.重いため息と急な提案
雪乃が早速暴走を始めます。
今回はなんと!
雪乃「…とりあえず、皆自分の部屋に戻らない?やっぱり、理解ができないから…一晩寝て、明日から頑張らない?」
音「…雪乃、ちゃん。」
皆が各々に帰っていく。
私も、雪乃ちゃんの後ろについていくように帰る。
自分の部屋は、案外広かった。
…ふと、電子生徒手帳のマップに目を向ける。
地下室に学級裁判場と書かれた部屋がある。おそらく、ルールに書いてあったものだろう。
一階には個室…今いる皆の部屋と、食堂にバイキングと書き記されたマークがある。
洗面所とシャワールームは男女別らしく、図書スペースも置いてある。
談話室には恐怖映像が永遠に流れると説明があり…入るのはやめておこうかな。
監視室のアイコンに南京錠が書いてある。入れないのだろうか。
2階には娯楽室、処置室。
アロマルームやリラクゼーション室があり、学園に相応しくはないな…と謎の視点で呟く。
購買もあり、おそらくそこで色々買えるのだろう。
ふと、観察記録室に目を向ける。…観察記録室?まぁ、いいだろう。
そこと、あと階段にも南京錠のマークがある
…何故こんなところにいるのだろう。
深く考え込みながら、明日起きたら普段通り…とか、重くため息を吐く。
現実を見たくなかった。
そして、いつのまにか体は深く布団に沈み…眠っていた。
---
きーんこーんかーんこーん
モノクマ「どうも、モノクマでーす!お知らせです。ただいま朝8時でーす!」
音「…夢じゃなかった。」
心から呟く。
こんこん、と心地よい音が扉で鳴っていることに気づく。
雪乃「…おーい…愛楽…さん…?」
曇った声で聞こえる。
急いで出ることにした。
音「あ…雪乃さん、ごめんね…」
雪乃「大丈夫だよ!朝食のために、食堂に行かない?それから、ねら様…から何かあるらしいよ。」
音「うん!ありがとう、誘ってくれて…って、なんだか隈ができてない?」
雪乃「!…あぁ、ちょっと…眠れなくてね。ごめんね、不健康かな?」
音「ううん、大丈夫だよ。気をつけてね。」
司「…8時20分。昨日は眠れたか?」
音「あ、大丈夫です!」
光「…んぐ、オトおいでアル。これうまいアル。」
音「ふへぇっ!?ご飯…あぁ、バイキング…多いなぁ…」
聖「なんであれほど入るんでしょうね…」
楓「ほんと、食べ過ぎだよねぇ…」
雪乃「あぁ、ねら様?なんで僕らを呼び出したのかな?」
ねら「うぅーん…実は、…ねらは人を信じられないんだ。」
雪乃「人を?」
ねら「うん…トラウマがあってね。で、今日パーティーでもしない?ねらは気づいたの!」
光「パーティー!?!?ご馳走!?」
楓「すぐ反応するね、」
雪乃「でも、いい案だよね。監視し合える空間…どこかいい場所はないのかな?」
モノクマ「うぷぷぷ、話は聞かせてもらったよ!」
めい「あ、モノクマ」
足立「…何をする気なの?」
モノクマ「ふふふ…みなさん知ってますか?先輩方…コホン、このダンガンロンパの作成した会社のスーパーダンガンロンパ2…あそこの旧館を今からここに持ってこようと思いまーす!」
臨斗「あは!俺っち達にメタいこと言うネ!」
豊情「ほんとほんとだよNE!」
モノクマ「では…ちちんぷいぷいぷぷいぷーい!」
雪乃「…あは、彼の言った通りだね…」
音「…何あれ、でっか!!」
秋楽「ね、ねぇ…流石にこれって…夢…だよ、ね?」
存朱「さっきまで、外に出る扉すら、隣に建物なんてなかったのに!」
モノクマ「ふふーん、ではくじ引きをしてね!ここの掃除当番をもう1人決めるから!」
雪乃「!まって、それ僕にやらせてくれない?体が鈍ってしょうがなくて。」
モノクマ「おや…雪乃さん、やはり…いや、なんでもないや。皆!各自楽しく過ごしてね!」
音「…え?」
雪乃「皆、ここの掃除は僕に任せて!皆は自由行動ね。」
【自由行動開始】
4.思考と意外な甘さ
大分スランプっていうか…
しかも今回登場してる人が少なくて…すみません!!!
ねら「んふふー!実は、ねら様は料理できるんですよ!見てかないかい?」
音「え!?いいの?手伝わせて!」
▽ねら様と過ごすことになった。
ねら「えーとね…まず手を洗おうね!気をつけないと!」
音「うん!」
ねら「実はもうほぼできています!なので、デザートを作ります!」
音「え!早いね!…デザートは何を作るの?」
ねら「アップルパイ、プリン、大きいケーキ!」
音「おぉ…!プリン好き!」
ねら「みんなの夢、バケツプリンを作るねら」
音「私プリン作れるよ!分量だけ教えてくれないかな?」
ねら「使えるではないか…よし!これがめもねらー!」
大量の卵や牛乳を混ぜたり、固めたり…
部屋にあった急速で冷えるらしい、冷蔵庫で冷やして固める。
ねら様は手際が良く、プリンを固め終わる頃には完成していた大きなケーキ。
ねら「ふっふーん…!」
音「わぁ!大きいなぁ…」
ねら「えへへ、よくできとるでしょ!」
音「うん!楽しみだな…」
ねらと別れた。
まだ時間はあるようだ…
【自由行動開始】
-娯楽室-
音「…あれ?戀々さん!カードゲーム…懐かしいなぁ…!これやったことあるの!」
戀々「…やってみる?」
音「うん!対戦、お願いします…!」
▽戀々と過ごすことになった。
音「えーと…このカードでどうだ!」
戀々「爪が甘い。はい、これで倒しちゃいました。」
音「うぇ!?…んーと!じゃあこれ!」
戀々「ここを先に潰すと連続二関門突破でここ倒しました。」
音「んぐぐ…じゃ、じゃあ…これ!」
戀々「失敗だね。ボクがここに置いて勝ち。」
音「強っ…!すごいね!」
戀々「いや…そこまでじゃないよ。君の作戦もいいものだったから…」
音「えへへ…絶対ここからでようね!」
戀々「…うん。」
---
きーんこーんかーんこーん
モノクマ「夜8時でーす!雪乃ちゃんと僕が掃除した旧館にあつまってねー!」
雪乃「…あはは、彼みたいな綺麗な部屋にはならなかったよ…」
音「ピッカピカじゃん!すご…埃ひとつないよ!?」
雪乃「えぇ?そうかな…」
ねら「ねね、これ何〜?」
雪乃「あぁ、ジュラルミンケースっぽいんだよね。中には防犯グッズがたくさん!」
音「すごいね…」
雪乃「あぁ、ねら様。この防犯グッズあげるよ。」
ねら「え?なんで?」
雪乃「ほら、心配じゃん?丁度倉庫にあったからね。」
ねら「わぁ…ありがとなのだ!」
ねら「じゃ…ボディチェック始めるよー!」
雪乃「ねらちゃんに提案したんだ。もしかしたら凶器を隠してる人がいるかも…って。」
ねら「ごめんぬ、徹底したくて…では、両手を広げてまっすぐ立ってねー!」
そこまでするんだね…
と思っていると、異論をあげる人もおらず。
その時、ある異変に気付いた。
音「…ん?じゅりゃるみん…あ、ケースって二個あるんだね。」
ねら「うん!片方が防犯、片方は凶器を保管するためのね!」
雪乃「あ、2人ともー!このライトなんだけど…!」
音「え?ライト…?」
雪乃「うん。さっき見つけてさ…すごく明るくて、眩しいんだけど…」
音「あ、それ知ってるよ!ストロボライト…?だっけ!」
ねら「おっきいライト!停電でも安心だねぇー!」
雪乃「ふふ、年下の子供みたい…」
ねら「む!!!…あ、パーティー始めるよー!」
〈番外編〉「オクタゴンってどこ…!?」
スランプなので息抜き。
音さんのプレイを雪乃、ねら、足立が見守っています。
AIを使ってみました。
ちなみにジェミニです。
音の怒りは頂点に達していた。
音「は!!???ねぇ雪乃ちゃん、本当にオクタゴンどこ!?!?」
狛枝凪斗の唐突な「オクタゴンにふさわしい場所はどこかな?」という問いに、
ドッキリハウス内のあらゆる場所を提案するも、七海千秋はすべてを否定する。
ねら「…おくたごん」
足立「聞きすぎて疲れてきちゃった…」
「そこは回廊だよ、日向くん」
「そこはタワーだね」
「そこはマスカットハウスだよ」
「ストロベリーハウスだね」
七海の冷静な、しかし有無を言わせぬ否定の言葉が、神経を逆撫でする。
何度も、何度も、思いつく限りの場所を挙げては否定される繰り返し。
彼の思考はもはや、論理的な推測ではなく、苛立ちによる爆発寸前の状態だった。
音「じゃあオクタゴンってどこなんだよ!!!」
雪乃「お、落ち着いて…まず一旦推理してみよっか?」
叫びが、響き渡る。
皆が突然の怒声に驚き、一瞬の静寂が訪れる中、雪乃はどこか諦めたように呟いた。
雪乃「うーん…オクタゴン、決めてくれないと、ゲーム上ダメなんだよね…」
その言葉に、怒りはさらにヒートアップする。
音「はぁ!?ゲーム上ダメってなんだよ!メタ発言かよ!てかそもそもオクタゴンってなんだ!八角形のことか?じゃあ八角形っぽい場所を探せってのか!?そんな場所、このドッキリハウスにあるのかよ!?」
音はまくし立てる。
言葉はまるで、「ゲーム」であると再び告げられているかのように聞こえたのだ。
雪乃は目を瞬かせ、小さく首を傾げた。
雪乃「うん…そうだね。場所、見つけないと。じゃないと、次に進めないから」
雪乃だけが、日向と七海のやり取りを興味深そうに眺めている様子が見える。
音は頭を抱えた。
音「くそっ…なんだ…意味が分かんない…!八角形、八角形って…どこだよ…!」
ドッキリハウスの複雑な構造が頭の中でぐるぐると回り、八角形というキーワードが脳内で反響する。
八角形…八角形…彼が見落としている場所があるのだろうか?
それとも、これはただの、彼らを混乱させるための罠なのだろうか?
絶望的な気持ちで周囲を見回した。
その視線の先には、相変わらず地図が見えている。
まるで自分たちが巨大なゲーム盤の上で操られている駒であるかのように聞こえ、心をざわつかせるのだった。