花火が散るより長く向日葵が散るよりも短い期間を生きた先輩と僕の話
のシリーズとなります
毎日投稿目標!
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた先輩と僕の話
題名間違えたので上げなおします…
今日中に続きも上げます!
「お願いだから夏樹先輩きえないでっ!」
こんな叫びも夏樹先輩にはきっと届いていない 今年の夏に消えてしまう夏樹先輩には
僕、天崎誠の住む夕入市には夏神という一族がいる。夏神家は5年に1度18歳の娘が夏になると消えるという現象がある。諸説あるが神様が夏に見た夏神家の先祖の女性を気に入り夏神家の女性の守りたいという思いからだそうだ。最初は僕も信じらなかったけど小5の時隣のクラスの姉が児童が消えたという話をきき信じざるを得なかった。
けれど消えた女性は30歳になるとその女性が1番大切に思っている人の前に現れるそうだ。
学校で一人美術室に残り描きかけの絵を完成させるためキャンパスに向かう。
すると,突然強風が吹き僕がノートに書いた下書きが宙に舞った。
「うわぁ…やっちゃたよ…」慌てて拾おうとすると目の前に美しい女性が。
「これキミの?」「はっ、はい!」 黄色いリボンということは3年生。名前は確か… 「私夏神夏樹!君は?」 「あ天崎誠です」「天崎君!いい名前だね。あのさお願いなんだけど私と一緒にえをかいてくんない?」
なんで…?絵だったらもっとうまい人がいるのに
「えと、僕より絵がうまい人いると思いますけど」
「そう?でも私は君のほうがうまいと思うよ。ていうのも廊下に展示されているハイビスカスの絵あったじゃん。」「はい」 「それを見て何だろう…すごく優しい絵だなって思ったんだこんな人に‘夏‘のイラストを描いてほしいって思ったんだ。」
生徒の行き来が少ない西棟にしか展示していないのに…。見てくれただけでうれしい。「はい!僕でよければ…」 「やった!じゃあお願いね。テーマなんだけど…」サイダーや花火など夏らしいものがあげられていく。
「あと、消えていく私。」 「え?」もしかして先輩にとって今年は5年に1度の年…?
はじめまして! みぃといいます。はじめてなのでうまくないですが読んでいただきありがとうございます!
これから何回か続けてこの話を書いていきたいと思います。
ありがとうございました!
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話(2)
暑いですね
僕先の続きです (略しました)
「え、消えていくってまさか今年が…?」 「うん。そうなんだ私は今年の夏で消えてしまうの。だからこそ思い出を残したいって思って… でも天崎君!このことでやけに気を遣うのは無しだからねっ!」目の前に差し出される小指。恐る恐る絡めると’ゆびきりげんまん’と懐かしい歌を夏神先輩が歌う。「ほら、天崎君も歌って!」放課後2人だけの美術室にきれいな歌声が響いていた。
翌日さっそく描くものを探しに2人で街に行くことになった。僕らが住む夕入市の明葉町は観光客には大人気の海沿い町だ。とはいっても僕たちはその景色を毎日みているので少々見飽きている。予定の時間より少し早く着いてしまい掲示板を眺めている。「おーい」振り向くと白Tにジーンズというラフな姿の夏神先輩が。
「おはよ~ごめんね少しくるのおそくなっちゃた」「全然!今着いたばっかなので」「そう?ならよかった」 そう言って笑う夏神先輩は、ありきたりな言葉だけど向日葵よりも美しかった。 まだ朝ご飯を食べていない先輩の意向に従い近くの定食屋に入る。「知ってた?ここはねしらす丼が有名なんだ。久しぶりに来たけど開いててよかった~」今の時期は特に観光客の予約で埋まる安いそうだ。だがまだ朝の7時ということもあり店内は僕らしかいなかった。
「でさ早速、今日の描く絵のテーマなんだけど海とかそこの通りの並木とか自然をテーマに描いてほしいんだ」「はい。全然いいんですけど先輩は何するんですか?」「あー私は絵描くっていったけどそこまで得意じゃなくて…カメラが得意だから海とか撮ってる」初耳だ。どんな写真を撮っているのか気になって聞いてみる。「どんなのを撮っているんですか?」「んーあんまテーマは決めないでそのときにこれいい!って思ったものを撮っているんだ」
ほら、と言われてカメラを渡される。猫があくびしているところや虹の写真など確かにバラバラだ。そうやってしばらく話していると料理が運ばれてきた。先輩と一緒のしらすドンをたべる。2人ともおなかいっぱいになり外へ出ると地味に暑く萎えてしまう。でもそんな暑さにも負けずさわやかにほほ笑む先輩はすれ違う人の注目を浴びている。
砂浜をしばらく進んだところで人が途切れてきたのでそこでお互い写真を撮ったり、絵をかいたりすることになった。夢中になって描いていると急に、カシャと乾いたシャッター音がした。怪訝に思い辺りを見ると悪戯な笑みを浮かべる先輩が。「うわぁ!びっくりした!」素で驚いたぼくに先輩は爆笑した。
「あはは!ごめんごめん、おもしろくて」ちょっと拗ねた僕は先輩にあることをしてもらう。「先輩少しそこに立っていてください。」「え?なになに?」不思議に思っている先輩をそのままに僕はスケッチブックを開く。
(よしできた)無言で先輩にスケッチブックを見せる。「え!なにこれ!」
一瞬の間で描いた先輩の絵。反応をみると恥ずかしそうに顔を覆う。マウント取れた感じがして、満足した。「も~…!えいっ!」「うわっ!」顔に水がかかる。そこからはお互いの攻防戦が始まり、決着がつかないまま夕日が沈み帰り道隣に並んではなす。何気ない時間だったけど僕にはそれが心地よかった。
Y字路につき手を振り分かれる。
その時に先輩後輩の関係をやめたいと1日で思ってしまったことはこの気持ち良い夕風に流してしまおう。
長文読んでいただきありがとうございました!
これからも頑張っていきます!
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話(3)
みぃです。あちぃ
僕先3です!
僕と先輩が、週末に出かけるようになってから3週間。これまでで分かったことは、僕は先輩のことが好きだということ。もうすぐ消えるとわかっている人を好きになるなんて自分でもおかしいと思ってる、けど本気なんだ。
でも結局は思うだけで「好き」の2文字が言えない自分に嫌気がさす。何回目の今月中に告白しようをため息と飲み込む。
この日のテーマは「夏の食べ物」お互いに好きなものをほおばりつつ、趣味に没頭する。 5時を告げるチャイムが鳴る。
「今日も楽しかったね!」 「はい!」いつも通りの何気ない会話。変化を一ミリも生み出せない自分にイライラする。
「じゃあ、次のテーマは…これ!」ビシッ!と効果音が聞こえるような元気で先輩が指さしたのは「夕入夏祭り…?」 「そう!なんか花火も出るみたいだし一緒に見に行きたいなって思ったんだ」どう?と聞かれ断る理由もない僕は即答する。「はい!」「は八。元気だねじゃあ…当日の5時に商店街入り口で。始まるまでついでに海見たりしようよ。」 ああ。少し前の自分じゃ考えられない。楽しみすぎる。
当日、朝から何を着るか迷いまくってる。「よし」これにしようと決めたときにチラリと浴衣が見えた。どうしようか…。混んでると着慣れなくて迷惑をかけてしまうかもしれない。でもかっこいいんじゃないか?
待ち合わせまであと1時間。
みぃです。 少しじらしますw。多分明日に続きかきます。
もしよかったらファンレター書いてください!喜びます。名前と作品名書いてくれたら読みます。コメントもします よかったらいろいろ上げているので見てください
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話4
なんか全然かけない…
ふぅ、 早く着いた安堵からため息をつく。待ち合わせまであと15分。結局迷って浴衣にした、けど先輩が浴衣じゃなかったら迷惑かもな~と今更悩んでると「お待たせ」と声がかかる。振り向くと黒い背景に色とりどりの花火が描かれた浴衣を纏った先輩が、「先輩も浴衣で来たんですね」「うん、でも天崎君のほうがかっこいいよ」ふいうちでドキッとされてしまった。顔が赤くなるのを感じながら「先輩も、かわいいです」となんとか言えた。それから僕たちは、金魚すくいに射的、りんご飴や、ベビーカステラなど夏祭りを存分に満喫した。
花火の時間まで30分打ちあがったら告白しよう。
モチベが上がらん… コメントください((泣
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話5
あの、手紙くれた人ありがとうございました。 頑張ろうって思えました
「ほら早く、始まっちゃうよ!」先輩にせかされ、人の多い神社の中を走る。
「どこ行くんですか?」聞いても答えてくれない。必死に先輩についていくと急に先輩が止まった。少し苛ついて「なんなんですか、」と聞くと少しどや顔の先輩がここが穴場だと教えてくれた。確かにここは丘の上で人も少ない。最高のポイントだ。花火の時間まで3分やけに落ち着いて聞こえる秒針とは正反対に鼓動が鳴り響く。アナウンサーのお姉さんの声がする「花火まであと3,2,1,!」パン!
きれいな音と光が僕らを包む。そしてせかされるように僕は「先輩、好きです!」
顔を赤く染めると先輩はなぜかにまっ、として「やっと言った~」という。やっと?「私が気付かないと思った?バレバレだよ」「え!?」思わず素で聞き返してしまう。「やっぱ君はかわいいwでもねそんなところが好きなの」とささやく。「それって…」「もう、いちいち確認させないでよ!」かおを赤らめた先輩がつぶやく。まさか、ぼくがこんなにも幸せな青春を味わえるなんて…
心地よい風を頬で感じつつ告白の余韻に浸った。
かけた、泣 読んでくれてありがとうございます。
花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話7
「はぁはぁ」荒れた息を整えながらベンチに座る。
「天崎君大丈夫?」先輩から受け取った水を一息で飲み干した。
「っ、ありがとうございます。ケガしてないですか?」「うん、私はへいきだよ、」「よかったぁ。」 思わずため息をつく。そこから二人で散歩をして家へと変える。
「そうだ!天崎君明日って暇?」「え、?あ、はい。」「やった!一緒に花火しない?」まじで!? 「はい!」「いいお返事だねw」じゃあ明日待ってる。と言われ頭をなでられた俺はなんかそれが子ども扱いみたく感じて、その手を握りしめてそっと唇にキスをした。
「え!?」 「子ども扱いしないでください。俺だって男です」赤く染まった手をつなぎ何も話すことなく別れた。
翌日。「やっほ~!」元気な先輩に連れられホームセンターにいる。
どの花火にするか選びに来た「これいいんじゃない?」「でもこっちのほうが安いし、、、」 結局選んだのはスタンダードのだ。
「じゃあ、7時にここ来て!」と渡されたのは先輩の家の住所。「え!?いいんですか?」 「ダメだったら渡さないよw」いたずらっぽく笑う先輩。
手を振り別れ、家に戻り着替えた。
そういえば今日は8月29日。課題は今日終わる(予定)だ。
もう夏が終わる。