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目次
交渉
超高校級の絶望…
1年前の人類史上最大最悪の絶望的事件を引き起こした人たち…
私たちをコロシアイ学園生活に巻き込んで、それを放送するなんて計画を立てた人たち…
最悪に絶望的な人達…
それが黒幕の正体…
やっとハッキリした、わたし達の本当の敵…
---
瑞希「とにかく、ここから出よっか!話はその後だよ!」
奏「うん…そうだね」
瑞希「ボクはあの鍵を持ってるからね♪」
奏「あの鍵って…モノクマから盗んだ…?」
瑞希「そうだよ〜!じゃあ早速開けるね!」
カチャ…
奏「…!開いた…!」
瑞希「よーし!行こう!奏!」
奏「うん…!」
---
奏「これ…はしご?」
瑞希「そうだね…これを登ればここから出られると思うよ!」
奏「そっか…にしてもこのはしご、すごく高い…暗いし…」
瑞希「んー…ちょっと怖いけど、ボク達ならいけるはず!」
瑞希「じゃあボクが先に行くから、奏は後ろからついてきてね!」
奏「う、うん、分かった…」
---
奏「わわ…もう下が見えない…」
瑞希「下は見ちゃダメだよ奏!」
奏「そう、だね…」
でも…意識するとやっぱり…怖いな…
……
…………
ちょっと気まずいな…
な、何か話…
奏「あ…ねぇ瑞希…」
奏「瑞希って、お姉さんに会いに来たんだよね…」
瑞希「うん、そうだけど…?」
奏「…そんなにすごい人なの?」
瑞希「え?…まぁ、お姉ちゃんは仕事でアメリカに行ってたからすごいと思うよ」
瑞希「でも…なぜかある日突然、希望ヶ峰学園で働くって言って…」
瑞希「ボクも急すぎてよくわかんなかったんだけど…」
瑞希「希望ヶ峰学園って近くだから会えるのかな〜!って会いに行ったらこの状態なんだよね…」
奏「そっか…」
---
奏「あ…上に扉がある…!」
瑞希「この上が、希望ヶ峰学園だよ!」
瑞希「寄宿舎のトラッシュルームの床に扉があったよね?」
瑞希「あそこに繋がってるはず!」
瑞希「前もって鍵も開けておいたから…」
瑞希「……ほら!開いたよ!」
奏「ありがとう、瑞希」
瑞希「いえいえ〜♪」
---
奏「よかった…戻って来られた…」
瑞希「というか、さっきのはしご長すぎない!?めっちゃ足痛いんだけど…」
奏「あはは…瑞希、本当にありがとう」
瑞希「え!?お礼なんて要らないよ!ボクは借りを返しただけだから!」
奏「とりあえずシャワー浴びてきてもいいかな…?しばらくあそこに居たから、臭いがちょっと…」
瑞希「あ、そうだね!ボクも一旦浴びてくるよ!」
奏「わかった、また後で」
---
奏「あ、瑞希」
瑞希「やっほー奏!少しはゆっくりできた?」
奏「うん、それで…これからどうするの?」
奏「処刑から逃れたのは良いけど…もし、黒幕に見つかったりしたら…私だけじゃなくて、瑞希にも危険が…」
瑞希「…心配してるの?」
奏「…うん」
瑞希「じゃあ、直接確認してみよっか!」
奏「え、直接…?」
瑞希「モノクマに直接確認するんだよ!奏が逃げたのがまずいのか…」
奏「そ、そんなことしたら…!」
瑞希「どうせ隠れてても見つかるんだからさ…逃げ場なんてどこにも無いじゃん?」
瑞希「大丈夫、奏が思ってるような事にはならないから!」
瑞希「だって、追い詰められてるのは黒幕の方なんだし…!」
奏「それ…どういう意味…?」
瑞希「実際にモノクマと話してみた方が分かると思うよ」
瑞希「それに…向こうに見つかるより、こっちから行ってやろうじゃん!」
瑞希「交渉を有利に進める為にもね!」
瑞希「体育館だよ、奏!」
奏「わ、わかった…!」
---
モノクマ「おやおやおやおやおやおや???」
モノクマ「暁山さんはいいとして…」
モノクマ「なんで処刑されたはずの宵崎さんが一緒にいるのさ!」
モノクマ「もしかして暁山さんが助けちゃったの!?せっかくおしおきしたのに!?」
瑞希「だとしたら、どうする?」
モノクマ「学級裁判で正しいクロを指摘した時は、クロだけがおしおき…」
モノクマ「哀しいけど…これって校則なのよね」
モノクマ「だからもう1度おしおきだよ!今度こそ間違いなく、おしおきだよ!!」
お、思ってた通りだけど…ほんとに大丈夫なの…!?
奏「み、瑞希…!」
瑞希「好きにすればー?」
奏「え…!?」
瑞希「だけどさ、奏を処刑したらモノクマの負けになるけど?」
モノクマ「…は?」
モノクマ「ボクの負け…?どういうことだよ!」
瑞希「そもそも、あの学級裁判はモノクマが仕掛けたものだよね?」
瑞希「邪魔なボクを殺すための学級裁判…」
瑞希「つまり、本来なら、あの学級裁判で殺されるのはボクだったはず…」
モノクマ「お、おい…どういうことだよ…」
瑞希「だけど、その計画は狂った!奏がボクの矛盾を黙ってくれたからね!」
瑞希「その結果は、モノクマにとって予想外だったと思うよ?」
瑞希「あの場面で人をかばう人が居るなんて、想像も付かなかったよね?」
瑞希「それで、その展開を受けてモノクマの出した答えが…」
瑞希「奏をクロとして処刑する事…」
瑞希「そうでしょ?」
モノクマ「…………」
瑞希「だけど、もっと予想外な事が起きた。奏の処刑の最中にアルターエゴが出てきた事」
瑞希「つまり、覆面の人を殺したのは奏じゃなくて…モノクマなんだよ」
モノクマ「………………」
瑞希「それにも関わらず奏を処刑するなんて…校則違反だと思うけど?」
瑞希「クロが処刑されるのは、クロが当たった時だよ?」
モノクマ「ふーん…だから、ボクの負け?」
モノクマ「言ってくれるじゃん…で?その根拠は?」
瑞希「ないよ」
モノクマ「ふざけてるの?そこまで言っておいて根拠が無いなんてさ…」
瑞希「今は無いだけだよ!もう少し時間があったら、すぐに見つけれるはず…」
瑞希「どんなに隠そうとも、真実はいつも1つなんだからね!」
モノクマ「なんだよ…どっかの名探偵みたいな事言っちゃって…」
瑞希「それにもし、奏が犯人だったら…わざわざモノクマの前に現れないと思うよ?」
モノクマ「それが根拠の代わり?そんな事でボクが納得するとでも?」
瑞希「確かにモノクマは納得しないと思うけど…これを見てる人はどうなのかな?」
奏「え…?」
瑞希「このまま奏を処刑しても見てる人は…」
瑞希「ボクの言葉が図星だったからこそ、モノクマは彼女の処刑を強行したんだって…そう思うんじゃない?」
瑞希「絶望では希望を殺せないんだよ!」
モノクマ「ぐ…!」
瑞希「ただの言いがかりだと言うなら、それを証明して見せればいいじゃん?」
瑞希「ううん、証明して見せるしか無いと思うよ?」
瑞希「無実を証明しないまま奏を殺せば、モノクマは自分の負けを認めたって事になる!」
モノクマ「ぐぐぐ…!!」
瑞希「モノクマが正々堂々と絶望を与えたいなら、ボクの提案を受けるべきだよ」
モノクマ「…………」
モノクマ「それで…?その提案ってのはなんなのさ…」
瑞希「もう1回…学級裁判をするんだよ」
瑞希「今度こそ、校則に基づいた公平な学級裁判をね!」
瑞希「そこで最後の勝負をしようよ。希望と絶望を賭けた最後の勝負…!」
瑞希「どう?クライマックスに相応しい展開じゃない?」
モノクマ「………………」
モノクマ「…面白いよ」
モノクマ「うぷぷ…面白いね…」
モノクマ「まぁ、そういう展開もありかもね。確かにクライマックスに相応しいよ」
瑞希「受けるって事?」
モノクマ「そうすれば、キミ達も視聴者も納得なんでしょ?」
モノクマ「納得した上で、絶望してくれるんでしょ?」
モノクマ「だったらやってやるよ…」
モノクマ「キミ達の希望が勝つか…ボクの絶望が勝つか…」
モノクマ「最後の勝負だー!!」
モノクマ「だけどクライマックスなんだし、君達には全ての謎を解いてもらおうかなー!」
奏「全ての…謎?」
モノクマ「この学園に潜む全ての謎だよ。それを解き明かす事が出来たら…キミ達の勝ちだよ!!」
瑞希「そんなの、言われなくてもやるつもりだよ!」
モノクマ「じゃあ決まりだね…」
モノクマ「犯人と、その犯行を突き止め、そして学園の謎を解く事が出来たら…キミ達の勝ち…」
モノクマ「ただし、それが出来なかったら…」
瑞希「ボク達全員…おしおきだね?」
モノクマ「うぷぷ…楽しみ楽しみ…」
モノクマ「全てを知った時、キミ達はどんな顔をしてくれるかなぁ…?」
瑞希「楽しみなのはこっちだよ!」
瑞希「全てを解き明かされた時、超高校級の絶望はどんな風に絶望するのかな?
瑞希「あ…だけどその前に、1つハッキリさせたいことがあるんだけど…」
瑞希「前に言ってたよね?学級裁判は生徒同士での間で殺人が起きた場合、行われるものって…」
モノクマ「それが何?」
瑞希「確認しておきたいだけだよ。その言葉に間違いは無いんだよね?」
モノクマ「全ては…校則に基づいて起きた事。もちろん、あの学級裁判も例外じゃないよ…」
奏「え……?」
じゃあ…あれを殺したのは…
モノクマ「ついでにもう1つ教えてやるよ…確か、前にも言ったと思うけど…」
モノクマ「このコロシアイ学園生活の参加者は全員で21人の高校生…」
モノクマ「ちなみに、コロシアイ学園生活が始まった後、希望ヶ峰学園に生きたまま足を踏み入れたのもその21人だったよ」
瑞希「それ…本当?」
モノクマ「…………………」
モノクマ「もう終わりだよ!オマエラに言う事なんて無いよ!」
モノクマ「だから出てけーーー!!!」
瑞希「…行こう、奏」
奏「あ…うん…」
合流
瑞希「…………」
奏「瑞希、本当にありがとう…」
瑞希「喜ぶのはまだ早いよ!本当の勝負はここからなんだからさ…」
瑞希「…とは言え、ほっとしたのはボクも同じだよ」
瑞希「でもよかった、向こうが誘いに乗ってくれて…」
奏「で、でもどうして誘いに乗ったんだろ…黒幕には何の得も無いのに…」
瑞希「受けないとダメだったんだよ」
奏「え?」
瑞希「だって、それこそボクの言った黒幕のつけ入る隙なんだから」
奏「ど、どういうこと…?」
瑞希「ボクは聞いてないけど、ここの学園生活は電波ジャックによって全国に生中継されてるんでしょ?」
瑞希「その話を聞いてどうだった?簡単には信じられなかったよね?」
奏「そりゃ…電波ジャックなんて…そう簡単にできないし…」
瑞希「でも、それを黒幕は出来た。裏を返せば、それだけ困難でもやらなければいけない理由があったんだよ」
奏「理由…?」
瑞希「世間に見せたかったんだよ。ボク達の殺し合いをね…」
奏「…でも…なんのために…?」
瑞希「おそらく、証明する為だと思うよ」
瑞希「ボク達はみんな希望って呼ばれてるよね?」
瑞希「希望と呼ばれるボク達が絶望に沈み、殺し合いをする…」
瑞希「それを世間に見せる事で、絶望は希望よりも優れてるって証明したかったんだよ」
瑞希「それが目的…」
奏「え…そ、そんな理由で…?」
瑞希「確かに、理不尽だけどさ…」
瑞希「超高校級の絶望と呼ばれるんだし、いかにも考えそうだよね」
奏「で、でも…!!」
瑞希「落ち着いて奏、でもそんな理由だからこそ黒幕のつけ入る隙も生まれた…」
奏「………」
瑞希「これを世間に見せるという目的があったからこそ、黒幕は自分で作った校則にも必要以上にこだわってたんだよ」
瑞希「黒幕がルール無視で進めていたら、それは殺し合いじゃなくて一方的な虐殺になるからね…」
奏「だから、直接殺す事は出来なかったから学級裁判を…?」
瑞希「その通りだよ。でも、それも失敗になった…奏のお陰でね!」
瑞希「それで、その失敗のせいで黒幕はもっと隙を作ってしまったんだ。犯人では無い奏の処刑…」
奏「黒幕は、その事実を生中継の最中にバラされたからこそ、瑞希の提案を受けるしか無かったって事…?」
瑞希「そうそう!正直、久しぶりにドキドキしたな…」
奏「そうは見えなかったけど…」
瑞希「え、なんで?」
奏「だって、モノクマに会う前から自信満々だったし…」
瑞希「あははっ!堂々としないと、交渉や説得は出来ないよ?」
奏「それもそうだね…」
瑞希「だけど、ここで勝たないと全部無意味になる…!」
瑞希「…その前に、みんなにもこれを説明しに行こっか」
奏「あとはみんなで協力して、黒幕を倒すだけだね…」
瑞希「…協力…そうなるかな…」
奏「え、?」
瑞希「…とにかく、今はみんなと合流するのが先だよ!」
奏「あ、う、うん…」
---
モノクマ「おきFやじょち、あんjcじ:うぇcるいおんcり!」
奏「モノクマ…?」
モノクマ「うえfに…におfjmv:mろい¥おtvぺvじえお…」
奏「…壊れてるのかな…?」
瑞希「情緒不安定にも程があるよ…」
モノクマ「skそgんxy。ぁlvんくえいう23ーftんf8?」
奏「あ…行っちゃった…」
瑞希「結局なんだったんだろうね…?」
?「あ…!!」
絵名「奏…だよね!?」
奏「…!みんな…!」
みのり「奏ちゃんだ…!どう見ても奏ちゃんだよ!!」
えむ「生きてたんだ…!よかったよ〜!!」
奏「わわっ…急に抱きつくと危ないよ…!」
愛莉「本当に…生きてて良かったわ…!」
瑞希「…さてと…ボクからみんなに、話があるんだ」
穂波「話…?」
司「というかだな…宵崎は大丈夫なのか?もし黒幕に見つかったりしたら…」
瑞希「まあ、それも関係してるんだけど…みんなに説明しておく事があるんだよね」
奏「…みんなに説明しなきゃいけないのは、最後の学級裁判の事なんだ」
雫「最後の…学級裁判?」
瑞希「学級裁判をもう1回やり直すんだよ!」
絵名「え、やり直すの!?」
愛莉「やり直すも何も…だって犯人は…」
奏「私は犯人じゃないよ…!」
瑞希「奏は犯人じゃないよ。もちろんボクでも無いし、ここのみんなでもない」
えむ「じゃあ誰が…?」
類「おそらく…黒幕の仕業だろうね…」
司「く、黒幕が殺したのか!?」
瑞希「そういうこと!」
瑞希「それで奏はその罠に気付いて、それを阻止しようとした…」
瑞希「だけど、そのせいで奏が処刑されたんだ」
冬弥「宵崎さんは…気づいていたんですね…」
瑞希「でも、犯人じゃない人を処刑するのはルール違反だよね?」
瑞希「だから交渉してきたんだよ。もう1度やり直すようにね」
愛莉「それを黒幕は受けたの…?ルールを破ったくらいなのに?」
類「受けざるを得なかったんだろうね。例の電波ジャックを交渉材料にしたんだろう?」
瑞希「あ、気づいてた?」
類「前の学級裁判が終わった後のセリフでね…」
類「追い詰められてるのは黒幕の方。って言うのはその事を指してたんだろう?」
えむ「そ、それで、あたし達は何をすれば良いの?」
絵名「殺した犯人と…その犯行を明らかにすればいいのかな…」
類「…それだけじゃないんだろう?」
瑞希「えー!?なんでわかるの…!?そうだけど…」
奏「モノクマが言ってたの。わたし達が最後の学級裁判で勝つには、この学園の謎全てを解き明かせって…」
穂波「謎を…全て…?」
雫「そ、そんなの…今までずっと調べて来たのに、ほとんども分からなかったのよ…?」
瑞希「…もしボク達が負けたら、全員処刑…」
冬弥「全員だと…!?」
瑞希「とにかく、ボク達が生き延びるには真実を明らかにしないと…」
類「つまり、最終決戦という訳だね…面白くなって来たじゃないか」
愛莉「でも、犯人、犯行、謎を全て解き明かすって…」
司「多いな…」
奏「でも、今回は敵はハッキリしてるんだよ…みんなで協力すれば…!」
瑞希「それは…どうかな…」
奏「え…?」
瑞希「…みんなで協力して捜査って言うのは賛成出来ない」
奏「な、なんで…」
瑞希「ボクも最初はそう思ってたよ…モノクマのあの言葉を聞くまではね…」
愛莉「あの言葉?」
瑞希「…モノクマがコロシアイ学園生活の参加者は全員で21人みたいな事を言っててさ…」
類「なるほどね…だとすると、瑞希の意見も理解できるよ」
えむ「ほぇ?なんで?」
類「瑞希が言ったように、殺したのが黒幕だとすると、黒幕はこの学園内に足を踏み入れていたって事になる。」
類「殺すだけならまだしも、植物庭園の偽装工作は、モノクマを操作するだけじゃ不可能だからね」
類「けれどモノクマが言うには…生きたまま、この学園に足を踏み入れた人はコロシアイ学園生活の参加者である、21人だけだったみたいだよ」
司「なっ…じゃ、じゃあ黒幕の正体は…」
穂波「最初に玄関ホールに居た20人+ミクちゃんを合わせて21人…」
絵名「ってことは…この中にいるってこと…!?」
雫「嘘…」
奏「まって…!まだそう決まったわけじゃ…!」
奏「モノクマが私たちを混乱させる為に言っただけかもしれないし…」
瑞希「たしかにその可能性もあるけど、それだって可能性の1つだよ」
瑞希「この中に黒幕がいる可能性と同じようにね…」
類「これらの可能性がある以上、協力は難しいかな」
えむ「そ、そっかぁ…超高校級ってついてるし、黒幕は高校生だもんね…」
奏「で、でも…!私たちの中に黒幕が居るなら、その人がモノクマを操ってるんだよね、?」
奏「だけど、モノクマが動いてる時…そんな怪しい行動してた人居なかったよ…?」
みのり「こっそり姿を消して、裏で操ってたとか…?」
愛莉「いやいや…そんな頻繁に姿を消していたら気づくわよ…」
冬弥「じゃあ全自動だったんじゃないか?会話と行動をあらかじめ設定していたとか…」
奏「うーん…だったら、あんなスムーズな会話出来ないし…」
類「いや、誰かが会話を誘導すれば…不可能じゃないよ」
奏「それは…」
キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「えー、校内放送でーす!」
モノクマ「オマエラ、既にご承知かと思いますが…」
モノクマ「これからこのコロシアイ学園生活は、真の解答編へと突入しまーす!」
モノクマ「そこで公平を期す為に、学園内の部屋のロックはすべて解除してまーす」
モノクマ「好きに調べてね☆思う存分調べてね☆」
モノクマ「うぷぷ…ではまた、学級裁判で…」
モノクマ「アーハッハッハッハ!!」
瑞希「…全部の鍵を解除…随分太っ腹なんだね」
類「さぁ、そろそろ調べ始めないと時間が来るよ…始めようか」
奏「え、あっ…神代さん…!」
えむ「じゃああたしも、1人で捜査とかしてみようかなぁ…」
奏「鳳さんまで…」
絵名「私も…1人で行動しようかな…」
司「ならばオレは、冬弥と行動することにする!」
冬弥「わかりました」
みのり「私は…愛莉ちゃんと雫ちゃんと…穂波ちゃんと一緒に行動しようかな…?」
愛莉「えぇ!わかったわ!」
穂波「では…宵崎さん、また後で…!」
奏「うん…またね」
奏「…瑞希も1人で行くの?」
瑞希「んーそうだね…じゃ、ボクも行ってくるよ!」
瑞希「…奏、必ず真相を解き明かすよ」
瑞希「必ずね…」
奏「…うん、頑張ろうね」
私も、早く捜査を始めないと…
黒幕はわたし達の誰かなんかじゃないって証明してみせる
それで、ここからみんなで出て行くんだ…!
捜査開始
奏「まずは…モノクマファイルをもう一度確認しよう…」
爆破による損傷が激しい為、死体の身元は不明
この爆破は、被害者の死後に行われている
腹部のナイフの傷は背中まで達している。このナイフによる刺し傷は1箇所のみ。
また、後頭部に殴られた形跡もある。鉄パイプ程度の太さの棒状で殴られた模様。
他にも、全身に数多くの傷跡があるが、ここ数日のものではなく、以前からあった傷のようだ
奏「正体不明の彼女を殺したのが黒幕…」
奏「えっと、それを捜査するためには…まずは鍵が掛かってた所と…」
奏「あ、あと寄宿舎の2階か…」
奏「あとは殺人に関係してる植物庭園と武道場…」
奏「…早速始めよう」
---
奏「あ…寄宿舎の2階へのシャッターが開いてる…」
行かないと…謎の解明なんてできないよね…
---
奏「こ、ここが2階…!?」
奏「なにこれ…まるで廃墟…」
奏「いや…戦場…?爆撃でも受けたみたい…」
奏「壁には血痕…不気味だな…」
奏「あ…扉がある…」
奏「…なんか…学生の部屋らしくないな…」
奏「大人っぽい雰囲気…」
瑞希「ここは学園長の個室だよ〜」
奏「わっ…!?」
瑞希「うわぁぁ!?」
瑞希「急に大きな声出さないでよ奏〜!びっくりしたぁ…」
奏「あ、ご、ごめん…でも…なんでここに…」
瑞希「この部屋は前にも調べたんだけど…心残りがあってさ…」
瑞希「だからもう1回捜査しに来たんだよ!」
奏「そうなんだ…」
奏「…パソコンがある…電源は入ってるみたい…」
瑞希「ボクのお姉ちゃんは、超高校級の絶望について色々調べてたみたいでね、」
瑞希「そのパソコンに、その時の調査結果が残ってたんだ」
奏「てことは…ここに何か手掛かりが…?」
瑞希「…たしかにいろんな情報が入ってたけど、そこまで大したものはなかった。ボクが前に教えたものと大体同じ…」
瑞希「超高校級の絶望って言葉は、個人じゃなくて、集団の事みたい」
瑞希「1年前の人類史上最大最悪の絶望的事件を引き起こした人達…」
瑞希「絶望だけを行動原理とする最低かつ最悪な人達…」
瑞希「…それだけが載ってたよ」
奏「そっか…」
奏「あれ…壁に隙間がある…?設計ミスかな…」
瑞希「多分、その向こうに空間があるんじゃないかな?」
瑞希「空気が流れてるし…」
奏「じゃあ…隠し部屋…?」
瑞希「開ける方法はなんとなくわかるよ!」
奏「え、本当?」
瑞希「うん、さっきのパソコンにプログラムがあったんだ」
瑞希「正しいパスワードを入れれば、開くはずなんだけど…」
瑞希「ただ、そのパスワードがわかんなくてさ…」
瑞希「お姉ちゃんに関するものは大体いれたけど…全部違って…」
奏「…瑞希の名前とか…」
瑞希「え?」
奏「瑞希の名前…フルネームで入れてみたらどうかな…?」
瑞希「う、うん…やってみる…」
--- 『AKIYAMA MIZUKI』 ---
奏「…!あ、開いた…!」
奏「瑞希っ…!開いたよ…!」
瑞希「あ……………」
奏「み、瑞希…?」
---
瑞希「……………」
奏「ど、どうしたの…?」
奏「…プレゼント箱…?これ…開けていいのかな…?」
瑞希「…奏、気をつけて」
奏「や、やっぱり危険かな…」
瑞希「危険ではないと思うけど…多分、びっくりすると思う…」
奏「え…?」
瑞希「ボクの予想だと…中にあるものは…」
瑞希「見てて楽しいものじゃない…」
瑞希「…叫んだりしないでね…?」
奏「叫ぶほどのものなの…?」
奏「……なんだろう…」
奏「あ、開けるよ…!」
奏「………………」
奏「ひ…っな、なにこれ…っ!?骨…!?」
瑞希「人の骨…だろうね」
奏「なんでこんなもの…!」
瑞希「…やっぱり」
奏「どうして…瑞希は予想できたの…?」
瑞希「ボクが想像してたのは骨が入ってる事じゃなくて…」
瑞希「死体が入ってるって事だよ…」
奏「あんまり変わらない気がするけど…」
瑞希「…………ボクのお姉ちゃんだよ」
奏「…え?」
奏「な、なにが…?」
瑞希「その箱の中身…」
瑞希「その骨…」
瑞希「その死体…」
瑞希「それが…ボクのお姉ちゃん…」
奏「え、え…?」
奏「ちょっと待ってよ…なんでそんなこと…」
瑞希「今までの情報を合わせて考えたらわかるんだよ…」
瑞希「学園長はこの学園に居る可能性が高い。だけど…生きたままここに来たのは16人…」
瑞希「それを合わせれば…ボクの姉は死んだ状態でここに居る可能性が高い…」
瑞希「…そうなるはずだよ」
捜査 2
奏「………?あれ…この写真…」
奏「かなり色褪せてるし、古い写真だけど…」
奏「これ…写ってるのって…」
奏「……ね、ねぇ瑞希…!」
瑞希「どうし……」
瑞希「…っ!?」
瑞希「…………」
奏「この写真ってやっぱり…瑞希が子供の頃の…」
瑞希「…………」
奏「これは…学園長のデスク?」
奏「でも勝手に調べるのは…」
瑞希「ボクの事なら大丈夫だよ」
奏「ほ、本当…?ありがとう…!」
奏「…特に何もない…?」
奏「あ…!これって…電子生徒手帳…?」
奏「緊急用って書かれてる…」
瑞希「学園長権限が与えられた電子生徒手帳…制限のない電子生徒手帳…」
瑞希「そう考えられるね」
瑞希「これは使えるかもしれない…持っていったら?」
奏「え?でも瑞希が…」
瑞希「ボクは大丈夫だってば〜!奏も、要らないなら置いていっていいよ?」
奏「…じゃあ…預かっておくね」
瑞希「…ねぇ、奏…」
瑞希「お願いがあるんだけど…聞いてくれる…?」
奏「…?どうしたの?」
瑞希「…ごめん、ここから出ていってほしいんだ…」
奏「え?」
瑞希「少し…1人になりたいな、って」
奏「あ…み、瑞希……」
瑞希「心配しなくても大丈夫だよ、!少し…冷静になりたくて…」
奏「そっか…わかった…!先に行ってるね…」
---
奏「…瑞希、大丈夫かな…」
奏「絶対…黒幕のせいだよね…」
奏「黒幕が殺した…」
奏「学園長は死んでた…つまり…」
奏「黒幕は…私たちの中に……」
奏「…そんなわけ、ないよね」
奏「他の可能性だって…必ずある…!」
---
奏「ここは…ロッカールーム?」
奏「私たちの先輩が使ってたロッカーなのかな…」
奏「あ…!他のロッカーはほとんど潰れてるけど…これは潰れてない…!」
奏「もしかしたら開くかも…」
ガチャガチャ…
奏「…あれ…?開かない…?」
奏「…あっ、取っ手にカードリーダーが…これ、更衣室のと似てるな…」
奏「ってことは電子生徒手帳に対応してる…?」
奏「………だ、だめか…本人のじゃないと無理だよね…」
奏「…緊急用の電子生徒手帳なら…どうだろう…?」
奏「…!開いた…!」
奏「でも…中にはほとんど何もない…けど…」
奏「…手帳だけ、置いてある…」
奏「名前は書いてないな…」
奏「持ち主の人に少し悪いけど…開けてみよう…!」
奏「…字の感じからすると…女の人かな…?綺麗にまとまってる…」
奏「……あれ?なんだろうこの文章…」
--- 希望ヶ峰学園をシェルター化し、生徒達に共同生活を送らせる計画…? ---
捜査3
奏「シェルター化…?計画…?」
奏「なにこれ…」
奏「と、とりあえず読んでみよう…」
---
ボクは、この計画について、発案者である人に直接話を聞く事にした。
ボクの姉でもある希望ヶ峰学園長にね…
すると姉は、
『天才達を保護して、未来への希望とする事がこの計画の目的なんだよ
天災に勝てるのは天才だけ。
そして、絶望に勝てるのは希望だけ。
この計画は、私達の国にとっても、最後の希望って言っても過言じゃない…
優秀な若者達を汚れた世界から隔離し、未来への礎としないといけないの。
それこそが唯一の希望…
その為に、瑞希にも協力して欲しい』
それが…姉の言葉だった
---
奏「…え?」
奏「これ…瑞希のものだよね…」
奏「な、なんでここに…?」
奏「瑞希はここに来て…学園長に会ってることになってる…?」
奏「最後のページは……」
絶望が紛れ込んでる…だからボク達が生き残った……2人の絶望がいる…!
奏「…???」
奏「よくわからない…」
---
奏「あ、このロッカーも開きそう…」
奏「……なんだろうこれ…」
奏「…何かの台本みたいだけど…」
奏「あとは…教科書とかノートとか…」
奏「…あれ…?このノート…」
奏「名前のところに…『天馬司』って書いてある…!?」
奏「え、え…?なんで…?」
奏「しかも…中に何回分かの授業の内容がまとめられてる…」
奏「つまりここで授業を受けていた…?」
奏「い、いやそんなわけ…天馬さんもこの学園に来たのは初めてなんだし…」
奏「それにこのコロシアイに巻き込まれて授業どころじゃ…」
奏「じゃあ…このノートは…?」
---
奏「調べれば調べるほどわからない…」
奏「ここは前の先輩たちが使ってたんじゃないの…?」
奏「それなのにどうして…瑞希と天馬さんの私物が…」
---
【学園長室】
類「おや、宵崎さんも来たんだね」
奏「あ…神代さん…」
類「いいところに来たね。これを見てほしいんだ」
奏「…?」
奏「第78期生…在学生名簿…?」
類「僕たち20人と、初音ミクのプロフィールがあるよ」
類「どうやら第78期生って言うのは僕達の事みたいだね」
奏「じゃああのプロフィールも…」
類「第78期生と書いてあったね」
類「おそらく、瑞希がこのファイルから破りとったんだろう…」
類「それで…ここのファイルに初音ミクの情報が載っていたということは、初音ミクも僕達と同じく、ここの新入生だったんだよ」
類「それにしてもよっぽど急いで破いて来たんだね」
奏「それは多分…隠れて来たからじゃないかな…」
類「…見てごらん、ミクくんのプロフィールが2枚あるよ」
奏「え、?」
類「つまり、このファイルにはまだ知られてないミクくんの情報が載っているんだ」
奏「ちょ、ちょっと読んでみてもいい…!?」
類「もちろんだよ」
ミクの突然の現出…その背景には、ある存在が大きく関わってるみたい
超高校級の絶望と呼ばれる存在…
現地点では、それが個人を指しているか、組織を指しているのか不明。
だけど、ミクがその存在と繋がっているのは間違いない
何か嫌な予感がする…超高校級の絶望に関する調査を早急に進める必要がありそう…
それと、ミクの動向にも注意が必要。私の勘だけど、彼女は危険…
ミクは入学時の検診の時、その体には傷らしいものが1つもなかった。
生徒の1人である彼女を信じたいのもやまやまなんだけど…
万が一、彼女が他の生徒達にとって危険な存在となるなら…
それ対応の処置が必要になるかも
やっぱりミクは…超高校級の絶望なんだ…
じゃあさっきの手帳の絶望が2人って言うのは…
類「いろいろ考えているみたいだけど…ついでにもう1つ教えるね」
類「このファイルで注目すべき、もう1つの重要な情報を…」
類「この中に写真があっただろう?」
類「僕達78期生の中に混じっている、見覚えの無い写真…」
類「そう考えれば、この写真の人が一体何者なのか分かるはずだよ」
類「それと、その写真についての情報もこのファイルに載っていたんだ」
類「身長158センチ、42キロ…スリーサイズも載っていたよ。上から55、46、82…」
類「さて、宵崎さんはどう思う?」
奏「ど、どう思うって…?」
類「後で確かめといた方がいいよって事だよ」
類「例の死体…触ってみれば分かるかもね?」
類「任せたよ、宵崎さん」
奏「…私っていいように使われてる気が…」
---
【情報処理室】
みのり「あっ!奏ちゃん!」
奏「花里さん達もここに来てたんだね」
愛莉「ええ、やっぱり気になるのよね…あそこの扉…」
雫「それで思ったの。学園内のロックが外れたならここにも入れるでしょう?」
みのり「そうそうっ!だから今、入ろうと思ってたんだ!」
穂波「というわけで宵崎さん…お願いしますっ!」
奏「え…わ、私!?」
みのり「ば、爆発するかもしれないし…ちょっと怖いな〜って…」
奏「私は爆発に巻き込まれていいの…???」
愛莉「いやそういうわけじゃないけど…頼んだわ!宵崎さん!」
奏「う…じゃあ…開けるよ…?」
カチャ…
穂波「わぁ…な、なんだか雰囲気が違いますね…」
愛莉「えぇ…SF映画に出て来そうな…」
雫「機械がたくさんあるわね…」
みのり「し、雫ちゃん!絶対何も押したらダメだよ!爆発するかもしれないしっ!」
愛莉「あんたはどんだけ爆発を恐れてるのよ…」
奏「それにしてもこの機械…なんなんだろう…」
奏「何かの操作パネル…?」
穂波「コクピットみたいですね…」
奏「…コクピット…」
奏「あ…これもしかして…」
雫「うーん…とりあえず何か押してみない?このボタンとかどうかしら?」
愛莉「え、ちょっ!雫!?」
みのり「と、とりあえずで押したら…っ!」
奏「………ん…?今何か音が…」
穂波「隣の部屋でしょうか…?」
愛莉「雫…あんたなんのボタン押したのよ…?」
雫「えっと…情報処理室っていうボタンを押したんだと思うわ!」
奏「情報処理室…?」
みのり「わ…す、すごい!部屋の名前が書かれたボタンがたくさんある…!」
穂波「日野森先輩はそれを押したんですね…」
奏「わ、私隣の部屋見てくるね…!」
愛莉「え、えぇ!気をつけて…!」
---
モノクマ「………」
奏「…モ、モノクマ…?」
モノクマ「…………」
奏「何しに来たの…?」
モノクマ「ガオーー!!!ガオーーー!」
モノクマ「ガオー!食べてしまうぞー!」
奏「……………」
奏「も、もしかして花里さん…?」
モノクマ「えぇ!?ば、ばれちゃった…」
モノクマ「というかこれなんなの…?カメラ付きのラジコンかしら…」
奏「わからないで操ってるの…?」
モノクマ「こっちからだと何を操作しているのか見えないんです…」
モノクマ「あら?ここに自爆ってボタンがあるわ!」
奏「し、雫さん…!?それ絶対押したらだめだよ…!」
---
みのり「か、奏ちゃん!さっきのはなんだったの…?」
奏「えっと…モノクマ、だったよ」
穂波「…?何がですか…?」
奏「今花里さんたちが操ってたのは…モノクマだったんだ」
愛莉「ええぇ!?そ、そうだったの!?」
奏「うん、そこの操作パネルはモノクマを操る為の物だと思う…」
奏「つまり、黒幕はここでモノクマを操作してたんじゃないかな…」
でも…監視する部屋は別…
瑞希の言ってたことはあってたんだ…
みのり「……………」
雫「…みのりちゃん?どうかしたの…?」
みのり「あ、え、えっとね…」
みのり「ここって黒幕が使ってた部屋なんでしょ…?」
みのり「だ、だから…どんな罠があるか分からないし…」
愛莉「た、確かにそれはそうね…」
みのり「だから…一回出ない…?」
穂波「そうだね…」
---
奏「それじゃあ私はこれで__」
ガチャ…
穂波「今の音は…?」
みのり「あ、あれ…!?鍵がかかってる…!」
奏「え…?」
雫「本当ね…これだと情報処理室に入れないわ…どうしましょう…」
愛莉「で、でもなんで急に鍵が…」
モノクマ「だって情報処理室は封鎖したんだもん」
みのり「ず、ずるいよ!勝手に鍵をしめるなんて…」
モノクマ「これはね、オマエラの為でもあるんだよ…」
モノクマ「だってあの部屋を解放したままだと、ボクを動かせないでしょ?」
雫「じゃあ…今も誰かが操作しているの?」
モノクマ「そうなりますね」
愛莉「おかしいわよ…!さっき入った時は、中に人なんていなかったのに…」
モノクマ「人はいなかった…?」
モノクマ「うぷぷ…ちゃんと調べたのかしら…?」
モノクマ「怪しい扉とか調べたのかしら…?」
奏「怪しい扉…もしかして…」
奏「床の扉…!?」
モノクマ「うぷぷ、残念でしたね!ビッグチャンスを逃してしまいましたね!」
モノクマ「まぁどっちにしろ、鍵が掛かってるんで開かないんですけど!」
モノクマ「とにかく、この部屋は封鎖したので開きません」
モノクマ「なのでオマエラが責任を持って、みんなに教えてあげてくださいね!」
モノクマ「うぷぷぷ…さいならー!」
穂波「行ってしまいましたね…」
雫「それにしても…本当だったのかしら…黒幕がいただなんて…」
奏「…多分、本当だと思う」
みのり「じゃあ…私が部屋を出ようって言ったせいで…」
奏「でも扉はどっちみち開かないみたいだし…」
雫「みのりちゃんは悪くないわ…!」
みのり「うん…ごめんね、ありがとう…」
愛莉「ちょっとみのり!落ち込んでる場合じゃないわよ!残ってる時間は短いんだから!」
みのり「そ、そっか…そうだよね…!」
みのり「今私にできること…」
みのり「他のみんなにこの事を伝えてくる!」
愛莉「よし!一緒に行きましょ!」
穂波「では宵崎さん、また後で合流しましょう」
奏「うん、頑張ってね」
奏「私も捜査に戻らないと…」
謎の写真
【武道場】
えむ「あっ!奏ちゃんだー!わんだほーい!」
奏「わ、わんだほーい、?」
奏「えっと…鳳さんもここにいたんだね」
奏「何か手掛かりは見つかった…?」
えむ「ううん、結構たくさん探したんだけど…」
えむ「う〜…怪しいと思ったんだけどなぁ…ここには何もなかったよぉ…」
奏「そっか…」
奏「じゃあ、私も次の場所に行くね」
えむ「うんっ!またねー!」
---
【植物庭園】
奏「………あれ…」
奏「死体が…ない…?」
奏「…物置きに無いかな…」
奏「ないな…どこに行ったんだろう…」
奏「仕方ない…とりあえず先にビニールシートを調べようかな」
奏「犯人は、死体をスプリンクラーで濡れないように使ったんだよね…」
奏「だったら…犯人の痕跡が残ってるかも…!」
奏「…ん…?」
奏「前見た時は気づかなかったけど…端に小さなスタンプがある…」
奏「『生物室』…?」
奏「あ…じゃあこのビニールシートは、生物室から持ってきたのかな…」
---
【生物室】
奏「ここが生物室…」
奏「う…け、結構寒い…」
奏「まるで冷蔵庫の中…みたいだけど…」
奏「なんでこんなに寒いんだろう…」
奏「なんか薄い冊子が置いてある…?」
奏「取扱説明書…見てみよう…」
当社のご遺体安置用冷蔵庫は、ドライアイスに替わる環境に優しい冷蔵庫なのです。
庫内には雑菌灯の他に、エチレンガスを除去するオゾン発生装置を備えております。
ご遺体を入れていただくだけで、青いランプが点灯し、自動装置が作動します。
最適な湿度、温度設定が自動に行われますので、
どなたでもお手軽に、ご遺体を長持ちさせる事が可能です。
内部のプログラムに異常が生じた場合は、赤いランプとアラーム音で知らせてくれます。
また、製品外装はステンレス製ですが、オプションで皮のシート張りにすることも可能です。
奏「これは…この冷蔵庫の説明書みたい」
奏「壁に装置が埋め込まれてる…」
奏「しかも、こっちの左半分の装置にだけ、青いランプが点灯してるな…」
奏「右半分は点灯していない…」
奏「………間違いない…この部屋は…」
奏「死体安置所だったんだ…」
奏「つまり、青いランプの冷蔵庫の中に…」
奏「犠牲になったみんなが……」
---
キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「えーオマエラ、調査の方はどうですか?」
モノクマ「あのね、頑張るオマエラに優しいボクからプレゼントがあるんだ!」
モノクマ「うぷぷ…ヒントが欲しい人は、急いで体育館まで来てくださーい!」
奏「…怪しいな…」
奏「とりあえず…行ってみよう…」
奏「……体育館、だよね」
---
司「………」
奏「あ…天馬さん、青柳さん…!」
冬弥「…宵崎さんか…」
奏「…?ど、どうかしたの…?」
司「いや…なんでもない…」
奏「2人もアナウンスを聞いて来たんだよね…?」
司「…オレ達は…もう行ったんだ」
冬弥「内容を見るのは…1人ずつでしたけど…」
奏「も、もう聞いたの…?じゃあ、モノクマが言ってたヒントって…?」
司「…す、すまん…っ!!」
冬弥「宵崎さん…すみません…」
奏「あっ…!ま、まって…!」
奏「……行っちゃったな…」
---
モノクマ「やぁやぁ、いらっしゃーい!最後のヒントだよー!」
モノクマ「オマエの足元にある封筒…それがヒント!」
奏「…これのこと…?」
モノクマ「ちなみに、内容に関しての質問は一切受け付けませんから…」
奏「…写真?」
奏「なにこれ…みんなの…集合写真…?」
奏「あれ…?これって…初音ミク…?」
なんで…どうして…?
どうしてみんなが…初音ミクと写ってるの…?
そもそもみんなが写ってるのもおかしいよ…
しかもお揃いの…見たことない制服で…
…いや…みんなじゃない…ここには…
私がいない…?
私だけいない…
でも…私以外のみんなは写ってる…つまり…みんなで私を騙して…っ?
モノクマ「うぷぷ…何やらいろいろ考えてるみたいだけど…」
モノクマ「いつまでもそこに居られると困るんだよね。邪魔なんだよ」
モノクマ「だから…さっさと出ていってよ」
奏「で、でも…!」
モノクマ「言ったでしょ?質問は受け付けないってば!」
奏「…………」
---
奏「何が最後のヒントなの……」
奏「余計にわからなくなってきた…」
奏「直接…みんなに聞いてみよう…」
奏「そうすればはっきりするはず…」
奏「……ううん、はっきりさせるんだ」
奏「きっと…食堂にいるよね」
---
奏「あ…桃井さん達…!」
愛莉「っ…!よ、宵崎さん…」
みのり「…ご、ごめんね、私たち急いでるんだ…!」
奏「あ…!」
奏「…どうして……」
奏「どうしてみんな…私を避けるみたいに…」
---
【図書室】
奏「か、神代さん…っ!」
類「…おや、宵崎さんか…」
奏「その…話があるんだけど…」
類「……………」
奏「…神代…さん…?」
類「…すまないけど…何も聞かないでくれ」
奏「あ…ま、まって…!神代さん、!」
奏「…どういう、こと…?」
奏「なんでみんな…私を避けるの…?」
---
【死体安置所】
奏「…………」
奏「ん………?」
えむ「……………」
奏「あそこに倒れてるのって…鳳さん…?」
奏「お、鳳さん…!こんなところで寝たらだめだよ…!」
奏「も、もしかして…死んで…?」
ジェノサイダー「わっはっはー!!!」
奏「わっ…!?」
ジェノサイダー「さむっ!!ここめっちゃ寒いね!」
奏「お、鳳さん…ここで寝てたら凍死しちゃうよ…」
ジェノサイダー「えっ?寝てた?あたしまた寝てたの?」
奏「…なんで寝てたの……?」
ジェノサイダー「んー…わかんない☆あの子が何かしたんじゃないかなっ☆」
奏「そっか…人格変わると記憶は引き継げないんだったね…」
ジェノサイダー「そーそー!」
ジェノサイダー「それにしてもここ寒いねっ!」
奏「うん…さっきも聞いたよ…」
ジェノサイダー「じゃ、あたしはここから出るねー!」
奏「あ…ま、またね」
---
奏「あれ…冷蔵庫が開いてる…?」
奏「さっき来た時は全部閉まってたのに…」
??「あー、そのせいだったんだね…」
瑞希「えむちゃんが気を失った理由って…」
奏「…!み、瑞希…!」
瑞希「遅くなってごめんね!」
奏「もう…大丈夫なの…?」
瑞希「うん、心配かけてごめん…」
奏「ううん、無理もないよ…」
瑞希「…それよりこの部屋、死体安置所みたいだね」
瑞希「それでえむちゃんは、この冷蔵庫の中を見て記憶を失ったのか…」
奏「知ってたの…?」
瑞希「知ってたというか…さっき、走っていくジェノサイダーとすれ違ったからさ」
奏「そうだったんだ…」
瑞希「えむちゃんはこの部屋を調べようとして、そこで冷蔵庫を開けてしまったんだよ」
奏「とりあえず冷蔵庫を元に戻さない…?そのままっていう訳にもいかないし…」
瑞希「奏、ちょっとまって」
瑞希「しまうのは、後での方がいいかも……」
奏「え、?」
瑞希「…これ…覆面の人の死体だよ」
奏「え、え…!?」
奏「ほ、本当…!?」
瑞希「うん。じゃあ…早速調べようか」
奏「えっ、と…私は何をすれば…」
瑞希「その辺で待ってて!終わったら教えるから!」
その辺って……
ずっとここにいるのは…寒いな…
あ…そうだ、写真のこと…聞いてみようかな…
奏「…ねぇ、瑞希」
奏「調べながらでいいから聞いてほしいんだけど…」
瑞希「ん?なに?」
奏「さっきのモノクマアナウンスの事なんだけど…」
瑞希「あー…ヒントがなんとかってやつ?」
瑞希「あれなら行ってないよ?」
奏「え、そうなの?」
瑞希「このタイミングでヒントって…ボク達を惑わそうとしてるに決まってるじゃん」
瑞希「それに、ヒントなんか無くても、ボクは自力で謎を解いてみせるよ!」
奏「そっか…」
じゃああれは…やっぱり罠だったんだ…
よかった…
奏「…あ…ビニールシートが置いてある…」
奏「これ…植物庭園にあった物と似てるな…」
奏「スタンプもあるし…あのビニールシートは、やっぱりここの物だったんだ…」
奏「そういえば…ランプが付いてる物には死体が入ってるんだよね?」
瑞希「ランプが付いてるのは全部で21個の内…9個だね」
瑞希「それはそうと奏!調べ終わったよ!」
奏「は、早いね…どうだった?」
瑞希「死体の傷口や出血の跡を調べたんだけどさ…」
瑞希「腹部の傷も、後頭部の傷も死後に受けた可能性が高いみたい…」
奏「え…?」
瑞希「死体が焼けたせいで分かりずらくなっていたけど…間違いないよ」
奏「じゃあ…本当の致命傷って…?」
奏「残る可能性は全身の数多くの傷だけど…それって古傷だったよね…」
瑞希「…古傷だなんてどこにも書いてないけど?」
瑞希「モノクマファイルには、ここ数日のものではない傷って書いてるだけだよ」
奏「それと何が違うの…?」
瑞希「全然違うよ!特に言葉の印象がね!」
奏「え…?」
瑞希「もしあの死体が殺された事自体、ここ数日じゃなかったとしたら?」
奏「…!?」
瑞希「可能性の1つとして考えられるはずだよ」
瑞希「それと、死体に関して知りたいことがあったら今の内に聞いといた方がいいよ」
瑞希「多分、死体を調べられるのは今の内だと思うし…」
奏「あ…!思い出した…!」
奏「さっきファイルを見た時、初音ミクの身長とかが載ってたんだけど…」
瑞希「身長158センチ、体重42キロ。スリーサイズは53、46、82でしょ?」
奏「よ、よく覚えてるね…」
瑞希「まだ測ってなかったから測ってみようか!」
奏「うん…そうだね」
瑞希「………」
瑞希「あれ……違う…?」
奏「え…ミクじゃないの…!?」
瑞希「うん…違うみたい…」
瑞希「えっと…聞きたいのはそれだけ?」
奏「あ、う、うん…ありがとう…」
瑞希「それじゃあ行こっか。ここすっごく寒いし…」
奏「え、死体は戻さないの…?」
瑞希「あ…忘れてた…」
奏「忘れてたの…!?」
瑞希「じゃあそろそろ解散に…」
奏「あ…み、瑞希!」
瑞希「ん?どうしたの?まだ聞きたいことでも…」
奏「本当に…この学園に来てから、1回もお姉ちゃんと会ってないの…?」
瑞希「…え?」
瑞希「…どういうこと…?」
奏「寄宿舎の2階にロッカールームがあったのは知ってるよね?」
瑞希「うん…」
瑞希「だけど、あのロッカーは本人の電子手帳じゃないと開かないはずだよ?」
奏「それはそうなんだけど…わたしは緊急用の電子生徒手帳を使ったんだ」
瑞希「学園長室にあったあの電子生徒手帳か…それで…何か手掛かりはあったの?」
奏「手帳なんだけど…でも私が見る限り、瑞希の物としか思えなかったんだよ」
瑞希「…………」
瑞希「……なんで?」
瑞希「さっきも言ったけど、あれは本人のじゃないと開けられないはず…」
瑞希「それに、あそこに入れるようになったのも最近の事…」
奏「確かにそうだけど…でも書いてあったんだよ…!」
奏「学園長の事を…お姉ちゃんって……」
瑞希「……!?」
瑞希「も、もしかして…」
瑞希「じゃああの映像も…本物なの…?」
奏「あの映像…?」
瑞希「奏……全部繋がってきたよ」
瑞希「それも、最悪な形でね…」
奏「どういうこと…?」
瑞希「ボクは今からロッカールームに行ってくる」
瑞希「奏の言ってた事を確かめたいんだ」
奏「それじゃあこの電子生徒手帳を…」
瑞希「それは必要ないよ。ボクのロッカーなら、ボクの電子生徒手帳で開くはずだからね」
瑞希「…これ、奏に渡しておくね」
奏「これ…って…DVD…?」
奏「……第78期生…緊急面接…!?」
瑞希「奏が居なくなった後、隠し部屋から見つけたんだよ」
瑞希「詳しく説明してる暇は無いから、代わりに見てきて!」
瑞希「そうすれば、ボクの知らない場所で手帳が置いてあったって分かるよ…」
奏「うん…わかった」
瑞希「そういえば、奏が居なくなった後に考えたんだけど…」
瑞希「整理は付かなかったよ…むしろ、ますます分からなくなっちゃった…自分の気持ちもね…」
それって…お姉ちゃんのことだよね…
瑞希「だけど、これだけは確かだよ。ボクは黒幕を許せないって…」
瑞希「ボクのお姉ちゃんを…みんなのことを殺したのも黒幕のせいだよ…」
瑞希……見た事ないくらい怒ってる…
そりゃあそうだよね…
瑞希「…ボクは…黒幕を絶対倒してみせる…!」
瑞希「…あははっ…無駄話はこれくらいにしよっか!」
瑞希「もう残りの時間は少ないし…またね、奏!」
瑞希「また…最後の学級裁判で会おうね…」
---
【視聴覚室】
奏「…よし、これで見れるはず」
奏「…………」
私がそこで見たものは
あまりにも目を疑うもので
唖然とした
奏「…まふ、ゆ…?」
画面の前に映るのは、久しぶりに見るまふゆの姿
少し強張った表情をしている…
そして……
???「じゃあ…面接を始めようか」
大人の、女性の声…
???「悪いけど、この面接の様子は録画させてもらうね」
???「この映像はある意味、契約書代わりだけど…君達を信用してない訳じゃないよ」
???「ただの保険だから、安心してね」
まふゆ「……………」
???「じゃあ早速、本題に入るけど…」
???「君は…これからの一生をこの学園の中だけで過ごす事になるかもしれない…」
???「それを了承してくれるかな」
まふゆ「りょ、了承するもなにも…」
まふゆ…困惑してる…
そうだよね…急にそんなこと受け入れられるわけ…
まふゆ「…分かりました」
え……?
???「そっか…ごめんね」
???「それなら、私も全力で君を保護する事を約束するよ」
学園長「希望ヶ峰学園、学園長の名にかけて…ね」
---
そこで映像は終わった…
…わからない
まふゆは…ここから出たかったんじゃないの…?
それなのに…
この学園での一生を受け入れるなんて…
奏「あ…まだ映像が続いてる……」
奏「……っ!?」
---
学園長「宵崎さん、面接を始める前に言っとくけど…この面接の様子は録画させてもらうね」
奏「は、はい…」
なんで…私が映ってるの…?
こんな面接…受けた記憶なんて…
学園長「早速本題に入るけど…」
学園長「宵崎さん。君はこれからの一生を、この学園内だけで過ごす事になるかもしれない…」
学園長「それを…了承してくれるかな」
奏「…………」
奏「分かりました…」
………!?
今…分かりましたって…言ったの…?
学園長「ごめんね、こんな思いをさせて…」
奏「いえ…だって、仕方ないですし……」
学園長「だけど、君がこの学園にいる限り…私が全力で守ってみせる…」
学園長「希望ヶ峰学園…学園長の名にかけて…」
---
その後も、星乃さんや東雲さん達の面接が流れていた
みんなここでの生活を受け入れてて…
それに、瑞希の面接の様子もあった
瑞希もここでの生活を受け入れていた…
そして、瑞希の面接が終わりそうになった時…
突然、映像が止まった。
---
奏「あれ……?」
奏「付かない…なんで…!?」
モノクマ「おやおや、どうやら故障してしまったみたいですね…」
奏「こ、故障…?」
なんでこんなタイミングで…
絶対わざと壊したに決まってる…っ
…………
奏「さっきの映像…」
奏「私もみんなも…忘れてる…?」
キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「…………さてさて…」
モノクマ「終わりの学級裁判の始まりだよ!」
モノクマ「いつもの場所で!また会いましょう!!」
奏「……始まる…」
奏「始まってしまう………」
奏「最後の学級裁判…」
奏「これが…最後……」
奏「………行こう」
学級裁判 前編
奏「…私が一番乗り…か」
瑞希「早かったね、奏」
瑞希「…心の準備は、できてる?」
奏「うん…一応…」
奏「…他のみんなは…?」
瑞希「大丈夫。すぐ来るよ」
類「……………」
奏「あ…神代さん…」
類「………………」
奏「か、神代さん…?」
穂波「………」
みのり「…………」
奏「望月さん達まで…」
冬弥「……………」
なんだかみんな…疑ってるような目をしてる…
ジェノサイダー「ごっめーん!遅れちゃったっ!」
愛莉「………」
司「……」
ジェノサイダー「あれれ?なんだかみんな、すんっ…ってしてるねー?」
ジェノサイダー「何かあったのー?」
ジェノサイダー「それとも、めっちゃくちゃ緊張してるとか……」
ジェノサイダー「…はっくしゅんっ…!」
えむ「……あれ…?ここどこ…?」
奏「…………」
瑞希「残念すぎて言葉も出ないね…」
奏「う、うん……」
モノクマ「うぷぷ…揃ってる揃ってる…疑うような顔が揃ってるよ…」
モノクマ「さてと、じゃあ始めましょうか!」
瑞希「そうだね、今度こそ公平な裁判をね…」
モノクマ「今度こそって…クマ聞き悪いなぁ!」
モノクマ「正々堂々と戦ってやるって!」
モノクマ「それに、画面の向こうのオマエラにも分からせてやるよ…」
モノクマ「絶望は、希望より強いって事をね…!」
類「…早く始めてくれないかい?」
モノクマ「そうっすね。じゃあ、さっさと始めましょうか」
モノクマ「ボクは先に下で待ってるから…」
モノクマ「…逃げんなよ」
モノクマ「アーッハッハッハッハ!」
雫「……行きましょうか…」
絵名「…うん」
瑞希「……なんか、みんな様子が変じゃない…?」
瑞希「まるで疑心暗鬼…お互いを疑ってるみたい…」
奏「……………」
瑞希「…奏は、理由がわかってるみたいだね」
奏「うん…」
瑞希「じゃあそれは後で…学級裁判で聞くよ」
奏「…うん、覚悟は決まってるから」
瑞希「勝つ覚悟…だね?」
奏「…もちろんだよ」
瑞希「それじゃあ…頑張ろうね、奏」
---
奏「ここが…最後の裁判場…」
モノクマ「待ちに待ったラスボス戦だよ!!」
モノクマ「うぷぷ…今回はボクも参加という事で、空いている21番目の席に座りたいと思います!」
モノクマ「そんじゃあ!始めまーーーす!!」
モノクマ「えー今回は、最後の裁判という訳で…特別ルールが適応されます」
モノクマ「犯人とその犯行を解き明かし、この学園の謎も解き明かせばオマエラの勝ち!」
モノクマ「だけど、それができなかったら…」
モノクマ「ボクの勝ち!!」
モノクマ「もちろん、敗者にはワックワックでドッキドッキのおしおきが待ってますよー!」
瑞希「じゃあ、君が負けたら、君自身が処刑されるの?」
モノクマ「うん、そうなるね」
瑞希「言ったね?」
モノクマ「言ったよ!クマに二言はないからね!」
モノクマ「じゃまずは…」
司「…すまん、オレから1つ…聞きたい事がある」
モノクマ「んー?珍しくシリアス調だね?どしたの?」
司「黒幕って…1人なのか…?」
モノクマ「…んん?」
司「ここにいる全員が黒幕と繋がっているんだろう…!?」
司「それで…オレのことを騙して…っ!」
司「証拠だってあるんだ!」
絵名「…!そ、それはこっちのセリフよ!」
絵名「みんなの方こそ…私を騙してたんでしょ!?」
愛莉「何言って…みんなが私のことを騙してたんじゃ…」
類「おや?僕も持っているよ?僕以外の全員が黒幕と言う証拠をね…」
穂波「わ、私だって持ってますよ…!」
雫「で、でも変ね…みんなが証拠を持ってるなんて…」
奏「それ…私も持ってるよ」
みのり「え…!?奏ちゃんも!?」
奏「うん…みんなが言ってるのって、この集合写真のことだよね」
絵名「そうだけど…」
絵名「あれ…?でも違う…!」
絵名「奏が持ってる写真には…私が映ってるけど…」
絵名「私が受け取った写真には、私だけが映ってないのよ…?」
奏「…!」
奏「ねぇ、他のみんなの写真も見せてくれない?」
司「あ、嗚呼…」
奏「……………」
奏「うん……やっぱりそうだ…」
奏「見えてきたよ…この写真に隠された秘密が…」
愛莉「で、でも…私の写真には、宵崎さんも映っているのよ?」
奏「そう…そうやって争う事こそが、この写真の目的だったんだ…」
奏「自分以外の全員が組んでいる…わたし達にそう思わせる為の黒幕の罠なんだよ…」
モノクマ「へ?ボクの罠?」
モノクマ「罠とは失礼しちゃうなー!それって、どういう根拠で言ってるのさ!?」
奏「その集合写真には、受け取った本人だけが写ってなかったの」
奏「私が受け取った写真には、私が映っていなかったし…」
奏「絵名が受け取った写真には、絵名だけが映ってなかった…!」
奏「他のみんなだってそうだよ…」
司「オレ達は…そんな写真を見せられたせいで、全員が敵だと思いこんでしまった…という事か…?」
モノクマ「うぷぷ…ばれた?」
瑞希「そんなことだろうと思った。どこがヒントなの…」
奏「………………」
えむ「それにしても、こんなねつ造であたし達を騙そうとしたんだね!」
モノクマ「ん…?ねつ造…?」
モノクマ「いやいや、この写真自体は本物だよ?」
愛莉「はぁ?そんな写真撮った覚えないわよ!」
愛莉「そもそも!こんなことに巻き込まれて、仲良く写真なんて撮ってる場合じゃ…」
奏「……本当にそうなのかな…」
絵名「え……?」
奏「確かに、私もそんな写真撮った記憶ないけど…」
奏「もし、私達全員が記憶を失ってる…それが理由だとしたらどうかな…?」
冬弥「なっ……記憶喪失…だと?」
みのり「え…!?そ、そんなの信じられないよ…!」
みのり「だって…私はこの学園に来てから起こったこと、全部覚えてるんだよ…!?」
奏「記憶喪失の可能性を示しているのはあの集合写真だけじゃない…」
奏「このDVDなんだけど…」
奏「ここに映っているのは、私たちみんなと…希望ヶ峰学園学園長との面接の様子なんだ」
穂波「み、みんな…って…」
奏「もちろん、望月さんも映ってたよ…」
穂波「そんな記憶は…」
瑞希「だから記憶喪失なんだよ…このDVDを見たら分かる…」
司「ほ、本当…なのか…?」
冬弥「…だからって…信じろと言われても…」
類「でも、反論材料が無い今は…信じるしか無いよ」
絵名「ど、どうしてそんな冷静でいられるわけ…!?」
類「それよりも、そのDVDに録画されているのは、僕達と学園長との面接だったね?」
類「どんな内容だったんだい?」
奏「学園長は、私たち1人1人に同じ質問をしてたんだ…」
奏「『この学園での一生を受け入れるか』って質問なんだけど…」
みのり「な、何その質問…!」
類「それで…僕たちはどう答えたんだい?」
絵名「そんなの…断るに決まって…っ!」
奏「……私もみんなも、受け入れてたんだよ」
司「は……?」
雫「なんで受け入れているの…!?」
奏「それは私にも分からない…覚えていないから…」
瑞希「…みんなも覚えてないよね?」
瑞希「ここでの一生の生活を受け入れたことも、学園長と面接したことも…」
絵名「た、確かに覚えてないけど…」
穂波「信じる方が難しいですよ…」
瑞希「難しくても無茶でも今は信じるしか無いんだよ!そうじゃないと話が進まない…」
モノクマ「そうだね。正解だからね」
愛莉「う、うそでしょ……」
瑞希「馬鹿みたいな展開だけど、それが真実だから…信じるしかないよ」
類「…そうだね」
えむ「じゃあ…ほんとのほんとなの…?」
モノクマ「そう!みーんな仲良く記憶喪失っ!」
みのり「うぅ…頭痛くなってきた…」
奏「…そして私たちの記憶を奪ったのは…」
奏「モノクマ、だよね…」
モノクマ「あっちゃー、またばれちゃった!」
瑞希「そりゃあ、全員が同時に記憶喪失なんて…そんな偶然、ある訳無いじゃん?」
司「だ、だが…記憶を奪うなんて…どうやって…」
モノクマ「あーもう!そんなことはどうでもいいでしょ!」
モノクマ「そうじゃないでしょ!問題はそこじゃないでしょー!」
類「問題は、僕たちのどんな記憶を奪ったか…」
モノクマ「うぷぷ…さすがだね…」
類「他にも何か、記憶を奪っているんだろう?」
モノクマ「もちろん!動機とも関係してるしね!」
瑞希「あれらの動機が…記憶と関係してるの?」
モノクマ「そうなんだけど…まだ内緒!」
モノクマ「忘れたわけじゃないよね?これは、覆面殺しの裁判なの!」
絵名「じゃあ…先に犯人を見つければいいのね…」
犯人の正体は黒幕…
それを…証明してみせる…!
学級裁判 中編
モノクマ「覆面を殺したは誰でしょうねー?」
瑞希「黒幕だよ!それだけは間違いない…!」
絵名「でも…黒幕って、本当にこの学園の中にいるの?」
愛莉「別の場所にいるとか…」
奏「それは違うよ。黒幕は間違いなく、この学園の中にいる」
司「どうして断言できるんだ…?」
奏「情報処理室の奥に、モノクマを操作する為のパネルがあったんだ」
奏「黒幕は、あの操作パネルでモノクマを操っていたんだよ」
奏「だから間違いない。黒幕は、この学園の中にいる…」
類「間違いない……か…じゃあ、黒幕の正体はこの中の誰かって事かい?」
穂波「どうしてですか…?」
類「黒幕がこの学園の中に居るなら、その21人の誰かだとしか考えられないはずだ」
類「そして、今生き残ってるのは僕たちだけ…」
雫「ということは……」
冬弥「俺たちの中に…いるってことか…?」
みのり「わ、私じゃないよ…!!」
司「オレでもないぞ…!?」
えむ「あ、怪しいのは奏ちゃんだよ…!」
奏「え…私…!?」
えむ「だって…1人だけ処刑を免れてるし…」
モノクマ「しまった!ばれちゃった?」
奏「え、えぇ…!?」
奏「な、何言ってるの…!?」
瑞希「ちょ、落ち着いて!慌てたらだめだよ!」
奏「あ……そうだよね、ごめん…」
瑞希「黒幕の正体なんか、犯人を解き明かせばすぐに分かるって!」
類「たしかに、それもそうだね」
絵名「でもこれ以上何を話せば…」
瑞希「致命傷だよ!」
雫「え?でも致命傷は、後頭部の傷でしょう?」
奏「ううん…全身にあった数多くの傷…あれが致命傷だよ…!」
愛莉「…?でもファイルには数多くの傷は以前からあったものだって…」
奏「じゃあ…あの殺人自体が、ここ数日の物じゃ無かったら…?」
えむ「ほえ?」
奏「それなら、ここ数日のものでは無い傷が致命傷でもおかしくないはずだと思うけど…」
奏「私たちが植物庭園で死体を発見した時、あの死体は既に死後何日か経過してたんだよ」
司「む…だとすると、その前の夜の件はどうなるんだ?」
司「宵崎さんは、覆面の人に襲われたと言っていたよな」
司「じゃあ覆面の人が数日前に死んでいたなら、あの覆面は何者なんだ…?」
奏「あの時の覆面の正体は、黒幕だよ」
奏「死体と黒幕が同じ覆面だったせいで、同じ人と思い込んでいた…」
類「じゃあ聞くけれど、その殺人は僕達が閉じ込められる前から殺されたとかは無いのかい?」
モノクマ「それは大丈夫です!ちゃんとコロシアイ学園生活が始まってからです!」
みのり「じゃあ…私たちの知らないところで殺されたってことだね…」
絵名「しかも、殺されてから私たちに見つけられるまで、結構な時間があったんだよね?」
絵名「その間、死体はどこにあったの?」
奏「生物室だよ」
えむ「生物室って…5階の?」
奏「うん、あそこは死体安置所として使われていたんだ」
奏「根拠もあるよ。ビニールシートの事なんだけど…」
奏「ビニールシートの端に生物室のスタンプがあったんだよね」
奏「それに、生物室には同じようなビニールシートが山積みになってたし…」
みのり「じゃあ、あの死体は生物室から運ばれてきたんだね!」
瑞希「多分犯人は、生物室の死体を植物庭園に運ぶ時、あのビニールシートに包んで運んだんじゃないかな?」
瑞希「それで、そのままスプリンクラーをやり過ごして、例の白衣を着させたんだよ」
モノクマ「で、でも!そんなのってただの推測じゃん!!」
モノクマ「死体をビニールシートに包んで運んだなんて、その証拠はどこにあるのさっ!?」
瑞希「証拠は無いよ?だって、自分の推測を話しただけだし!」
瑞希「それなのに、君は随分ムキになってるんだね?」
瑞希「話が生物室になって、内心焦ってるんだよね?だって、あの生物室に正体を暴く鍵があるんだもんね?」
穂波「黒幕の正体を暴く鍵…?」
モノクマ「あー!あー!!あーーーー!聞こえない!聞こえないよー!」
瑞希「幼稚な妨害だね。無視して続けよう…」
奏「…黒幕の正体を暴く鍵………それって…もしかして…」
モノクマ「ところで宵崎さん!例の件についてはどう思う?」
奏「…例の件って…?」
モノクマ「うぷぷ…宵崎さんのお父さんだよ…」
奏「!?」
モノクマ「忘れてないよね!あのビデオメッセージの事をさ!」
モノクマ「あれって結局、無事だったんでしょうか?」
奏「な、なんで今…」
モノクマ「お父さんの身に…一体何があったのでしょーか!?」
奏「…っ…!いい加減にして!」
瑞希「奏!落ち着いて…!!モノクマは…惑わそうとしてるだけ…!」
奏「………う、ん…」
奏「……………」
奏「生物室の矛盾点は…ランプの数だよ」
モノクマ「っぐ…!」
モノクマ「な、なにが変なんだよ!なにがおかしいんだよ!」
瑞希「あそこの死体安置所…使われていたら青いランプが付くんだよね」
奏「でも……今回の死体も含めて9個だったんだ…これっておかしいよね…?」
冬弥「…どういうことだ…?」
奏「だって、本来なら10個付いてないとおかしいから…」
えむ「おかしい…?なんで?」
奏「犠牲になったみんなのことを思い出してみて…」
奏「1人目がまふゆ
2人目が咲希さん
3人目が東雲さん
4人目が小豆沢さん
5人目が草薙さん
6人目が白石さん
7人目が星乃さん
8人目が日野森さん
9人目が桐谷さん…」
奏「そして、10人目が今回の死体…」
司「全部で10人だな…」
奏「でも、保管されていた死体は9人分だけだった…」
絵名「し、死体が消えたってこと…?」
愛莉「分かったわ!黒幕が証拠隠滅の為に、死体を処分したのよ!」
奏「うーん…黒幕が処分するなら、自分に関係する死体を処分すると思う…覆面の人の死体は残ったままだったからね」
冬弥「じゃあ…誰の死体が消えたんだ…?」
瑞希「そもそも、消えたわけじゃないのかも…」
えむ「えっ?消えたわけじゃないなら…どうして死体の数が合ってないの?」
奏「…同じ人が2回殺された…とかは?」
雫「え?」
奏「既に殺された人をもう一度…殺されたとか…」
絵名「既に死んでる人をもう一度殺すって……どういうこと…?」
絵名「そんなことって…」
瑞希「有り得る事だよ?ううん、間違いなくあった…」
類「もう分かってるみたいだね?その2回殺された人が…」
瑞希「うん!致命傷に注目すれば、わかるはずだよ…!」
奏「…………」
奏「…咲希さん」
奏「咲希さんの致命傷って…似てるよね…」
愛莉「に、似てる…って…?」
奏「だって…咲希さんって、全身を沢山の槍で貫かれて殺されたんだよね…」
類「確かに、今回の致命傷は全身にある数多くの傷…咲希さんの致命傷は、全身を貫いた数多くの槍…」
穂波「に、似てるどころか…一致してる…!」
瑞希「そうなんだよ…2人の致命傷だけが一致してるんだよ!」
奏「それならつじつまも合うよね…?ここ数日のものじゃない傷が、死体の致命傷でも…」
えむ「嘘…咲希ちゃんの死体と同じなの…?」
奏「つまり…あの死体は咲希さんだったんだよ…」
穂波「そんな…そんなこと…」
司「じゃあ……黒幕って…やっぱり…」
奏「学園長のファイルに載ってた…超高校級の絶望…」
奏「初音ミク……」
モノクマ「……………」
モノクマ「…………………」
みのり「……な、なに?」
モノクマ「…………」
愛莉「逃げても無駄よ…っ!!」
モノクマ「………………」
モノクマ「…………」
瑞希「諦めなよ、ミク!もう終わりなんだよ!」
モノクマ「…………」
モノクマ「………終わり?」
モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ…」
モノクマ「違うよーー!まだ続くんだよー!」
モノクマ「クライマックスで終了…そんなふうに思っちゃった?」
奏「………っ!」
学級裁判 後編
ミク「やっほー!初音ミクだよー!」
ミク「ふふっ…私は待っていたの…君たちみたいな人間が現れることを!」
ミク「……あははっ!久しぶりの人前だから、どんなキャラだったか忘れちゃった☆」
奏「ミク…」
みのり「本当に…ミクちゃんなんだ…」
ミク「毎日毎日くる日もくる日も…モノクマのふりをし続けるのは疲れるよ〜…」
ミク「絶望的に飽きっぽいミクにとっては、苦行を通り越して自殺行為だからさっ♪」
えむ「そ、そんなことより…!どうして咲希ちゃんを…!!」
ミク「あぁ、咲希ちゃんのこと?」
ミク「んー、なんとなくかなー…」
司「は………?」
ミク「あの時、ちょうど見せしめ役が欲しかったんだよね」
ミク「そしたらタイミングよく!咲希ちゃんがミクに反抗してくれたんだっ!」
ミク「黒幕に逆らったらこうなるんだよーってことを、みんなに教えたかったの☆」
穂波「そんなことで……?」
穂波「そんなことで…咲希ちゃんを殺したの…?」
ミク「ま、仕方ないよね。そういう気分だったんだし」
愛莉「な、なんかキャラ変わってない…?」
ミク「言ったでしょ?ミクは絶望に飽きっぽいんだ。だから、自分のキャラにもすぐ飽きちゃうんだよ」
司「ふざけるな……っ!!どうして…どうしてそんなことで咲希を……っ…」
ミク「それには海より深ーーい事情があるんだよね…嘘だよ無ぇよ!!」
絵名「じょ、情緒不安定すぎるでしょ…」
ミク「仕方ないですね、私が代わりに説明しましょう」
雫「ま、またキャラが変わったわね…」
ミク「今回の計画において、コロシアイ学園生活を裏でコントロールする役目は必須だったのですが…」
ミク「私はバーチャルシンガー…簡単に言うと機械ですから、裏方役も、表の学園生活をする役も必要ないのです」
ミク「それに、このコロシアイ学園生活の人数は20人……キリもよかったですし、私が入る必要もなかった…」
奏「…どうして?」
奏「どうして……そんなことするの…?」
奏「人の命を…なんだと思ってるの…?」
奏「奪った命は…もう戻ってこない…」
奏「それなのに……」
ミク「ふぇ!?あたしが咲希ちゃんを殺したから怒ってるのー!?」
ミク「あたしは超高校級の絶望なんだよ?だから、生きる事に希望なんて感じ無いと言うか〜…」
ミク「だからあたしにとって、死ぬとか殺すとか大した問題じゃないの!」
ミク「あたしはそういう考えを持ってるから、なんでもできちゃうの♡」
冬弥「人を殺しておいて…何も思っていないのか…?」
ミク「そんなことない…悲しいです…」
ミク「だって、咲希ちゃんはただの見せしめ役として殺されたんですよ…」
ミク「こんなの…超絶望的ですよね」
ミク「1つだけじゃ足りない…超超超…絶望的…まだ…もっとですね…」
ミク「超超超超超超超超超超超超超超超絶望的…」
ミク「ま、それが快感なんですが…」
絵名「は……あんた…さっきから何言ってんの…?」
ミク「きっと咲希ちゃんも…絶望しながら死んだんですよね…」
ミク「だから…羨ましいんです…超羨ましいんです…」
類「ただ者ではないと思っていたけれど…ここまでとはね…」
みのり「ジェノサイダーもかなりすごかったけど…それとは比べ物にならないくらいやばいよ…!」
ミク「あの……弱者を殺す事しか能がない殺人鬼さんと…一緒にして欲しくないと言いますか…」
ミク「私って…絶望的に容姿端麗で…絶望的に頭脳明晰で…絶望的に身体能力抜群な…」
ミク「絶望的に完璧超人設定なんですよ……?」
えむ「で、でも!その程度では完璧とは程遠いよ!」
穂波「えむちゃんはなんで張り合ってるの…?」
ミク「あーっ!そういえばえむちゃんって、鳳財閥の娘だったよね!」
えむ「え…?う、うん…そうだけど…それがなに…?」
ミク「うぷぷ…まだ気づいてないの?オマエラってほんと鈍いよねー!」
ミク「そのくせキャンキャン騒いじゃってさ!まだ解けてない謎もあるっていうのに…」
瑞希「それって…ボクたちの記憶のこと?」
ミク「謎は全て解けた。犯人はボク。だからどうしたって?」
ミク「勝ち誇るのは、オマエラの記憶の秘密を解いてからにしてもらえる?」
奏「もちろん…そのつもりだよ…私たちが全て解き明かしてみせる…」
奏「そして…貴方に勝ってみせる…!」
ミク「うぷぷ…楽しみだね…」
司「では単刀直入に聞く…オレたちのどんな記憶を奪ったんだ…?」
ミク「………………」
雫「集合写真の撮影…面談の記憶…ということは…」
雫「わかった…!きっと、入学試験の記憶よ!」
ミク「シーーン…」
愛莉「ちょっと!ヒントくらい教えなさいよ!」
ミク「オマエラって脳がスポンジなんだね…ヒントならさっき言ったじゃん!」
ミク「オマエラから奪った記憶は《《ある事》》と関係してるってさ!」
奏「……それって…動機のこと…?」
ミク「あ、やっぱり覚えてたっ!?まぁ、そんな大事なことを忘れるわけがないよね☆」
ミク「で、改めての質問だけど…」
ミク「これまでミクが提示してきた動機には、それぞれ独自のテーマがあったのは知ってる?」
穂波「テーマ……?」
ミク「うんっ!それを、みんなへの問題にしようと思うんだ!」
ミク「さて、最初のまふゆちゃんの殺陣の時、ミクが提示した動機には…どんなテーマがあったかなっ?」
奏「最初に提示された動機……人間関係…だよね」
ミク「ピンポンピンポーン!大正解っ!あの時ミクが配ったDVDには…」
ミク「みんなの大切な人間関係を台無しにした映像が映ってたんだよね!」
ミク「例えば…家族だったり、友達だったり!」
ミク「それらをぜーんぶ壊して、みんなに見せつければ…」
ミク「『ここから出たい』っていう気持ちが強くなって、コロシアイに発展すると思ったんだっ☆」
ミク「それにしても、残酷なことをするよね…」
絵名「よく言うわよ…あんたがやったくせに…!!」
ミク「はーーいっ!じゃあ次のクイズでーすっ!」
ミク「えっとねぇ、2番目の草薙さんの時なんだけど、あの時の動機のテーマは…なんでしょーかっ♡」
あの時は…モノクマから封筒を受け取って…
中には…私の過去が書かれていたから…
奏「…思い出…?」
ミク「わーいっ!また奏ちゃんが正解でーっす!」
ミク「ミクがみんなに渡したあの封筒には、恥ずかしい秘密や、知られたくない秘密があったんだよねー!きゃはっ♡」
ミク「それを知られたくないからこそ、草薙さんの事件は起こってしまったんだね〜!」
冬弥「この質問は…何か関係があるのか…?」
ミク「いいからいいから!焦らないでよー!」
ミク「じゃあ…3回目の殺人が起きた時の動機のテーマは、なんだったでしょー?」
奏「お金……つまり、欲望ってことだね…」
ミク「ま、また奏が正解したな…」
ミク「でも、志歩はお金じゃなくて、タイミングだったみたいだね」
ミク「結果的にコロシアイに発展したからいいけど」
穂波「そ、それがなに…?」
ミク「大丈夫。次で最後だからさ」
ミク「次の動機のテーマ、わかる?」
桐谷さんの秘密を黒幕がバラしたから起きてしまった事件…
ってことは…
奏「裏切り…だよね」
ミク「そ。あの時、私が遥の秘密をバラしたから殺人が起きた」
えむ「け、結局この問題の意味はなに…?」
ミク「人間関係、思い出、欲望、裏切り………」
ミク「やっぱり、動機の定番だよね」
ミク「でも、人が人を殺す動機は他にもたくさんある…」
奏「…話を逸らしてるの?」
奏「記憶の話は…どうしたの…?」
ミク「まさか、話を逸らしてるなんて…そんな事ないよ」
ミク「私は、みんなから記憶を奪うことによって、希望を与えてたんだ…」
ミク「絶望に食べられるための希望…だけどね」
類「なぜ記憶を奪うと、希望を与えた事になるんだい?」
みのり「そもそも…希望なんてもらってないよ…!」
ミク「そう?みんな、ここから出たいって思ってたんでしょ?」
ミク「そう思うからこそ、希望を与えられてるって事じゃないかな」
司「お前…さっきから何を言っているんだ…?」
ミク「みんなが『ここから出たい』って思わないと…コロシアイも始まらないよね?」
ミク「だから、私はみんなの記憶を奪ったんだよ。『ここから出たい』って思ってもらう為に」
瑞希「記憶を奪われたから、ボク達はここから出たいって思った…ってこと?」
ミク「うん。そういうことだよ」
愛莉「ぎゃ、逆に…記憶があったら、ここから出たいなんて思わないってこと…?」
ミク「うーん、じゃあ、ヒントを教えるよ」
冬弥「…ヒント?」
ミク「百聞は一見にしかずって言うし…外の世界を見てもらおうかな」
奏「そ、外の世界…!?」
雫「外で何か起きているの…?」
ミク「うんうんっ、いい反応…♪」
ミク「それじゃあご覧あれ!これが、君たちが行きたがってた、外の世界だよっ♡」
奏「…………………」
奏「…………」
奏「え…………?」
ミク「どうしよう…世界がこんなことに……ってわけ♪」
穂波「ど、どういうこと…?分からないよ…っ」
絵名「なにこれ………なにかの映画…だよね…?」
ミク「あれれっ?みんなはこれが何か知ってるはずだよ?」
ミク「ほらほら!頑張って思い出して!」
ミク「思い出せないっていう言い訳はなしだよ!だってこれは……」
ミク「学級裁判、だからね♪」
ミク「あははっ!思い出せないよねー?」
ミク「外の世界で何があったのかな〜?」
みのり「お、思い出すなんて…そんなの無理だよ!あんな映像だけじゃ…」
類「さっきの映像は…一体…?」
絵名「思い出せって言われても…何を思い出したらいいのよ…!」
えむ「ど、どうしよう…このままじゃ誰も…」
奏「あ………」
奏「もしかしたら…彼女には分かるかも…」
雫「彼女…って…?」
奏「ジェノサイダー翔なら…覚えてるかもしれない…」
えむ「え…っ?」
奏「2人は、知識は共有してても、記憶は共有してないんだよね…?」
瑞希「なるほど…たしかにそうだね…」
えむ「あ、あの子に変われって…?」
えむ「そんなの嫌だよ!あたしは絶対に…」
類「えむくん頼むよ…今頼れるのは君だけなんだ…」
えむ「類くん………」
穂波「私からも…お願い!えむちゃん…!」
えむ「……わ、わかった…っ」
えむ「は…はっくしゅっ…!」
ジェノサイダー「呼ばれて飛び出てー!?ジェノサイダー翔!!」
ジェノサイダー「で?何か用?」
類「今から質問することに答えて欲しいんだ」
類「あの映像について…何か心当たりはあるかい…?」
ジェノサイダー「映像…どれのこと?」
ミク「あのモニターだよっ☆」
ジェノサイダー「ん?君だれ?」
ミク「黒幕の初音ミクですっ♪」
ジェノサイダー「あー!黒幕の方でしたかー!こんにちはっ!仲良くしようね☆」
愛莉「いいから早くモニター見なさいよ!」
ジェノサイダー「はいはーい!」
ジェノサイダー「……………………」
ジェノサイダー「むむ……」
司「ど、どうだ?この映像について、何か知ってるか?」
ジェノサイダー「もっちろん!知ってるよ!」
みのり「え!?ほ、本当!?」
奏「やっぱり…記憶を失っていなかったんだ…!」
絵名「じゃあなんでもっと早く言わなかったの!?」
ジェノサイダー「聞かれなかったからっ☆」
類「じゃあ…あれはなんなんだい…?」
ジェノサイダー「えぇ!?類くん、忘れちゃったの!?」
ジェノサイダー「これは今も起きてることだよ!?」
雫「そ、そんなに大変なことになっているの…?」
ジェノサイダー「うーん、簡単に言うと…」
ジェノサイダー「人類史上最大最悪の絶望的事件!知ってるでしょ?」
奏「………え?」
冬弥「ど、どうしてその言葉が今出てくるんだ…?」
ジェノサイダー「だって…あの事件のせいだし…」
愛莉「は……な、なにが…?」
ジェノサイダー「世界がこんな感じになっちゃったのが…」
ミク「違うよ!こんな感じに終わったんだよっ!」
瑞希「終わった……?」
みのり「く、詳しく話して!知ってること全部!」
ジェノサイダー「りょーかーい!」
ジェノサイダー「えっと、人類史上最大最悪の絶望的事件…略して絶望的事件が起きたのは今から1年前の事なんだっ!」
ジェノサイダー「あたしも殺人をしていた時…」
ジェノサイダー「あれは人災と言うより、天災と言えるレベルだった…」
ジェノサイダー「まさしく絶望的事件の名前に相応しいよね!」
ジェノサイダー「その結果、世界はあんな風になっちゃったんだー!以上!」
愛莉「い、以上って…もっと詳しく教えなさいよ!」
ジェノサイダー「詳しくって…そこまではわからないよ!」
ジェノサイダー「実際にリアルタイムで見たのはあの子なんだからー!」
絵名「えむちゃんに聞いても分からないからあんたに聞いてるの!」
ジェノサイダー「えー!?」
ジェノサイダー「なんでみんなわからな……はっくしゅ!」
えむ「んん…」
冬弥「も、戻ってしまった…」
ミク「まあまあ、そんなことはどうでもいいよ」
ミク「世界は終わったんだからさ。それが重要だよ」
司「世界の…終わりって…そんな簡単に…」
ミク「そんな大した事じゃないよ♪どうせ100年経てば人類も滅亡するじゃん!」
穂波「そ、そんなの…」
ミク「あ…ついでにいい事、教えてあげましょうか?」
ミク「フェニックスワンダーランド…鳳財閥の話なんですが…」
えむ「え…お、鳳財閥がどうかしたの…?」
ミク「どうなったと思いますか?貴方が大事にしてきた、フェニックスワンダーランドはどうなったと思いますか?」
えむ「……………」
ミク「遅いですね…正解を発表します」
ミク「鳳財閥は、綺麗さっぱり無くなりました」
えむ「………え……」
司「…は……っ…?」
ミク「貴方のお父さん、お兄さん、お姉さん…みーんな死にました」
ミク「可哀想ですね……」
えむ「え……えっ…?」
類「何を…言っているんだい…?」
ミク「天馬さん、貴方の『超高校級のスター』という肩書きも消えたも同然です」
司「…………………」
えむ「鳳財閥が………滅びた…?」
えむ「そんなわけ…ないよ……」
えむ「滅びるわけないよ!!おかしいよっ…!!!」
奏「まって…ミクの言ってることは…変だよ…」
ミク「えっ!?あたしが変!?」
奏「だって…私たちがここに来たのって、数週間前なんだし…」
ミク「あー、それは勘違いしてるんだよ!」
瑞希「…勘違い?」
ミク「だって、さっきから聞いてると…1年前の事件が起きたのは、みんながここに来るよりも前みたいな事を言うからさ…」
みのり「あ、当たり前だよ!私たちがここに来たのは…ついこの間…」
ミク「ついこの間?」
ミク「みんなは、2年前のことをついこの間って言うの!?あたしよりみんなの方が変なんじゃないー?」
絵名「2年前…?」
ミク「うん!みんなが入学したのは2年前!」
愛莉「な、何言ってるのよ…」
ミク「じゃあ、ここまでヒントを与えたし、もう大丈夫だね?」
ミク「ミクが、みんなのどんな記憶を奪ったのか…」
ミク「頑張って答えてね〜♪」
穂波「こ、答えてって言われても…」
雫「何が何だか…分からないわ…」
奏「………ミクの言葉が本当なら…」
奏「入学した以降の2年間の記憶を奪った…って事…?」
冬弥「いや…いくらなんでもそれは…」
ミク「えー!なんでなんで!?なんで分かっちゃうのー!?」
みのり「に、2年間の記憶を…全部奪ったの…!?」
ミク「うん、みんなは2年前、この希望ヶ峰学園で過ごしてたんだよ」
ミク「そして、それを忘れたんだよ」
えむ「そんなの……嘘に決まってる……」
司「オレたちは…学校行事どころか、授業すら受けてないんだぞ…?」
奏「あ……まって、天馬さんに見て欲しいものがあるんだけど…」
司「見て欲しいもの…?」
奏「うん、このノート…」
司「な、なんだこれは…なぜオレの名前が…」
奏「寄宿舎の2階…ロッカールームで見つけたんだ」
奏「中身も…見てくれるかな…」
司「確認する…と言っても、オレはこんなノート…」
司「…………」
司「は………?」
雫「つ、司くん?どうかしたの?」
司「これ…そっくりとかいうレベルじゃないぞ…」
司「オレの字だ……」
司「な、なぜだ?こんなノート書いた覚えなんて…」
奏「天馬さんは…この希望ヶ峰学園で授業を受けていたのかもしれない…」
奏「それを…忘れているんだよ…」
司「嘘だろ…」
瑞希「信じられないのはボクだってそうだよ…」
瑞希「でも…信じないことにはこの手帳の説明も付かない…」
穂波「それは…?」
瑞希「ボクの手帳なんだけどさ…ここにあった字も、間違いなくボクの字だったよ…」
瑞希「でも……ボクは何も覚えていない…」
えむ「それが…空白の2年間…?」
ミク「そんな証拠まで出てきちゃったら、もう信じるしか無いよね☆」
奏「………………」
ミク「あれれ?みんな暗いよー!せっかく謎が解けたのに…」
ミク「2年間の学園生活…そこにはいろんな青春があったはず…」
ミク「楽しい授業、体育祭……文化祭もしたね!」
ミク「でも…1年前に悲しい事件が起きたんだ…」
ミク「それは…絶望的事件…」
ミク「それで!みんなの目の前で世界が終わっちゃったんだ♪」
ミク「でも、そんな事もぜーんぶ…みんな忘れちゃった☆」
ミク「…ちなみにもう1つ教えてあげますね……」
ミク「正直に言うと、みなさんの記憶が失われたのは…」
ミク「…………」
ミク「すみません、やっぱりやめます…」
絵名「え……?」
ミク「説明するのに、飽きてしまったので…」
ミク「あとはみなさんで考えてください…」
奏「考えるって…何を…?」
ミク「みなさんの記憶の接合点はどこにあるのか…です」
奏「……………」
奏「接合点……」
奏「最初に、玄関に足を踏み入れた時……」
奏「つまり、気を失った時…?」
ミク「まだ答えられたんですね…お見事です…」
奏「あの時、机の上に居たのは…玄関に入った直後って思ったけど…」
ミク「直後どころか2年後ですね…ふふ…」
ミク「つまり、みなさんは初対面じゃなかったんです…」
ミク「それにも関わらず、みなさんは自己紹介をされていましたが…」
ミク「きゃははっ!今考えるとおもしろーいっ!」
瑞希「あの時点でボク達は、既に2年間一緒に過ごしたクラスメイトだったんだね…」
瑞希「それが…あの写真の意味?」
ミク「そういうことっ♡」
ミク「つまり、オマエラは2年間を一緒に過ごした仲間同士で殺し合ってたんだよ…」
ミク「うぷぷ…しかも、滅びた外の世界に出る為に…」
ミク「酷いね…もう外に出ても意味ないのに…」
奏「そうするように仕向けたのは貴方でしょ…っ!」
ミク「……………」
ミク「じゃあ、教えてあげるよ。ボク達の計画した絶望的事件の事」
ミク「話は2年前に戻りますっ!」
ミク「2年前…みんなが入学した時だね」
ミク「最初の1年間は、平和と希望に溢れた学園生活だったよ」
ミク「普通でつまらない絶望的な学園生活だったよ」
ミク「でも、オマエラはそれを満喫して…青春していたんだ」
ミク「ですが、それが続いたのは1年だけ…」
ミク「1年後に、絶望的事件が起こってしまったんだよ」
ミク「そして、平和な世界はあっけなく終わってしまったのです…」
ミク「もちろん、この学園もだよ」
ミク「絶望的事件の影響で、希望ヶ峰学園の生徒達はほぼ全滅しちゃったの!」
瑞希「…何者なの?」
ミク「ほぇー?なにが?」
瑞希「絶望的事件…そんな事件を起こした超高校級の絶望…」
瑞希「ミク1人だけだなんて、考えられない…」
瑞希「それは組織?集団?家族?」
ミク「もー、全部違うよー!なんと言うか…もっと観念的なものだよ♪」
ミク「絶望は感染するんだ!それは、現象にも似てるかもね♪」
ミク「つまり、絶望を敵にするなら、世界そのものが敵って事になるっ♡」
瑞希「意味わかんないよ…」
ミク「わかるように話してないけど?」
ミク「では、話に戻りますね」
ミク「もう希望ヶ峰学園は滅びてしまう…そんな中、みなさんだけ生き残りました」
ミク「希望ヶ峰学園第78期生のみなさんだけ……」
ミク「そしたら面白い事が起きたのです」
ミク「生き残ったみなさんを守る為、学園長は希望ヶ峰学園を封鎖した…」
瑞希「………………」
類「だから学園長は、僕たちにあんな質問を…」
類「この学園で一生を過ごすかもしれない…って…」
ミク「きっと、学園長は思ってたんでしょうね」
ミク「みなさんの様な希望が生きていれば、世界は何度でもやり直すことができる…と……」
ミク「そう、学園長はみなさんに、希望を託していたんです」
奏「私たちも事情を知っていたから…承諾したんだね…」
ミク「でも、その企画も失敗してしまった…」
ミク「あははっ♪学園長なのに知らなかったんだよっ!」
ミク「あたし…超高校級の絶望…初音ミクが、既に学園の中にいるってね☆」
ミク「それで、みんなを守る為だった企画は…みんなを絶望から逃がさない為の檻になっちゃったんだぁ♪」
ミク「ふふっ、私からしたら、手間が省けてすっごく助かったけどね♪」
ミク「……そうだ…ここの窓や出入り口を封鎖したのは、みんななんだよ?」
ミク「学園長先導の元、みんなで封鎖したんだっ☆」
愛莉「じゃあ…私たちは…自分たちの手で、自分たちを閉じ込めて…っ」
ミク「それでそれで!それを忘れて『閉じ込められた!!』って騒いでたんだよ♪」
ミク「そして、コロシアイ学園生活が始まったんだね…♪」
絵名「わ、私たちは…殺し合いをするためだけに…生かされたってこと…?」
奏「なんでそこまでして…!」
ミク「これは、ただのコロシアイじゃないんですよ…言えば、残党狩り…」
ミク「残った全ての希望を終わらせる為の…コロシアイなんです…」
司「どういう…意味だ…?」
ミク「外にはまだ残っていたんです。希望を捨て切れない人達が…」
ミク「だから、そんな人達に見せ付けようと思った…」
ミク「その為に、電波ジャックをしたんです」
瑞希「つまり、このコロシアイの目的は…」
瑞希「世界に見せ付けて、希望を破滅させるため…?」
ミク「はい…それが目的です…」
ミク「テレビってすごいですよね…」
ミク「ちなみに…みなさんを助けようと、放送中に何度か人が来ましたけど…」
みのり「た、助けが来てたの…!?」
ミク「校門に設置しておいた重火器で綺麗に排除しました…悲しいですね…せっかく救助が来ていたのに…」
えむ「…はい………じょ…?」
雫「こ、殺したの…?」
ミク「みなさんのおかげです…」
ミク「希望を捨てられないあまり、助けに来るみなさんを殺す事が出来ましたから…」
奏「私たちを…利用していたの…?」
奏「外の人に…絶望を与える為に…?」
ミク「でも、そのお陰で貴方たちは生きてるんだから…ラッキーじゃないですか…」
司「こんなの…ラッキーでもなんでもないだろう!!」
ミク「とにかく、これが真実です…どうですか?絶望しましたよね」
瑞希「まさか…謎が解かれることなんて…分かって…?」
ミク「だとしたらどうしますか…?」
瑞希「…………………」
奏「…………」
奏「まってよ…そんなのおかしい…」
奏「さっきから好き放題言ってるけど…」
奏「これが本当かなんて分からないよ…!私たちははこの目で見てないんだから…」
ミク「………………は?」
奏「そんなの認めない…真実なんて認めない…っ」
ミク「自分の目で確認するまでは信じない…そういう事?」
ミク「だから、ここから出るまでは認めない?」
ミク「辞めといた方がいいよ。ここから出た所でみーんな破滅なんだから」
奏「例え、本当だとしても…」
奏「私は…絶望なんかに負けたくない…!」
奏「ミクに殺された…みんなのためにも…」
ミク「へ?ボクに殺された?」
ミク「いやいや!オマエラが勝手に殺し合ったんでしょ?」
ミク「私は殺していません…背中を押しただけです…」
ミク「その程度で殺し合うってことはぁ…みんなは、結局争うだけの生き物なんだよ?」
ミク「だから殺し合いが起きたんだ☆」
奏「違う!殺し合いなんかじゃない!」
奏「あんなの…一方的な殺人だよ…!!」
奏「私たちの記憶を奪って…無意味の動機を渡して…そうやってみんなを追い詰めて…」
奏「全部…ミクのせいなんだよ…!」
ミク「なるほど。これが貴方の希望なんですね」
ミク「ですが、そろそろ終わらせませんか?」
奏「……どういうこと…?」
ミク「もっちろん!投票に決まってるじゃんっ☆」
ミク「忘れたの?そういうルールだったよね〜♪」
ミク「ちなみに、最後の裁判って事で…投票のルールも変えたんだっ!」
瑞希「ルールを変えた…?」
ミク「希望である君たち…絶望であるミク…」
ミク「どっちがおしおきされるか…選んでもらうよ♪」
ミク「そこで、1票でも希望側のおしおきが入ったら……」
ミク「私の勝ちとして、みんなはおしおきです」
穂波「い、1票でも…って…」
ミク「安心してください…私は投票には参加しませんから…」
みのり「そんなの…貴方に有利すぎるよ!」
奏「だ、大丈夫だよ…!自分達の処刑を選ぶなんて…そんな人いるわけ…」
ミク「ちなみに、みんなのおしおきっていうのは…」
ミク「ここで一生、殺し合いのない生活をしてもらう事だよ♡」
奏「え……?」
えむ「つ、つまり…」
絵名「このまま…ここでずっと暮らすってこと…?」
愛莉「でも…生き延びれるわね…」
ミク「それが嫌なら私をおしおきして、みんなは外に行けばいい」
ミク「滅びた世界…絶望だけが存在する外の世界に…多分、すぐに死ねると思うよ」
奏「だ、だからなに…?そんなこと言われても私たちは…!」
ミク「あーー!まってまってー!やっぱそれだけじゃつまらないよね!?」
ミク「このコロシアイ学園生活を見てる人もつまんないよね!?」
ミク「きーめたっ!この中の1人だけ、ワクワクでドキドキなおしおきを受けてもらいまーす!」
雫「な、なに…それ……」
類「誰か1人だけを…処刑する…?」
ミク「うんっ!実はもう誰にするか決めてるんだぁ…♪」
ミク「奏ちゃん、君だよ」
奏「…わた、し…?」
ミク「さっきからすごい反抗してくるし…あたしそーゆーのきらーいっ!」
ミク「みなさんには2つの選択肢をあげましょう」
ミク「1つ目は、宵崎さんだけが残酷なおしおきを受け、他のみなさんは仲良くここで過ごす」
ミク「2つ目は、私をおしおきして、外に出ていく」
ミク「確実に出て行ってもらいます。それで、外の世界で死んでもらいます」
ミク「つまりっ!奏ちゃんを犠牲にしたら、みんなは生き残れるってわけ♡」
奏「私を…犠牲に…」
ミク「あれれー?元気ないね?」
ミク「まさか…仲間を信用してないの!?」
奏「ち、違う…!そんなわけ…」
ミク「まあ、それもそうだよね…」
ミク「他のみんなは、ミクと争う事の無意味に気付いてしまったみたいだしっ♪」
絵名「……………」
愛莉「……………」
穂波「……………」
えむ「……………」
奏「み、みんな…?」
ミク「それに、瑞希ちゃんもお姉ちゃんを裏切れないでしょ?」
瑞希「え…」
ミク「みんなに生き延びてもらうことが学園長の願いだった…」
ミク「ここに閉じ込めてまで、みんなを保護しようとしたんだよ?」
ミク「最後くらい、お姉さんの願い…叶えてあげたらどう?」
瑞希「…………」
奏「瑞希…っ!」
ミク「あははっ!奏ちゃん、大ピンチだね☆」
奏「………誰も、絶望なんかに負けない…」
奏「みんな、貴方なんかに負けないんだよ…!」
ミク「つまんない…最後まで強情なんだね」
ミク「ま、いいよ。さっさと終わらせようか」
ミク「最後の投票…これで全て終わり…」
最後の…投票…
とにかく…みんなを説得しなきゃ…
思い出してもらわないと…!
諦めちゃだめだ…って…
絶望しながら生きてるなんて、そんなの生きてるだなんていえないよ…!
---
奏「私たちは負けない…!」
奏「希望がある限り、負けないんだ…!」
ミク「もし私が処刑されたら、希望ヶ峰学園は終わりだよ」
穂波「……………」
穂波「やっぱり…ここからは出ない方がいい気がする…」
穂波「外に行っても…死んじゃうかもしれない…」
穂波「でも……」
穂波「辛くても怖くても…前に進んでいかないといけない…」
穂波「…私は、ここから出たい…っ!」
穂波「絶対…諦めないよ…!」
ミク「ちなみに、外の世界は汚染されてるよ。ここが平気なのは、物理室の空気清浄機のおかげ…」
冬弥「……俺は…今までの人生を、全て音楽にぶつけてきた…」
冬弥「彰人たちのために…俺は…」
冬弥「必ず、伝説の夜を超える…!」
冬弥「俺の歌で…世界を戻すんだ…!」
冬弥「もう何を言われても…俺の想いは揺るがない」
ミク「私が死んだら、空気清浄機も強制停止…」
ミク「つまり…私が死んだ時点で、ここでの生活は終わりだよ」
みのり「……………」
みのり「……少し、考えてみたんだ」
みのり「こんな時…遥ちゃんならなんて言うのかな…って」
みのり「『みんな、諦めちゃダメ。私たちは、いろんな人に希望を届ける存在なんだよ』」
みのり「……とか、いいそうじゃない…?」
みのり「というか…絶対言うと思うんだ…」
雫「そうよね…私たちは、みんなに希望を届けるアイドル…」
愛莉「こんなところで立ち止まっていたらだめよね…!」
みのり「私たちは…みんなに希望を届けるんだ!」
ミク「だからここに残っても無駄だよ」
えむ「…………」
司「あーもう!!お前が笑顔じゃなくなってどうする!」
司「今のオレたちにできるのは…みんなを笑顔にすることだ!」
えむ「……!」
えむ「…そう、だよね…あたしがしょんぼりしてたらだめだめ!」
えむ「よーしっ!みんなをにこにこ笑顔でいーっぱいにするぞー!」
司「みんなの笑顔が消えたなら、オレたちが笑顔にさせればいいっ!!」
ミク「それで…みんなは出て行かないといけない。絶望と死だけが存在する外の世界に」
類「…司くんとえむくんの言う通りだよ」
類「僕達の役目は、みんなを笑顔にする事だ」
類「それに、黒幕を倒さないとクライマックスに相応しくないからね!」
類「過去に言ったからね。僕は、必ず黒幕を倒すって…」
ミク「どこへ行っても、何をしても、今の外の世界は変わらないんだよ」
絵名「………本当は、少し怖い」
絵名「でも…奏を犠牲にするなんて…私にはできない…!」
絵名「それに…まふゆの分まで…世界中の人を、私たちの曲で救ってみせる…」
絵名「だから…私は…」
絵名「絶対に、外に出る…!案外なんとかなるもんなのよ!」
ミク「さあ、どうする?死ぬの?死にたいの?」
瑞希「……………」
瑞希「ボクは…お姉ちゃんを裏切りたくない…」
瑞希「でも…お姉ちゃんだったら…」
瑞希「奏を……大事な仲間を見捨てて、ここに残れなんて…絶対言わないと思うんだ…」
瑞希「それにね、奏…」
瑞希「奏がこの学園に来た理由は、超高校級の作曲家という肩書きだけじゃない…」
瑞希「超高校級の絶望を打ち破ろうとする奏は…」
瑞希「最後まで諦めずに、絶望に立ち向かおうとする奏は…」
瑞希「超高校級の希望…そう言えるんじゃないかな」
ミク「……なんで?」
ミク「意味わかんない…」
ミク「寒い寒い寒い寒い!!こんなの面白くないんだって!!!」
ミク「つまんないつまんないつまんないつまんない…!」
ミク「そんなの流行ってないんだよ!!!!」
ミク「みんな…みんな絶望すればいいのに…!!」
奏「私は諦めたりしない。飽きない、捨てたりしない…!」
奏「絶望なんかしないんだよ!」
ミク「なん……なの…?」
ミク「なんなのよ…!!!」
みのり「これで…終わりだね…!」
司「さぁ、投票タイムといこうか…!」
雫「このボタンを押せばいいのね!」
穂波「じゃあ…押すよ!」
瑞希「うん…終わらせよう…学級裁判を…このコロシアイを…!!」
https://firealpaca.com/get/o2yabnQi
https://firealpaca.com/get/GYGUXl9Q
https://firealpaca.com/get/dJhdhn2o
脱出
ミク「え………」
ミク「なに…これ……」
瑞希「ミク…君の負けなんだよ!」
ミク「ま、負けた…?」
ミク「負けたの…?私が…?」
ミク「そ、そんなの…」
絵名「…認めないつもり?」
類「流石の超高校級の絶望でも、自分の絶望には弱いみたいだね?」
愛莉「でも…もう終わりよ!」
ミク「そんな……そんなのって…」
ミク「…………」
ミク「………最高…♪」
奏「え…………?」
ミク「これが…これが絶望なんだね…♪」
ミク「2年前からこの学園に乗り込んで…」
ミク「綿密な計画を練り上げて…その計画の為に人も殺したのに…」
ミク「それなのに…最後の最後で失敗するなんて…」
ミク「これ以上ない絶望だよ…♪」
奏「何…言ってるの…?」
ミク「私、楽しみにしてたんだ…」
ミク「人生で一度きりのイベント…」
ミク「死ぬ瞬間をね♪」
みのり「な、なんか喜んでない…?」
瑞希「…負けを認めたってことでいいんだよね?」
ミク「別にいいよ。ここに居ても外に居てもどっちみち絶望だから」
奏「そんな事__」
司「そんなことないぞ!」
冬弥「今の俺たちには、絶望なんて敵じゃないんだ」
えむ「奏ちゃんのおかげだよ!」
奏「みんな……っ!」
瑞希「ミクは…絶望は感染するって言ってたよね」
瑞希「でもそれは、希望も同じなんだよ!」
奏「瑞希…!」
ミク「…あーあ!私の嫌いな顔がいっぱい…」
ミク「でも、最後に一つ…」
ミク「みんなが希望にこだわるならそれでいいよ」
ミク「でも、覚悟してね」
ミク「これから、外の世界には絶望が待ってるんだから」
ミク「それでもずっと、希望を持ち続けれるかな?」
奏「そんなの当たりま…」
ミク「おっと、今のは独り言だから気にしないで♪」
ミク「でも、それも終わり…今からおしおきタイムだからね…♪」
瑞希「ミクは…自分までも殺すの?」
ミク「そういうルールだったから。自分で決めたことはちゃんと守るよ♪」
奏「……………」
ミク「うぷ…うぷぷぷ……」
ミク「もうすぐ私…死ぬんだね…」
ミク「じゃあ……始めるよ」
ミク「最後にふさわしい、スペシャルなおしおき!」
ミク「じゃあ、張り切っていくよ…おしおきターイム!!」
ミク「あはっ…!あははははは!!」
---
ミク「きゃー♪サッカーボールってこんなに痛いんだねーっ!」
ミク「〜〜♪〜♪……あれれ?採点機が壊れて…っ」
ミク「あははっ!ショベルカーで打撃…面白いね☆」
ミク「うぷぷ…もうすぐ死ねる…♪」
ミク「………あれ…なんか急に飽きてき…」
グチャ……
---
奏「…終わった…」
奏「これで終わり…なんだね…」
みのり「…うん…そうだね…」
絵名「な、なんか空気が汚くない…?」
穂波「ミクちゃんが死んだから…空気清浄機が止まったんじゃないですか…?」
雫「とりあえず…玄関に行かない?」
奏「…うん」
---
奏「……………」
瑞希「ずっとこうしていても仕方ない…」
瑞希「そろそろ行こう、奏」
瑞希「…準備よろしくね」
ミクが残してくれたボタン…
きっと、この玄関の扉を開けるためのもの…
冬弥「…本当、なのか…?」
冬弥「このボタンを押したら…学園の扉が開くなんて…」
えむ「じ、自爆スイッチかもしれないよね…!?」
みのり「たしかに…生きてここから出ていけなんて言われてないし…」
瑞希「まぁ…その可能性はあるね…」
絵名「は!?あるの!?」
類「だからと言って、押さないわけにはいかないだろう?」
愛莉「みんな大丈夫よ!私たちなら、なんとかなるわ!」
瑞希「そうだね…きっと大丈夫。無事に脱出できるよ!」
穂波「でも私は…出た後が心配かな…」
絵名「私も…心のどこかで期待してる…」
絵名「世界が絶望で染まってるとか…全部嘘で…」
絵名「この扉の奥は、いつも通り平和なんじゃないかって…」
奏「……そうだね」
奏「でも、どうなってもそれが私たちの世界なんだよ」
奏「だから…そこで生きていかなくちゃいけない…」
司「…たしかにそうだな」
奏「それに、ここと違って外の世界は広いんだよ。確かに、絶望もあるけど…希望だってあるはずだよ…!」
瑞希「人はどんなに苦境でも希望さえあれば前に進める…奏はそう言いたいんだね」
奏「まぁ…そんな感じかな…」
絵名「私…ここから出たら、気になってたパンケーキのお店にでも行こうかな…」
愛莉「…なかったら…どうするのよ…?」
絵名「ないなら作ればいいじゃん!」
穂波「私も…アップルパイたくさん食べたいなぁ…」
えむ「一緒にいこーね!穂波ちゃんっ!」
穂波「うん、そうだね!」
瑞希「みんな、楽しそうだね」
類「あぁ…そうだね」
瑞希「でも…そろそろ行かないと…」
瑞希「もし外の世界が絶望だらけでも、ボクにはこんな素敵な仲間がいる…!」
瑞希「世の中、案外なんとかなるんだよ!」
みのり「遥ちゃんと…お別れなんだね…」
司「寧々………もう、会えないのか…」
雫「みのりちゃん、司くん…私ね、お別れの時は笑った方がいいと思うの…」
司「雫……」
司「…それもそうだな!」
みのり「遥ちゃんの分まで私、精一杯生きるよ!」
奏「…まふゆ……」
奏「せめて救ってあげたかった…でも…」
奏「向こうの世界では…笑って過ごせてるといいな…」
瑞希「なんだか不思議な気分だな〜…」
奏「…そろそろ…行こう」
奏「外の世界へ…!」
瑞希「…うん!」
………………
…………
---
モノクマ「…………」
モノクマ「くっくっく…面白い…面白いよ…」
モノクマ「面白くなってきたクマ…」
モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ…」
モノクマ「そう…ぬいぐるみじゃないんだよ」
モノクマ「ボクはモノクマ…」
モノクマ「この学園の…オマエラの…」
モノクマ「学園長なのだっ!」
--- 完 ---