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目次
第1話《1人の少女》
最初なので、めちゃ下手なのですが、
暖かい目で見てくれると嬉しいです!
大雨の日。1人の少女が私たちの家に来て、いきなり殺しにかかろうとしてきた。
ギリギリで、巫兎様が結界を張ってくれ助かった…そう思った。でも、その少女は結界を破り、私たちに襲いかかってきた。
玲衣「なぜ結界がっ!」
少女「…。」
少女は、ナイフを持ち、私たちを完全に殺しにきている。巫兎様も私も何回かナイフが掠った。追い詰められて、刺されそうになったところを、珀陽が少女の手を掴んで、止めてくれた。そして、近距離で少女に能力を使い、少女は気を失った。
数分後少女が目を覚ました。
少女「…ここは?」
玲衣「空き部屋です。ここでしかあなたの治療をする場所がありませんから。」
少女「そう。」
私は、少女が寝ている間に手当を済ませた。
玲衣「珀陽さんがあんな近距離で能力を使うから、あなた相当怪我していましたよ。」
少女「…。」
すごく無口だ。この子の目には光がないように見えた。笑うことも、泣くこともしない。
怪我、痛いはずなのに。
玲衣「お風呂に入ってきなさい。染みるかもですが、大雨で貴方濡れていたので,風引きますよ。」
少女「それは命令…?」
玲衣「命令かわからないですけど。」
少女「命令じゃないなら、聞かない。」
玲衣「…じゃあ、命令です!」
少女「分かった。」
少女にお風呂に入ってもらい。巫兎様と、珀陽さんを呼び、少女のことを教えてもらうことにした。
巫兎「私は、巫兎。良ければ貴方のお名前聞かせてもらってもいい?」
少女「……煌陽。」
巫兎「ありがとう!煌陽、あなたのこと教えてもらってもいい?なぜこんなことしたのか気になるわ!」
煌陽「…分かった。あなた達を襲ったのは、
命令。巫兎を殺すように言われたから。」
煌陽は、そう言いました。巫兎様は、一瞬びっくりした顔をしていたけど、すぐに笑顔になり言いました。
巫兎「なぜ、私を殺すのか理由は分かる?」
煌陽「呪いの噂を無くすため。」
珀陽「呪いの噂?なんだそれ。」
玲衣「詳しく聞かせてもらいませんか?」
煌陽「うん…。」
そうして、煌陽は、呪いの噂について話してくれました。
煌陽「こんな噂知っていますか?
とある村の、呪われた一家の話。」
見てくれてありがとうございます!!
投稿時間は、曜日は決めてませんが20時に投稿しようと思ってます!!
ファンレターや応援、気軽にしてくださるとめちゃ喜びます✌︎('ω'✌︎ )
第2話《準備》
ファンレターくれた方がいました!!
めっっっっちゃ嬉しかったです!!
ありがとうございます(*´꒳`*)
煌陽「とある村には呪われた一家が住んでいました。
この家族は、女の子が必ず15歳の誕生日を迎えると、事故に遭って亡くなったり、行方不明になったりしていました。
そのため、この家族は呪われてるという噂がありました。
それを気味悪がった村の人は、いつしかその家族を避けるようになりました。
そこで、母親は思いついたのです。女の子が15歳で亡くなったり、行方不明にならないことを証明できたら、避けられることも、噂されることもなくなるのではないのかと。それから、母親は、物心つく前の2歳の男の子を最初から女の子だったかのように育て始めました。
この先は、…覚えてない。」
珀陽「なんかやばそうだな。」
玲衣「その、…呪いは解かれたのですか?」
煌陽「まだ…。」
巫兎「これがなぜ、私を殺す理由に?」
煌陽「それは…。巫兎がその一家の女の子だから。15歳で亡くなったりして、人にバレたら、余計に避けられたり、噂が広まってしまうから消しておきなさいって、お母さんからの命令。」
玲衣「巫兎様がその家族の女の子なんですか?!」
巫兎「私は、施設育ちだからよく分からないけど…」
煌陽は、この事についてこれ以上話そうとはしませんでした。
巫兎「あっ!そうだ!なぜ私の結界を壊すことができたの?あの結界は普通の人が壊せるものではないと思うけど。」
煌陽は、少し黙って言いました。
煌陽「…式神に命じて壊してもらったの。」
玲衣「式神?!貴方もしかして、陰陽師?」
煌陽「…?分からない。」
珀陽「『…?』じゃねぇよ!式神使うっつーことは、陰陽師だろ!」
煌陽「そうなんだ…。」
珀陽「俺らには式神が見えないけど、煌陽は見えてるのか?」
煌陽「うん。見える。今も…隣にいるよ?
見たいなら、術をかけて、一時的に見えるようにしてあげようか?」
玲衣「できるのですか?!」
煌陽「やろうと思えば?」
巫兎「見てみた〜い!」
煌陽はコクリと頷いて、術をかけ、私たちに見えるようにしてくれました。
煌陽「……これで見える?」
珀陽「これが式神。」
煌陽「………。式神にね、名前をつけたの。お母さんがつけなさいっていうから。」
巫兎「なんて言う名前なの?」
煌陽「…………リリー。」
玲衣「リリー。…百合の花って意味ですよね?」
巫兎「可愛い名前ね!」
この時、煌陽が少し笑っているように見えた気がした。
玲衣「あの…。話変わるのですが、煌陽さんを手当てしている時、腕に痣のようなものがあって、多分珀陽さんの能力で、できたものではないと思うのですが…。」
煌陽「お母さんがよく殴るからそれでできた痣かも…。貴方たちもそうでしょ?お母さんの言うこと聞かないと殴られたり、蹴られたりしないの?」
玲衣「ッ⁈」
私は、煌陽の言ってることが普通ではないと思いました。
玲衣「…巫兎様。珀陽さん少し外でお話してもいいですか?煌陽さんは、お菓子でも食べていてください!すぐに戻りますから。」
煌陽はコクリと頷き、私は2人と部屋の外に行きました。
玲衣「おかしいと思いませんか?あの子。」
珀陽「普通…ではないかもな。親からの虐待を受けてる。」
巫兎「ねぇ。一度煌陽の家に行ってみない?
私、このままじゃ煌陽が心配よ。」
珀陽「そう…だな!煌陽がいいって言うなら。」
玲衣「……てことで家に行ってもいいですか?」
煌陽「…。別に。」
巫兎「(気まずい。)……明日に備えて今日は早く寝ましょう!明日は、朝早くから行くわよ!ね!?」
玲衣「はい。承知いたしました。」
私たちは、早く部屋に戻り明日に備えた。
ーーー玲衣の部屋ーーー
玲衣「(大丈夫かな…)」
ーーー巫兎の部屋ーーー
巫兎「(煌陽を救えるといいけど…。
あの子に光が戻りますように。)」
ーーー珀陽の部屋ーーー
煌陽「……お母さんになんて言われるかな。」
珀陽「なんて言われても、何かされそうになっても、俺らがいるから。安心しろ。」
煌陽「…うん。」
今日も見てくれてありがとうございます!!
長くなってしまいましたね(・・;)
ファンレターや応援、気軽にしてくれるとめちゃ喜びます♪( ´θ`)ノ
第3話《母親①》
こちらの事情で、勉強に忙しくなりそうなので、第3話から12月くらいまで期間が空くかもしれません。隙間時間を使いながら、投稿できるようになるべく頑張ります!!
私達は、朝早くから家を出て煌陽の家がある村へ向かった。大分歩いたところで一つのトンネルが見えてきた。
煌陽「この先が、村。」
玲衣「トンネル?すごく暗いですね。」
巫兎「ちょっと怖いな〜…。」
珀陽「トンネルの先が見えねぇぞ!このトンネルで本当に合ってんのか?」
煌陽「合ってる。暗くて怖いなら、ランタンでも持つ?」
玲衣「そ、そうですね!そうしましょう。」
ランタンを持ち、トンネルの中に入った。ずっと同じ景色。どのくらい歩いたかも分からない。
巫兎「い、いつ着くの?!」
煌陽「もう少し。」
玲衣「その会話、もう何回目ですか?」
煌陽「着いたよ。」
珀陽「いつのまに…。」
その村は、私達が住んでいるところとはだいぶ違っていて、太陽はあるのに、薄暗い。
玲衣「な、なんかすごい村ですね…」
煌陽「噂では、『とある一家が呪われている』と言われているけど、本当は村全体が呪われているの。みんな、気づいていないけど……。」
珀陽「この村、本当にこの世のものかってくらい人気もないし、不気味だよな。」
煌陽「…この村は、この世とあの世の境にある村。」
巫兎「この世とあの世の境の村。じゃあ、ここに住んでる人は、死者?」
煌陽「死者もいるし、生者もいるよ。喋れる人は少ないけどね。」
玲衣「そうなんですね。では、家まで案内してくれますか?」
煌陽「うん。」
こうして、私たちは煌陽の家へまた歩き始めた。この村は、すごく広い。でも、静かで本当に村か疑ってしまう。
巫兎「煌陽は、私達に聞きたいこととかなぁい?」
煌陽「…。能力を知りたいかな。」
巫兎「私は…戦闘系だったら能力はないけど…小さい頃から頑張って魔法を使えるようになったのよ!!」
玲衣「私も、無能力者です。師匠がいて、剣術を習っています。」
煌陽「珀陽は?」
珀陽「俺は、火を操る能力と重力を操る能力。火を操る能力は、その名の通り火を操ったり、火の玉を出したりするな。重力を操る能力も、そのままの意味だな!使うと少し、反動で動きが鈍くなるから、あんま使わねぇな!」
煌陽「そうなんだ。」
珀陽「んだよ!聞いといてその反応かよ!」
巫兎「煌陽はないの?」
玲衣「煌陽さんは、陰陽師なので能力があるかどうか。」
煌陽「ある。……けど言わない。」
珀陽「なんでだよ!!」
煌陽「どうせ、戦闘には使えないような能力だし。今言わなくてもいいかなって。」
珀陽「後でぜってぇ言えよ!」
煌陽「…。」
珀陽「無視かよ…。」
煌陽「着いたよ。」
玲衣「古民家?」
巫兎「入ってもいいの?」
煌陽「うん。」
煌陽の家へと入って行き、そのまま煌陽のお母さんがいる部屋まで案内してもらった。
煌陽「3人は後で入って来て。」
コンコンコン
煌陽だけが、部屋へと入っていった。部屋の中の話し声が聞こえる。
煌陽「お母さん。体調は大丈夫?」
お母さん「…。巫兎をちゃんと殺して来たの?」
煌陽「……。まだ。」
お母さん「なんでよ!!人の殺し方も!死体処理のやり方も教えたのに!!どうしてできないの?!」
煌陽「……ごめん…なさい。」
お母さん「本当は、あんたを殺したくて仕方がないのに!あんたがまだ15歳で!今殺したら噂が嘘だって証明できないから、殺さないで生かしてあげているのよ!!」
中からは、殴っている音が聞こえてくる。
お母さん「……腕くらい刺したって、きっと死にはしないわ……。」
そう聞こえた。多分、ナイフか何かで煌陽を刺すのだろう。
煌陽「…ッ⁈(この距離じゃ、避けれない…。
珀陽、助けて。)」
--- "グサッ" ---
今日も見てくれてありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
今回も長くなってしまった。
投稿遅くなってしまい申し訳ございません。
今も、結構勉強が忙しくて…(*´꒳`*)
活動休止や、失踪はなるべくしたくないので、これからも頑張ります!!
ファンレターや応援、気軽にしてくれると嬉しいです!!(*^ω^*)
いつでも、待ってるぞ!!(_ _).。o○
第4話《母親②》
物語のストックを用意していないので、番外編や、日替わりお題をするかもです!!
(忙しかったら!)
ごめんなさい!!
"ストーップ!やりすぎ〜!!"
煌陽「珀陽ッ?!…手が。」
珀陽「んなもん大丈夫だよ!
てか!なぁに泣いてんだよ!言っただろ?『何かされそうになっても、俺らがいるから、安心しろ』ってさ!」
煌陽「…ッ⁈ありがと。」
玲衣「何も言わずに部屋に入ったと思ったら無茶して!死んだらどうするんですか!」
巫兎「まぁまぁ。」
珀陽「てへっ!(*´꒳`*)」
玲衣「『てへっ!』じゃないですよ!!全く。」
お母さん「貴方達は誰よッ⁈」
玲衣「私たちは、町を守るために活動している、組織に所属している者です。」
お母さん「そう。後にいるのは…もしかして巫兎?!」
巫兎「…うん。」
お母さん「…ッ⁈貴方さえ、いなければ!いな…ければ。こんなこと、しなくて良かったのに。」
巫兎「…ごめんなさい。」
玲衣「巫兎様が謝ることじゃないですよ!」
巫兎「…ありがとう玲衣。……?ねぇ、この薬って。」
お母さん「毒よ。」
珀陽「お前、これ飲んだのかよ!!」
お母さん「えぇ。これを飲めば大体の人は48時間後に亡くなるわ。私はね、最初から分かっていたの!煌陽が貴方達に勝てないことくらい。巫兎を殺せないくらい!だから、いっそのこと煌陽と一緒にもうタヒのうと、私はこれを飲んだ。バカみたいよね。子供を利用してまで、消したい噂なんてないはずなのに、周りから人がいなくなるのが怖かった。煌陽が、貴方達に殺される、そう思っていたのに、怪我も手当てされた状態で、帰って来た。私にはこれを飲んでしまったから、後がない。ねぇ…せめて、最後に話しておきたかったことだけでも。」
煌陽「お母さん…?何言って…」
お母さん「…あのね巫兎と煌陽は、本当の家族なの。だから、煌陽がちゃんと巫兎の手を引っ張ってあげてちょうだいね。
私は、毒を飲まなくても、もう先は長くなかったでしょう。呪いのせいで、日々寿命が縮まっていたもの。最後に、子供達をもう一度見れてよかった。夫が子を産めと散々いうから産んだけど、巫兎が女の子として生まれた以上、噂をなくすために、いつか殺さないといけなくて、煌陽を利用してまで、巫兎を殺そうとした。煌陽、巫兎本当にごめんなさい。
もう、この村には戻ってこないかもしれないけど、もしもここに戻って来たらこの村を頼んでもいいかしら。この村を救える人は貴方達しかいないわ。」
巫兎「もちろん。いつか、この村に光を届ける。約束よ!」
お母さん「ありがとう。……あぁ、目がかすんできた。」
煌陽「お母さん!!待って、いかないで。」
お母さん「…貴方を散々利用して来たのに、殺そうとしたのに、こんな私のために泣いてくれているの?ふふ…貴方は本当に優しいのね。」
煌陽「待って。お願い。もう、これ以上家族を失いたくない。」
お母さん「……幸せになってね。」
こうして、息を引き取った。
煌陽は、たくさん利用されて、殴られて、最後は殺されかけて、辛かったはずなのに。そんなことをしていた人でも、"家族"だからって必死に助けようとした。でも、無理だった。
家に帰って来てから、煌陽は、部屋に閉じ籠ってしまった。
毎日、珀陽が煌陽を慰めようと、元気付けようとして、その日にあった面白い話をしていた。
そのお陰か、煌陽は少しずつ回復していった。
だが、新たな2つの問題が起こってしまう。
今日も見ていただきありがとうございます!!
次回は、2つの問題を解決する。ほのぼの回になります!
ファンレターや応援、気軽にどうぞ!!
待ってるぜ(^_−)−☆