短編カフェの人たちが集まるマンションタンカフェーヌ…
そこでは平和な日常が繰り返されて…ではなくマンションが取り壊されることに!?
これからマンションvs取り壊し委員会の対決が始まる!
質問返答
よるそらさんのパクリじゃない。
むしろこっちが先や!
開始日を見ろ〜!
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
タンカフェーヌを救え!1話 今日もここは平和です!
マンションタンカフェーヌへようこそ。
ここは短編カフェ住民が住んでいるマンションです。
さあ、あなたもこの駅近物件に住んでみませんか。
「ふぁあ〜。」
エントランスにカードをかざす。
テロロンッ
機械的な音と共に、ドアが開く
うぃーん
エントランスをくぐるとそこにあるのは大きなアクアリウム。
色鮮やかな珊瑚と熱帯魚。
赤いカーペットのふちは金色の細い線で囲まれている。
アクアリウムの裏には談話室。
ガチャ。
白に控えめな色の花が散りばめられた布が使われているソファーに座る。
アメニティとしてあるポットで湯を沸かし、ティーカップ二つにティーバッグをセットする。
しばらくして湯気の出る音が響いた。
カップに湯を注ぐと香ばしい香りが広がった。
高級感漂うこのマンションの名前はタンカフェーヌ。
私の友人の買ったマンションである。
ガチャ。
「ごめん、待った?」
「うん。待った。」
「そこは今来たところ、でしょ」
この女性は歌蝶沙那。
三つ編みが似合う学生。
&金持ちの娘。
「ほら、茶やで」
「あんがと。」
苦い…。
「ルク、砂糖いれすぎ」
「たったの五個やで。」
かっかっかっかっ
ティースプーンで砂糖を溶け込ませる。
「んで、なんのようなん?」
「いやさ、親友だからいうね、」
いきなり深刻な表情になりこちらを見る。
手を顎の下で組み、何やらしんけん。
「マンション、取り壊されるかもしれないんだ。」
「は?」
築三年、駅徒歩一分。短編カフェ民のみ家賃無料、部屋はめちゃ広くてご近所さんが優しいここが
取り壊される…?
マンションタンカフェーヌを救え!2話 今日は会議の日です!
「いやさ、親友だからいうね、」
いきなり深刻な表情になりこちらを見る。
手を顎の下で組み、何やらしんけん。
「マンション、取り壊されるかもしれないんだ。」
「は?」
築三年、駅徒歩一分。短編カフェ民のみ家賃無料、部屋はめちゃ広くてご近所さんが優しいここが
取り壊される…?
「それでね、今日取り壊したいって言ってる人たちが来るの。」
私は無言でお茶を飲んだ。
「だから…ルクも同席して!」
「無理。」
即言い放つと私は席から立つ。
「ふぇえ…なんでえ」
「推しのイベントに行かなきゃならないから。」
「…。」
そう…今日は私の推しの誕生日!
絶対に外せない…
「|紫桜《しおう》ちゃんと心寧ちゃんに頼みぃ。」
「了解…?」
---
管理人・沙那目線
てーんどーん。
エレベーターのつく音。
後ろには心寧さんも一緒だ。
ここは三階。
紫桜さんを呼びにきたのだ。
ぴーんぽーん
「はい…あ、管理人さんと心寧さん!どうぞ!」
紫桜さんは丁寧に中に通そうとしてくれた。
「いや、ここで結構です。」
紫桜さんは そうですか。と部屋から完全に廊下に出た。
「どうしたんですか?顔色悪いですよ?」
「それが…」
私は2人にこれまでのことを話すことにした。
第3話 新町作成員会さん
新町作成委員会(たんかふぇーぬぶっ壊す委員会)が会議室にやってきた!?
紫桜ちゃんと心寧ちゃん、そして歌蝶と一緒に立ち向かえ!
「こんにちわあ…」
ここは会議室。
そこにいるのはわたし、紫桜さん、心寧さんだ。
「人数増やしても意味ないでえ…」
コイツは雨鬼夏。
さっ。
雨鬼さんは契約用紙を出す。
「サインしてくれへんか?」
ぐぬぬ…
かっこいい…。
「あの…夏さん私…私…」
えええええええ、なになに!?
告白かな?一目惚れかな?
「政治を教えて欲しいです!」
「ふぇ…?」
全員ガッチガッチになってしまって。
これには夏さんも固まる。
「おう、ええで紫桜」
---
「これ、どんな状況ですか…」
と、心寧ちゃん。
私もわからないよおおお!
第4話 政治とかむずいから。
紫桜さん、政治についてキラキラの目で話聞いてる。
てれてれてれてれれ。
五時のチャイム。
「おっと、忘れるところやったな。」
ひょえっ。
夏さんは契約書をひらつかせる。
「もう遅いから帰ったほうがいいと思いますよ…!」
そうだよ、ルクが帰るまでに帰ってもらわないと困る…。
シャーン。
次自動ドアが開く音。
「っ…!」
どこっ!
バックが落ちる音。
ああああああ!間に合わなかった!
説明しよう!
昔挨拶回りの時、ルクは彼の嫌いな酸っぱいお菓子を食べさせ、その後煽ってしまった!
それにキレた夏さんがルクの嫌いなめちゃ甘い菓子をルクに食わせ。煽ったのだ!
もう仲直りしそう、って時に取り壊し。
ああ、神様仏様、どうか私を救ってください!
第5話 仲直りすればいいのに…。
「なんでいるんですう?」
「こっちのセリフやあ…。」
バチバチ。
赤い火花が飛んでる…。
怖い…。
「とりあえず帰るかねえ…。」
「…。」
「では、ごきげんよう…。」
ルクがエレベーターに乗り夏さんが一階の奥へ消えていった。
「なんですかあれ、こっわ。」
と、心寧ちゃん。
もう、嫌だああああ!
来週とか、絶対夏さんvsルクになる予定なんですけどー!
早く仲直りしてくれー!
第6話 受験生
ペラッ…
「なんだろう…この嫌な予感は…。」
ペラッ…
本のページを捲る。
「何もない…と…いいけど…ね…。」
ペラッ…
ピーンポーン
「あ、雨音じゃん!」
「差し入れ持ってきたぜー!」
雨音が箱を開けるといい香りが広がってきた。
「わあ、これってクッキー!?」
「ふふーん、食べていいぞ。」
私は浅葉風香。
マンションタンカフェーヌの住民です!
お菓子が好きなのでたまに雨音からお菓子をもらっている。
コツンっ、コツンっ。
「なんかいい香り…。」
誰か来た音を聞いた雨音はすかさず話しかける。
「あ!玲奈じゃねえか!一緒に食うか?」
「あ、えっと、その…食べます…。」
学校帰りなのか、制服を着たまま一緒に食べている。
「美味しい…」
「…」
「!?」
何も言わない玲奈さんをチラッと見たら、なんと大粒の涙を流しているじゃないですか!
「ええええええ、どうしたんだよ!すまん、不味かったか!?」
雨音も大慌て。
いやあ、どうすればいいのこんな時
「あの…すいません…なんか不安が溶けてって…」
…なんか大変そうだな。
「じゃあ、私ここら辺で…。」
玲奈さんは立ち上がって頭を少し下げると廊下の奥へ消えていった。
「…。」
「大変なのかな…。」
---
「あ、れいねえ!高校帰り?これ、作り置きなんやけど、絶対食べ切れへんから」
妹の声。
ふと振り向くといつもの笑顔。
「いただくね…」
その後雑談を少しする。
「ああ、受験なんて…」
「ん?なんか言った?」
「いや、何にも。」
わーい
タンカフェーヌ5話目きたー!
わーい
(⌒▽⌒)
今回は雨音、風香、紫桜そして玲奈が出てくる平和な話でした!
受験に対する恐怖…がんばれ玲奈ちゃん!
第7話 関西弁vs関西弁
…っ。
うるさい。うるさい。
なんで2階まで声が響くのよ…。
読書に…集中できない…。
「だからあ…サインで済むていうとるやろ。」
「マンションはあ、売り払うんですよねえ…?」
駒さんって言ってたのになんで夏さんが来るとかあり得んわあー(ルク)
沙那さんが来るって聞いたのになんでえ、ルクが来るんやあ…。(夏)
「ルクは反抗するんやぁ……?まぁまぁ……。この書類目に通しときぃ。」
そう言って夏は書類を差し出した。
この部屋には夏と私のみ。
廊下から震えて見てる沙那さん、バレてるでえ…。
心の中で入ってこいよと唱えながら書類を受け取った。
「夏くん…。」
ニヤリ…
「そんなんじゃ彼女?彼氏?できへんでえ…?」
書類を読みながら言い放つ。
「彼氏彼女とかできなくてもええんや…。」
「余裕なくなるで?」
「今オレの目標は|ココ《タンカフェーヌ》を取り壊す事やねん…カレカノちゃうんよ?」
すかさずマシンガン発射し合う私たちのばちばちは威力を増し…(?)
「せならなんで取り壊そうと思うん!?」
「おまえさんには関係ないやろ!」
「せならなんであんたどんはこのマンションに住んでるん!?」
「立地と値段に決まっとるやろ!」
きぃい…
会議室のドアが開く。
沙那が来てくれたのかn…
「ちょっと、うるさい…。」
そう言ったのは緑の髪の少女。手には本を抱えている。
「…え。」
2人の声が響いた。
あの女の子が出てきました!いよいよ中盤…いえまだ初まりでsu.
これからもタンカフェーヌを四露タヒ苦!
第8話 雨雲 葉音
「うるさい…。」
ふぇえ…
緑色のショートカットの女性が目の前にいた。
「静かに…。して…。」
「読書に…集中できないから…。」
「あ、は、はい…」
夏もわたしも固まる。
「じゃあ、静かに…ね。」
女性は会議室の扉に手をかけて振り向く。
「わたし、雨雲葉音。マンションは…取り壊しちゃダメだよ…?」
ガチャ…
そそまま退室…。
こっわ。
え?何これこっわ。
やっば。(引)
「おおう、ルク、書類…」
「ああ、んは…はい…?」
無言。
葉音かあ。これからどうなるんだろ。
第9話 激戦ファンファーレ!
ペオーン。
トランペットの音が鳴り響く。
「ふう…。…なんか、嫌な音がする。」
私は耳を澄ました。
---
「だから、ゆずらんていうとりますよね…?」
「せやけど、ゆずってくれへんとこっちが困るんや…。」
---
…うわあ、喧嘩だよ。
こういう時にはトランペットを吹いて落ち着こう…。
そう思ってトランペットを手に取る。
がちゃっ!
「なあ、リリナちゃんはどう思う!?」
「え、私ですか…?」
「うん、君!」
どどどどどどどどどどっどどどどどうしよう。
ルクさんだ…。あんま話した事ないわ…。
やばいやばいやばいよ、死ぬー!?
てか普通部屋に侵入するか…?
私鍵かけ忘れた!?いや閉めたはず…。
「リリナちゃん…?」
ルクさんはポカーンと止まっている。
「ああ、何の話ですか…?」
かたっ。
「よお、リリナっていうんか…君…。」
そこにいたのは噂のなつさん…じゃなくて誰ですか!?
りりなちゃん意識の題名にしてみました。