ある少女に「夜だけ開園の楽しい遊園地がある」
と言われやってきたカラフルピーチのメンバー。
そこはなんと無料で全てのアトラクションに乗れるという遊園地だった。
だが、他の客の姿は一切見えなかった。
帰ろうとしたその時、門が閉まり開園の音楽が鳴り響く。
あたり一面には…いつか見た人形達が笑いながら座っていた__。
カラフルピーチ大人気シリーズ「人形屋敷」の続編を完全オリジナルで書いてみました!
遊園地で何が起こったのか、迫り来る人形やピエロから逃げながら謎を解明し、遊園地から脱出せよ!!
さあようこそ。『人形だらけの遊園地』へ。
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目次
【0話】この遊園地、何かがおかしい【人形だらけの遊園地】
カラフルピーチ様の「人形屋敷」シリーズ。
見てない方はぜひ一度見てから読んでください!
--- 虹桃町 ---
🦖「ひっさしぶりの皆んなでの買い物楽しかったー!!」
🍪「めっちゃ買いました!!」
🐸「お菓子しか買ってない…w」
ショッピングモールを出て、全員でシェアハウスに帰る
🍗「あーもう!エペしたかったのに!!」
🌷「とか言っちゃって!楽しかったでしょ?」
🍗「それは…そう!!」
🍫「素直じゃねえな〜w」
買い物袋を手に歩いていると、道路傍で少女が大量のチケットを配っていた
🐏「なんだろ…ライブとか?」
🍗「あ、こっち来た」
少女は小走りでこちらに近づいてきた
少女「あ…っ!あの!この近くに夜間限定開園の遊園地があるんです!」
少女「もし良かったら…」
黒く長い髪が風になびき、青い瞳が真っ直ぐ俺達を見ていた
白いワンピースを着た可愛らしい少女だった
⚡️「遊園地…か、」
🦊「えー!楽しそうっ!」
皆んな行きたそうにしている
俺も内心行ってみたい…
🍗「え!?遊園地!?行きたい行きたい!!!ねえ行こ!!!」
👓「すっごいテンション上がってるじゃんw」
ゆあんくんの目がキラキラと輝く
よっぽど行きたいんだろうな…
🦖「よし!じゃあ行こう!!」
🐏「やったー!!楽しむぞー!!」
🎸「遊園地なんてめっちゃ久しぶりなんだけど!?」
少女「ありがとうございます…!!」
少女「どうか、《《シアワセを見つけて》》きてくださいね…ニコッ」
その言葉の意味はよく分からなかった
あんなことが起こるまでは……
---
--- カキツバタンダーランド ---
🍪「ここが例の遊園地ですかね?」
大きな門に大きく「カキツバタンダーランド」と書かれている
隅には紫色や黄色の花が装飾として描かれていた
👓「すっごいキラキラしてる!!」
🌷「目がチカチカしてきましたね…w」
ライトアップがされていて、夜でもとても明るい園内だった
🦖「えーと、あ、チケット貰ってるから実質無料なのか…、?」
⚡️「え、これ全部無料で乗れるん?」
🍫「なんか…うん、」
少し怪しい気もしたがせっかくの遊園地だ
🍗「まぁ気にせず思いっきり楽しもーぜ!」
🐸「そうだな!」
俺らは園内に入り、色んなアトラクションを遠目から見た
🎸「…え、なんかおかしくね?」
🦊「だよね、?」
ある異変に気づいたのだ
それは…
🐏「あんなにチケット貰ってる人いたのに、なんで誰もいないの?」
そう、俺ら以外のお客さんが1人もいないのだ
スタッフの人も1人も見当たらない
⚡️「ま、まぁ…もうちょっと行こうや、この先広場っぽいで?」
そして俺らは広場まで行った
見えた人影が2つ
片方は見覚えのある人だった
🍪「え…っ!?」
❄️「…あれ、皆んな!?」
?「ん?るなの友達?」
そこにはるなと金髪で黒いワンピースを着た少女が立っていた
🦖「なんで!?なんでるながここに…?」
❄️「それは…」
---
--- 数時間前 ショッピングモール前にて ---
❄️「久しぶりにコスメ買ったぁ!」
?「めっちゃ悩むし、待ってる方きつかったんだけど〜?w」
学校帰りに友達とコスメを買いに来た
❄️「だってどの色似合うか分からなくて…レナは何か買ったの?」
レナ「ふっふっふ…」
彼女はドヤ顔で買ったものを見せてくれた
❄️「えっと…何これ?」
レナ「何って…どっからどう見ても人形じゃん!」
いや、人形なのは分かるんだけど…
❄️「凄い…ボロボロじゃない、?」
目は取れて髪はボサボサ、服も所々破れており、糸がほつれて綿が少し出てきている
これは…売り物、なの?
レナ「なんかね、女の子がくれたの!「お姉ちゃんにあげる」って!」
❄️「貰ってどうするの…?」
レナ「頑張って直すよ!うち裁縫得意だし…このくらいなんてことないでしょ!」
レナは家庭部に入っていて、裁縫が大の得意だ
というかこの人形…少し怖いんだけど…
レナ「それでね!なんかチケットくれたの!遊園地のチケットだって!」
レナが取り出した2枚のチケット
そこには、「夜限定開園のカツキバタンダーランド!」と可愛い文字で書いてあった
レナ「ねえ行こうよー!勉強も疲れたし、リフレッシュでさ!ね!」
❄️「…そうだね!行こう!」
少し嫌な予感を感じつつ、私はレナとその遊園地に行くことにした
---
❄️「っていう感じ…なんだよね」
🌷「え…なんか、その人形怪しくないですか…?」
レナ「そんな!怪しくだなんて…」
レナは悲しそうな表情をした
🍫「今その人形って持ってたりする?」
レナ「はい!えっと…」
カバンの中をガサガサと漁る彼女
カーン…カーン…
突然鐘が鳴り出した
🍪「え、?どうして急に…?」
レナ「…っえ、」
カバンを漁っていたレナの、その手がピタリと停止した
🦖「…レナ、ちゃん?」
レナ「…、」
レナは何も言わずに顔を上げた
無表情だった
❄️「ぬいぐるみなかったの、?」
るながそう聞いても何も言わないレナ
すると突然
レナ「…あはっ、w」
無表情で笑い始めた
🐸「レナちゃん!?どうしたの急に!!」
何度声を掛けても、その声は彼女の耳には届いていないようだった
レナ「…っ、あははははっ!!!」
レナが笑いながら走って行った
🎸「ちょっ、レナちゃんどこ行くの!?」
⚡️「追いかけるぞ!!」
よく分からないまま彼女の背中を追いかける
着いた先はショーステージだった
レナはステージに座り込む
❄️「レナ…っ!!」
🍗「危ないるなっ!!」
レナの元へ行こうとするるなを、ゆあんくんが止めた
❄️「何で…っ!?」
🍗「なんか行ったら駄目な気がしたから」
冗談には聞こえなかった
るなも察したのかその場に立ち尽くす
〜♪〜〜♪
🐏「何これ!?音楽!?」
突然園内に鳴り響く音楽
`また1人 また1人♪`
`誰かが来たなら 門を閉めて♪`
👓「門を閉める…?まさかっ!!」
振り返った時にはもう遅かった
門は閉じられ、出れなくなってしまった
`遊びましょ 遊びましょ♪`
`お人形達の楽園で♪`
レナ「あはははははっっ!!!!」
笑い出すレナの周りに人形達が現れる
🦊「こんなの…っ、儀式じゃん…っ」
その瞬間人形達は消え、レナの身体が変形する
❄️「レナ…っ!!!」
❄️「レナーっ!!!!!!」
るなの悲痛な叫びは届かず、レナは巨大な怪物へとなってしまった
`シアワセなんて ありもしないよ♪`
`あなたもお人形にしてあげる♪`
音楽が止まった瞬間、俺らは門の前に飛ばされた
🌷「…やっぱり出れません、」
鍵がかかっているのか、出ることが出来ない
カーン…カーン…
また鐘が鳴った
太陽がいきなり出てきて朝になった
そして、地獄のゲームが始まった__。
`***開園の時間***`
『開園の時間』
特定の人形が動く。プレイヤーを見ると殺しにかかる。歩くことしかできない。
おつなこ!!
【1話】シアワセはどこへ?【人形だらけの遊園地】
🦖「なにこれ…出れないんだけど!?」
門の扉をガチャガチャと音を立てて開けようとするがびくともしない
🐏「俺らやばいところ来ちゃったんじゃ…」
⚡️「無料とか怪しかったもんな…」
全員が俯いていると、隣から泣き声が聞こえてきた
❄️「レナは…っ、レナは…?ポロッ」
目の前で友達が怪物になったのだ
るなが普通でいられるわけがない
🍗「るな、落ち着け!!」
❄️「落ち着けるわけないじゃないですか!!!ポロッ」
🍗「俺らで助ければ問題ねえだろ!!」
ゆあんくんの言葉にるなははっとする
目を逸らして広場を見つめた
❄️「戻ってきますよね、?ポロッ」
🍪「戻ってきますよ、レナさんはきっと無事です」
のあさんが優しい笑顔を浮かべてるなに言う
全員で広場を見つめ、先に進む
---
🦊「ねぇ、お人形がいっぱいだよ…?」
さっきまでは無かった人形が無惨に散らばっていた
👓「全部種類違う、これ何体あるんだよ…」
ざっと見ただけでも100以上は確実にある
🍫「別れて行動しない?これじゃあ全部回りきれないよ…」
🌷「ですね!じゃあ2人1組で!」
🦖&🐏
🍪&🐸
🍗&👓
❄️&🦊
🍫&🎸
⚡️&🌷
というペアになり、別れて行動を始めた
---
--- 🦖&🐏ペア ---
🦖「さてと、ヒロくんどこ行く?」
🐏「じゃあ…メリーゴーランドとかは?」
ヒロくんの提案で俺たちはメリーゴーランドの探索に行くことにした
🐏「うわ、馬がいる…」
🦖「いや当たり前よ?」
🐏「うーん…あ、じゃぱさんこれ、、」
ヒロくんが見つけたのは謎の収納ボックス
鍵はかかっていないようなので開けてみることにした
カチャッ
🦖「えーと、《《ハートの鍵》》と、《《黄緑色の風船》》と、これは…新聞かな?」
色々取り出し、新聞を見てみる
「「*カツキバタンダーランドついに開園!!!*」__2008年6月28日発行__
*東京都〇〇区に日本最大最高の遊園地、カツキバタンダーランドが開園した。この遊園地の園長であるユリアさんは「この遊園地に遊びに来た人は皆んな《《幸せ》》になってほしい、そんな願いを込めて、楽しいと思えるような夢の遊園地を作ることができて本当に良かったです」と語っています。初日はなんと5,000人を超える来園者が。笑顔溢れるテーマパークとなりました。*」
🐏「この遊園地が開園した時の新聞ってこと、?」
🦖「5,000人ってことは…最初の頃は普通に大人気の遊園地だったんだね…」
金髪ロングの女の人がユリアさんだろうか
綺麗な顔をしていてとても美人だった
🐏「重要なものかもしれないし全部一応持っておこう」
ボックスの中身を空にして、さらに奥に行くと扉があった
🦖「何室だここ…?ここに誰かいないのかな…」
扉を開けようとするが鍵がかかっていて開かない
🦖「この鍵の形、、スペード?」
🐏「ってことは…」
ヒロくんはハートの鍵を取り出して指してみるがサイズが合わない
🐏「…スペードの鍵がある、ってことか…」
🦖「そういうことになるね…」
扉の前で立ち尽くす2人の背後には
黒い影があった
---
--- 🍫&🎸ペア ---
🎸「えとさんちょっと押さないでよ!?」
🍫「だって怖いんだもん!!」
私たちがいるのはお化け屋敷の前
扉が血だらけでもう怖い…
🎸「よし!えとさん行け!!」
🍫「ちょっ、うり!?!?」
扉を開けたうりに背中を思いっきり押されて1人取り残される
🍫「やだやだやだ!!!開けてええ!!!!」
🎸「頑張れえとさん!!w」
うりの声がだんだんと遠ざかっていく
ドアをドンドンッと叩くがうりは開けてくれない
《《真っ暗》》で何も見えないから先にも進めないんだけど!?
🍫「うりっ!!!ねえ!!!」
あの野郎まじでふざけんな!!!!
ふと冷静になった私はこちら側からもドアが開けられることがわかった
騒いだのが馬鹿みたいだ
🍫「なんなのもう…」
扉を開けようとしたその時、
🎸「えとさん開けるな!!!!!!」
うりの叫び声が聞こえた
なんだか、怯えたような…そんな叫び声が
🍫「…え、?」
開けようとしていた手がピタリと停止する
グシャグチャッッ
外から生々しい音が聞こえ、身体が震える
う、り…?
うりは、無事なの、?
他の皆んなは…?
しばらくして、私は扉を開けてみる
私の目の前には、
🍫「ひ…っ、!?あ、、うそ…っ、、」
無惨なうりの姿があった
血だらけで一ミリも動かない
その姿を見て、私は呆然とした
後ろから聞こえたハサミの音も聞こえずに、ただ立っていた
---
--- 🍪&🐸ペア ---
🍪「はぁ…っ!はぁ…!!」
全速力で逃げる
日差しが暑く、汗をかきながら全力で逃げる
🍪「何なんですか…っ!?あの人形…!?」
--- 数分前 ---
🍪『コーヒーカップ可愛い〜!』
🐸『のあさーん早く行くよー』
コーヒーカップにはしゃいでいるとシヴァさんの呆れた声が後ろから聞こえてきた
そういえば閉じ込められてるんでした…
🐸『なんか箱見つけたんだよね、開けてみよ』
シヴァさんの持っていた箱を開けると中には新聞と《《黄色の風船》》が入っていた
🍪『この新聞かなり昔ですね…』
「「*伝説のアイドルが東京へ帰還!!*」__2008年4月12日発行__
「*驚愕のデビューを果たしたあの伝説のアイドル、ヨツバが東京へと帰ってきた。全国ツアーという長い旅を終え、笑顔で手を振りながら帰ってきたヨツバにファンは歓喜をあげる。ヨツバは「最後の目標も終わったので、あとは僕が《《幸せ》》に過ごせる道を探します。応援ありがとうございました。」と語っている。*」
🐸『あーヨツバってあのアイドルか…めっちゃ人気なやつじゃん』
🍪『知ってるんですか?』
🐸『うん、自殺しちゃったんだけどね、』
衝撃の言葉が出てきて戸惑ってしまう
そこへ、
🎸『よっ!』
うりさんが1人で私たちの元にやってきた
🐸『あれ?うり?』
🍪『えとさんはどうしたんですか?』
🎸『お化け屋敷に入れて置いてきた』
この人酷すぎる
今度海にでも放り投げようかな
🐸『まぁえとさんなら大丈夫か!』
🍪『良くない…』
そんなことを話していると
__🦖「ヒロくぅぅううううん!!!!!!」__
じゃぱぱさんの叫び声が聞こえてきた
🍪『なんか叫んでますね』
🐸『今の叫び声なんかやばそうじゃない、?』
確かに、本気ぽかった、、
🎸『行ってみようぜ、』
メリーゴーランドの方に行ってみると、
🍪『…っ、!?』
そこには、血まみれのヒロさんとじゃぱぱさん
そして、
2人を踏みつけるハサミを持った人形
🐸『っあ…、、』
ゆらりとこっちを見る人形
その口は引き裂かれたようで、狂気に満ちた目をしていた
🎸『に、逃げろおおおおおお!!!!!!』
私たちは全速力で逃げた
---
途中でシヴァさんの倒れている姿を見た
うりさんもきっと…、
これだけ走っているのに他の皆んなの姿が見当たらない
もう皆んなやられてるの…?
🍪「っあ、!?」
躓いて転んでしまった
疲労で立とうにも立てない
🍪「いや…っ」
人形はどんどん近づいてくる
ハサミをチョキチョキと鳴らしながら
🍪「いやあああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
ハサミの音だけが響き、痛みは感じなかった
カーン…カーン…
鐘の音が園内に響き渡った
---
チョキチョキ…チョキチョキ…
?「はぁ…はぁ…っ、」
?「やりたくない、やりたくない…っ」
?「もう、いやだ…っ、」
チョキチョキ…チョキチョキ…
🎸「…」
チョキチョキ…チョキチョキ…
カーン…カーン…
`***閉園の時間***`
閉園の時間
全ての人形が停止する。特定の人形に近づくと殺される。走れるようになる。
key word
「ハートの鍵」「黄緑色の風船」「幸せ」「真っ暗」「黄色の風船」
おつなこ!!!
【2話】君はピエロ人形【人形だらけの遊園地】
《毎日投稿8日目!》
ホラー表現注意⚠️
🦖「あ、れ…?」
⚡️「俺ら死んだはずじゃ…」
なぜか夜になっているが、それ以外特に変わったところは無かった
🍫「…あれ、うりは?」
🐏「え、うりいないんだけど」
えとさんとヒロくんの言う通り、うりの姿が見当たらない
👓「どこ行ったんだよ…うり、、」
❄️「…あの、、っ」
るなが声をあげる
その声と表情は怯えていた
❄️「あ、あれ…っ、」
るなが指差した方には
🍪「ーっ!?」
うりにそっくりな人形があった
🌷「これ、、あの人形屋敷と同じ、?w」
🌷「嘘…だろ、?w」
🐸「くっそ…」
ここは、あの人形屋敷と同じなんかもしれない
🦖「またなの…!?」
🍗「また俺ら死ななきゃいけねえの、?」
ゆあんくんの一言に全員が黙る
「死にたくない」
皆んなそう思っているんやろな
⚡️「…とにかく、最初のペアになって行動しよう」
⚡️「えとさんは…そやな、じゃぱヒロと行動でもええか?」
🍫「うん、全然大丈夫」
俺が皆んなの分までしっかりせえへんと
🦖「たっつん、、」
⚡️「…大丈夫や、ちゃんと生きて皆んなで帰ろ?」
俺の言葉にじゃぱぱは頷いた
🐸「じゃあ皆んな気をつけて!!」
---
--- 🍗&👓ペア ---
👓「絶対うりのこと助けよう」
🍗「うん、」
正直言って怖い
力を入れないと体が震える
絶対全員でここから出るんだ
🍗「ここはお城か…」
👓「1番目立つねw」
門には南京錠がかかっていた
👓「この形…《《クローバーの鍵》》みたいなのが必要なのかもな…」
🍗「えぇ…持ってないよ、、」
門の近くに箱があるのを見つけ、なんとなく開けてみた
🍗「えーと、新聞と《《赤色の風船》》?」
👓「この新聞だいぶ前のだね…」
「「*大人気アイドルの熱愛発覚!?*」__2008年12月25日発行__
*大人気アイドルのヨツバさんが先日街で女性と歩いているところを多数のファンが目撃。その女性は以前遊園地を開演したユリアさんだった。この2人は付き合っているのか。一部のファンからは批判の声も挙がっている。*」
🍗「熱愛報道ね、、」
写真もかなりプライベートな写真だ
流石に付き合っているだろう
👓「批判って…アイドルの熱愛は怖いなぁ…」
🍗「ね…」
俺たちは赤色の風船を持って、城から離れた
?「`いひっ…`」
---
--- 🌷&⚡️ペア ---
🌷「ジェットコースターの下って凄いですね…」
⚡️「なかなかこんなところ通らんしな」
これぞ絶景…
なんて言ったらたっつんさんに変な目で見られそうですね…
⚡️「…なおきりさんなんか楽しんでない?」
もう既に見られてたか
🌷「…てへっ!」
⚡️「てへっ!ちゃうわ!真面目にやってくださいよ」
🌷「はーい…」
ホラー好きとしてなんか興奮しちゃうんだよな…w
🌷「…?たっつんさん、なんか箱ありますよ」
⚡️「どれ?」
黒く汚れた箱を開けてみると、
そこには《《青色の風船》》と謎の紙が入っていた
紙を広げてみると…
⚡️「…子供が描いた、絵、?」
幼稚な絵が描かれていた
🌷「「よつばおとうさん」と「ゆりあおかあさん」…それと「あせび」…?」
ヨツバはピンクっぽい髪色をしていて緑色の服を着ていた
ユリアは金髪ロングで黒い服、
⚡️「父親が「ヨツバ」、母親が「ユリア」…」
真ん中の女の子は黒い髪に青い目、白色の服を着ていた
⚡️「そして娘のこの女の子の名前が「アセビ」って名前なんやろな」
🌷「独特な名前ですね…」
まるで《《花》》の名前みたいな…
🌷「…!?」
なんだか、気づかない方が良かったかもしれませんね、、
偶然にしろ…これは…っ、
⚡️「なおきりさん、?顔色悪いで?」
🌷「…いえ、なんでもありません。気にしないでください…っ、」
⚡️「…そう、か…、」
?「`…アイツは殺さナキャ…、`」
---
--- ❄️&🦊ペア ---
🦊「るなぁ!これ見てー!」
❄️「えー可愛いですね!!」
どぬくさんが落ちていた《《キーホルダー》》を見せてくる
白とピンクの蕾のような形の花のキーホルダーだった
🦊「これなんて花なんだろ…」
こういうのはなおきりさんに聞いたら分かりそうですけど…w
❄️「とりあえず持ってて損はないですよ!」
🦊「うん!…?ねえあれ誰?」
どぬくさんが指差した方には人影が見えた
❄️「…レナ、?レナかなっ!!」
私は急いで走った
🦊「待ってるなっ!!そいつが敵だったら…っ!!」
今思えばこの時急いで逃げていれば間に合ったのかもしれない
❄️「…っあ、、っ…あぁ…」
レナだと思った人は、
🎸?「`あれぇ?ルナぁ?ルナじゃぁんw`」
ピエロのような姿をしたうりさんだった
でも、
私はその人がうりさんだと思えなかった
🦊「るな逃げろおおおおおおおおお!!!!!!!」
私は全速力で逃げた
🎸?「`ねえルナなんで逃げるの怖くないのにどうして俺から逃げようとするの酷い酷い皆んな酷いよ最低だよ仲間じゃなかったのおかしいだろどうして逃げるのかな俺はメンバーなのにうりなのに皆んなの味方なのにどうしてなんだよふざけるな俺は完璧だちゃんと騙せたうりとしてやってこれたはずなのになんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでいい加減死ね消えろいなくなれ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えロ消エロ消エロ全員皆殺シニシテヤル覚エテロヨアガガガガガガガガガガガガウアアアアアアアアアアアアア豁サ縺ュ豸医∴繧咲嚀繧薙↑縺?↑縺上↑繧アアア豁サ縺ュ豸医∴繧咲嚀繧薙↑縺?↑縺上↑繧!?!?!?`」
怖かった
うりさんがうりさんじゃなくなっていく気がして
❄️「あ…っ、ふぁ…っポロッ」
🦊「ふっ!!!」
その時、どぬくさんがうりさんらしきものを剣で斬った
🎸?「`ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!`」
🦊「うりはそんなこと言わない、失せろ偽者め」
どぬくさんの声は怒っていた
🦊「るな!?大丈夫!?」
❄️「…怖かった、、怖かったよぉ…っ、ポロッ」
私はひたすら泣いた
それをどぬくさんは責めずに、ただそばにいてくれた
それが凄く、嬉しかったんだ
カーンカーン…
`**パレードの時間**`
key word
「クローバーの鍵」「赤色の風船」「青色の風船」「花」「キーホルダー」
パレードの時間はなんなのか…予想してみてください!!
考察も捗るんじゃないかな?結構伏線パラパラと撒いてます(?)
皆んなの考察楽しみぃ⤴︎
おつなこ!!!
【3話】パレードの時間【人形だらけの遊園地】
グロテスク表現あり⚠️
`**パレードの時間**`
🦖「急に、なに?」
いきなり広場に人が集まってきた
🐏「どういうこと?ここには俺たちしかいないはずじゃ…」
🍫「行ってみよ、何かヒントがあるかも」
えとさんの一言で歩き出した
俺たちは警戒しながら広場に向かった
---
🍪「すみませーん、、」
?「ここはユリアさんが建てた遊園地なんだ!凄くでかいんだぞ!」
🐸「へえ、、ありがとうございます!」
もしかして何か情報をくれるのかな?
🐸「あ、すみません!」
?「風船はね、プレゼントするといいことがあるんだよ!」
風船?プレゼント?
🍪「プレゼントって誰に、?」
?「分かんなーい」
あ、行っちゃった…
🐸「ヒントにはなりそうだね」
🍪「ですね…」
---
?「嫌よねぇこの遊園地、`死人の国`なんて言われてるんだから」
🍗「え?」
死人の国、?
👓「どういうこと、?幽霊が出るって、こと?」
?「この遊園地に入ったら生きて出ることはできないのよぉ」
俺ら…も、?
🍗「…俺らは出る、生きて出る」
👓「…だね」
---
🌷「色々な人に話しかけてはみましたが特にヒントはなかったですね…」
⚡️「そやな、、あ!そこの人ー!」
たっつんさんが女の人に近づいた瞬間
ザシュッッ
🌷「…え?」
たっつんさんの胸を、ハサミが貫通していた
🌷「罠…、?」
たっつんさんはその場に倒れてぴくりとも動かない
🌷「あ、はは…」
🌷「…詰みましたね、w」
その場に座り込んで、僕は目を閉じた
グシャッッ
---
🐸「逃げろおお!!!」
🍪「きゃっ!?」
ザシュッッ
のあさんまでやられた…っ!
みんなは、どこにいる!?
🐸「!!」
あの後ろ姿は…じゃぱさん!
🐸「じゃ、、っ」
グシャッッグシャッッ
見たくもない姿を見てしまった
🐸「う…っ」
見るだけで、思い出すだけで吐き気が押し寄せる
辛い、苦しい…
もう、あんな…
🐸「仲間がぐちゃぐちゃにされてるのなんて、、見たくない、、っ」
俺は背後にいる人形にも気づかなかった
その人形は、なぜか躊躇いながら
グサッッ
俺の胸にハサミを突き刺した
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「はぁ、はぁ…」
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「よし…、」
?「あとは、」
グサッッ
?「`俺も、一緒に…っ`」
🍪「…」
🍪「`…きゃはっ、w`」
---
--- **開園の時間** ---
🦖「…うーん、、あれ、、俺たちまた死んだ、?」
🍫「そうっぽいね…」
❄️「あれ…のあさんは、、?」
辺りを見渡すとのあさんの姿は無かった
🌷「…あれ、」
なおきりさんの指差した方角には、
うりさんの人形の隣に、のあさんの人形があった
🦊「のあさん…っ」
どんどんいなくなっていく
仲間たちが、次々に
👓「…行こう。2人のためにも」
🐸「俺えとさんと一緒に行動するわ」
全員がバラけて探索に向かった
---
🌷「そういえばさっき南京錠を見つけたんですよ」
🐏「え、そうなの?自分達も見つけた」
なお兄達と行動しながら情報提供をする
⚡️「そうなんや、ハートの形?」
🦖「いや、スペード」
🌷「スペード…僕たちのところハートなんですよね」
ハート、と言われて気づく
🦖「そういえばハートの鍵持ってる!これ使ったら開くかも!」
⚡️「ほんま!?サンキュー!!」
俺はたっつんにハートの鍵を渡した
⚡️「じゃあ俺たち開けてくるわ!スペードの鍵見つけたら教えるな!」
🐏「ありがとうー!!」
なお兄達はジェットコースターの方へと走っていった
---
⚡️「開けるで!」
ハートの鍵は鍵穴にスッと入り、ガチャっと音を立てて回った
🌷「開きました!」
中に入ると、箱があった
さっきの箱よりも少しでかいな…
箱を開けると、中には色々なものが入っていた
🌷「また風船…今度は《《黄色》》ですか、、」
⚡️「それから、、《《スペードの鍵》》!あと、これランタン?」
🌷「《《ジャックのランタン》》ですね…ジャックの絵が描かられてますし…」
🌷「暗いところでは役に立ちそうですね」
その下には新聞が入っていた
⚡️「これは…事件の報道?」
なぜか嫌な予感がした
🌷「…読みますか」
「「*花園一家殺人事件 謎は深まり捜査難航*」__2015年1月4日__
*2015年1月1日午後4時頃、カキツバタンダーランド内にて花園ユリアさんと花園アセビさんが殺害される事件が起こりました。警察はこれまでの調べで、花園ユリアさんの身体には複数の刺し傷があり、右胸の傷は内臓まで達する深い傷だったことと、花園アセビさんの遺体は解体されており、裁ちばさみが落ちていたことが分かっています。また、夫であるヨツバさんは自宅にて自殺をしていました。指紋も無いため、犯人特定ができず捜査は難航しています。*」
言葉を失った
この絵では幸せそうだったのに
その後、こんなに悲惨な事件が起こってるだなんて
🌷「一体誰に、、」
⚡️「…よく分からんけど、」
⚡️「この家族には“何か”が起きたんや」
---
🦊「ここは…カフェ?」
ドアを開けると薄暗い店内
人形が異常なほど綺麗に並んでいた
❄️「こ、怖い…っ」
後ろにいるるなは声が震えている
のあさんがいなくなって、気が動転してたみたいだし…
🦊「何かあっても俺がるなを守るからね!」
🦊「なんたって!俺は狐だから!」
❄️「そういう問題ですか…?w」
ふふっと笑うるなを見て安心する
🦊「やっと笑ってくれた…」
❄️「すみません…ありがとうございます!」
カウンターをふと見ると、そこには箱があった
🦊「これ手がかりとか入ってるかも!」
開けてみると、中には紙や日記が入っていた
❄️「『夜更かしを攫う者の住処、11が照らすはAの在処』…よく分かんないですね!」
🦊「天才なのに分かんないの?w」
❄️「て、天才でも分からないことは沢山ありますからっ!!」
これは後で解こう
🦊「こっちは…日記?」
日記を開こうとした瞬間
ガタンっと扉が開いて人形が入ってきた
❄️「ひっ…!?」
俺たちは咄嗟にカウンターの下に隠れた
だが、この人形達は耳が良いのか、
真っ直ぐ俺たちのところに向かってきた
銀色の刃物が光った
グシャッッザシュッッグチャッ…グチャッ…
チョキチョキ…
チョキチョキ…
?「…」
チョキチョキ…
チョキチョキ…
“メンバーの1人”がハサミを持って作業をする
その目は、闇に染まっていた
🍗「…」
カーンカーン…
--- `**勤務の時間**` ---
パレードの時間
他の人間達が来場し広場に集まってくる。特別なアイテムを持っている場合もあれば、人間に扮した人形の場合もある。この時間は人形が彷徨かない。
勤務の時間
呪われたプレイヤーが勤務(殺害)をする時間。呪われたプレイヤーは話せるが本物とは少し違う話し方をする。見極めないといけない。また、この時間は人形が彷徨かない。
key word
「黄色の風船」「ジャックのランタン」
今回も色々な謎が出てきましたね…
殺人事件の犯人は誰なのか、紙に書かれていた謎の答えはなんなのか、“シゴト”をしていたメンバーは誰なのか…
是非ファンレターにて考察してください!
おつなこ!!!