ネーミングセンスは置いといて......
初の二次創作書いてみようと思います。
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目次
カフェ・グラデーションの奇跡
文とか変だったらごめん(m´・ω・`)m ゴメン…
「……ここ、かな」
**西畑大吾**は、スマートフォンの地図と目の前の古びたレンガ造りの建物を交互に見比べた。
看板には、淡いピンクと青が混ざり合ったような文字で『Cafe Gradation』と書かれている。
昔からカフェに行ってみたいと思っていた大吾は、今日この日を心待ちにしていた。
おそるおそるドアを開ける。
カラン、と乾いたベルの音が響く。
「いらっしゃいませ」
顔を上げた瞬間、大吾の思考は停止した。
カウンターの中にいたのは、驚くほど背が高く、透き通るような肌をした青年
――**道枝駿佑**だった。
(……嘘、でしょ……?)
心臓の音がうるさくて、注文する声が震えた。
「あ、あの……カフェオレ、ひとつ」
「はい、かしこまりました。……あ、そのバッジ。僕もそのアニメ好きなんです」
道枝が、大吾のカバンについた小さなバッジを見て、ふにゃりと柔らかく笑った。
その笑顔があまりにも眩しくて、大吾は視線を逸らすのが精一杯だった。
運ばれてきたカフェオレは、ミルクとコーヒーが綺麗な層を成している。
「まさにグラデーションやな……」
独り言がこぼれる。勇気を出して、大吾はカウンター越しに話しかけた。
「あの、ここ……すごく落ち着きますね。道枝さん、でしたっけ。また、会いに来てもいいですか?」
すると、道枝は少し困ったように眉を下げた。
その表情さえ、絵画のように美しい。
「ありがとうございます。……でも.....僕、来週でここ.....辞めちゃうんです」
世界から音が消えた気がした。
やっと見つけた『太陽』みたいな存在なのに。
浮かれていた心は一瞬で切なさに塗り替えられる。
「……そっか。そう、なんや」
大吾が肩を落として俯くと、不意に、すぐ近くで衣擦れの音がした。
道枝がカウンター越しに身を乗り出し、大吾の耳元でそっと囁く。
「……そんな悲しい顔、しないでください。ねえ、あと一週間は、僕ここにいますから」
大吾が勢いよく顔を上げると、道枝はいたずらっぽく、でも優しく微笑んでいた。
「……明日も、来ます。絶対。……ねえ、今も、もう明日が楽しみなんです」
「初心(うぶ)な俺のこと、笑わないで」と願いながら、大吾は飲みかけのカフェオレを飲み干した。
二人の恋のグラデーションは、まだ始まったばかりだ。
なんかネタがある()
二次創作って楽しいんだな
カフェ・グラデーションの騒がしい客人
道枝駿佑が店員として働くそのカフェに、大吾が通い始めて三日が経った。
カウンターの端、いつもの特等席でカフェオレを|啜っている《すすっている》と、背後から聞き覚えのある、いや、聞きたくないほど大きな声が響いた。
「おーおー、やってるなぁ大吾! 鼻の下伸びすぎて床についてんで!」
「丈くん、声デカいって! ……あ、プリンありますかぁ!?」
振り返らなくてもわかる。**藤原丈一郎**と**大橋和也**だ。
最悪のタイミングで、地元の腐れ縁コンビが登場してしまった。
「……なんでここおんねん」
大吾が眉をひそめて小声で毒づくが、二人はお構いなしに隣の席を陣取った。
「ええやんか、大吾が『運命(サダメ)に出会った』とか言うから見に来たんやで?」
丈一郎がニヤニヤしながら、メニューを広げる。
「これってもしかして、恋ってやつかな? ってか、アイツやろ? あのイケメン店員さん」
「ちょ、丈くん! シーッ!」
慌てて口を塞ごうとする大吾だったが、時すでに遅し。
カウンターの奥から、道枝が不思議そうな顔をしてやってきた。
「いらっしゃいませ。……あ、西畑さんのお友達ですか?」
道枝がニコッと微笑んだ瞬間、大橋が「うわぁ、本物や! 眩しすぎる!」と目を細めて拝み始めた。
「僕、大橋和也です! プリンと、あとこの子(大吾)に一番甘い飲み物ください!」
「はっすん、余計なこと言わんといて!」
顔を真っ赤にする大吾を横目に、丈一郎が追い打ちをかける。
「道枝くんやったっけ? こいつ、家でもずっと道枝くんの話ばっかりしてんねんで。『初心(うぶ)な僕のこと笑わないで』って顔してさぁ」
「丈くん! もう帰れや!」
大吾が叫ぶと、道枝は一瞬驚いたように目を丸くしたが、すぐにクスクスと肩を揺らして笑い出した。
「……嬉しいです。僕のこと、そんなに話してくれてたんですね」
道枝は大吾の目をまっすぐ見つめると、少しだけ身を乗り出して、二人だけに聞こえる声で囁いた。
「……ねえ、僕も。西畑さんが来るの、ずっと待ってたんですよ」
「「……ヒュ〜〜〜!!!」」
丈一郎と大橋の野次が店内に響き渡る。
「磁石みたいに惹きつけられとるやないか!」とはやし立てる二人を無視して、大吾は熱くなった顔を両手で覆った。
カフェオレのグラデーションが混ざり合うように、二人の距離が、丈橋の手によって強制的に、でも確実に縮まっていく。
「……明日も、絶対一人で来るからな」
大吾の小さな決意に、道枝はこれまでで一番、楽しそうに笑っていた。