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感情缶 #0
2357年 8月22日 法改正。
AIが人間を越え、娯楽・政治・スポーツ・経済、全てをするようになり、AIと人間が逆転した。ものを売るのもAI、買うのもAI。そんな世界だった。
だが、AIはまだ、欲していた。AIにないものを欲していたのだ。そう、それは感情である。感情が人間から摂取できることが判明した当時、それは缶に詰められ、「感情缶」として多く売買された。感情缶__別名「拷問の副産物」、人間が強く感情が揺れ動く瞬間に先端の直径が2センチメートルもある専用の注射針で髄液と共に抜き取るというものである。この方法は純度の高い感情が採取されるが、効率がかなり悪いので上流階級である一部のAIしか使うことができなかった。そこで、人間を感情の生まれる状況に追い詰め、そこで生まれるオーラや磁場を特殊な集音器のようなデバイスで採取した。これは大量に感情がとれた。しかし、これらの方法は人間を生かして痛め続けるため、虐待にあたった。そのため、それは法律で禁止されたのだ。しかし、いわゆる裏取引で、数々の感情が高額で売られていたのだ。
そして時は進み、AIと人間が「完全逆転」した。そこで、法改正が行われ、人間の家畜化と資源化が合法になった。そのため、先ほど述べた拷問を合法的に行えるようになり、同時に、感情缶が多く販売されるようになったのだ。
あなたはこの世の中をどう思いますか?
本当に転載ではありません!!